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その頃、王都にある王宮の一室では、この世の終わりかのような絶叫が響き渡っていた。
「……リリアーナ! 僕のリリアーナが、忽然と姿を消しただと!?」
叫んでいるのは、もちろんヴィルフレド王子だ。彼は今日一番の決め顔で、鏡に向かって髪を掻き上げながら、報告に来た騎士に詰め寄った。
「はっ……。昨夜、彼女の私室の窓から雨どいを伝って逃走した形跡がありまして……。現在、行方を捜索中であります」
「馬鹿な。彼女が自ら僕の元を離れるはずがない! あんなに僕の歌に聴き入っていたのだぞ。あれは、愛の陶酔に身を任せている者の顔だった!」
(……いいえ、殿下。あれは耳鳴りに耐えて意識が遠のいている者の顔です)
報告した騎士は、喉元まで出かかった言葉を必死に飲み込み、深々と頭を下げた。
ヴィルフレド王子は、大仰な動作でマントを翻すと、窓の外……メリーの別荘がある方角をキッと睨みつけた。
「分かったぞ。これはメリーの仕業だ! あの執念深い女、僕への未練を捨てきれず、僕の最も愛するリリアーナを拉致して、僕を誘い出そうとしているのだな!」
「え、いや、メリー様は現在、殿下のご命令で謹慎中のはずですが……」
「愛は檻をも突き破る! メリーは僕がいない寂しさに耐えかね、ついには犯罪に手を染めたのだ。ああ、罪な男だよ、僕は。美しすぎるというのも、時に凶器になるのだね」
王子は、鏡の中の自分に向かって優しく投げキッスを送った。
「直ちに捜索隊を編成しろ! メリーの別荘へ向かうのだ! 彼女が泣いて謝るなら、リリアーナを返してもらう代わりに、僕の肖像画(サイン入り)を一枚授けてやってもいい!」
騎士たちは無言で顔を見合わせた。彼らの目には、「早くこの任務から解放されたい」という深い哀愁が漂っていた。
一方、そんな王子の迷走など露ほども知らないメリーの別荘。
キッチンでは、ゼクスが丹精込めて煮込んだ「カレー」が、ついに完成の時を迎えていた。
「……さあ、出来たぞ。これがカレーだ」
目の前に置かれたのは、深皿に盛られた、茶色くてドロリとした謎の液体。そしてその横には、炊き立ての白い米が鎮座していた。
「……。ねえ、ゼクス様。正直に言って頂戴。あんた、泥遊びを極めてしまったのですの?」
メリーは、お皿を遠巻きに眺めながら、不審そうに尋ねた。
「お姉様……。私、この食べ物から、かつて経験したことのないような刺激的な……鼻の奥がツンとするような香りを感じますわ。これは、もしかして魔界の秘薬ですの?」
リリアーナも、おそるおそるスプーンを構える。
「毒ではないと言っているだろう。この香辛料が食欲を増進させるんだ。いいから、一口食べてみろ」
ゼクスに促され、二人は覚悟を決めたように、スプーンに一口分のカレーと米を乗せ、口へと運んだ。
「「…………っ!!」」
静寂が走る。
二人の瞳が、カッと見開かれた。
「……な、なんですの、この衝撃的な辛さは! 舌の上が火事ですわ! でも……でも、後から追いかけてくるこの深いコクと旨味は何!? 止まりませんわ、スプーンが止まりませんわよ!」
メリーは、額に薄っすらと汗をかきながら、猛然とカレーを口に放り込み始めた。
「辛い! 辛いですわ! でも、美味しい! 殿下のポエムよりも刺激的で、殿下の愛よりも濃厚ですわ! ゼクス様、おかわり! バケツでおかわりをくださいな!」
リリアーナも、普段の可憐な仮面をかなぐり捨て、一心不乱に食べている。
「……気に入ったようで何よりだ。ちなみに、隠し味に昨日君たちが刻んだ(削った)ジャガイモとタマネギを形がなくなるまで煮込んでおいた。君たちの『怨念』が、いい味を出しているな」
「「それは余計な一言ですわ!!」」
三人が和やかに(?)食卓を囲んでいた、その時。
別荘の呼び鈴が、けたたましく鳴り響いた。
それと同時に、マーサが真っ青な顔をして食堂に駆け込んできた。
「お、お嬢様! 大変です! 王宮からの使者が……いえ、捜索隊の先遣隊が到着しました!」
ゼクスは瞬時に「料理人」から「騎士」の顔に戻り、腰の剣に手をかけた。
「……チッ、思ったより早かったな」
メリーは、カレーまみれのスプーンを口に咥えたまま、窓の外を見た。
「……。ねえ、リリアーナ。あそこに翻っている旗、ヴィルフレドの私設騎士団のものですわよね?」
「……。そうですね、お姉様。そして、あの先頭で白馬に跨って、不必要にキラキラした粉を撒き散らしているのは……」
「……。間違いなく、あの馬鹿王子ですわ」
メリーは、最後の一口を力強く飲み込むと、ナプキンで口元を拭った。
「……ゼクス様。今のカレーで、戦う力が湧いてきましたわ。あのナルシストを、このカレーよりも激辛な言葉で追い返して差し上げましょう!」
「……。手出しはさせんと言ったはずだ。お前たちは、そのカレーの皿を持って奥の部屋に隠れていろ。後の処理は、私がつける」
ゼクスはそう言い残すと、颯爽と玄関へと向かった。
メリーとリリアーナは、残されたカレーの鍋を抱え、ハイタッチを交わした。
「お姉様。私、あの方に一生ついていってもいい気がしてきましたわ」
「リリアーナ、あんたはまずその口元のルーを拭きなさいな。……さあ、高みの見物を決め込むわよ!」
「……リリアーナ! 僕のリリアーナが、忽然と姿を消しただと!?」
叫んでいるのは、もちろんヴィルフレド王子だ。彼は今日一番の決め顔で、鏡に向かって髪を掻き上げながら、報告に来た騎士に詰め寄った。
「はっ……。昨夜、彼女の私室の窓から雨どいを伝って逃走した形跡がありまして……。現在、行方を捜索中であります」
「馬鹿な。彼女が自ら僕の元を離れるはずがない! あんなに僕の歌に聴き入っていたのだぞ。あれは、愛の陶酔に身を任せている者の顔だった!」
(……いいえ、殿下。あれは耳鳴りに耐えて意識が遠のいている者の顔です)
報告した騎士は、喉元まで出かかった言葉を必死に飲み込み、深々と頭を下げた。
ヴィルフレド王子は、大仰な動作でマントを翻すと、窓の外……メリーの別荘がある方角をキッと睨みつけた。
「分かったぞ。これはメリーの仕業だ! あの執念深い女、僕への未練を捨てきれず、僕の最も愛するリリアーナを拉致して、僕を誘い出そうとしているのだな!」
「え、いや、メリー様は現在、殿下のご命令で謹慎中のはずですが……」
「愛は檻をも突き破る! メリーは僕がいない寂しさに耐えかね、ついには犯罪に手を染めたのだ。ああ、罪な男だよ、僕は。美しすぎるというのも、時に凶器になるのだね」
王子は、鏡の中の自分に向かって優しく投げキッスを送った。
「直ちに捜索隊を編成しろ! メリーの別荘へ向かうのだ! 彼女が泣いて謝るなら、リリアーナを返してもらう代わりに、僕の肖像画(サイン入り)を一枚授けてやってもいい!」
騎士たちは無言で顔を見合わせた。彼らの目には、「早くこの任務から解放されたい」という深い哀愁が漂っていた。
一方、そんな王子の迷走など露ほども知らないメリーの別荘。
キッチンでは、ゼクスが丹精込めて煮込んだ「カレー」が、ついに完成の時を迎えていた。
「……さあ、出来たぞ。これがカレーだ」
目の前に置かれたのは、深皿に盛られた、茶色くてドロリとした謎の液体。そしてその横には、炊き立ての白い米が鎮座していた。
「……。ねえ、ゼクス様。正直に言って頂戴。あんた、泥遊びを極めてしまったのですの?」
メリーは、お皿を遠巻きに眺めながら、不審そうに尋ねた。
「お姉様……。私、この食べ物から、かつて経験したことのないような刺激的な……鼻の奥がツンとするような香りを感じますわ。これは、もしかして魔界の秘薬ですの?」
リリアーナも、おそるおそるスプーンを構える。
「毒ではないと言っているだろう。この香辛料が食欲を増進させるんだ。いいから、一口食べてみろ」
ゼクスに促され、二人は覚悟を決めたように、スプーンに一口分のカレーと米を乗せ、口へと運んだ。
「「…………っ!!」」
静寂が走る。
二人の瞳が、カッと見開かれた。
「……な、なんですの、この衝撃的な辛さは! 舌の上が火事ですわ! でも……でも、後から追いかけてくるこの深いコクと旨味は何!? 止まりませんわ、スプーンが止まりませんわよ!」
メリーは、額に薄っすらと汗をかきながら、猛然とカレーを口に放り込み始めた。
「辛い! 辛いですわ! でも、美味しい! 殿下のポエムよりも刺激的で、殿下の愛よりも濃厚ですわ! ゼクス様、おかわり! バケツでおかわりをくださいな!」
リリアーナも、普段の可憐な仮面をかなぐり捨て、一心不乱に食べている。
「……気に入ったようで何よりだ。ちなみに、隠し味に昨日君たちが刻んだ(削った)ジャガイモとタマネギを形がなくなるまで煮込んでおいた。君たちの『怨念』が、いい味を出しているな」
「「それは余計な一言ですわ!!」」
三人が和やかに(?)食卓を囲んでいた、その時。
別荘の呼び鈴が、けたたましく鳴り響いた。
それと同時に、マーサが真っ青な顔をして食堂に駆け込んできた。
「お、お嬢様! 大変です! 王宮からの使者が……いえ、捜索隊の先遣隊が到着しました!」
ゼクスは瞬時に「料理人」から「騎士」の顔に戻り、腰の剣に手をかけた。
「……チッ、思ったより早かったな」
メリーは、カレーまみれのスプーンを口に咥えたまま、窓の外を見た。
「……。ねえ、リリアーナ。あそこに翻っている旗、ヴィルフレドの私設騎士団のものですわよね?」
「……。そうですね、お姉様。そして、あの先頭で白馬に跨って、不必要にキラキラした粉を撒き散らしているのは……」
「……。間違いなく、あの馬鹿王子ですわ」
メリーは、最後の一口を力強く飲み込むと、ナプキンで口元を拭った。
「……ゼクス様。今のカレーで、戦う力が湧いてきましたわ。あのナルシストを、このカレーよりも激辛な言葉で追い返して差し上げましょう!」
「……。手出しはさせんと言ったはずだ。お前たちは、そのカレーの皿を持って奥の部屋に隠れていろ。後の処理は、私がつける」
ゼクスはそう言い残すと、颯爽と玄関へと向かった。
メリーとリリアーナは、残されたカレーの鍋を抱え、ハイタッチを交わした。
「お姉様。私、あの方に一生ついていってもいい気がしてきましたわ」
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