姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜

刹那玻璃

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第3章〜転

あか〜ん。また調子がおかしくなった。

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 今日の朝起きると、 頭痛がした。
 毎度のことなのでいつものように処方された漢方と、朝だけ服用するヘルペスの痛みを軽減する薬を飲んでしばらく様子を見ることにしたのだが、

「か、かゆい!目が乾く~!」

 目を押さえ、その周りや両頬を指で撫でる。
 こすっては赤くなる。
 でも、痒くて、偏頭痛と頭がぼーっとし始める。

「あ、これはヤバイ……体温計……に、目薬と、皮膚科でもらっていた塗り薬……」

 手を伸ばし、塗り薬、カットバンや目薬、体温計を入れてある引き出しを開け、まず体温計で測ると37度2分、普段が35度だから、微熱がある。
 そして、目薬を点し、両頬と額に薄く薬をのばした。

「ダメだ……これで無理したら、またヘルペスの再発かもしれない」

 前回のヘルペスも数日酷い熱が出てから症状が出た。
 こんなに早く再発だけは遠慮したい。

「よし、今日は一日ダラダラ怠けるの日だ」

と、畳んでいた布団を広げ、毛布と布団をかぶって寝転がったのだった。
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