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幼少期

転生しました!

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「では良い行いをした貴方にチートを授けましょう…」

おっしゃ!チート!チート!
何かななにかなー!


「では獲得経験値百倍、スキル取得簡易化、動物と心を通わせやすくする力、幸運、限界なき才能、人を惹きつける魅力、魔法や菌に対する絶対的な耐性、全てにおいての才能を授けます。それに私、最高神エリザベートの加護が自動的にかかりますので0時基準で1日3回までなら死んでも生き返れますよ。さすがに衰弱や寿命とかは防げませんが。では、良い人生を!」


え?そんなくれるの?良いの?
俺、チーレムしちゃうよ?
モテモテのうはうはだよ?
ありがとね?





こうして俺、天城伸介あまぎしんすけは異世界へ転生を果たしたのであった。
なぜこんなことになったのかというと川で溺れかけている猫を見つけ、それを助けたのは良いものの川の流れに負けて死んだのだ。
今、こう思っただろ『ダッセ!』と。
だがその猫は神の飼い猫で大変感謝された結果こうして転生チーレムへの道を獲得した訳だ!どうだ!羨ましかろう!
うはは!

それにしても、世界を管理するような女神様が大阪に住んでるとはなあ。自分が死んだことよりそっちの方がショックだったわ。


っと、そろそろ俺が産まれるようだ
じゃあなお前ら!俺はチーレムの道を歩んでいくよ!











そう思っていたのは五年前、あの時の俺は甘かったんだなぁ…とつくづく思うよ
産まれて一週間で立ち、一ヶ月で話した!流石にやりすぎたか?と思ったがそんなことはなかった、うちの家に住んでいる両親、執事、メイド、護衛、全てが『おや?発達するのが早いな、もしかしたら優秀な子供になるのかもしれないなぁ』みたいな反応なんだ!明らかにおかしいでしょう!?なんで産まれて間も無い赤ん坊が話すんだよ!!

今度こそ驚かしてやろうとその三年後に
普通の子供なら8歳ぐらいで才能が一つあるかどうかの魔法を全種類使ってやった!そしたらそれを見ていた執事は
『ほほほ、坊ちゃんには魔法の才がおありなのですね。』
と微笑まれながら言われた。なんで!?なぜ驚かない!?この間新聞(新聞のような出来事が書かれている紙)に7歳で二つ属性持ちって載ってたのに!それを作ってる所に報せれば間違いなく俺が載るのに!

だが別に俺はそんな物に乗りたいわけではなく驚かしてやりたいだけなのだ。

それでようやく五歳になり家の中での自由が確保できるようになったので気になり本人達に過去を聞いてみたり調べてみたりしてみるとそれはそれは驚いてしまった

まず俺の両親だが…
まずは父親
ハウル・レイ・アウザ・パーテクル・ルミナリエ・フェラル・ラードだ、
…もはやどれが名前なのかわからないと思うが家名と個人名だけを名前とするならハウル・レイとなる、ハウルが家名でレイが名前となる。その後に続いているのは称号とか功績とかで増えていくそうだ。俺もこれを覚えろと言われたが覚える気が全くしない、しかも二世となるのでこれより増えてるんだぜ?覚えようとも思わねぇ…
で、この人が我がハウル公爵家初代当主な訳だがどうやって公爵になったかというとドラゴンを討伐したらしい、この世界のドラゴンは普通の人からしたら天災と同じ扱いなぐらいシャレにならない存在で具体的にはそれなりの規模の王国が複数協力し、滅亡覚悟で討伐しにかかってかてるか勝てないかぐらい。
それを親父は『一人で』討伐したので当時絶世の美女として知られていた第七王女を使い国が慌てて取り込んだようだ。家にいる時はただと愛妻家の優しい男なんだが…

次は母親、名前は短くしたのを説明する。
ハウル・アイシャ
スタイルもよく、顔も恐ろしいくらい整っていて何をしていても絵画の様に綺麗でさまになり、様々な才能に恵まれているそうだ、でも家ではジッとしているのが嫌らしく家の中を歩き回ってすることを探し、手伝うがドジっ娘なので逆に邪魔してしまい色んな人に怒られている。

次はメイドだ。
母親、アイシャと並ぶドジっ娘の
レミリアだ、ハウル公爵家で一番胸が大きい(重要)気は回るのでよく働こうとするのだがよく転ぶので俺や両親はよく飲み物をかけられてる。
見た目は爆乳金髪金眼の中肉中背だ
ここで終われば普通なのだがうちの家ではそうはいかない
実はレミリアは『聖女』という二つ名を持つ女性で生きてさえいればどんな傷でも五体満足の健康そのものに治すことができるらしい。

メイドその2

フレア
レミリアといつも一緒にいる美女だ(重要)仲が良いというだけではなくレミリアのした失敗をフレアがフォローするという光景はこのハウル家にいる限り毎日見ることになるだろう。
そして掃除が得意でどんなに埃まみれな部屋も数時間でピカピカと光る部屋に変わること間違いなしだ。
見た目の特徴は高い背丈と赤い髪赤い目だろう
それでフレアの特殊ポイントは…これから裏の顔と呼ぶか、裏の顔は
一時期世の中を震えさせた盗賊団の長らしい、本人に聞いたし親父もそう言っていた。その盗賊団は国軍も持ってしても討伐できない実力派だったそうだ、まあ親父がなんかしたんだろう。
今では俺を甘やかしてくれる優しいお姉さんなんだが。

三人目はメイド長のマリアだ。

俺は彼女をストーキングしたり話を聞いたり色々と調べたが彼女の寝ている時間とミスをしている所は一回も見た事がない、それどころか一人一つ用意されている自室にも入るところもみつからなかった。見た目は触ったら壊れそうなくらい細いのに胸とお尻は大きいのでボンッキュッボンッ!で銀髪の日本人のような黒い目が特徴的だ
さて、裏の顔だが
これも全くわからなかった。辛うじて教えてもらえたのは昔に魔女と呼ばれていたらしいという事だ、しかしこれを話してくれた直後にマリアさんがやってきてボコボコになるまで殴られていたから恐ろしくてそれ以上調べられなかった。君子危うきに近寄らずってやつだ、ビビった訳じゃないぞ!


特別な過去を持つメイドは次で最後で
メイド見習いのメイジーだ
見習いというのは親父が俺に仕えさせるために買ってきた奴隷だからだ、この世界に奴隷があると知った時は驚いたもんだ。まだ同い年の五歳で「ご主人様ー!」といつも俺にべったりで可愛い限りだがもう少しして思春期に入ると近寄らないで!と言われると前世の妹でわかりきっているので寂しい限りだ。
見た目は金髪黒眼の天使のような見た目だ
で、こいつの裏の顔だが俺らのいる王国と敵対してる軍事大国の子供を使った使い捨て暗殺者計画の被害者らしい。その計画を知ったハウル家の面々が激怒してその軍事大国を滅ぼした時に親のいない子が行き場を失っていたので連れてこられたとメイジーは話していた。
歴史の本じゃその国は強い軍部を盾にやりたい放題しているらしいのだが何故それを我が家だけで滅ぼせるのかは考えないでおく
ちなみにメイジーが本気で気配を消すと本当に誰にも気づかれない、そのえぐい軍事大国を潰した我が家の面子で誰も気づくことはできないそうだ、攻撃されたら倒せるとも言っていたが。

他のメイドもメイド育成学校主席クラスばっかりだけど特別なのはこれくらいかな

次は執事達を紹介しよう
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