絶対に可愛い妹をバッドエンドから取り戻す。

設定資料

人名が多いのと、名前を覚えたいので……自分が。【キャラクター設定】その都度増えます。

【ブレイハ公爵家】

　イェレミアーシュ……父。ブレイハ公爵当主。宰相。隠居した父が先王ベンヤミーンの幼なじみで、本人も現国王ダリミルと幼なじみ。王城での政務に忙しく、領地は父と妻に任せきり。忙しいものの、時間があれば家族に向き合う時間を取るように心がけている。

　マグダレーナ……母。ブレイハ公爵夫人。先代国王ベンヤミーンの娘で現国王ダリミルの妹。領地を切り盛りする。主に領地で過ごしているが、時間があれば手紙を出し子供たちの様子を確認していた。母性が強く、末娘を溺愛している

　マティアーシュ……ブレイハ公爵家長男。26歳。次期宰相。政務が面白く、そちらにばかり気を取られる。一種の仕事中毒。モテるが、妹が結婚するまではと断る。婚約者もなし。顔立ち全体は父親似。

　カシュパル……ブレイハ公爵家次男、23歳。外交官として他国に出かけつつ、なるべく時間を割いて実家の領地に通う。仕事に忙しく恋人もいない。両親の良いところをとったと言われるが、少々垂れ目。

　ラディスラフ……ブレイハ公爵家三男、21歳。騎士団にいるが、グスタフ付きの護衛も兼ねている。口下手というより悪気のない失言が多いので兄たちに喋るなと言われている。ベンヤミーンによく似ている。人を惹きつけるタイプだが妹ラブ。結婚予定なし。

　スラヴォミール……ブレイハ公爵家四男、19歳。兄たちが結婚していないし、今は新しい魔法の研究中。兄たち同様仕事中毒兼シスコン。生まれつき魔力過多で、よく暴発させ寝込んでいた。妹と同じ乳母だったこともありほぼ一緒に育つ。実は喋り方もマナーも妹と一緒に学んだので、ダンスはギリギリ男性側を踊れるが、気を抜くと女性言葉になる。細身で妹と間違われるほど母親似の顔

　スティファーリア……ブレイハ公爵家令嬢。末っ子、17歳。大きな青い瞳に形の良い目鼻立ち、化粧映えする母親似の美貌の主。身長は高い方で、ストレートの金色の髪を持つ。ゴテゴテした飾りをつけないシンプルで控えめなドレスを好む。小さい頃から祖父のベンヤミーンや伯父夫婦のダリミル、ガブリエラに可愛がられ、お妃教育を受けて育つ。家族にリリー、グスタフからはティファと呼ばれている

　オレク……イェレミアーシュの父。スティファーリア17歳時、領地に生活中。約28年前、長男で正妻の子供であるイェレミアーシュを廃嫡にし、愛人の子供を後継者に据えようとしたことで、当主の座を追われる。当時は次男と愛人に良くも悪くも振り回されていた。現在はマグダレーナと孫たちのおかげで息子との仲は良好。

　アルシュベタ……イェレミアーシュの母。オレクの正妻。スティファーリアが生まれてしばらくして亡くなる。オレクとは幼なじみで、先見の明の無いオレクの尻を叩き、ベンヤミーンに付くことを勧めた。『烈女』とベンヤミーンは言うが、それは敬意と励ましで、本来繊細で心の弱い女性。夫の浮気や裏切りに打ちのめされるが、息子を守るためにベンヤミーンに直談判し、マグダレーナを息子の嫁に迎えた。孫が生まれたのを喜び、息を引き取った。

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【フメラシュ王家】

　ベンヤミーン……マグダレーナの父。先代国王。頑健で戦上手の国王と呼ばれ、龍王と近隣に恐れられた。今では、ただ一人の孫娘を目に入れても痛くないほど可愛がっているじい様

　ダリミル……国王。マグダレーナの兄。ベンヤミーン時代は混乱していた国をまとめ上げた外交王。それは得てして弱腰と呼ばれようとも、見事な采配で周囲の国を恐れさせた。父親よりも覇気がないため、裏で爪や牙を失ったドラゴンとも揶揄されるが、爪はなくとも翼はあると笑うほど豪胆さがある

　ガブリエラ……ダリミルの正妃。グスタフの母。身体が弱く一人しか子供を産めなかったが、それすら奇跡と呼ばれる。もし産めなくても夫の妹であるマグダレーナの息子を養子に迎えるつもりだった。スティファーリアが生まれた時、自分の子供と取り替えて欲しいと本気で嘆いたらしい。隣国チェルヴェンカの現国王の姉

　グスタフ……第一王子。22歳。従兄弟と歳の近い王子。従妹のスティファーリアをはじめて見た時から自分の妃だと決めていた。結構執念深く嫉妬深く狭量だが、スティファーリアの前では優しい従兄として振る舞う

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【その他関係者】

　グラフィーラ……ダグマル子爵令嬢。17歳。貧乏な家を嫌い、金持ちの男を探すためにスティファーリアを利用するために近づいた。最初からスティファーリアにいじめられたと噂を流すが全て空振り。その為、父のつてでアルチョム男爵にスティファーリアを誘拐させ、噂を流した。悪いと思っていない

　アルチョム男爵……禁止されていた賭博や、禁酒醸造の証拠を掴まれ、噂の協力をする

　ダグマル子爵……グラフィーラの父。長女であるグラフィーラを溺愛している。女好き。愛人がいる。

　ダグマル子爵夫人……グラフィーラの母。悋気持ち。気位が高い。自分に似た娘を可愛がっているが、複雑な思いを抱いている。

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【その他関係者２】

　ツィリル……ダグマル子爵長男。20歳。スラヴォミールの親友。本人は自覚が薄いが魔力垂れ流し系、植物育成促進型魔法使い。新種の植物を生み出したり、新しい薬を作ってしまうため王国保護（捕獲）対象者。性格は温厚。グラフィーラには馬鹿にされるが、学院を奨学金で卒業した秀才。下の双子の弟妹のために、家を出る決意をしている

　エマヌエル……ダグマル子爵次男。７歳。両親や姉に虐待されている。兄と双子の妹だけが家族と思っている。見た目がぽやーっとしているが、かなり苛烈。いつか両親や姉に仕返しをするつもり。騎士になりたいと思っているが、兄と同じで魔力垂れ流し系、植物育成促進型魔法使い。妹と遊ぶだけで季節関係なく草花が生い茂る。愛称はエマ

　クリスチナ……ダグマル子爵次女。エマヌエルの双子の妹。７歳。虐待されていたため臆病。泣き虫だが、兄が大好き。エマヌエルとは喋らなくても意思疎通ができる。スティファーリアのように優しく賢い淑女になるのが夢。ブレイハ公爵家の家族になりたいなと淡い夢を持っている。エマヌエルと同じで魔力垂れ流し系、植物育成促進型魔法使い。愛称はチナ

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【注意事項】

　一応、チェコ語人名辞典を参考に名前を当てています。

　注意→スティファーリアだけは、愛称のリリーを使いたかったため、Štefánia（シュテファーニア）から変更しています。