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必死で探し回る婚約者
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ベソベソと泣くニルス様だったが、バタバタと騒がしい声に気付いた。
「いたかーー?」
「いや、いない?どこへ行ったんですかー!?イサベル様ー!?」
と私を探す声がした!不味い!
するとニルス様は涙を拭きズビッと鼻をかみ洗面所へ行きバシャバシャと顔を洗いサッとタオルで拭きバチンと頬を叩き…
ツカツカと部屋を歩き鍵を開け走り回ってる使用人を捕まえた。
「おい!今イサベルとか聞こえたがどうした?」
「あっ!ニルス様!イサベル様が実は訪問されて応接間にお通ししたのです!ですが、アルトゥール様をお呼びにいってる間に姿を消されて、もしや公爵家で迷子になっていたり、よもや、怪しげな者に誘拐されたのではと!」
「は!?な、なんだと!!?」
とニルス様は顔色を変え
「…っ!俺も探すのを手伝う!お前達は周辺の村や街に怪しい物を運んだ奴がいないか調べろ!誘拐なら大きな荷物を持っている!荷馬車は隠しやすいから問い詰めろ!!」
と急にテキパキ指示し出した!
ていうか不味い不味い!大事になっていく!!
でもまだ薬の効果は残ってるから私も下手に動けないわ。
使用人達が行くとニルス様は
「イサベル…!今行く!」
と必死な顔をして廊下を走って行くのにちょっとキュンとした。しかしハッとする。
私何してるのかしら?ちょっとニルス様がどうしてるか気になったから来たのに。1週間も休んで病気になっているかと思ったけど元気そうだし…。食事はあまり取ってないらしいけど。
どうしようかなあ。と考えてとりあえずニルス様の部屋に今鍵かかってないしとりあえずここにいようか。とベッドにゴロリと横になるとニルス様の匂いがして
「ひっ!」
とドキっとして飛び起きた。そう言えばずっとここにいらしたのよね。これがニルス様の匂い。
…って!どうでもいいわよ!!
暇つぶしにキョロキョロ改めて見回す。
緑の壁に落ち着いた雰囲気で観葉植物もあったりした。本棚にはちゃんとした経営学の本やら頭良さそうなものが並んでいた。将来ニルス様が公爵家の後継ぎだもんね。
隣にいる奥様は私じゃないだろうけどきっといい公爵様になるだろう。奥さんがもしアンナ先輩なら最悪だけど。
「ん?」
ふと机の上の丸めた手紙に気付いた。
開いてみると滲んだ文字で私への謝罪文を書こうとしていたのがわかった。綺麗な字…。
やはりニルス様は天邪鬼以外は完璧なのかも。
女生徒にもアンナ先輩じゃなくても普通にモテそう。いやモテるだろう。
窓から庭を見てると走り回るニルス様が見えた!
「イサベルーーー!出てこーい!!美味しい外国製の菓子だぞ!!」
と手にいつの間にか綺麗な菓子箱を持ち広い庭をあちこち探している。私は犬か猫なのか?
それでも汗をかきながら必死で私を探す姿になんか罪悪感がする。
チラリと時計を見て後、2時間はあるぞとどうしようかと思う。とりあえず私は部屋を出てその辺りをうろつくことになる。
「いたか?」
「いやいない!!?本当に誘拐か!?」
「ニルス様に殺されちゃうわ!!」
と使用人達にも迷惑をかけてしまった。
私はある部屋を見つけた。書庫だ!誰もいない!これ幸いと私は興味深そうな本を読んで時間を潰した。
いつの間にか読み耽り時間が経ち元に戻ったから本をしまおうとしたらバンと扉が開いた!!
「あっ…」
「ニルス様!!」
「い…いた!こんな所に!!」
はあはあと汗をかいたニルス様がいた。
こんな時間までずっと探してたのに私本が面白くてつい忘れて…。
「ご、ごめんなさい、あの…お手洗いに行ったら広過ぎて迷子になってその…書庫があって…面白そうな本が…」
とあたふた言い訳をしていたらニルス様が走り寄りなんと私に抱きついた!!
「ええ!?」
「こここ…この馬鹿女がっ!!!誘拐されたと思っただろ!!お前みたいな女がふらふらとしてたらな、直ぐに悪い奴に捕まって売られてどこのクソ野郎とも知らない奴に奴隷にされたって…」
と耳元で怒られる。
でもなんだか泣けてきた。
「うう…ごめんなさい!!ニルス様!!ごめんなさい!!」
とグスグスと私が泣き始めるとハッとして離れた。
「うわ!泣くなよブス!いや、泣くとブスになる!いや、ブスが泣くと…ちが!あの!」
あわあわして何度もブス呼ばわりされたがゴソゴソとズボンやらを漁りシワひとつないハンカチを取り出した。
「泣くな!」
と言い突き出された。
「……」
ハンカチを受け取り涙を拭くと使用人達が
「あっ!!いたーーー!!いましたーーー!」
と気付いて大騒ぎで私は皆に謝罪して回った。
アルトゥール様は
「とにかく見つかって良かった!事件もなくのう!…書庫にずっといたのじゃな?本が好きなのかい?」
「は、はい!珍しい見たこともない薬草の本が沢山あって、私の興味が引かなくて!」
それは本当だ。私の知らない本は沢山あった。
アルトゥール様は
「ならばいつでもここを使って良いぞ?気に入った本なら貸してやろう!」
「ありがとうございます!!」
と私はお礼を言う。様子を見にきたのに飛んだお土産だ。返しにこなきゃいけないけど。
ニルス様はと見ると実に離れた所にいた。
「ニルス…何をしとる?このサボリ魔が!さっさと謝って明日からきちんと学園に行け!ほら謝るのじゃ!皆もほれ!」
と促され使用人達は
「ニルス様…心配して来てくれたイサベル様に謝罪を!」
「謝罪をー!」
と言われ別の汗が出てくるニルス様は
「くっ………おお俺が悪かった…すまない…」
とついに謝罪した。いや私も悪いと思ったが
「よしよしニルスよ。お前は本当に可愛くない孫じゃのう?謝るなら床に頭をつけてが常識じゃろうて!!」
え!?
「アルトゥール様!そこまでしていただかなくても結構なので!!」
と流石に断ると青ざめたニルス様はついにガクリと膝をつき床には付けなかったが肩肘で
「…イサベル…済まなかった。愚かな俺を許してくれ!」
と言う。
「も、もういいですから!!私こそご迷惑をお掛けしました!!1週間も休まれてご病気かと思ったのですが良かったですわ」
というとアルトゥール様は止めればいいのにまた
「そりゃ可愛いイサベルちゃんと喧嘩してショックで引きこもったサボリじゃからなぁ!」
とケタケタ笑われ、ニルス様は
「お祖父様!わ、私は本当にた、体調が優れなく今日やっと動けるように……」
「嘘つけ!捻くれ者め!お前料理は残すが肉の部分は食べ野菜は残しておったろ?アホか!何が病気か!」
と言われてニルス様は真っ赤になり沈黙した。
「もういい、こんなアホ孫ほっといて茶会を楽しもうぞ!」
とアルトゥール様は準備をさせた。そして久々楽しんだ後に帰宅した。ニルス様は馬車まで見送ってくれた。そして紙袋を渡した。
「ほらお前の読みたがってた本を何冊か入れといた」
「ありがとうございます!!」
と喜ぶと少し赤くなり俯いた。
「あの!明日は学園に来られるんですよね?」
「し、仕事が…生徒会のがあるから…」
ともごもご言いニルス様は何か言おうとしたが
「では出発していいでしょうか?お嬢様!」
と御者台の方が声をかけて
「それでは失礼します!」
と私は礼をして去った。馬車に乗り紙袋の本を開けると…綺麗な蒼い花のしおりがあった。何の花だろう??
「いたかーー?」
「いや、いない?どこへ行ったんですかー!?イサベル様ー!?」
と私を探す声がした!不味い!
するとニルス様は涙を拭きズビッと鼻をかみ洗面所へ行きバシャバシャと顔を洗いサッとタオルで拭きバチンと頬を叩き…
ツカツカと部屋を歩き鍵を開け走り回ってる使用人を捕まえた。
「おい!今イサベルとか聞こえたがどうした?」
「あっ!ニルス様!イサベル様が実は訪問されて応接間にお通ししたのです!ですが、アルトゥール様をお呼びにいってる間に姿を消されて、もしや公爵家で迷子になっていたり、よもや、怪しげな者に誘拐されたのではと!」
「は!?な、なんだと!!?」
とニルス様は顔色を変え
「…っ!俺も探すのを手伝う!お前達は周辺の村や街に怪しい物を運んだ奴がいないか調べろ!誘拐なら大きな荷物を持っている!荷馬車は隠しやすいから問い詰めろ!!」
と急にテキパキ指示し出した!
ていうか不味い不味い!大事になっていく!!
でもまだ薬の効果は残ってるから私も下手に動けないわ。
使用人達が行くとニルス様は
「イサベル…!今行く!」
と必死な顔をして廊下を走って行くのにちょっとキュンとした。しかしハッとする。
私何してるのかしら?ちょっとニルス様がどうしてるか気になったから来たのに。1週間も休んで病気になっているかと思ったけど元気そうだし…。食事はあまり取ってないらしいけど。
どうしようかなあ。と考えてとりあえずニルス様の部屋に今鍵かかってないしとりあえずここにいようか。とベッドにゴロリと横になるとニルス様の匂いがして
「ひっ!」
とドキっとして飛び起きた。そう言えばずっとここにいらしたのよね。これがニルス様の匂い。
…って!どうでもいいわよ!!
暇つぶしにキョロキョロ改めて見回す。
緑の壁に落ち着いた雰囲気で観葉植物もあったりした。本棚にはちゃんとした経営学の本やら頭良さそうなものが並んでいた。将来ニルス様が公爵家の後継ぎだもんね。
隣にいる奥様は私じゃないだろうけどきっといい公爵様になるだろう。奥さんがもしアンナ先輩なら最悪だけど。
「ん?」
ふと机の上の丸めた手紙に気付いた。
開いてみると滲んだ文字で私への謝罪文を書こうとしていたのがわかった。綺麗な字…。
やはりニルス様は天邪鬼以外は完璧なのかも。
女生徒にもアンナ先輩じゃなくても普通にモテそう。いやモテるだろう。
窓から庭を見てると走り回るニルス様が見えた!
「イサベルーーー!出てこーい!!美味しい外国製の菓子だぞ!!」
と手にいつの間にか綺麗な菓子箱を持ち広い庭をあちこち探している。私は犬か猫なのか?
それでも汗をかきながら必死で私を探す姿になんか罪悪感がする。
チラリと時計を見て後、2時間はあるぞとどうしようかと思う。とりあえず私は部屋を出てその辺りをうろつくことになる。
「いたか?」
「いやいない!!?本当に誘拐か!?」
「ニルス様に殺されちゃうわ!!」
と使用人達にも迷惑をかけてしまった。
私はある部屋を見つけた。書庫だ!誰もいない!これ幸いと私は興味深そうな本を読んで時間を潰した。
いつの間にか読み耽り時間が経ち元に戻ったから本をしまおうとしたらバンと扉が開いた!!
「あっ…」
「ニルス様!!」
「い…いた!こんな所に!!」
はあはあと汗をかいたニルス様がいた。
こんな時間までずっと探してたのに私本が面白くてつい忘れて…。
「ご、ごめんなさい、あの…お手洗いに行ったら広過ぎて迷子になってその…書庫があって…面白そうな本が…」
とあたふた言い訳をしていたらニルス様が走り寄りなんと私に抱きついた!!
「ええ!?」
「こここ…この馬鹿女がっ!!!誘拐されたと思っただろ!!お前みたいな女がふらふらとしてたらな、直ぐに悪い奴に捕まって売られてどこのクソ野郎とも知らない奴に奴隷にされたって…」
と耳元で怒られる。
でもなんだか泣けてきた。
「うう…ごめんなさい!!ニルス様!!ごめんなさい!!」
とグスグスと私が泣き始めるとハッとして離れた。
「うわ!泣くなよブス!いや、泣くとブスになる!いや、ブスが泣くと…ちが!あの!」
あわあわして何度もブス呼ばわりされたがゴソゴソとズボンやらを漁りシワひとつないハンカチを取り出した。
「泣くな!」
と言い突き出された。
「……」
ハンカチを受け取り涙を拭くと使用人達が
「あっ!!いたーーー!!いましたーーー!」
と気付いて大騒ぎで私は皆に謝罪して回った。
アルトゥール様は
「とにかく見つかって良かった!事件もなくのう!…書庫にずっといたのじゃな?本が好きなのかい?」
「は、はい!珍しい見たこともない薬草の本が沢山あって、私の興味が引かなくて!」
それは本当だ。私の知らない本は沢山あった。
アルトゥール様は
「ならばいつでもここを使って良いぞ?気に入った本なら貸してやろう!」
「ありがとうございます!!」
と私はお礼を言う。様子を見にきたのに飛んだお土産だ。返しにこなきゃいけないけど。
ニルス様はと見ると実に離れた所にいた。
「ニルス…何をしとる?このサボリ魔が!さっさと謝って明日からきちんと学園に行け!ほら謝るのじゃ!皆もほれ!」
と促され使用人達は
「ニルス様…心配して来てくれたイサベル様に謝罪を!」
「謝罪をー!」
と言われ別の汗が出てくるニルス様は
「くっ………おお俺が悪かった…すまない…」
とついに謝罪した。いや私も悪いと思ったが
「よしよしニルスよ。お前は本当に可愛くない孫じゃのう?謝るなら床に頭をつけてが常識じゃろうて!!」
え!?
「アルトゥール様!そこまでしていただかなくても結構なので!!」
と流石に断ると青ざめたニルス様はついにガクリと膝をつき床には付けなかったが肩肘で
「…イサベル…済まなかった。愚かな俺を許してくれ!」
と言う。
「も、もういいですから!!私こそご迷惑をお掛けしました!!1週間も休まれてご病気かと思ったのですが良かったですわ」
というとアルトゥール様は止めればいいのにまた
「そりゃ可愛いイサベルちゃんと喧嘩してショックで引きこもったサボリじゃからなぁ!」
とケタケタ笑われ、ニルス様は
「お祖父様!わ、私は本当にた、体調が優れなく今日やっと動けるように……」
「嘘つけ!捻くれ者め!お前料理は残すが肉の部分は食べ野菜は残しておったろ?アホか!何が病気か!」
と言われてニルス様は真っ赤になり沈黙した。
「もういい、こんなアホ孫ほっといて茶会を楽しもうぞ!」
とアルトゥール様は準備をさせた。そして久々楽しんだ後に帰宅した。ニルス様は馬車まで見送ってくれた。そして紙袋を渡した。
「ほらお前の読みたがってた本を何冊か入れといた」
「ありがとうございます!!」
と喜ぶと少し赤くなり俯いた。
「あの!明日は学園に来られるんですよね?」
「し、仕事が…生徒会のがあるから…」
ともごもご言いニルス様は何か言おうとしたが
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※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
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