56 / 107
第二部 第一章 新たなる目標
56・東京上空・・・そして
しおりを挟む
「東京!?……私、戻ったの!?」
どう見ても日本の東京の、それも私が住んで居た町並みが眼下に広がっています。
私が居ない間に地球が滅んでいたりしていませんでした。
過去に戻ったという事もなさそうです。
私が異世界に行く直前の同じ時代の風景に見えますし、何より私の住んでいた家だって視界に入っているのですから。
「私の無事を知らせないと……」
ここから家までは、だいたい三百メートルくらいでしょうか。そんなに離れてはいないかもしれません。
昼間ならママだけは家に居るはずです。すぐにでも私が生きている事を教えてあげたい。
私はこの現実世界の時間でどれくらい消えていたのか分からないですけど、……早く帰らなきゃ――
「ん~~~!」
空中に浮いた体をジタバタさせても、移動する事が出来ませんでした。
そもそも何故私は空に浮かんでいるのでしょう。
「あそこに行きたいだけなの! 何とかして!」
誰に言うともなく叫んでも、この状況をどうにかしてくれる人物が現れたりする事もなく、移動する事も下に降りる事もできないもどかしさに憤りさえ感じてしまいます。
あれだけ戻りたいと願った現実世界がここにあるというのに。すぐ目と鼻の先に私が住んでいた家さえ見えているというのに。
あそこに私を待っている家族が居るかもしれないのに!
さんざんジタバタしていた私ですが、やがて――気付いてしまいました。
これだけもがいているのに、全く疲れないという事に。
「そんな……」
空に浮いている事もそうですが、疲労感も感じない体に現実味が薄れて行きます。
「私は……戻ってきたんじゃないの? 帰ってきたんじゃ……ないの?」
涙が一粒、こぼれ落ちました。
両手で顔を抑えた後は、次から次へと涙が溢れてきて、もう止まりませんでした。
「ひどい……こんな……景色見せておいて、……家に帰れないなんて……なんの仕打ちよ……」
絶望に打ちのめされかけた瞬間、ゆっくりと下降する感覚を体に感じて、わずかに芽生えた希望に目を見開き下を見つめた先は――
「なん……なの?」
――足元の下、地面があるはずのそこには、暗黒が広がっていました。
そんなもの、さっきまでは無かったはずです。私が気付かなかっただけでしょうか。
そして、私の今居る場所を理解しました。
下降して徐々に見えなくなる私の家からの位置関係で、ここが何処なのか分かりました。
「お店があった場所!」
私が勤めていたコンビニがあった場所に違いありません。
けれども建物は見えず、ただ暗黒が広がっているだけの空間に向かって吸い寄せられるように、私の意思とは無関係に降りて行っているのです。
その意味を考えて戦慄しました。
「やだ! 嫌だ嫌だ嫌だよ! 戻りたくない!」
久しぶりに見た現実世界を目の当たりにして、私はもう恐ろしい魔物が跋扈するような異世界になんか戻りたいとは思えませんでした。
あの暗黒に入り込んだら、そうなるとしか思えなかったのです。
どうせならいっそ、……あの黒い空間に入ったらいっそ――この世界に戻れないなら……!
「殺してしまえばいい! 私を殺して!」
いつか魔王アランが言ったように、自分を殺せと願いました。
いいえ、あれはついさっきの事だったでしょうか。
足が黒い部分に触れた瞬間、一気に体が引っ張られて私は漆黒の闇に潜りました。
そして――
「サオリ! 何を呆けているのですか? 早くそこの魔王に蘇生魔法を……」
立ち尽くして涙を止めどなく流し続ける私を見て、カーマイルが絶句しました。
目の前には血の気を失って、胸に大穴を空けて横たわる魔王アラン。
「どうした? サオリ。蘇生出来るのならそんなに泣く事もないだろう? 自分の手で刺した事がそんなにショックだったのかい?」
ランドルフが心配そうに私の顔を窺っています。
「こーな?」
ラフィーまで「どうしたの?」という顔をして……ああ、……。
「戻って……しまった」
流れる涙をそのままに、私はショルダーバッグから羽根ペンとノートを取り出し、腰に縛った小さなインク壺を外して手に持ちました。
魔王アランの傍で膝をつき、無言でノートを開き蘇生魔法の記述のあるページにアランの名前を記入すると、ノートを中心に魔法円が展開されます。
これでアランの蘇生は叶う。――はずでした。
「何も……起きませんね」
私の隣でカーマイルが呟きます。
アランの遺体を皆で囲んで、しばらく見守っていましたが、何も変化がありませんでした。
私はと言えば、膝を地面に付いたまま両手で顔を隠し、ずっと泣いていました。
ランドルフが私の肩に手を置いて、優しく訊いてきます。
「何か、あったのかい?」
「私のアラン様を返して!」
「うわっ」
突然叫びだした私の声に、ランドルフも驚いています。
(フォレス!?)
さっきまで感じ取れていなかったフォレスの意識が、私の中に戻っていました。
そして表に出てきたのです。
「サオリ様、ごらんの通り魔王は倒しました。蘇生はどうなったのでしょう? 失敗なのですか? アラン様は? 私のアラン様は戻らないのですか!?」
(フォレス……ごめんなさい。……ごめんなさい)
取り乱していたフォレスも、今の私の状態から何かを感じ取ったようです。
「サオリ様、どうなさったのですか? 先程一瞬だけサオリ様の意識が感じ取れませんでした。まるで消えてしまったかのように。……それに、この気持ちは……アラン様とは別の事で悲しんでいらっしゃる!?」
流石に一心同体というだけあって、私の心を読んだフォレスが気に掛けるアランの事は置いて心配してくれています。
けれども何も答える事が出来ない私は、只々フォレスの意識の後ろで泣いているだけでした。
フォレスの様子から、私が現実世界に飛んでいた間の事は何も知らないようなので、あの出来事はやはり私だけ、それも私の意識だけが飛ばされたものだったのでしょう。
それとも私は、夢でも見ていたのでしょうか。
とても……とてもリアルな夢を。
「本当にどうしたのですか? サオリは」
カーマイルにさえ、心配そうにされてしまいました。
「大丈夫……だから……それよりも、アランをどうにかしないと」
(サオリ様、何があったのかは存じませんが、アラン様の事、くれぐれもよろしくお願い致します)
何かを察して、フォレスは意識の奥に引っ込みました。
「分かったわ、フォレス。……何とか、するから……」
とは言えどうすればいいのか分からないのが現状です。
アランは目覚めてくれません。
周りを見渡せばアランの取り巻きである二人の天使フォウとニナ、そして大魔法使いのサーラも私を心配そうな、というよりも希望を託すような顔で見ています。
困った私は、カーマイルに救いを求めるように視線を送りました。
私を見つめ返して頷いた、カーマイルの決断は早いものでした。
「魔王を神様――ジダルジータ様の元へ運びましょう」
どう見ても日本の東京の、それも私が住んで居た町並みが眼下に広がっています。
私が居ない間に地球が滅んでいたりしていませんでした。
過去に戻ったという事もなさそうです。
私が異世界に行く直前の同じ時代の風景に見えますし、何より私の住んでいた家だって視界に入っているのですから。
「私の無事を知らせないと……」
ここから家までは、だいたい三百メートルくらいでしょうか。そんなに離れてはいないかもしれません。
昼間ならママだけは家に居るはずです。すぐにでも私が生きている事を教えてあげたい。
私はこの現実世界の時間でどれくらい消えていたのか分からないですけど、……早く帰らなきゃ――
「ん~~~!」
空中に浮いた体をジタバタさせても、移動する事が出来ませんでした。
そもそも何故私は空に浮かんでいるのでしょう。
「あそこに行きたいだけなの! 何とかして!」
誰に言うともなく叫んでも、この状況をどうにかしてくれる人物が現れたりする事もなく、移動する事も下に降りる事もできないもどかしさに憤りさえ感じてしまいます。
あれだけ戻りたいと願った現実世界がここにあるというのに。すぐ目と鼻の先に私が住んでいた家さえ見えているというのに。
あそこに私を待っている家族が居るかもしれないのに!
さんざんジタバタしていた私ですが、やがて――気付いてしまいました。
これだけもがいているのに、全く疲れないという事に。
「そんな……」
空に浮いている事もそうですが、疲労感も感じない体に現実味が薄れて行きます。
「私は……戻ってきたんじゃないの? 帰ってきたんじゃ……ないの?」
涙が一粒、こぼれ落ちました。
両手で顔を抑えた後は、次から次へと涙が溢れてきて、もう止まりませんでした。
「ひどい……こんな……景色見せておいて、……家に帰れないなんて……なんの仕打ちよ……」
絶望に打ちのめされかけた瞬間、ゆっくりと下降する感覚を体に感じて、わずかに芽生えた希望に目を見開き下を見つめた先は――
「なん……なの?」
――足元の下、地面があるはずのそこには、暗黒が広がっていました。
そんなもの、さっきまでは無かったはずです。私が気付かなかっただけでしょうか。
そして、私の今居る場所を理解しました。
下降して徐々に見えなくなる私の家からの位置関係で、ここが何処なのか分かりました。
「お店があった場所!」
私が勤めていたコンビニがあった場所に違いありません。
けれども建物は見えず、ただ暗黒が広がっているだけの空間に向かって吸い寄せられるように、私の意思とは無関係に降りて行っているのです。
その意味を考えて戦慄しました。
「やだ! 嫌だ嫌だ嫌だよ! 戻りたくない!」
久しぶりに見た現実世界を目の当たりにして、私はもう恐ろしい魔物が跋扈するような異世界になんか戻りたいとは思えませんでした。
あの暗黒に入り込んだら、そうなるとしか思えなかったのです。
どうせならいっそ、……あの黒い空間に入ったらいっそ――この世界に戻れないなら……!
「殺してしまえばいい! 私を殺して!」
いつか魔王アランが言ったように、自分を殺せと願いました。
いいえ、あれはついさっきの事だったでしょうか。
足が黒い部分に触れた瞬間、一気に体が引っ張られて私は漆黒の闇に潜りました。
そして――
「サオリ! 何を呆けているのですか? 早くそこの魔王に蘇生魔法を……」
立ち尽くして涙を止めどなく流し続ける私を見て、カーマイルが絶句しました。
目の前には血の気を失って、胸に大穴を空けて横たわる魔王アラン。
「どうした? サオリ。蘇生出来るのならそんなに泣く事もないだろう? 自分の手で刺した事がそんなにショックだったのかい?」
ランドルフが心配そうに私の顔を窺っています。
「こーな?」
ラフィーまで「どうしたの?」という顔をして……ああ、……。
「戻って……しまった」
流れる涙をそのままに、私はショルダーバッグから羽根ペンとノートを取り出し、腰に縛った小さなインク壺を外して手に持ちました。
魔王アランの傍で膝をつき、無言でノートを開き蘇生魔法の記述のあるページにアランの名前を記入すると、ノートを中心に魔法円が展開されます。
これでアランの蘇生は叶う。――はずでした。
「何も……起きませんね」
私の隣でカーマイルが呟きます。
アランの遺体を皆で囲んで、しばらく見守っていましたが、何も変化がありませんでした。
私はと言えば、膝を地面に付いたまま両手で顔を隠し、ずっと泣いていました。
ランドルフが私の肩に手を置いて、優しく訊いてきます。
「何か、あったのかい?」
「私のアラン様を返して!」
「うわっ」
突然叫びだした私の声に、ランドルフも驚いています。
(フォレス!?)
さっきまで感じ取れていなかったフォレスの意識が、私の中に戻っていました。
そして表に出てきたのです。
「サオリ様、ごらんの通り魔王は倒しました。蘇生はどうなったのでしょう? 失敗なのですか? アラン様は? 私のアラン様は戻らないのですか!?」
(フォレス……ごめんなさい。……ごめんなさい)
取り乱していたフォレスも、今の私の状態から何かを感じ取ったようです。
「サオリ様、どうなさったのですか? 先程一瞬だけサオリ様の意識が感じ取れませんでした。まるで消えてしまったかのように。……それに、この気持ちは……アラン様とは別の事で悲しんでいらっしゃる!?」
流石に一心同体というだけあって、私の心を読んだフォレスが気に掛けるアランの事は置いて心配してくれています。
けれども何も答える事が出来ない私は、只々フォレスの意識の後ろで泣いているだけでした。
フォレスの様子から、私が現実世界に飛んでいた間の事は何も知らないようなので、あの出来事はやはり私だけ、それも私の意識だけが飛ばされたものだったのでしょう。
それとも私は、夢でも見ていたのでしょうか。
とても……とてもリアルな夢を。
「本当にどうしたのですか? サオリは」
カーマイルにさえ、心配そうにされてしまいました。
「大丈夫……だから……それよりも、アランをどうにかしないと」
(サオリ様、何があったのかは存じませんが、アラン様の事、くれぐれもよろしくお願い致します)
何かを察して、フォレスは意識の奥に引っ込みました。
「分かったわ、フォレス。……何とか、するから……」
とは言えどうすればいいのか分からないのが現状です。
アランは目覚めてくれません。
周りを見渡せばアランの取り巻きである二人の天使フォウとニナ、そして大魔法使いのサーラも私を心配そうな、というよりも希望を託すような顔で見ています。
困った私は、カーマイルに救いを求めるように視線を送りました。
私を見つめ返して頷いた、カーマイルの決断は早いものでした。
「魔王を神様――ジダルジータ様の元へ運びましょう」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
合成師
盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる