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王都の空は、今日も抜けるような青空でした。
かつてメリー・バートンが「筋肉の聖地へ行って参りますわ!」と絶叫しながら去っていってから、はや数週間。王立学院のサロンには、穏やかで、優雅で、そして死ぬほど退屈な時間が流れていました。
「……静かだね、リリア」
ティーカップを置いたセドリック皇太子が、ふと窓の外を眺めながら呟きました。
「はい、セドリック様。とても穏やかで、素晴らしい昼下がりですわ」
リリアはいつものように可憐な笑みを浮かべ、クッキーを口に運びました。
彼女の隣には、かつてメリーから「筋肉不足」と罵られた騎士たちが控えていますが、彼らの表情もどこか心ここにあらずといった様子です。
「……リリア。君は、最近嫌がらせを受けていないかい? 例えば、靴を右足用に変えられるとか、香水を粉末に変えられるとか……」
「ええ、全くありません。メリー様がいなくなってから、私の身の回りは本当に平和そのものですわ」
「そうか。それは良かった。……本当に、良かった」
セドリックは自分に言い聞かせるように二度繰り返しました。
しかし、彼の眉間にはなぜか晴れない曇りがあります。
彼は今日、鏡の前で自分の前髪を整えるのに一時間もかけました。王都一の美貌を自負する彼にとって、それは日常の儀式です。
けれど、それを「鏡を見る時間があったらスクワットしなさいよ!」と怒鳴りつけてくる存在がいないことに、彼は言いようのない違和感を覚えていたのです。
「……なあ、リリア。今日の紅茶だが、少し味が薄くないか?」
「あら、そうですか? いつもの最高級の茶葉ですけれど」
「いや、薄い。何というか……刺激が足りないんだ。もっとこう、脳を直接殴りつけるような、強烈な何かが……」
セドリックが不満げにカップを揺らしていると、一人の騎士が慌てた様子でサロンに飛び込んできました。
「報告します! メリー・バートン嬢の近況について、辺境の商会から情報が入りました!」
その言葉に、セドリックとリリア、そして周囲の貴族たちが一斉に反応しました。
「メリーか! どうせあいつも、北の地の寒さに音を上げて、泣きながら許しを請う手紙でも書いているのだろう?」
セドリックは少しだけ口角を上げました。彼の中では、メリーがボロボロになって自分に縋り付いてくる展開こそが、完璧なシナリオだったからです。
しかし、騎士の報告は予想の斜め上を爆走していました。
「いえ、それが……。メリー嬢は現在、ヴォルカノフ城で掃除婦として雇用され、驚異的な身体能力で城壁を登り、窓を磨き上げているとのことです!」
「……城壁を? 掃除婦として?」
セドリックの顔から余裕が消えました。
「さらに、ヴォルカノフ辺境伯に毎日求婚を繰り返し、零点一秒で断られてもガッツポーズを決め、翌朝にはさらに元気よく求婚しているそうです。現地では『不滅のメリー』『鋼鉄の筋肉令嬢』と呼ばれ、兵士たちの間で妙な人気が出ているとか……」
「…………」
サロンに沈黙が落ちました。
セドリックは、自分の美しい顔が歪んでいくのを感じました。
「……あの女、追放されたんだぞ? 絶望するのが礼儀だろう!? なぜ現地で楽しそうにやっているんだ!?」
「セドリック様、落ち着いてください……!」
リリアが彼の手を握りましたが、彼女自身の瞳も、どこか遠くを見つめていました。
「……リリア? どうしたんだ」
「いえ……。メリー様、なんだか楽しそうですわね。私……実は、メリー様がいなくなってから、なんだか毎日が物足りなくて……」
「物足りない!? 君はあいつに嫌がらせをされていたんだろう!?」
「ええ、そうです。でも、あの方に『リリア様! その細い腕では将来の育児に支障が出ますわ! さあ、この重いティーポットをダンベル代わりに持ち上げなさい!』と怒鳴られていた時の方が、なんだか自分が生きてるって実感がしたというか……」
リリアは頬を赤らめ、そっと自分の細い腕を見つめました。
「……今の王都の夜会は、皆さん同じようなお世辞ばかりで。メリー様のように『あなたの顔面偏差値は高いけれど、僧帽筋が欠落していますわね!』なんてハッキリ言ってくださる方は、他にいませんもの」
「リリア……君まで何を……」
セドリックは絶句しました。
周囲の令嬢たちからも、「実は私も、メリー様にファッションチェック(筋肉視点)をされないと、なんだか服が決まらない気がして……」という囁きが漏れ聞こえてきます。
王都から、メリー・バートンという名の暴風が去った後。
人々の心に空いた穴は、想像以上に大きかったようです。
「……不快だ。実に不快だぞ!」
セドリックは立ち上がり、サロンのテーブルを叩きました。
「メリーが辺境で幸せになるなど、あってはならないことだ! リリア、我々も視察に行くべきではないか? あいつがどれだけ無様な暮らしをしているか、この目で確かめてやる必要がある!」
「ええ! セドリック様、ぜひ行きましょう! 私もメリー様と……いえ、メリー様の無様な姿を見たいですわ!」
リリアの瞳に、久々に活気が戻りました。
それは、かつてメリーに追い回されていた時と同じ、キラキラとした光でした。
王都の平和は、今、静かに崩れ去ろうとしていました。
「待っていろよ、メリー! この私が直々に、貴様の勘違いを正してやる!」
セドリックの叫びが響きましたが、果たして彼が北の地で待ち受けている「超進化したメリー」に耐えられるかどうかは、神のみぞ知る……といったところでしょう。
かつてメリー・バートンが「筋肉の聖地へ行って参りますわ!」と絶叫しながら去っていってから、はや数週間。王立学院のサロンには、穏やかで、優雅で、そして死ぬほど退屈な時間が流れていました。
「……静かだね、リリア」
ティーカップを置いたセドリック皇太子が、ふと窓の外を眺めながら呟きました。
「はい、セドリック様。とても穏やかで、素晴らしい昼下がりですわ」
リリアはいつものように可憐な笑みを浮かべ、クッキーを口に運びました。
彼女の隣には、かつてメリーから「筋肉不足」と罵られた騎士たちが控えていますが、彼らの表情もどこか心ここにあらずといった様子です。
「……リリア。君は、最近嫌がらせを受けていないかい? 例えば、靴を右足用に変えられるとか、香水を粉末に変えられるとか……」
「ええ、全くありません。メリー様がいなくなってから、私の身の回りは本当に平和そのものですわ」
「そうか。それは良かった。……本当に、良かった」
セドリックは自分に言い聞かせるように二度繰り返しました。
しかし、彼の眉間にはなぜか晴れない曇りがあります。
彼は今日、鏡の前で自分の前髪を整えるのに一時間もかけました。王都一の美貌を自負する彼にとって、それは日常の儀式です。
けれど、それを「鏡を見る時間があったらスクワットしなさいよ!」と怒鳴りつけてくる存在がいないことに、彼は言いようのない違和感を覚えていたのです。
「……なあ、リリア。今日の紅茶だが、少し味が薄くないか?」
「あら、そうですか? いつもの最高級の茶葉ですけれど」
「いや、薄い。何というか……刺激が足りないんだ。もっとこう、脳を直接殴りつけるような、強烈な何かが……」
セドリックが不満げにカップを揺らしていると、一人の騎士が慌てた様子でサロンに飛び込んできました。
「報告します! メリー・バートン嬢の近況について、辺境の商会から情報が入りました!」
その言葉に、セドリックとリリア、そして周囲の貴族たちが一斉に反応しました。
「メリーか! どうせあいつも、北の地の寒さに音を上げて、泣きながら許しを請う手紙でも書いているのだろう?」
セドリックは少しだけ口角を上げました。彼の中では、メリーがボロボロになって自分に縋り付いてくる展開こそが、完璧なシナリオだったからです。
しかし、騎士の報告は予想の斜め上を爆走していました。
「いえ、それが……。メリー嬢は現在、ヴォルカノフ城で掃除婦として雇用され、驚異的な身体能力で城壁を登り、窓を磨き上げているとのことです!」
「……城壁を? 掃除婦として?」
セドリックの顔から余裕が消えました。
「さらに、ヴォルカノフ辺境伯に毎日求婚を繰り返し、零点一秒で断られてもガッツポーズを決め、翌朝にはさらに元気よく求婚しているそうです。現地では『不滅のメリー』『鋼鉄の筋肉令嬢』と呼ばれ、兵士たちの間で妙な人気が出ているとか……」
「…………」
サロンに沈黙が落ちました。
セドリックは、自分の美しい顔が歪んでいくのを感じました。
「……あの女、追放されたんだぞ? 絶望するのが礼儀だろう!? なぜ現地で楽しそうにやっているんだ!?」
「セドリック様、落ち着いてください……!」
リリアが彼の手を握りましたが、彼女自身の瞳も、どこか遠くを見つめていました。
「……リリア? どうしたんだ」
「いえ……。メリー様、なんだか楽しそうですわね。私……実は、メリー様がいなくなってから、なんだか毎日が物足りなくて……」
「物足りない!? 君はあいつに嫌がらせをされていたんだろう!?」
「ええ、そうです。でも、あの方に『リリア様! その細い腕では将来の育児に支障が出ますわ! さあ、この重いティーポットをダンベル代わりに持ち上げなさい!』と怒鳴られていた時の方が、なんだか自分が生きてるって実感がしたというか……」
リリアは頬を赤らめ、そっと自分の細い腕を見つめました。
「……今の王都の夜会は、皆さん同じようなお世辞ばかりで。メリー様のように『あなたの顔面偏差値は高いけれど、僧帽筋が欠落していますわね!』なんてハッキリ言ってくださる方は、他にいませんもの」
「リリア……君まで何を……」
セドリックは絶句しました。
周囲の令嬢たちからも、「実は私も、メリー様にファッションチェック(筋肉視点)をされないと、なんだか服が決まらない気がして……」という囁きが漏れ聞こえてきます。
王都から、メリー・バートンという名の暴風が去った後。
人々の心に空いた穴は、想像以上に大きかったようです。
「……不快だ。実に不快だぞ!」
セドリックは立ち上がり、サロンのテーブルを叩きました。
「メリーが辺境で幸せになるなど、あってはならないことだ! リリア、我々も視察に行くべきではないか? あいつがどれだけ無様な暮らしをしているか、この目で確かめてやる必要がある!」
「ええ! セドリック様、ぜひ行きましょう! 私もメリー様と……いえ、メリー様の無様な姿を見たいですわ!」
リリアの瞳に、久々に活気が戻りました。
それは、かつてメリーに追い回されていた時と同じ、キラキラとした光でした。
王都の平和は、今、静かに崩れ去ろうとしていました。
「待っていろよ、メリー! この私が直々に、貴様の勘違いを正してやる!」
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