77 / 107
第二部 第三章 対決
77・道の途中
しおりを挟む
カルミナの居た街を出てから三日経ちましたが、まだ次の街には辿り着いていません。
スマホの『健作くん』で『次の街』と検索したら、画面にピコンと光点が現れましたが、それがどれくらいの距離なのか分からないのでまったく役に立ちません。
「検索の仕方が悪いのかしら」
「とりあえず走っていれば、いずれ着きますよ」
確かにカーマイルの言う通りですが、私がこの神様カスタムのスマホを、どうにも使いこなせていないような気がします。
「フォウ、少し休みましょう」
御者台のフォウに頼んで道を少し外れてもらい、何も無い場所で休憩を取る事にしました。
「街からかなり離れたけど、何にもないわね」
馬車から降りて背伸びをすると、とても気持ちの良い風が頬をくすぐります。
見渡す限りの雄大な草原と、ぽつぽつと生える木々、そして、まっすぐな一本道だけが目の前に広がっていました。
どこまでも長閑で、電線もコンクリートもアスファルトも見えない景色は、まるで異世界にでも迷い込んでしまったよう――
「異世界だったわ」
天使たちはそれぞれ、草の上に寝っ転がったり、馬車に寄り掛かったり、馬に水をやったり、私を睨んでいたりしています。
「何でそんな目で睨んでるのよ、カーマイル」
ジト目で私を睨んでいたカーマイルは、一つ溜息をついてから、私に言いました。
「本当にどうするつもりなのですか、サオリは」
「ジークの事?」
「そうです。ぶっちゃけて言えば、サーラが一人居ればジークごときに負ける要素など無いのですよ」
「そうかも知れないわね」
「でも、エリーシアが捕まっていた場合、それを助けるのを優先するのでしょう?」
「そうなるわね」
「……」
「だめ?」
「いえ、サオリが決めていいですよ。……そのかわり……」
「そのかわり……何?」
カーマイルは私に背を向けて、捨て台詞のように言い捨ててから、馬車に戻って行きました。
「天使の一人や二人、死なせても後悔しない事ですね、サオリ」
「……」
カーマイルの背中が、「覚悟しておけ」と、語っていました。
エリーシアも見捨てられないし、天使も失いたくない。
どうすればいいと言うのでしょうか。……胸が苦しくなります。
ローランドがあんな事になったのは、私が蘇生したからなのです。
私が蘇生してアンデッドにしてしまったから、元勇者はあそこまで落ちてしまったのです。
そしてその妹がもしジークに捕まっていたとしたら、それを助けたいと思うのはいけない事なのでしょうか。
ジークを倒し、エリーシアを生きて取り戻す事は不可能なのでしょうか。
「天使が四人も居て、何も出来ないって事はないでしょう!?」
既に馬車の幌へと消えた、カーマイルに向かって放った言葉は――
小さな声の「馬鹿ですか」という、返答となって返ってきました。
私はふてくされ気味に、草の上に座りスマホを取り出すと、その画面に並ぶアイコンたちを眺めました。
「この中に、カーマイル以上に役に立つ機能はないかしら」
説明書きの無いアイコンは何が起きるか分からないので、なかなか気軽に押す事は出来ません。
「ここには私たちしか居ないし、何かあっても誰かに迷惑はかからない……かな」
アイコンの中に『魔』とか『獣』とか、文字からして危なそうなものがあるのですが、今の内に試しておこうという気になりました。
「サーラ、ちょっといい?」
「はい……サオリ様」
「これからスマホの機能を試すから、見守っていて欲しいんだけど」
「わたしに……出来る事なら……」
「何かあったらすぐに結界を張って欲しいの。お願い出来る?」
「は、はい。……待機、します」
サーラが杖を構えるのを待ってから、私はアイコンの一つを押してみました。
「まずはこの、『魔』から行くわ!」
――ポチっと。
「……」
「……」
いつものように、画面は真っ黒になりましたが、何も起きません。
「駄目だわ、何の機能かまったく分からないわ」
空にかざしてみたり、振ってみたり、向きを変えたりしてみても、画面に変化はありません。
「どうすればいいの――あっ!」
スマホの向きをたまたまサーラに向けた時に、数字が表れました。
『42000』
「何の数字?」
スマホをサーラに向けた時だけ、この数値が出現します。
「それは……たぶん……でも……あれ?」
「サーラはこれが何の数字なのか、分かるの?」
「ちょっと……わたしの、知っている数字と……違う」
そう言うと、サーラはトテトテとフォウの元へ行き、頭をペコペコと上下に振って……お願いしているのでしょうか?――フォウを私の所まで、引っ張ってきました。
「四万二千? ですか?」
「サーラに向けると数字が出るのよ」
「それをわたくしに、向けてもらえますか?」
言われた通りに、スマホをフォウに向けました。
『11500』
「ああ、それはわたくしの魔力値が表示されているのだと思います」
「魔力値?」
「以前ギルドで冒険者登録をした時に、賢者の石で数値を計った事があったのですが、その時の数字がそれと同じでした」
人の魔力値が読み取れる装置!? ――だからアイコンが『魔』の文字だったのですね。
「サーラは『42000』もあるの!?」
「サーラの魔力値は『36000』でした。それから成長したのでしょう。ちなみにわたくしたち天使の魔力値が、変動する事はありません」
「そうなんだ? そうだ、これを私に向けてみて」
スマホをフォウに渡しました。
『0』
「皆無ですか! ちょっとは期待したのに」
私に魔力があったら、なんだか素敵だなとは思ったのですが、完全にこの世界の人間ではありませんでした。
「アランは、いくつあったの?」
「アラン様は『125000』です」
「ちょっ……そりゃ無敵だわ。天使の十倍だなんて」
この世界では魔力値イコール戦闘力と言ってもいいそうなので、それが高ければ高いほど、強さが増すという事みたいです。
「『魔』なんて書いてあるから、どんな怖いものが出るのかと思ってたけど、拍子抜けしたわ」
「でも相手の戦闘力が分かると言う事は、とても有利な情報だと思います、サオリ様」
それもそうですね。敵が強いと分かったら逃げればいいのですし、こちらより弱い事がはっきりしていたら、どうにでもなるという事です。
「果たしてジークは、どれくらいあるのかしらね」
一度アランパーティーに敗れたとは言え、五対一で互角に渡り合っていたのです。
「最低でも天使なみには魔力はあると思います。けれどもやはり、サーラには及ばないかと」
フォウがそう感じているのでしたら、そうなのでしょう。――油断は出来ませんけれど。
サーラがあのような大人しい性格ではなくてオラオラな人だったら、あっという間にジークを倒してしまうのでしょうね。
実力さえ発揮する事が出来れば、ジークのその上を行く魔族の四天王ヴィーダでさえ、目を瞑って倒してしまった実績もあると言うのですから。
「じゃあ次のアプリを試すわね!」
「は、はい……」
サーラと目を合わせ、その杖が構えられるのを確認してから、スマホの画面上のアイコン――『獣』を押しました。
――ポチっと。
「きゃあ!」
その瞬間、サーラの持つ大魔導師の杖から、極大魔法が無詠唱で発動されて――
辺り一面が、一瞬で焼け野原と化し、目の前に立っていた私は……。
スマホの『健作くん』で『次の街』と検索したら、画面にピコンと光点が現れましたが、それがどれくらいの距離なのか分からないのでまったく役に立ちません。
「検索の仕方が悪いのかしら」
「とりあえず走っていれば、いずれ着きますよ」
確かにカーマイルの言う通りですが、私がこの神様カスタムのスマホを、どうにも使いこなせていないような気がします。
「フォウ、少し休みましょう」
御者台のフォウに頼んで道を少し外れてもらい、何も無い場所で休憩を取る事にしました。
「街からかなり離れたけど、何にもないわね」
馬車から降りて背伸びをすると、とても気持ちの良い風が頬をくすぐります。
見渡す限りの雄大な草原と、ぽつぽつと生える木々、そして、まっすぐな一本道だけが目の前に広がっていました。
どこまでも長閑で、電線もコンクリートもアスファルトも見えない景色は、まるで異世界にでも迷い込んでしまったよう――
「異世界だったわ」
天使たちはそれぞれ、草の上に寝っ転がったり、馬車に寄り掛かったり、馬に水をやったり、私を睨んでいたりしています。
「何でそんな目で睨んでるのよ、カーマイル」
ジト目で私を睨んでいたカーマイルは、一つ溜息をついてから、私に言いました。
「本当にどうするつもりなのですか、サオリは」
「ジークの事?」
「そうです。ぶっちゃけて言えば、サーラが一人居ればジークごときに負ける要素など無いのですよ」
「そうかも知れないわね」
「でも、エリーシアが捕まっていた場合、それを助けるのを優先するのでしょう?」
「そうなるわね」
「……」
「だめ?」
「いえ、サオリが決めていいですよ。……そのかわり……」
「そのかわり……何?」
カーマイルは私に背を向けて、捨て台詞のように言い捨ててから、馬車に戻って行きました。
「天使の一人や二人、死なせても後悔しない事ですね、サオリ」
「……」
カーマイルの背中が、「覚悟しておけ」と、語っていました。
エリーシアも見捨てられないし、天使も失いたくない。
どうすればいいと言うのでしょうか。……胸が苦しくなります。
ローランドがあんな事になったのは、私が蘇生したからなのです。
私が蘇生してアンデッドにしてしまったから、元勇者はあそこまで落ちてしまったのです。
そしてその妹がもしジークに捕まっていたとしたら、それを助けたいと思うのはいけない事なのでしょうか。
ジークを倒し、エリーシアを生きて取り戻す事は不可能なのでしょうか。
「天使が四人も居て、何も出来ないって事はないでしょう!?」
既に馬車の幌へと消えた、カーマイルに向かって放った言葉は――
小さな声の「馬鹿ですか」という、返答となって返ってきました。
私はふてくされ気味に、草の上に座りスマホを取り出すと、その画面に並ぶアイコンたちを眺めました。
「この中に、カーマイル以上に役に立つ機能はないかしら」
説明書きの無いアイコンは何が起きるか分からないので、なかなか気軽に押す事は出来ません。
「ここには私たちしか居ないし、何かあっても誰かに迷惑はかからない……かな」
アイコンの中に『魔』とか『獣』とか、文字からして危なそうなものがあるのですが、今の内に試しておこうという気になりました。
「サーラ、ちょっといい?」
「はい……サオリ様」
「これからスマホの機能を試すから、見守っていて欲しいんだけど」
「わたしに……出来る事なら……」
「何かあったらすぐに結界を張って欲しいの。お願い出来る?」
「は、はい。……待機、します」
サーラが杖を構えるのを待ってから、私はアイコンの一つを押してみました。
「まずはこの、『魔』から行くわ!」
――ポチっと。
「……」
「……」
いつものように、画面は真っ黒になりましたが、何も起きません。
「駄目だわ、何の機能かまったく分からないわ」
空にかざしてみたり、振ってみたり、向きを変えたりしてみても、画面に変化はありません。
「どうすればいいの――あっ!」
スマホの向きをたまたまサーラに向けた時に、数字が表れました。
『42000』
「何の数字?」
スマホをサーラに向けた時だけ、この数値が出現します。
「それは……たぶん……でも……あれ?」
「サーラはこれが何の数字なのか、分かるの?」
「ちょっと……わたしの、知っている数字と……違う」
そう言うと、サーラはトテトテとフォウの元へ行き、頭をペコペコと上下に振って……お願いしているのでしょうか?――フォウを私の所まで、引っ張ってきました。
「四万二千? ですか?」
「サーラに向けると数字が出るのよ」
「それをわたくしに、向けてもらえますか?」
言われた通りに、スマホをフォウに向けました。
『11500』
「ああ、それはわたくしの魔力値が表示されているのだと思います」
「魔力値?」
「以前ギルドで冒険者登録をした時に、賢者の石で数値を計った事があったのですが、その時の数字がそれと同じでした」
人の魔力値が読み取れる装置!? ――だからアイコンが『魔』の文字だったのですね。
「サーラは『42000』もあるの!?」
「サーラの魔力値は『36000』でした。それから成長したのでしょう。ちなみにわたくしたち天使の魔力値が、変動する事はありません」
「そうなんだ? そうだ、これを私に向けてみて」
スマホをフォウに渡しました。
『0』
「皆無ですか! ちょっとは期待したのに」
私に魔力があったら、なんだか素敵だなとは思ったのですが、完全にこの世界の人間ではありませんでした。
「アランは、いくつあったの?」
「アラン様は『125000』です」
「ちょっ……そりゃ無敵だわ。天使の十倍だなんて」
この世界では魔力値イコール戦闘力と言ってもいいそうなので、それが高ければ高いほど、強さが増すという事みたいです。
「『魔』なんて書いてあるから、どんな怖いものが出るのかと思ってたけど、拍子抜けしたわ」
「でも相手の戦闘力が分かると言う事は、とても有利な情報だと思います、サオリ様」
それもそうですね。敵が強いと分かったら逃げればいいのですし、こちらより弱い事がはっきりしていたら、どうにでもなるという事です。
「果たしてジークは、どれくらいあるのかしらね」
一度アランパーティーに敗れたとは言え、五対一で互角に渡り合っていたのです。
「最低でも天使なみには魔力はあると思います。けれどもやはり、サーラには及ばないかと」
フォウがそう感じているのでしたら、そうなのでしょう。――油断は出来ませんけれど。
サーラがあのような大人しい性格ではなくてオラオラな人だったら、あっという間にジークを倒してしまうのでしょうね。
実力さえ発揮する事が出来れば、ジークのその上を行く魔族の四天王ヴィーダでさえ、目を瞑って倒してしまった実績もあると言うのですから。
「じゃあ次のアプリを試すわね!」
「は、はい……」
サーラと目を合わせ、その杖が構えられるのを確認してから、スマホの画面上のアイコン――『獣』を押しました。
――ポチっと。
「きゃあ!」
その瞬間、サーラの持つ大魔導師の杖から、極大魔法が無詠唱で発動されて――
辺り一面が、一瞬で焼け野原と化し、目の前に立っていた私は……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
最弱スライムに転生した俺、捕食スキルで無限進化していたら魔王軍すら支配してました
チー牛Y
ファンタジー
残業中に倒れた俺が次に目を覚ました時、なぜか異世界で最弱モンスターのスライムになっていた。
完全に詰んだ、戦う力もない。そう思っていた時、俺には一つだけ、とんでもないスキルがあった。
【捕食】
それは、倒した相手を取り込み、能力・スキル・力のすべてを奪うチート能力だった。
ゴブリンを食べれば腕力を獲得。
魔物を食べれば新スキルを習得。
レベルは爆速で上がり、進化は止まらない。
森の魔物を支配し、ダンジョンを制圧し、気づけば俺は魔物たちの王になっていた。
やがてその力は魔王軍すら飲み込み、世界の勢力図を塗り替えていく。
これは――
最弱スライムから始まる、無限進化の成り上がり無双譚。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる