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金庫番の愚痴の続き
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本人には隠しているが、その羽の価値が暴落しないために、必要以外は市場に出さないように、ギルドの奥のミュリエルとヴァーロ以外開けられない倉庫に納めている。
時間を置きいいタイミングで出すと、価格が一気に上がってくれるはずだと、その時の仲介手数料を楽しみにしている宝物好きのヴァーロである。
ちなみに、別の素材だと最初は白金貨一枚だったが、次に出した時は買取価格が一気に上がっていたこともあり、今度もラハシアには伝えていないが、いい時に出してラハシアの貯金だけでなく、仲介手数料をこちらにも入れて貯蓄しておくつもりである。
ギルドの金庫番の愚痴ではあるが、父のミュリエルや弟のアルスは、はっきり言って貯蓄の意思はほぼないと言っていい。
もしお金がなくなったら、特にミュリエルは何か面倒な依頼を率先して行って、完了してお金を手に入れる気満々。
アルスはアルスで、自分の研究外の品を売ってお金に換える始末である。
一時期は薬草のみを集めて全く収入がなかったので、わずかな財産を全部売ってしまったこともある。
ヴァーロが貴重な装飾まで売ったのを知り全部買い戻したのは一度だけではない。
最近になって貯金を覚えた見た目は大人だが困った弟である。
そして、先代ギルドリーダーのような存在兼顧問のラインは全くお金の流通に頓着しないし、変人の祖父は自分のお気に入りや自分の気に入った仕事以外全く手をつけない一番厄介な職人で、母には期待できない。
母は何よりも強いが、倒してともし頼んでも、一撃でというと、粉砕が同義語で、素材を手に入れる前にその素材も跡形もなく砕く破壊魔神なのである。
余計なことはさせない……うん。
なので、一番良識的で現実的、細かい性格のヴァーロがギルドと家族の財布を握っており、ひいてはギルドを存続させるために駆け引きを駆使していると言っても過言ではない。
この間のアルスの貯金をかっぱらったのはご愛嬌である。
ラハシアから預かった品物も、全部死蔵まではせずいいタイミングで売り払うつもりだ。
そして少しでもギルドの収入にしたい……ギルドメンバーは数知れず……その全員とはいえないが、ある程度のメンバーをヴァーロの財布で養わなければならないのである。
死活問題なのだ。
ちなみに2枚目の大鳥の羽根は、今度売買成立予定。
いい値段で買い取ってくれることになっており、その交渉の手数料は、赤字続きのギルドの金庫が潤いそうである。
一応、時間停止のマジックボックスでの保管料金と手続き費用をもらうものの、父の微妙にありがたくない意見で他のギルドの取引同様各鉄貨一枚なので、高額で売って仲介手数料と税金手続き代理費を期待するしかないのである。
なので本人にはある程度余裕がある生活ができるのだが、もしそれを知られ、狙われては困る……現に現在ラハシアの周囲を嗅ぎ回る人間が現れたのだ。
アルスも見た感じ穏やかで温厚なお兄さんだが、判断力に優れ、ヴァーロやヴィルナ、ラインほどではないものの腕は立つ。
琴葉やラハシア当人にはその事情は内緒にしているが、桜智には説明していた。
【ふーん……いいんじゃない? 隠し事されてるより説明してくれるとありがたいわね】
桜智は鼻を鳴らす。
【それに、事情は知らないみたいだけど、あのラハシア? 小さい姉妹もいるんだから、ここに一緒に住めばいいんじゃない? ギルドから引き抜きなさいよ。こっちの仕事を手伝ってもらう人を探してる。口が固いのと、他にここに住み込みできる人、真面目に仕事できる人、あと一つ、低額だけど食費家賃、光熱費は無料! おやつもつけます! 服も身の回りのものもこちらで出します! これでどうだ!】
「おぉ! 太っ腹! 流石! ついでにボクのお金も安くしてよ~ボク本気で貧乏なの~!」
【お黙り! アンタ、大食いだし、おやつ食べ尽くすし、あざといし! かわいこぶっても気持ち悪いわ! そういう仕草は可愛い女の子がやった方がいいわよ】
「ケチ!」
【アンタに言われたくないわよ! マジックボックスの中には、とんでもない金額のお宝ザックザクのくせに! 保管料も含まれてんのよ! アタシがマジックバッグの大元だと忘れたの?】
「うん、ほんとありがたいよねぇぇ……ギルドの倉庫は父さんと管理してるけど、ここまで綺麗じゃないもん。片付けしてくれてありがとう! ついでに値引き~!」
【しないっての!】
一刀両断され……まぁ、それは予想通りなのだが、ヴァーロは、琴葉とアルスとソフィアの3人でお店をすることになったら忙しくなるし、琴葉に住み込みできるスタッフを提案してもいいよね?
と話を持って行ったのだが、
【まぁ、一人雇うのならいいけど、アンタは仕事しないの?】
と返されたのはスルーしておいたヴァーロだった。
時間を置きいいタイミングで出すと、価格が一気に上がってくれるはずだと、その時の仲介手数料を楽しみにしている宝物好きのヴァーロである。
ちなみに、別の素材だと最初は白金貨一枚だったが、次に出した時は買取価格が一気に上がっていたこともあり、今度もラハシアには伝えていないが、いい時に出してラハシアの貯金だけでなく、仲介手数料をこちらにも入れて貯蓄しておくつもりである。
ギルドの金庫番の愚痴ではあるが、父のミュリエルや弟のアルスは、はっきり言って貯蓄の意思はほぼないと言っていい。
もしお金がなくなったら、特にミュリエルは何か面倒な依頼を率先して行って、完了してお金を手に入れる気満々。
アルスはアルスで、自分の研究外の品を売ってお金に換える始末である。
一時期は薬草のみを集めて全く収入がなかったので、わずかな財産を全部売ってしまったこともある。
ヴァーロが貴重な装飾まで売ったのを知り全部買い戻したのは一度だけではない。
最近になって貯金を覚えた見た目は大人だが困った弟である。
そして、先代ギルドリーダーのような存在兼顧問のラインは全くお金の流通に頓着しないし、変人の祖父は自分のお気に入りや自分の気に入った仕事以外全く手をつけない一番厄介な職人で、母には期待できない。
母は何よりも強いが、倒してともし頼んでも、一撃でというと、粉砕が同義語で、素材を手に入れる前にその素材も跡形もなく砕く破壊魔神なのである。
余計なことはさせない……うん。
なので、一番良識的で現実的、細かい性格のヴァーロがギルドと家族の財布を握っており、ひいてはギルドを存続させるために駆け引きを駆使していると言っても過言ではない。
この間のアルスの貯金をかっぱらったのはご愛嬌である。
ラハシアから預かった品物も、全部死蔵まではせずいいタイミングで売り払うつもりだ。
そして少しでもギルドの収入にしたい……ギルドメンバーは数知れず……その全員とはいえないが、ある程度のメンバーをヴァーロの財布で養わなければならないのである。
死活問題なのだ。
ちなみに2枚目の大鳥の羽根は、今度売買成立予定。
いい値段で買い取ってくれることになっており、その交渉の手数料は、赤字続きのギルドの金庫が潤いそうである。
一応、時間停止のマジックボックスでの保管料金と手続き費用をもらうものの、父の微妙にありがたくない意見で他のギルドの取引同様各鉄貨一枚なので、高額で売って仲介手数料と税金手続き代理費を期待するしかないのである。
なので本人にはある程度余裕がある生活ができるのだが、もしそれを知られ、狙われては困る……現に現在ラハシアの周囲を嗅ぎ回る人間が現れたのだ。
アルスも見た感じ穏やかで温厚なお兄さんだが、判断力に優れ、ヴァーロやヴィルナ、ラインほどではないものの腕は立つ。
琴葉やラハシア当人にはその事情は内緒にしているが、桜智には説明していた。
【ふーん……いいんじゃない? 隠し事されてるより説明してくれるとありがたいわね】
桜智は鼻を鳴らす。
【それに、事情は知らないみたいだけど、あのラハシア? 小さい姉妹もいるんだから、ここに一緒に住めばいいんじゃない? ギルドから引き抜きなさいよ。こっちの仕事を手伝ってもらう人を探してる。口が固いのと、他にここに住み込みできる人、真面目に仕事できる人、あと一つ、低額だけど食費家賃、光熱費は無料! おやつもつけます! 服も身の回りのものもこちらで出します! これでどうだ!】
「おぉ! 太っ腹! 流石! ついでにボクのお金も安くしてよ~ボク本気で貧乏なの~!」
【お黙り! アンタ、大食いだし、おやつ食べ尽くすし、あざといし! かわいこぶっても気持ち悪いわ! そういう仕草は可愛い女の子がやった方がいいわよ】
「ケチ!」
【アンタに言われたくないわよ! マジックボックスの中には、とんでもない金額のお宝ザックザクのくせに! 保管料も含まれてんのよ! アタシがマジックバッグの大元だと忘れたの?】
「うん、ほんとありがたいよねぇぇ……ギルドの倉庫は父さんと管理してるけど、ここまで綺麗じゃないもん。片付けしてくれてありがとう! ついでに値引き~!」
【しないっての!】
一刀両断され……まぁ、それは予想通りなのだが、ヴァーロは、琴葉とアルスとソフィアの3人でお店をすることになったら忙しくなるし、琴葉に住み込みできるスタッフを提案してもいいよね?
と話を持って行ったのだが、
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