気ままに…スライムの冒険…

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 本編【第二章】広がる欲望

 アッイーが見た、謎のオーパーツ。

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 ラックで物凄い幸運の持ち主で在るアッイー、その為に不運なこの様な洞窟から出る事は容易でも、此処に来たと云う事は、何かの縁が在るとも思える事は事実で有った。
 まぁ其処まで考えた、為の行動とはとても思えないが、何故か頭での、考えなど纏まる訳では無い。
 自然と魔法で帰る事も抜け落ちた様に、挑む横穴に自然と向かって突き進むアッイーで有った。
 本来なら、人では此処に落ちた時とても生きては戻れ無い、良くて骨折、悪くても窒息死。
 極め付けには、餓死と成っても可笑しくは無い。
 アッイーが人間では無い事か、最もラッキーとしか言い表せない。
 人ならざる事で、新たな発見や、不運を超えたラックが手に出来た。
 まず山の様に在る骨を積み上げ、スライムの特性で横穴に入り、体を自在に変えながら奥へ進む。
 処々では、分かれ道と成っても時間の成約が無い、お腹が減ってもその辺の石などで、お腹を満たす。
 普通では有り得ない殆ど、簡単に進む事が出来た。
 正しくスライムならではの行動で有った。
 そして奥まった場所、結構広い場所に辿り着く。
 要約体を伸び伸びさせられて、アッイー自身リラックス出来た。
 空気も先程とは違い、鈍よりした感じは無かった。
 新鮮な空気を体内に取り込み、次いでに背伸びの運動をするアッイーで有った。
 此処から先には、人工的建築物が見て取れた。
 中世の柱の様な物が、幾本か連なり、天井を支えて立つ風景で、幾本かはそのまま横たわり道を塞ぐ様に、倒れ立つ物に寄りかかる様な風景で有った。
 別に建物とかは無く、単に柱のみ在る。
 中央と成場所には、道が有りそのまま数百メートルは続く感じで有った。
 そのまま前進するアッイー、処々では柱を登り、先を見るが行き止まりの様に成っていた。
 ただ1つの柱には、大きさのみ違う様に感じた。
 そのままアッイーはその柱に向かって歩く。
 柱は下に空洞が壁を背に向け有った。
 普通に通る時はまず見落とす事で有ったが、アッイーは単に周りこんだ為に気が付いた。
 その場所には下に続く様に穴が有った。
 アッイーはためらいつつ、穴に入りって行った。
 因みに先程から壁の苔で、周囲から光が放たれ、この場所も容易に分かったので在るけど…。
 下に向かう場所は、又暗く湿った場所に成る。
 しかし階段では無く、スロープの様に円を描く様に可成り長い、まるで大きな滑り台の様で有った。
 しかし別に滑る感じでは無いのだが。
 下まで結構かかり降りた場所には、又広い場所に成って、今度は劇場の様な、場所で有った。
 椅子の様に石で出来た観客席がズラリと並び、奥まった場所には大きな椅子が有った。
 その奥に、石像が幾体か列んで、まだ先には部屋が見て取れた。
 アッイーが石像に近よると、その大きさに圧倒される。
 石像は壊れた様に、未動きしないで、その場所に在る。
 アッイーは石像の股を潜る様に、部屋に向かって歩く。
 部屋の中には幾本かの武器や、防具などが朽ちた様に無造作に有った。
 そしてどう見ても真新しい宝箱も有った。
 宝箱は殺気の様な物をアッイーは感じ取ったので、そのまま放置。
 他の部屋も調べに向かう。
 殆どの部屋はどれも同じ様に、品物が散乱していた。
 中央の部屋に入って、奥を見た時、新たな部屋を発見。
 恐る恐るアッイーは中に向かう。
 中に入って、突然目に入った奇妙な光る石が、杖にとり付き杖は倒れていた。
 別に変わった杖では無いが、光る石を付けた杖で有った。
 取り敢えず光る石を取る様に頑張ったが、びくともし無いのである。
 仕方無く、杖を手に何時もの様に、体に仕舞こむ。
 そして辺りを見回す、鏡の様な物も手にしたが、全く動く気配さえ無い。
 仕方無く鏡を覗くアッイーが、自身の顔が人の様に見え、驚きであった。
 少し格好いい美青年。
 正しく如何にも見える好青年で、少し戸惑うアッイーで有った。
(めっちゃこの鏡欲しい~。)
 などとアッイーが思っても致し方無い。
 そしてそのまま何故か気を失うアッイーで有った。
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