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奥方様の愛は重すぎます!〜お気に入りは旦那様です〜
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どう言うことかしら……?
「美味しい! あ~このクルミが香ばしい。甘味もちょうどいい~」
と言う声が聞こえましたの。
そこでそっと扉を開けました。
すると、こちらを向いていた旦那様の前にぽふんと座り、ぶらんぶらんと足を揺らせて座っていますのは幼なじみだと言うメイドさまですわ。
そして、嬉しそうにわたくしのクッキーに手を伸ばして、豪快に食べているようなのです。
そういえば、一緒にお茶をしているときには旦那さまはお茶しか召し上がりません。
それにメイドさまもお盆を手にしているだけで、お茶を準備するのは別の方です。
どう言うことでしょう……?
あら?
お兄さまと同じ明るい髪ですわ。
かちゃ……
あっ!
よく様子を見てみたくて身を乗り出したら、旦那様と目があってしまいました!
すると、驚くような一言を口にしたのです。
「おい、ジークヴァルト……お前が女装してるのバレた後、俺は絶対仲裁しないぞ」
「いいよ~」
えっ?
ジークヴァルトさまと言うと、旦那様ですわよね?
どうしてメイド様をそう呼ばれるのでしょう?
困惑するわたくしの前で、クッキーモンスターと化しているメイドさまはまるでリスのように頬を膨らませていらっしゃいます。
美味しいのでしょうか?
「……あの……」
思い切って声をかけてみます。
「ん?」
口にクッキーをくわえたまま、振り返ったジークヴァルトさま? は硬直する。
わたくしはカゴを持ち上げ、恐る恐る告げる。
「ク、クッキー……二人分は少ないかと思って……」
「あ、姫。申し訳ありません」
旦那様だと思っていた男性は立ち上がり、頭を下げてくださったのです。
「改めまして、私はカール・エリク=ハインツと申します。これ……ジークヴァルトの乳兄弟です。公爵に呼ばれておりますので、失礼いたします」
「カール……」
「さっき言っただろ?」
では……と頭を下げ出て行った方は、思い出せばお兄さまと同じ騎士団の方だった気がする。
じゃぁ、この方は?
振り返ると、子供っぽくぶらんぶらんとしていた足をなぜか折り畳み、背を伸ばして頭を下げた。
「えっと……ご、ごめんなさい! 僕がジークヴァルトです! 本物です!」
「本当は女の方ですか?」
「違います! この顔は母譲りなんです! 元はご存知だと思いますが、レスラート卿の後輩に当たります。ヴェルダン男爵の次男です」
「あ、もしかして、可愛らしいリボンとか、本とか贈ってくださった方ですね?」
振り子のようにブンブンッと首を縦に振る。
「僕の姉と母がお勧めだって……作家が、僕の祖父の知り合いなので、実はお願いして姫のために書いていただいたんです……あれは特別装丁と、たった10冊しか作られていないので……姫と姫の母君、大公閣下、僕、僕の姉、母、僕の祖父くらいしか……特別なんです」
「そ、そうだったのですか?」
目を丸くする。
そういえば同じ題名もなかったし、侍女にお願いして街で購入した本は装丁が甘いものが多かった。
表紙はあまりいい紙ではなかったので、ブックカバーを丈夫な布で作ったのである。
「あっ、まだ手元にありますから、差し上げますね? それに、祖父の商会でも小説もブックカバーも取り扱っていますから、言ってください」
「ジ、ジークヴァルト様のおじいさま?」
「あっ、本当は祖父の弟で、母の育ての親なんです。エリク=ハインツ商会の会頭です。先程のカールの祖父でもあります」
「まぁ! エリク=ハインツ商会はとても素敵なお店ですわね。とても誠実な取引と信用第一、目利き揃いと伺っています」
父に聞いたり、母や大公のおじいさまによく聞かされている。
そこらの足の引っ張り合いをするような貴族より、よっぽど商人の方がマナーも知っているし情報通。
不幸もあったが一代で商会を大きくした会頭の手腕は天才的で、おじいさまはまだここまで大きくなる前から懇意にしているのだと言う。
そして、昔、一二度会頭にも会い、ドレスの生地を見せてもらった。
王宮にも上がることのない銀竜糸と言う、幻の糸の織物が偶然手に入ったと言い、これをデビュタントにどうでしょうと勧めてくれた。
銀竜糸の織物は重さではなく、使われた蚕の数×白金貨1000枚と言う、国家予算を超えるものだと言うのに、会頭は穏やかに、
「こちらは姫さまへの、私どもからの心ばかりのお祝いにございます。お納めくださいませ」
と口にされた。
こればかりは豪胆なおじいさまですら青ざめた。
でも、会頭は、
「大公閣下にはお返しできないほどの恩がございます。閣下が受け取ってくださらないのです。どうか姫さまに素晴らしいデビュタントを過ごされますよう、お祝いさせてくださいませ」
といい、受け取ったおじいさまは、
「では、後日、この子を飾る装飾品を注文するので、よろしく頼むよ」
「かしこまりました。エメラルド、ダイヤモンド、サファイア、コーラル、めのう、ヒスイ、水晶、真珠など揃えております」
「そして、君の孫の一人をケイトリンの付き添いに頼む」
「私の孫は貴族ではありませんので……」
会頭は頭を下げる。
「何を言う。ヴェルダン男爵の次男もいるだろう? 彼は恋人や婚約者はいるのかな?」
「いえ、おりません。そうですね。あれは姫さまのそばに居ても問題はありません。わかりました。伝えておきます」
「よろしく頼むよ」
後日、届けられたドレスはとても美しく、選ばれた飾りも上品で、ハーフアップにしたケイトリンによく似合った。
そして当日、迎えにきた青年は、とても綺麗な人だった。
明るい銀の髪と、瞳はライトブルー。
冷たく見える配色でも、頬はうっすら赤くて、少しぎこちなく笑う人。
でも、とても優しくて、素敵だなと……。
そういえば、会場に入る前、右の腰に剣を下げていて、クロークで剣を預けていた。
中で剣を握るなんてできないし、不敬だから……。
「そう言えば、剣を、右に佩(は)いていますのね?」
と、聞いた。
すると照れ臭そうに、
「僕は左利きなんです。左手で抜くときは、こう手を伸ばすんです。左側にあったらかなり抜くのも大変ですから」
こんな風に。
と笑ってくれた。
長兄は嫌味しか言わなかった。
この人は優しいと思った。
だからそれから文通が始まったのである。
「あの……その格好は、そんなに結婚は嫌だったのでしょうか……嫉妬深くて……」
「ち、違います! そんなわけありません!」
「じゃ、なんで……」
目が熱くなる……泣くな、泣いても意味はないのに!
「えっと、姫の一番上のお兄さんと言われた人に間違われて、殺されそうになりました!」
「……えっ?」
殺されそうになった?
顔をあげ、じっと見る。
「実は、左腕と脇腹を刺されて、出血が多かったのと、毒が回って生死の境を彷徨いました。なんとか命は助かりましたが、今もリハビリ中です。左手は痺れてものが握れません。それで騎士を辞めました」
「そんな……」
「姫のせいじゃない。それに、この結婚話はもっと前に出ていたんだ。で、一応、僕ももっと領地のこととか勉強をしてます。カールもサポート兼本人も爵位をもらったから。でも、僕は左手がこうで、まだ右手で書くのも大変で、カールに代筆を頼んでいるんだ。それに、前に姫に届けていた手紙の文字は左手で書いていたから、今の文字は悲惨でしょ? もうちょっと頑張りたいなって」
「じゃぁ、その格好は?」
あまりにも違和感がなさすぎます。
どうしてでしょう?
「あ、これは姫のお母さんが、僕が姫のドレスを選んだとき、ついでに着てみる? って言われました。僕は母に似たのと、死にかかって目を覚ましてしばらくしたら痩せちゃったんだ。筋肉は落ちるし、食欲も失せるし、持ってた服も全部サイズが合わなくて……仕立ててもらうのと調整してもらっている間に着てみてって……」
「お似合いです! お姉さまとお呼びしたいです!」
「あはは……ありがとう。姫の方が可愛いよ」
「……ズルイです。お母さまとお姉さまが仲良くなるなんて! わたくしも参加したいです!」
両手を握り訴える。
こんなに可愛いお姉さまをお母さまは独り占め……ううん! この方はわたくしの夫なのである。
絶対ダメ!
「お母さまに言って参りますわ!」
「えっ? ちょっと待って!」
くるっと扉の方を向き、わたくしはお母さまの元に向かったのです。
その後、お母さまと一緒にお姉さま……もとい旦那さまを着飾らせることに時間を費やし、満足したときには疲れ果てた旦那さまがいました。
「もうメイドさんはやめるよ」
と幼なじみのカールさまに呟いておられましたわ。
「美味しい! あ~このクルミが香ばしい。甘味もちょうどいい~」
と言う声が聞こえましたの。
そこでそっと扉を開けました。
すると、こちらを向いていた旦那様の前にぽふんと座り、ぶらんぶらんと足を揺らせて座っていますのは幼なじみだと言うメイドさまですわ。
そして、嬉しそうにわたくしのクッキーに手を伸ばして、豪快に食べているようなのです。
そういえば、一緒にお茶をしているときには旦那さまはお茶しか召し上がりません。
それにメイドさまもお盆を手にしているだけで、お茶を準備するのは別の方です。
どう言うことでしょう……?
あら?
お兄さまと同じ明るい髪ですわ。
かちゃ……
あっ!
よく様子を見てみたくて身を乗り出したら、旦那様と目があってしまいました!
すると、驚くような一言を口にしたのです。
「おい、ジークヴァルト……お前が女装してるのバレた後、俺は絶対仲裁しないぞ」
「いいよ~」
えっ?
ジークヴァルトさまと言うと、旦那様ですわよね?
どうしてメイド様をそう呼ばれるのでしょう?
困惑するわたくしの前で、クッキーモンスターと化しているメイドさまはまるでリスのように頬を膨らませていらっしゃいます。
美味しいのでしょうか?
「……あの……」
思い切って声をかけてみます。
「ん?」
口にクッキーをくわえたまま、振り返ったジークヴァルトさま? は硬直する。
わたくしはカゴを持ち上げ、恐る恐る告げる。
「ク、クッキー……二人分は少ないかと思って……」
「あ、姫。申し訳ありません」
旦那様だと思っていた男性は立ち上がり、頭を下げてくださったのです。
「改めまして、私はカール・エリク=ハインツと申します。これ……ジークヴァルトの乳兄弟です。公爵に呼ばれておりますので、失礼いたします」
「カール……」
「さっき言っただろ?」
では……と頭を下げ出て行った方は、思い出せばお兄さまと同じ騎士団の方だった気がする。
じゃぁ、この方は?
振り返ると、子供っぽくぶらんぶらんとしていた足をなぜか折り畳み、背を伸ばして頭を下げた。
「えっと……ご、ごめんなさい! 僕がジークヴァルトです! 本物です!」
「本当は女の方ですか?」
「違います! この顔は母譲りなんです! 元はご存知だと思いますが、レスラート卿の後輩に当たります。ヴェルダン男爵の次男です」
「あ、もしかして、可愛らしいリボンとか、本とか贈ってくださった方ですね?」
振り子のようにブンブンッと首を縦に振る。
「僕の姉と母がお勧めだって……作家が、僕の祖父の知り合いなので、実はお願いして姫のために書いていただいたんです……あれは特別装丁と、たった10冊しか作られていないので……姫と姫の母君、大公閣下、僕、僕の姉、母、僕の祖父くらいしか……特別なんです」
「そ、そうだったのですか?」
目を丸くする。
そういえば同じ題名もなかったし、侍女にお願いして街で購入した本は装丁が甘いものが多かった。
表紙はあまりいい紙ではなかったので、ブックカバーを丈夫な布で作ったのである。
「あっ、まだ手元にありますから、差し上げますね? それに、祖父の商会でも小説もブックカバーも取り扱っていますから、言ってください」
「ジ、ジークヴァルト様のおじいさま?」
「あっ、本当は祖父の弟で、母の育ての親なんです。エリク=ハインツ商会の会頭です。先程のカールの祖父でもあります」
「まぁ! エリク=ハインツ商会はとても素敵なお店ですわね。とても誠実な取引と信用第一、目利き揃いと伺っています」
父に聞いたり、母や大公のおじいさまによく聞かされている。
そこらの足の引っ張り合いをするような貴族より、よっぽど商人の方がマナーも知っているし情報通。
不幸もあったが一代で商会を大きくした会頭の手腕は天才的で、おじいさまはまだここまで大きくなる前から懇意にしているのだと言う。
そして、昔、一二度会頭にも会い、ドレスの生地を見せてもらった。
王宮にも上がることのない銀竜糸と言う、幻の糸の織物が偶然手に入ったと言い、これをデビュタントにどうでしょうと勧めてくれた。
銀竜糸の織物は重さではなく、使われた蚕の数×白金貨1000枚と言う、国家予算を超えるものだと言うのに、会頭は穏やかに、
「こちらは姫さまへの、私どもからの心ばかりのお祝いにございます。お納めくださいませ」
と口にされた。
こればかりは豪胆なおじいさまですら青ざめた。
でも、会頭は、
「大公閣下にはお返しできないほどの恩がございます。閣下が受け取ってくださらないのです。どうか姫さまに素晴らしいデビュタントを過ごされますよう、お祝いさせてくださいませ」
といい、受け取ったおじいさまは、
「では、後日、この子を飾る装飾品を注文するので、よろしく頼むよ」
「かしこまりました。エメラルド、ダイヤモンド、サファイア、コーラル、めのう、ヒスイ、水晶、真珠など揃えております」
「そして、君の孫の一人をケイトリンの付き添いに頼む」
「私の孫は貴族ではありませんので……」
会頭は頭を下げる。
「何を言う。ヴェルダン男爵の次男もいるだろう? 彼は恋人や婚約者はいるのかな?」
「いえ、おりません。そうですね。あれは姫さまのそばに居ても問題はありません。わかりました。伝えておきます」
「よろしく頼むよ」
後日、届けられたドレスはとても美しく、選ばれた飾りも上品で、ハーフアップにしたケイトリンによく似合った。
そして当日、迎えにきた青年は、とても綺麗な人だった。
明るい銀の髪と、瞳はライトブルー。
冷たく見える配色でも、頬はうっすら赤くて、少しぎこちなく笑う人。
でも、とても優しくて、素敵だなと……。
そういえば、会場に入る前、右の腰に剣を下げていて、クロークで剣を預けていた。
中で剣を握るなんてできないし、不敬だから……。
「そう言えば、剣を、右に佩(は)いていますのね?」
と、聞いた。
すると照れ臭そうに、
「僕は左利きなんです。左手で抜くときは、こう手を伸ばすんです。左側にあったらかなり抜くのも大変ですから」
こんな風に。
と笑ってくれた。
長兄は嫌味しか言わなかった。
この人は優しいと思った。
だからそれから文通が始まったのである。
「あの……その格好は、そんなに結婚は嫌だったのでしょうか……嫉妬深くて……」
「ち、違います! そんなわけありません!」
「じゃ、なんで……」
目が熱くなる……泣くな、泣いても意味はないのに!
「えっと、姫の一番上のお兄さんと言われた人に間違われて、殺されそうになりました!」
「……えっ?」
殺されそうになった?
顔をあげ、じっと見る。
「実は、左腕と脇腹を刺されて、出血が多かったのと、毒が回って生死の境を彷徨いました。なんとか命は助かりましたが、今もリハビリ中です。左手は痺れてものが握れません。それで騎士を辞めました」
「そんな……」
「姫のせいじゃない。それに、この結婚話はもっと前に出ていたんだ。で、一応、僕ももっと領地のこととか勉強をしてます。カールもサポート兼本人も爵位をもらったから。でも、僕は左手がこうで、まだ右手で書くのも大変で、カールに代筆を頼んでいるんだ。それに、前に姫に届けていた手紙の文字は左手で書いていたから、今の文字は悲惨でしょ? もうちょっと頑張りたいなって」
「じゃぁ、その格好は?」
あまりにも違和感がなさすぎます。
どうしてでしょう?
「あ、これは姫のお母さんが、僕が姫のドレスを選んだとき、ついでに着てみる? って言われました。僕は母に似たのと、死にかかって目を覚ましてしばらくしたら痩せちゃったんだ。筋肉は落ちるし、食欲も失せるし、持ってた服も全部サイズが合わなくて……仕立ててもらうのと調整してもらっている間に着てみてって……」
「お似合いです! お姉さまとお呼びしたいです!」
「あはは……ありがとう。姫の方が可愛いよ」
「……ズルイです。お母さまとお姉さまが仲良くなるなんて! わたくしも参加したいです!」
両手を握り訴える。
こんなに可愛いお姉さまをお母さまは独り占め……ううん! この方はわたくしの夫なのである。
絶対ダメ!
「お母さまに言って参りますわ!」
「えっ? ちょっと待って!」
くるっと扉の方を向き、わたくしはお母さまの元に向かったのです。
その後、お母さまと一緒にお姉さま……もとい旦那さまを着飾らせることに時間を費やし、満足したときには疲れ果てた旦那さまがいました。
「もうメイドさんはやめるよ」
と幼なじみのカールさまに呟いておられましたわ。
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