気ままに…スライムの冒険…

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 本編【第三章】流される者

 天降石 テンブルセキ(ロンズデーライト鉱物…)

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 (ヒューガラガラヒューヒューバリバリ。)
 物凄い地響きと、爆風爆音が谷合に、響き渡る。
 黒い装束を頭からすっぽり着た、人々が立ち並び、天空から異様な物が物凄い勢いで、並び落ちて来る。
 正しく異様な光景と言え無くも無い。
 その光景を横目に見ながら、アッイーは古ぼけた集落に、どうにか辿り着いた。
 乾いた風に吹かれる様な谷合で、此処より全方は砂漠の様な場所に、古戦場の跡地が見える。
 谷合は緑豊かで、まるで反対は草木一本も無い外れの場所で有った。
 階段状に家が並び、全方には大きな壁、その中古戦場に、隕石の様な物が大量に降り注ぐ。
 その為爆風は、砂を巻き上げ少し煙い。
 家は四角い石を並べた辺鄙な作りだが、人々は可成り活気づいて居る様であった。
 その為直ぐに人に話かけても、何かしら答えが帰る様な、感じで在る。
 だが、見た目と違い、無口な人々で、黙々と仕事をする人ばかりであった。
 殆どの人は、頭からフードを被り、砂ぼこりを吸わない対策が取られていた。
 その為人々の表情を読む事が、難しい様な気もする。
 取り敢えずアッイーは、少しお腹も減ったので、手近な宿屋を探す。
 しかし宿屋自体、殆ど無く頼み込んで空き家を借りた。
 空き家であった為に、一応金銭は取らない様であった。
 だが、空き家の為食事をする場所を探さなくては成らなくなった。
 食事をする為の飲食店は、此れまた無く、仕方無しに木の葉を食料として、食べるアッイーであった。
 だが逸れを見ていた、村人たちがらのクレームが入り。
 アッイーは已む無く、大量に在る砂を食料として食べる事になった。
「何なんだ、此処集落は。」
 と、怒っても何も知らぬ顔の人々であった。
「はァ~、遣る瀬無い、ただ遣る瀬無い。」
 殆ど無表情の人々に、感情表のアッイーであった。
「まぁ、そんな事は致し方ないが。」
 などと殆ど独りで、毒舌アッイー。
 要約村長と思える人に巡り会える。

 (ちっちゃな人やなぁ~。)
 アッイーが話す前に、話掛けられ戸惑うアッイーであった。
「其処のお人………おろろろスライムかよ、要らん速この村より退去して、くれないと困るのだけど。」
 アッイーは何が何の話か、訳が分からない。
「?」 
【アッイーの顔には、【?】←が物凄い感じで在りました。】
 どうやら此処は、物凄い貴重な鉱物が在る様です。
 スライムなど、単にこの様な物を食し、恩恵を与えずにそのまま、立ち去る物が絶えられない様子であった。
 アッイーも反論したが、駄目でした。
 我に返るアッイーが、周囲を見た。
 其処には珍しい鉱石、鉱物など多岐に渡り、山積み似されて居た。
 特にドス黒い鉱物は、アッイーの(体)目を吸い寄せる様に、黒光りする光景が、アッイーの誘惑を呼び起こすのであった。
 アッイーは駄目元で、アレを何か聴く。
 (まぁ教えてくれる訳が無いだろうけど。)
 などとアッイーは考えている。
「処で、あそこでは、何をして居るのでしょう。」
 誘惑が物凄いが、どうしても向こうの事が気にかかる。
 其れに対して、村長は如何に出て貰うか考えて居た。
 噛み合わぬ二人。
 村長は仕方無いと、考えた。
(此の隕石で、出て行って貰うしか手は無いか…。)
 アッイーはわくわくしながら、村長の回答をその場で待つのであった。
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