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【番外編】猫っぽい何か[猫の日に間に合わなかった……その1]
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猫の日に間に合わなかったのですが、投稿します。
~*~~*~~*~~*~~*~
ヴァーロくんがまだ体調不良になる前のこと……。
アルスたちと庭で畑を作り、種を蒔いた数日後、水を撒こうと外に出た琴葉は、猫っぽい何かを見つけた。
いや、ネコ科だろうと思う……。
しかし、デカイ!
デカイのである。
一応大型の馬サイズの、巨大なシェルムほどではないが、豹サイズのモフモフ猫。
見た目はメインクーンっぽい。
ラグドールはぬいぐるみで可愛いのだが、顔立ちはヤマネコっぽいキリッとした猫。
ちなみに琴葉の知る猫は一般の日本猫サイズ。
メインクーンは飼い猫種の中で最大級の猫らしい。
で、この猫がどこにいたかだが、作ったばかりの庭のハーブ畑の土の上だったりする。
そこは一番日当たりが良く、周囲が木々に囲まれた中で一番暖かい場所だ。
先日蒔いたハーブの種が心配になった琴葉は、目を閉じて気持ちよさそうに眠る猫に近づくと、声をかけた。
「あの……猫さん、気持ちいいですか?」
時々ぽふんぽふんと太い尾を振りながらお昼寝中のニャンコは、薄く片目を開けた。
何? と言いたらしい。
大きな瞳は、初めて見るダイクロイックアイ。
鼻側の方がコッパーで、耳側にはヘーゼルだろうか。
オッドアイよりも珍しい、一つの目の中に多色が現れるダイクロイックアイは、貴重で珍しいらしい。
そして毛色はお腹の方は淡いグレーで、背中にかけて濃くなっている。
グラデーションカラーという感じらしい。
美しい生きた宝石のような眼差しに魅入られそうになりつつ、伝えるだけはしておこうと口を開く。
「あの……私はコトハと言います。えっと……トイレは、これから用意しますので、なるべくここを使わないでくださいね。先日ハーブの種を植えたばかりなので」
『……我は、このようなところでトイレはせんぞ。ふかふかなので休ませてもらっとるのだ』
「あ、そうでしたか。えっと、もしかしてお疲れですか? うちで休みますか?」
『見ず知らずの生き物を、そう簡単に信用して良いのか?』
面白がるようにチラッと、閉じていたもう片方の目が開かれる。
左の目とは反対……ではなく、対称的な鼻側がコッパー、外側がヘーゼルだ。
キラキラとした不可思議な、それでいて楽しげに揺れている宝石のような瞳の生命体に、琴葉は頷いた。
「はい! ここは害をなす存在は近づけないそうです。それに、ニャンコさんはキラキラで綺麗です。お嫌でなければ、このドアからお入り下さい」
『……ふむ……面白い。邪魔をする』
体を起こした猫……はゆったり太いモフモフの尾を揺らせながら扉に入ってくれたのだった。
~*~~*~~*~~*~~*~
ダイクロイックアイ……猫に現れやすい、一つの目に2種類の色が現れた瞳のこと。多い色の順でコッパー、ヘーゼル、ブルー。
コッパー……copper。銅色。赤みを帯びた色。
ヘーゼル……イメージ的に黄色みを帯びた緑。
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ヴァーロくんがまだ体調不良になる前のこと……。
アルスたちと庭で畑を作り、種を蒔いた数日後、水を撒こうと外に出た琴葉は、猫っぽい何かを見つけた。
いや、ネコ科だろうと思う……。
しかし、デカイ!
デカイのである。
一応大型の馬サイズの、巨大なシェルムほどではないが、豹サイズのモフモフ猫。
見た目はメインクーンっぽい。
ラグドールはぬいぐるみで可愛いのだが、顔立ちはヤマネコっぽいキリッとした猫。
ちなみに琴葉の知る猫は一般の日本猫サイズ。
メインクーンは飼い猫種の中で最大級の猫らしい。
で、この猫がどこにいたかだが、作ったばかりの庭のハーブ畑の土の上だったりする。
そこは一番日当たりが良く、周囲が木々に囲まれた中で一番暖かい場所だ。
先日蒔いたハーブの種が心配になった琴葉は、目を閉じて気持ちよさそうに眠る猫に近づくと、声をかけた。
「あの……猫さん、気持ちいいですか?」
時々ぽふんぽふんと太い尾を振りながらお昼寝中のニャンコは、薄く片目を開けた。
何? と言いたらしい。
大きな瞳は、初めて見るダイクロイックアイ。
鼻側の方がコッパーで、耳側にはヘーゼルだろうか。
オッドアイよりも珍しい、一つの目の中に多色が現れるダイクロイックアイは、貴重で珍しいらしい。
そして毛色はお腹の方は淡いグレーで、背中にかけて濃くなっている。
グラデーションカラーという感じらしい。
美しい生きた宝石のような眼差しに魅入られそうになりつつ、伝えるだけはしておこうと口を開く。
「あの……私はコトハと言います。えっと……トイレは、これから用意しますので、なるべくここを使わないでくださいね。先日ハーブの種を植えたばかりなので」
『……我は、このようなところでトイレはせんぞ。ふかふかなので休ませてもらっとるのだ』
「あ、そうでしたか。えっと、もしかしてお疲れですか? うちで休みますか?」
『見ず知らずの生き物を、そう簡単に信用して良いのか?』
面白がるようにチラッと、閉じていたもう片方の目が開かれる。
左の目とは反対……ではなく、対称的な鼻側がコッパー、外側がヘーゼルだ。
キラキラとした不可思議な、それでいて楽しげに揺れている宝石のような瞳の生命体に、琴葉は頷いた。
「はい! ここは害をなす存在は近づけないそうです。それに、ニャンコさんはキラキラで綺麗です。お嫌でなければ、このドアからお入り下さい」
『……ふむ……面白い。邪魔をする』
体を起こした猫……はゆったり太いモフモフの尾を揺らせながら扉に入ってくれたのだった。
~*~~*~~*~~*~~*~
ダイクロイックアイ……猫に現れやすい、一つの目に2種類の色が現れた瞳のこと。多い色の順でコッパー、ヘーゼル、ブルー。
コッパー……copper。銅色。赤みを帯びた色。
ヘーゼル……イメージ的に黄色みを帯びた緑。
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