気ままに…スライムの冒険…

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 本編【第三章】流される者

 ナスの勇者って。

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 皆さんお解りと思うけど、勇者は流石に魔王に伸された為、怖くてとても魔王に挑む勇気が有りませんでした。
 誰でも恐ろしい体験に寄り、体の硬直、∴(ゆえ)に其れを、紛らわせる為には、小茄子の運動をするしか手立てが、無かった様に思われる。
 そんな勇者は、心折れた様に、何時もの人が此のマイルールに来る事だけを待ち焦がれるのであった。
 そしてわくわくとマイルールの中、待ち続ける勇者で有った。
 
 さてその頃とんちゃんは、ウエイトトレーニングを欠かさずに、賢者改め、撲殺魔法使いと言う感じで、オーク、コボルト、ベルガンディー(犬)、そしてオーウルフ(狼)と所帯が増えていた。
オークはボクサーの様にスリムで、まるで重騎士の様に、コボルトはドワーフの様な毛むくじゃらでベルガンディー(犬)はドーベルマンの様な。
 オーウルフ(狼)は、ん……説明難しいけど、狼と云うよりチワワの様な狐の様な、いわゆるハイエナに変わっていた。
  そしてやって来る魔物達を淡々と倒すので在る。
 統率のとれたこの者たちには、可成り楽に敵を倒す。
 次第に同族嫌悪は無くなり、違う者と言う認識に擦り変わるのであった。
 リーダーとして、そして姫を守るナイトの様に、魔物達は懸命にとんちゃんを守るのであった。
 とんちゃんも可成り率先して、攻撃の指揮に当たるが、オーク達など自身の中核の者を頼りに、陣地を死守するなど、その守備は堅固たる物であった。
 とんちゃんとしては、魔王の居城に攻め入る空きを伺う事は、欠かさずしていたが、意外に硬い敵の攻撃で、まだ空きを見いだせない様であった。
 
 流離さすらうアッイーはとんでも無い場所に向かって逝くのであった。
 とんでも無いとは、精霊の(指定都市)ドワーフ大国と呼ばれる○○の様なドワーフ指定都市で有った。
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