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第二部 第三章 対決
77・道の途中
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カルミナの居た街を出てから三日経ちましたが、まだ次の街には辿り着いていません。
スマホの『健作くん』で『次の街』と検索したら、画面にピコンと光点が現れましたが、それがどれくらいの距離なのか分からないのでまったく役に立ちません。
「検索の仕方が悪いのかしら」
「とりあえず走っていれば、いずれ着きますよ」
確かにカーマイルの言う通りですが、私がこの神様カスタムのスマホを、どうにも使いこなせていないような気がします。
「フォウ、少し休みましょう」
御者台のフォウに頼んで道を少し外れてもらい、何も無い場所で休憩を取る事にしました。
「街からかなり離れたけど、何にもないわね」
馬車から降りて背伸びをすると、とても気持ちの良い風が頬をくすぐります。
見渡す限りの雄大な草原と、ぽつぽつと生える木々、そして、まっすぐな一本道だけが目の前に広がっていました。
どこまでも長閑で、電線もコンクリートもアスファルトも見えない景色は、まるで異世界にでも迷い込んでしまったよう――
「異世界だったわ」
天使たちはそれぞれ、草の上に寝っ転がったり、馬車に寄り掛かったり、馬に水をやったり、私を睨んでいたりしています。
「何でそんな目で睨んでるのよ、カーマイル」
ジト目で私を睨んでいたカーマイルは、一つ溜息をついてから、私に言いました。
「本当にどうするつもりなのですか、サオリは」
「ジークの事?」
「そうです。ぶっちゃけて言えば、サーラが一人居ればジークごときに負ける要素など無いのですよ」
「そうかも知れないわね」
「でも、エリーシアが捕まっていた場合、それを助けるのを優先するのでしょう?」
「そうなるわね」
「……」
「だめ?」
「いえ、サオリが決めていいですよ。……そのかわり……」
「そのかわり……何?」
カーマイルは私に背を向けて、捨て台詞のように言い捨ててから、馬車に戻って行きました。
「天使の一人や二人、死なせても後悔しない事ですね、サオリ」
「……」
カーマイルの背中が、「覚悟しておけ」と、語っていました。
エリーシアも見捨てられないし、天使も失いたくない。
どうすればいいと言うのでしょうか。……胸が苦しくなります。
ローランドがあんな事になったのは、私が蘇生したからなのです。
私が蘇生してアンデッドにしてしまったから、元勇者はあそこまで落ちてしまったのです。
そしてその妹がもしジークに捕まっていたとしたら、それを助けたいと思うのはいけない事なのでしょうか。
ジークを倒し、エリーシアを生きて取り戻す事は不可能なのでしょうか。
「天使が四人も居て、何も出来ないって事はないでしょう!?」
既に馬車の幌へと消えた、カーマイルに向かって放った言葉は――
小さな声の「馬鹿ですか」という、返答となって返ってきました。
私はふてくされ気味に、草の上に座りスマホを取り出すと、その画面に並ぶアイコンたちを眺めました。
「この中に、カーマイル以上に役に立つ機能はないかしら」
説明書きの無いアイコンは何が起きるか分からないので、なかなか気軽に押す事は出来ません。
「ここには私たちしか居ないし、何かあっても誰かに迷惑はかからない……かな」
アイコンの中に『魔』とか『獣』とか、文字からして危なそうなものがあるのですが、今の内に試しておこうという気になりました。
「サーラ、ちょっといい?」
「はい……サオリ様」
「これからスマホの機能を試すから、見守っていて欲しいんだけど」
「わたしに……出来る事なら……」
「何かあったらすぐに結界を張って欲しいの。お願い出来る?」
「は、はい。……待機、します」
サーラが杖を構えるのを待ってから、私はアイコンの一つを押してみました。
「まずはこの、『魔』から行くわ!」
――ポチっと。
「……」
「……」
いつものように、画面は真っ黒になりましたが、何も起きません。
「駄目だわ、何の機能かまったく分からないわ」
空にかざしてみたり、振ってみたり、向きを変えたりしてみても、画面に変化はありません。
「どうすればいいの――あっ!」
スマホの向きをたまたまサーラに向けた時に、数字が表れました。
『42000』
「何の数字?」
スマホをサーラに向けた時だけ、この数値が出現します。
「それは……たぶん……でも……あれ?」
「サーラはこれが何の数字なのか、分かるの?」
「ちょっと……わたしの、知っている数字と……違う」
そう言うと、サーラはトテトテとフォウの元へ行き、頭をペコペコと上下に振って……お願いしているのでしょうか?――フォウを私の所まで、引っ張ってきました。
「四万二千? ですか?」
「サーラに向けると数字が出るのよ」
「それをわたくしに、向けてもらえますか?」
言われた通りに、スマホをフォウに向けました。
『11500』
「ああ、それはわたくしの魔力値が表示されているのだと思います」
「魔力値?」
「以前ギルドで冒険者登録をした時に、賢者の石で数値を計った事があったのですが、その時の数字がそれと同じでした」
人の魔力値が読み取れる装置!? ――だからアイコンが『魔』の文字だったのですね。
「サーラは『42000』もあるの!?」
「サーラの魔力値は『36000』でした。それから成長したのでしょう。ちなみにわたくしたち天使の魔力値が、変動する事はありません」
「そうなんだ? そうだ、これを私に向けてみて」
スマホをフォウに渡しました。
『0』
「皆無ですか! ちょっとは期待したのに」
私に魔力があったら、なんだか素敵だなとは思ったのですが、完全にこの世界の人間ではありませんでした。
「アランは、いくつあったの?」
「アラン様は『125000』です」
「ちょっ……そりゃ無敵だわ。天使の十倍だなんて」
この世界では魔力値イコール戦闘力と言ってもいいそうなので、それが高ければ高いほど、強さが増すという事みたいです。
「『魔』なんて書いてあるから、どんな怖いものが出るのかと思ってたけど、拍子抜けしたわ」
「でも相手の戦闘力が分かると言う事は、とても有利な情報だと思います、サオリ様」
それもそうですね。敵が強いと分かったら逃げればいいのですし、こちらより弱い事がはっきりしていたら、どうにでもなるという事です。
「果たしてジークは、どれくらいあるのかしらね」
一度アランパーティーに敗れたとは言え、五対一で互角に渡り合っていたのです。
「最低でも天使なみには魔力はあると思います。けれどもやはり、サーラには及ばないかと」
フォウがそう感じているのでしたら、そうなのでしょう。――油断は出来ませんけれど。
サーラがあのような大人しい性格ではなくてオラオラな人だったら、あっという間にジークを倒してしまうのでしょうね。
実力さえ発揮する事が出来れば、ジークのその上を行く魔族の四天王ヴィーダでさえ、目を瞑って倒してしまった実績もあると言うのですから。
「じゃあ次のアプリを試すわね!」
「は、はい……」
サーラと目を合わせ、その杖が構えられるのを確認してから、スマホの画面上のアイコン――『獣』を押しました。
――ポチっと。
「きゃあ!」
その瞬間、サーラの持つ大魔導師の杖から、極大魔法が無詠唱で発動されて――
辺り一面が、一瞬で焼け野原と化し、目の前に立っていた私は……。
スマホの『健作くん』で『次の街』と検索したら、画面にピコンと光点が現れましたが、それがどれくらいの距離なのか分からないのでまったく役に立ちません。
「検索の仕方が悪いのかしら」
「とりあえず走っていれば、いずれ着きますよ」
確かにカーマイルの言う通りですが、私がこの神様カスタムのスマホを、どうにも使いこなせていないような気がします。
「フォウ、少し休みましょう」
御者台のフォウに頼んで道を少し外れてもらい、何も無い場所で休憩を取る事にしました。
「街からかなり離れたけど、何にもないわね」
馬車から降りて背伸びをすると、とても気持ちの良い風が頬をくすぐります。
見渡す限りの雄大な草原と、ぽつぽつと生える木々、そして、まっすぐな一本道だけが目の前に広がっていました。
どこまでも長閑で、電線もコンクリートもアスファルトも見えない景色は、まるで異世界にでも迷い込んでしまったよう――
「異世界だったわ」
天使たちはそれぞれ、草の上に寝っ転がったり、馬車に寄り掛かったり、馬に水をやったり、私を睨んでいたりしています。
「何でそんな目で睨んでるのよ、カーマイル」
ジト目で私を睨んでいたカーマイルは、一つ溜息をついてから、私に言いました。
「本当にどうするつもりなのですか、サオリは」
「ジークの事?」
「そうです。ぶっちゃけて言えば、サーラが一人居ればジークごときに負ける要素など無いのですよ」
「そうかも知れないわね」
「でも、エリーシアが捕まっていた場合、それを助けるのを優先するのでしょう?」
「そうなるわね」
「……」
「だめ?」
「いえ、サオリが決めていいですよ。……そのかわり……」
「そのかわり……何?」
カーマイルは私に背を向けて、捨て台詞のように言い捨ててから、馬車に戻って行きました。
「天使の一人や二人、死なせても後悔しない事ですね、サオリ」
「……」
カーマイルの背中が、「覚悟しておけ」と、語っていました。
エリーシアも見捨てられないし、天使も失いたくない。
どうすればいいと言うのでしょうか。……胸が苦しくなります。
ローランドがあんな事になったのは、私が蘇生したからなのです。
私が蘇生してアンデッドにしてしまったから、元勇者はあそこまで落ちてしまったのです。
そしてその妹がもしジークに捕まっていたとしたら、それを助けたいと思うのはいけない事なのでしょうか。
ジークを倒し、エリーシアを生きて取り戻す事は不可能なのでしょうか。
「天使が四人も居て、何も出来ないって事はないでしょう!?」
既に馬車の幌へと消えた、カーマイルに向かって放った言葉は――
小さな声の「馬鹿ですか」という、返答となって返ってきました。
私はふてくされ気味に、草の上に座りスマホを取り出すと、その画面に並ぶアイコンたちを眺めました。
「この中に、カーマイル以上に役に立つ機能はないかしら」
説明書きの無いアイコンは何が起きるか分からないので、なかなか気軽に押す事は出来ません。
「ここには私たちしか居ないし、何かあっても誰かに迷惑はかからない……かな」
アイコンの中に『魔』とか『獣』とか、文字からして危なそうなものがあるのですが、今の内に試しておこうという気になりました。
「サーラ、ちょっといい?」
「はい……サオリ様」
「これからスマホの機能を試すから、見守っていて欲しいんだけど」
「わたしに……出来る事なら……」
「何かあったらすぐに結界を張って欲しいの。お願い出来る?」
「は、はい。……待機、します」
サーラが杖を構えるのを待ってから、私はアイコンの一つを押してみました。
「まずはこの、『魔』から行くわ!」
――ポチっと。
「……」
「……」
いつものように、画面は真っ黒になりましたが、何も起きません。
「駄目だわ、何の機能かまったく分からないわ」
空にかざしてみたり、振ってみたり、向きを変えたりしてみても、画面に変化はありません。
「どうすればいいの――あっ!」
スマホの向きをたまたまサーラに向けた時に、数字が表れました。
『42000』
「何の数字?」
スマホをサーラに向けた時だけ、この数値が出現します。
「それは……たぶん……でも……あれ?」
「サーラはこれが何の数字なのか、分かるの?」
「ちょっと……わたしの、知っている数字と……違う」
そう言うと、サーラはトテトテとフォウの元へ行き、頭をペコペコと上下に振って……お願いしているのでしょうか?――フォウを私の所まで、引っ張ってきました。
「四万二千? ですか?」
「サーラに向けると数字が出るのよ」
「それをわたくしに、向けてもらえますか?」
言われた通りに、スマホをフォウに向けました。
『11500』
「ああ、それはわたくしの魔力値が表示されているのだと思います」
「魔力値?」
「以前ギルドで冒険者登録をした時に、賢者の石で数値を計った事があったのですが、その時の数字がそれと同じでした」
人の魔力値が読み取れる装置!? ――だからアイコンが『魔』の文字だったのですね。
「サーラは『42000』もあるの!?」
「サーラの魔力値は『36000』でした。それから成長したのでしょう。ちなみにわたくしたち天使の魔力値が、変動する事はありません」
「そうなんだ? そうだ、これを私に向けてみて」
スマホをフォウに渡しました。
『0』
「皆無ですか! ちょっとは期待したのに」
私に魔力があったら、なんだか素敵だなとは思ったのですが、完全にこの世界の人間ではありませんでした。
「アランは、いくつあったの?」
「アラン様は『125000』です」
「ちょっ……そりゃ無敵だわ。天使の十倍だなんて」
この世界では魔力値イコール戦闘力と言ってもいいそうなので、それが高ければ高いほど、強さが増すという事みたいです。
「『魔』なんて書いてあるから、どんな怖いものが出るのかと思ってたけど、拍子抜けしたわ」
「でも相手の戦闘力が分かると言う事は、とても有利な情報だと思います、サオリ様」
それもそうですね。敵が強いと分かったら逃げればいいのですし、こちらより弱い事がはっきりしていたら、どうにでもなるという事です。
「果たしてジークは、どれくらいあるのかしらね」
一度アランパーティーに敗れたとは言え、五対一で互角に渡り合っていたのです。
「最低でも天使なみには魔力はあると思います。けれどもやはり、サーラには及ばないかと」
フォウがそう感じているのでしたら、そうなのでしょう。――油断は出来ませんけれど。
サーラがあのような大人しい性格ではなくてオラオラな人だったら、あっという間にジークを倒してしまうのでしょうね。
実力さえ発揮する事が出来れば、ジークのその上を行く魔族の四天王ヴィーダでさえ、目を瞑って倒してしまった実績もあると言うのですから。
「じゃあ次のアプリを試すわね!」
「は、はい……」
サーラと目を合わせ、その杖が構えられるのを確認してから、スマホの画面上のアイコン――『獣』を押しました。
――ポチっと。
「きゃあ!」
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