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第二章……帰還後、生きる意味を探す
73……drei und siebzig(ドライウントズィープツィヒ)……田舎のお祭り
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那岐はここ育ちのせいか、綿飴や金魚すくい、輪投げなどを担当するおじいさん、おばあさんに、
「もんてきたんか? 那岐よ~?」
「ようもんてきたねぇ。そう言えば、ばあちゃんとこの孫が、那岐のこと聞きよらぁい? 那岐、何か学校でももてよるんやて?」
「じいちゃん、ばあちゃん。もんてきたわい。まあ、二三日やけどなぁ。ばあちゃん。俺、ばあちゃんとこの孫の学校は行っとらんで? 俺の最近の仕事やわ、それ」
と、柔らかい方言が流れる。
イントネーションは、あまり上下にぶれず、ゆっくりとした語尾が伸びる喋り方である。
「で、臣やったか? 元気そうやのう?」
「お久しぶりです。おじいさん、おばあさん。この前は、色々送ってくれてありがとう」
「かまんかまん。で、どうしたんで?」
「あ、祐也さんに聞きませんでしたか?」
「あぁ、祐也のお兄さんの家族が来とったなぁ。この子らもかな。べっぴんやなぁ」
好好爺と言った感じの高齢の男性だが、半分に切ったドラム缶に炭を入れ、上に網を置いて、汗を拭きながらワイルドな焼き肉をしている。
その横で、地域の特産品を並べているおばあさんはニコニコと手を振っている。
「べっぴんやなぁ。お嬢ちゃんは幾つかね?」
「はい、私は結城睛と申します。今年22になります。大学生です」
「妹の瞬です。高校一年生です」
「べっぴんやなぁ。それにかいらしいし、ええ子や」
瞬は頭を撫でられる。
瞬達のように柔らかい手ではない。
ゴツゴツとしていて、でも暖かい手である。
「ありがとうございます。おばあちゃん」
「あ、汚かったねぇ」
「いえ、嬉しかったです。おばあちゃん、ありがとう」
えへへ。
テディベアを抱いて、頬を赤くする瞬に、
「えぇ子やなぁ……ちょっと待ってや」
割烹着のポケットを探ると、
「あぁ、これあげるわ~使いんさいや」
「えっ。あ、ありがとうございます」
「あれ、その腕はどうしたんぞね……大丈夫かね? 器械に巻き込まれたんかね?」
「じ、事故に巻き込まれたんです」
「そうやったんかね……はよようなるとええねぇ……。ばあちゃんが代われたらええのに」
もう一度頭を撫で、渡そうとしたものは那岐の手に渡す。
「じゃぁ、せいちゃん、まどかちゃん。楽しみんさいや」
「ばあちゃん、だんだん。また後で来るけんな」
那岐は手を振る。
「だんだん?」
「西日本での方言で、ありがとうって言う意味だよ。もうほとんど喋らなくなったけど、俺はあえて喋っとるんよ」
那岐は貰ったものを見せる。
「あ、ジュースの券や。後で貰いに行こう」
4人は高齢者の多い露店を冷やかしながら歩いていくが、雅臣が綿あめを睛と瞬に買い、
「臣か~。日向からチケットもろとくけんの~?」
「はい、お願いします。瞬ちゃん。もうちょっとしたら食べようか?」
「えへへ……雅臣さんが演じた『力ある限り振り抜く』の誠一のアニメの袋です」
「えっと、睛ちゃんはそれでよかったの?」
と聞いた。
瞬は年齢が高い壮大なスケールのアニメだが、睛は小さいちびキャラが沢山登場する、主人公が異世界転生の上、無人島で何故か何もない中、石で殴っても割れない卵を拾ったと言うゲーム。
生まれるのは、主人公の属性選択によって、炎のドラゴン、氷のフェンリル、風のグリフォン、土のノームが最初に従い、その生まれたばかりの聖獣達と旅をする。
闘いながらその世界の不思議を調べていき、そして主人公が育てた聖獣達と途中から仲間になる聖獣と世界の混乱を収めていく物語である。
ちなみに、風のグリフォンの声は那岐が担当した。
ドラゴンは、魔獣の頂点でありプライドが高いのだが女の子。
フェンリルは狼……獣族の頂点で、ドラゴンと属性もあってあわず、喧嘩ばかりしている男の子。
グリフォンは合成獣族……顔と爪は鷲、体はライオン、翼がある……ドラゴンとフェンリルの喧嘩を無視して、マイペースで自由だが口数の少ない男の子。
ノームは一人だけ卵ではなく、魔人族の知識を蓄えた一族の赤ん坊を預かる。
女の子の赤ん坊だが、知恵者の一族なので知識があり、地図を示したりする。
ちびキャラの時は、ゲームの画面の下に文字で意思疎通するのだが、後半成長したら……それでも、さほど喋っていないので、新人というのもあってゲームに名前も残らなかった。
「ゲームのグリフォンに、伊邪那岐ってつけたんです。那岐さんの声初めて聞いた作品です。嬉しい」
「わ、分かったの?」
「はい。まーちゃんは雅臣さんの声、どんなに変えても分かるの不思議だったんですが、那岐くんの声は間違えません」
言い切られ、那岐が硬直する。
耳まで真っ赤なのはご愛嬌である。
「あ、ありがとう」
「えへへっ。初めて言った……あ、これも、その時に買いました!」
バッグのぬいぐるみキーホルダーを示す。
「伊邪那岐です」
「そ、それ……俺も持ってる」
「一緒ですね」
こちらは嬉しそうに照れ笑う睛を見て、瞬は、
「せいちゃん、あのゲーム大好きなんですよ。本当に、グリフォンの声は誰なのかなって調べてて、那岐お兄ちゃんだって分かった時に、パタパタ部屋に来て『まーちゃん! 一条那岐さんって知ってる? あのね、私の伊邪那岐の声してるの!』って」
「那岐、誰かとあんな風に話したことないと思うな……周囲も知り合いばっかりだし」
「臣さんは?……あ、そうか、臣さんは」
「彼女なんていないよ。付き合っても振られること多かったしね。俺は声優になる前は、母の趣味に付き合って、映画やミュージカルを観に行ってたなぁ。友人とも行ってたけど、一人で美術館とか博物館行く方が好きだったから。マザコンとかよく言われてたよ」
苦笑する雅臣に、
「家族大事にするの、何で駄目なんですかね? 私もお父さんとお母さんと、あいちゃんとせいちゃん大好きです」
「だよね?」
二人は照れる那岐と睛の後ろを、ゆっくりと歩いて行ったのだった。
「もんてきたんか? 那岐よ~?」
「ようもんてきたねぇ。そう言えば、ばあちゃんとこの孫が、那岐のこと聞きよらぁい? 那岐、何か学校でももてよるんやて?」
「じいちゃん、ばあちゃん。もんてきたわい。まあ、二三日やけどなぁ。ばあちゃん。俺、ばあちゃんとこの孫の学校は行っとらんで? 俺の最近の仕事やわ、それ」
と、柔らかい方言が流れる。
イントネーションは、あまり上下にぶれず、ゆっくりとした語尾が伸びる喋り方である。
「で、臣やったか? 元気そうやのう?」
「お久しぶりです。おじいさん、おばあさん。この前は、色々送ってくれてありがとう」
「かまんかまん。で、どうしたんで?」
「あ、祐也さんに聞きませんでしたか?」
「あぁ、祐也のお兄さんの家族が来とったなぁ。この子らもかな。べっぴんやなぁ」
好好爺と言った感じの高齢の男性だが、半分に切ったドラム缶に炭を入れ、上に網を置いて、汗を拭きながらワイルドな焼き肉をしている。
その横で、地域の特産品を並べているおばあさんはニコニコと手を振っている。
「べっぴんやなぁ。お嬢ちゃんは幾つかね?」
「はい、私は結城睛と申します。今年22になります。大学生です」
「妹の瞬です。高校一年生です」
「べっぴんやなぁ。それにかいらしいし、ええ子や」
瞬は頭を撫でられる。
瞬達のように柔らかい手ではない。
ゴツゴツとしていて、でも暖かい手である。
「ありがとうございます。おばあちゃん」
「あ、汚かったねぇ」
「いえ、嬉しかったです。おばあちゃん、ありがとう」
えへへ。
テディベアを抱いて、頬を赤くする瞬に、
「えぇ子やなぁ……ちょっと待ってや」
割烹着のポケットを探ると、
「あぁ、これあげるわ~使いんさいや」
「えっ。あ、ありがとうございます」
「あれ、その腕はどうしたんぞね……大丈夫かね? 器械に巻き込まれたんかね?」
「じ、事故に巻き込まれたんです」
「そうやったんかね……はよようなるとええねぇ……。ばあちゃんが代われたらええのに」
もう一度頭を撫で、渡そうとしたものは那岐の手に渡す。
「じゃぁ、せいちゃん、まどかちゃん。楽しみんさいや」
「ばあちゃん、だんだん。また後で来るけんな」
那岐は手を振る。
「だんだん?」
「西日本での方言で、ありがとうって言う意味だよ。もうほとんど喋らなくなったけど、俺はあえて喋っとるんよ」
那岐は貰ったものを見せる。
「あ、ジュースの券や。後で貰いに行こう」
4人は高齢者の多い露店を冷やかしながら歩いていくが、雅臣が綿あめを睛と瞬に買い、
「臣か~。日向からチケットもろとくけんの~?」
「はい、お願いします。瞬ちゃん。もうちょっとしたら食べようか?」
「えへへ……雅臣さんが演じた『力ある限り振り抜く』の誠一のアニメの袋です」
「えっと、睛ちゃんはそれでよかったの?」
と聞いた。
瞬は年齢が高い壮大なスケールのアニメだが、睛は小さいちびキャラが沢山登場する、主人公が異世界転生の上、無人島で何故か何もない中、石で殴っても割れない卵を拾ったと言うゲーム。
生まれるのは、主人公の属性選択によって、炎のドラゴン、氷のフェンリル、風のグリフォン、土のノームが最初に従い、その生まれたばかりの聖獣達と旅をする。
闘いながらその世界の不思議を調べていき、そして主人公が育てた聖獣達と途中から仲間になる聖獣と世界の混乱を収めていく物語である。
ちなみに、風のグリフォンの声は那岐が担当した。
ドラゴンは、魔獣の頂点でありプライドが高いのだが女の子。
フェンリルは狼……獣族の頂点で、ドラゴンと属性もあってあわず、喧嘩ばかりしている男の子。
グリフォンは合成獣族……顔と爪は鷲、体はライオン、翼がある……ドラゴンとフェンリルの喧嘩を無視して、マイペースで自由だが口数の少ない男の子。
ノームは一人だけ卵ではなく、魔人族の知識を蓄えた一族の赤ん坊を預かる。
女の子の赤ん坊だが、知恵者の一族なので知識があり、地図を示したりする。
ちびキャラの時は、ゲームの画面の下に文字で意思疎通するのだが、後半成長したら……それでも、さほど喋っていないので、新人というのもあってゲームに名前も残らなかった。
「ゲームのグリフォンに、伊邪那岐ってつけたんです。那岐さんの声初めて聞いた作品です。嬉しい」
「わ、分かったの?」
「はい。まーちゃんは雅臣さんの声、どんなに変えても分かるの不思議だったんですが、那岐くんの声は間違えません」
言い切られ、那岐が硬直する。
耳まで真っ赤なのはご愛嬌である。
「あ、ありがとう」
「えへへっ。初めて言った……あ、これも、その時に買いました!」
バッグのぬいぐるみキーホルダーを示す。
「伊邪那岐です」
「そ、それ……俺も持ってる」
「一緒ですね」
こちらは嬉しそうに照れ笑う睛を見て、瞬は、
「せいちゃん、あのゲーム大好きなんですよ。本当に、グリフォンの声は誰なのかなって調べてて、那岐お兄ちゃんだって分かった時に、パタパタ部屋に来て『まーちゃん! 一条那岐さんって知ってる? あのね、私の伊邪那岐の声してるの!』って」
「那岐、誰かとあんな風に話したことないと思うな……周囲も知り合いばっかりだし」
「臣さんは?……あ、そうか、臣さんは」
「彼女なんていないよ。付き合っても振られること多かったしね。俺は声優になる前は、母の趣味に付き合って、映画やミュージカルを観に行ってたなぁ。友人とも行ってたけど、一人で美術館とか博物館行く方が好きだったから。マザコンとかよく言われてたよ」
苦笑する雅臣に、
「家族大事にするの、何で駄目なんですかね? 私もお父さんとお母さんと、あいちゃんとせいちゃん大好きです」
「だよね?」
二人は照れる那岐と睛の後ろを、ゆっくりと歩いて行ったのだった。
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