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第一章
day.11
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あとは寝るだけとなり、自分の枕を抱えたまま、緊張しながら冬悟の寝室のドアをカチャっと開ける。
すると、既に中にいた冬悟が、こちらに視線だけを寄越した。
「そんなところで突っ立ってないで、さっさと入ってこい。」
「お、おう。」
カチコチになりながら、だだっ広いベッドに近づいていく。
「そっち半分使え。」
「し、失礼しま~す。」
こんなにも広いベッドなのに、俺と冬悟は、端と端で横になり、真ん中がぽっかりと空いていた。
真っ暗な部屋の中、被っている布団やシーツから、コイツの匂いだけを感じ取ってしまい、落ち着かなくてそわそわしてしまう。
「な、なぁ、久しぶりにヤる?」
「は?馬鹿なのか?さっさと寝ろ。」
誰かと一緒に寝る時は、いつもそれだけだった。
だから、何もしないでただ寝るだけなのは、変な感じだ。
それに、冬悟はずっと俺に背を向けたままで、一度もこちらを振り返ることはない。
でも、今はその態勢が、ありがたかった。
「あのさ、ラブラブ作戦、決行しなくてよかったな。」
寝ればいいだけなのに、眠れないから、やたらと話しかけてしまう。
「…彼女がここに来た時点で、俺達が偽りなのは、既にバレているのだろうからな。」
だから、俺にも容赦なく、あんな態度を取ったのか。
昨日との態度の変わり具合に、若干引いてたけど、そういうことな。
「小百合さんとは幼馴染なのか?」
「…くだらん話はもうお終いだ。寝ろ。」
「いいじゃん!アンタのこと、ちょっと聞かせろよ。」
そう言った途端、今まで背中を向け続けていた冬悟が、軽くこちらに振り返り、スッとその目を冷たく細めた。
「お前、俺との契約内容を、もう忘れたのか?“俺の事に干渉しないこと”。思い出したなら、そのうるさい口を閉じろ。」
何も言い返せなくて、ぐっと押し黙るしかない。
離婚されたら、俺の10億が水の泡になってしまう。
やっぱり、コイツは優しくなんてない。
もう一度、俺に背を向けた冬悟に、俺も背を向けた。
俺のよりふかふかで温かいベッドの筈なのに、どうしてだか、寒い気がする。
誰かと一緒に寝ている筈なのに、1人の時よりもずっと、静かで、長い夜になった。
朝、ベッドのど真ん中で目覚めた時には、もう既に、隣に冬悟の姿はなかった。
昨夜はなかなか寝付けなかったが、いつの間にか眠っていたようだ。
欠伸をしながらベッドから降りて、カチャと寝室を出ると、動く人影が目に入り、ビクッとしてしまった。
そうだった。
小百合さんが泊まっていたんだった。
だけど、びっくりした~。
冬悟が出るのと一緒に、帰ったと思ってた。
ふうっと気持ちを落ち着かせてから、顔を覗かせる。
「さ、小百合さん、おはよう。」
「おはようございます、純也さん。」
昨日はちょっとだけ親しくなれたけど、2人きりだと、やっぱりちょっとだけ緊張してしまう。
小百合さんは、俺の朝ご飯を準備してくれたようで、いい匂いが漂ってきた。
「冬悟さんに無理を言って、純也さんが起きるまで、待たせていただいたんです。」
「えっ?お、俺を!?」
小百合さんは、スタスタと俺の真正面に立ち、にこっと微笑みを浮かべた。
軽く開いたその口に、ゴクッと息を呑む。
「純也さん、私、今回は貴方に完敗いたしましたわ。」
寝惚けた頭のせいか、言われたことが理解できず、ぱちくりと目を丸くした。
「へ?何が?」
だけど、小百合さんは気にしないで、先を続ける。
「あれ程誰かに気を遣っていない冬悟さんを、私は初めて見ました。」
「へ、へぇ?」
それって、一体どうなんだ?
いいことなのか、悪いことなのかわからず、う~んと悩む。
ってか、俺にも気を遣えよ!
この心の声が顔に出てしまっていたのか、小百合さんはクスクスと笑い出した。
「気を遣わなくていいということは、それだけ、貴方には自然体でいられるのでしょう。悔しいですが、私には、そうさせてあげることはできませんもの。」
そう言った小百合さんの表情は、どこか寂しそうだった。
だけど、すぐに凛々しい表情に戻り、その強い眼差しが、俺を貫く。
「だから、私は貴方達の結婚を認めます。これからも冬悟さんを、どうぞよろしくお願いいたします。」
スッと頭を下げられ、予想外の展開に、うえっ!?と思わず変な声が出てしまった。
「は、はぁ……。任せ…て?」
なんとも歯切れの悪い返答に、またしてもクスクスと笑われてしまう。
「もし、お任せできないと判断いたしましたら、その時は、お覚悟くださいませ。」
その言葉に、ヒィッ!と震え上がった。
「純也さん、本当の彼を、見つけてあげてくださいね。」
微笑む小百合さんの顔を、窓から入ってきた朝日が、穏やかに照らす。
本当の彼?
今も充分、本当の彼だろ?
脳内に“?”を飛び散らかしているものの、あまりにも真っ直ぐ過ぎるその眼差しに、頷くほか選択肢はなかった。
だけど、どうやら俺は、意図せずこの座を守り切ることができたようだ。
小百合さんお泊り騒動から、ほんの少し経った頃。
今日は平日だというのに、珍しく冬悟がずっと家にいる。
そんな最悪の日に、俺は昨夜、面白い動画を見つけてしまったせいで、夜更かししてしまい、本来起きなければならない時間にも関わらず、いまだに深い眠りについていた。
「…おい、そろそろ起きろ。」
微睡んだ意識の中で、冬悟の声が聞こえる。
………うっせぇなぁ。
何度も軽く揺すられるが、それが逆に心地よくて、また深い眠りへと誘う。
しかし、突然身体の上にあった重みが軽くなって寒くなり、ジリリリリッ!!と耳元で響き渡る、爆音のアラーム音に驚き、ガバッと飛び起きた。
「うわぁ!!!な、何事!?」
驚きのあまり、心臓がバクバクしている。
辺りをきょろきょろしていると、冷たい視線を感じて、ゆっくりと見上げた。
すると、何故かこの部屋にいる冬悟が、俺を冷ややかな目で見下ろしている。
「あ、あれ?何でアンタが、俺の部屋に?」
「…漸く起きたか。遅刻するぞ。」
その視線が、スッと時計に移動した。
それを追うように、俺も時計を見ると、なんと、あと5分で出ないと間に合わない時間ではないか!
「ヤバいっ!!遅刻する!」
ぼーっとした頭を、無理やり叩き起こし、朝からフル稼働させ、ダッシュで用意する。
「なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ~!!」
起こしてもらっておきながらも文句を言うと、お決まりの溜息が聞こえそうなくらいの、呆れた声が耳に入ってきた。
「起きないお前が悪い。寧ろ、起こしてやっただけ、ありがたいと思え。」
「クソッ!」
全くもってその通り過ぎて、何も言い返せない。
何でコイツがいる日に限って、寝坊なんかしちまったんだよ、俺の馬鹿野郎~!
ドタバタと玄関に向かうと、突然、呼び止められた。
「おい。」
「何だよ!?」
もう出ないと間に合わない。
そんな時に引き止められ、焦っている俺は、凄い剣幕で冬悟を睨みつけたが、何かをギュッと手に押し付けられた。
ひんやりとしている、渡された袋の中を何だろう?と確認すると、そこには、おにぎりが2つと保冷剤が入っていた。
「…向こうで食え。」
どうやら、朝食を用意してくれたみたいだ。
それを見た途端、さっき邪険にしてしまったことを、すぐに後悔した。
時々垣間見せるコイツの優しさに触れる度に、いつも戸惑う。
気まぐれだってわかってるけど、俺を気遣ってくれたことに、素直にお礼が言いたくなった。
だけど、コイツに言うのは、少しだけ恥ずかしい。
俺、前まではそんなこと思ったことなかったし、誰かにお礼が言えない方ではないのに、何でコイツにだけ……?
でも、言わないのはダメだと自分に言い聞かせ、視線は合わせないようにして、それを口にする。
「あ、ありがとう…。じゃ、いってきます!」
バタバタと慌ただしく俺が出て行った後、冬悟がリビングに戻ると、今、ここには絶対にあってはならない物が、床に転がっていた。
「………あの馬鹿は大学に、一体何をしに行ったんだ?」
それを手にした冬悟は、盛大に頭を抱えるしかなかった。
すると、既に中にいた冬悟が、こちらに視線だけを寄越した。
「そんなところで突っ立ってないで、さっさと入ってこい。」
「お、おう。」
カチコチになりながら、だだっ広いベッドに近づいていく。
「そっち半分使え。」
「し、失礼しま~す。」
こんなにも広いベッドなのに、俺と冬悟は、端と端で横になり、真ん中がぽっかりと空いていた。
真っ暗な部屋の中、被っている布団やシーツから、コイツの匂いだけを感じ取ってしまい、落ち着かなくてそわそわしてしまう。
「な、なぁ、久しぶりにヤる?」
「は?馬鹿なのか?さっさと寝ろ。」
誰かと一緒に寝る時は、いつもそれだけだった。
だから、何もしないでただ寝るだけなのは、変な感じだ。
それに、冬悟はずっと俺に背を向けたままで、一度もこちらを振り返ることはない。
でも、今はその態勢が、ありがたかった。
「あのさ、ラブラブ作戦、決行しなくてよかったな。」
寝ればいいだけなのに、眠れないから、やたらと話しかけてしまう。
「…彼女がここに来た時点で、俺達が偽りなのは、既にバレているのだろうからな。」
だから、俺にも容赦なく、あんな態度を取ったのか。
昨日との態度の変わり具合に、若干引いてたけど、そういうことな。
「小百合さんとは幼馴染なのか?」
「…くだらん話はもうお終いだ。寝ろ。」
「いいじゃん!アンタのこと、ちょっと聞かせろよ。」
そう言った途端、今まで背中を向け続けていた冬悟が、軽くこちらに振り返り、スッとその目を冷たく細めた。
「お前、俺との契約内容を、もう忘れたのか?“俺の事に干渉しないこと”。思い出したなら、そのうるさい口を閉じろ。」
何も言い返せなくて、ぐっと押し黙るしかない。
離婚されたら、俺の10億が水の泡になってしまう。
やっぱり、コイツは優しくなんてない。
もう一度、俺に背を向けた冬悟に、俺も背を向けた。
俺のよりふかふかで温かいベッドの筈なのに、どうしてだか、寒い気がする。
誰かと一緒に寝ている筈なのに、1人の時よりもずっと、静かで、長い夜になった。
朝、ベッドのど真ん中で目覚めた時には、もう既に、隣に冬悟の姿はなかった。
昨夜はなかなか寝付けなかったが、いつの間にか眠っていたようだ。
欠伸をしながらベッドから降りて、カチャと寝室を出ると、動く人影が目に入り、ビクッとしてしまった。
そうだった。
小百合さんが泊まっていたんだった。
だけど、びっくりした~。
冬悟が出るのと一緒に、帰ったと思ってた。
ふうっと気持ちを落ち着かせてから、顔を覗かせる。
「さ、小百合さん、おはよう。」
「おはようございます、純也さん。」
昨日はちょっとだけ親しくなれたけど、2人きりだと、やっぱりちょっとだけ緊張してしまう。
小百合さんは、俺の朝ご飯を準備してくれたようで、いい匂いが漂ってきた。
「冬悟さんに無理を言って、純也さんが起きるまで、待たせていただいたんです。」
「えっ?お、俺を!?」
小百合さんは、スタスタと俺の真正面に立ち、にこっと微笑みを浮かべた。
軽く開いたその口に、ゴクッと息を呑む。
「純也さん、私、今回は貴方に完敗いたしましたわ。」
寝惚けた頭のせいか、言われたことが理解できず、ぱちくりと目を丸くした。
「へ?何が?」
だけど、小百合さんは気にしないで、先を続ける。
「あれ程誰かに気を遣っていない冬悟さんを、私は初めて見ました。」
「へ、へぇ?」
それって、一体どうなんだ?
いいことなのか、悪いことなのかわからず、う~んと悩む。
ってか、俺にも気を遣えよ!
この心の声が顔に出てしまっていたのか、小百合さんはクスクスと笑い出した。
「気を遣わなくていいということは、それだけ、貴方には自然体でいられるのでしょう。悔しいですが、私には、そうさせてあげることはできませんもの。」
そう言った小百合さんの表情は、どこか寂しそうだった。
だけど、すぐに凛々しい表情に戻り、その強い眼差しが、俺を貫く。
「だから、私は貴方達の結婚を認めます。これからも冬悟さんを、どうぞよろしくお願いいたします。」
スッと頭を下げられ、予想外の展開に、うえっ!?と思わず変な声が出てしまった。
「は、はぁ……。任せ…て?」
なんとも歯切れの悪い返答に、またしてもクスクスと笑われてしまう。
「もし、お任せできないと判断いたしましたら、その時は、お覚悟くださいませ。」
その言葉に、ヒィッ!と震え上がった。
「純也さん、本当の彼を、見つけてあげてくださいね。」
微笑む小百合さんの顔を、窓から入ってきた朝日が、穏やかに照らす。
本当の彼?
今も充分、本当の彼だろ?
脳内に“?”を飛び散らかしているものの、あまりにも真っ直ぐ過ぎるその眼差しに、頷くほか選択肢はなかった。
だけど、どうやら俺は、意図せずこの座を守り切ることができたようだ。
小百合さんお泊り騒動から、ほんの少し経った頃。
今日は平日だというのに、珍しく冬悟がずっと家にいる。
そんな最悪の日に、俺は昨夜、面白い動画を見つけてしまったせいで、夜更かししてしまい、本来起きなければならない時間にも関わらず、いまだに深い眠りについていた。
「…おい、そろそろ起きろ。」
微睡んだ意識の中で、冬悟の声が聞こえる。
………うっせぇなぁ。
何度も軽く揺すられるが、それが逆に心地よくて、また深い眠りへと誘う。
しかし、突然身体の上にあった重みが軽くなって寒くなり、ジリリリリッ!!と耳元で響き渡る、爆音のアラーム音に驚き、ガバッと飛び起きた。
「うわぁ!!!な、何事!?」
驚きのあまり、心臓がバクバクしている。
辺りをきょろきょろしていると、冷たい視線を感じて、ゆっくりと見上げた。
すると、何故かこの部屋にいる冬悟が、俺を冷ややかな目で見下ろしている。
「あ、あれ?何でアンタが、俺の部屋に?」
「…漸く起きたか。遅刻するぞ。」
その視線が、スッと時計に移動した。
それを追うように、俺も時計を見ると、なんと、あと5分で出ないと間に合わない時間ではないか!
「ヤバいっ!!遅刻する!」
ぼーっとした頭を、無理やり叩き起こし、朝からフル稼働させ、ダッシュで用意する。
「なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ~!!」
起こしてもらっておきながらも文句を言うと、お決まりの溜息が聞こえそうなくらいの、呆れた声が耳に入ってきた。
「起きないお前が悪い。寧ろ、起こしてやっただけ、ありがたいと思え。」
「クソッ!」
全くもってその通り過ぎて、何も言い返せない。
何でコイツがいる日に限って、寝坊なんかしちまったんだよ、俺の馬鹿野郎~!
ドタバタと玄関に向かうと、突然、呼び止められた。
「おい。」
「何だよ!?」
もう出ないと間に合わない。
そんな時に引き止められ、焦っている俺は、凄い剣幕で冬悟を睨みつけたが、何かをギュッと手に押し付けられた。
ひんやりとしている、渡された袋の中を何だろう?と確認すると、そこには、おにぎりが2つと保冷剤が入っていた。
「…向こうで食え。」
どうやら、朝食を用意してくれたみたいだ。
それを見た途端、さっき邪険にしてしまったことを、すぐに後悔した。
時々垣間見せるコイツの優しさに触れる度に、いつも戸惑う。
気まぐれだってわかってるけど、俺を気遣ってくれたことに、素直にお礼が言いたくなった。
だけど、コイツに言うのは、少しだけ恥ずかしい。
俺、前まではそんなこと思ったことなかったし、誰かにお礼が言えない方ではないのに、何でコイツにだけ……?
でも、言わないのはダメだと自分に言い聞かせ、視線は合わせないようにして、それを口にする。
「あ、ありがとう…。じゃ、いってきます!」
バタバタと慌ただしく俺が出て行った後、冬悟がリビングに戻ると、今、ここには絶対にあってはならない物が、床に転がっていた。
「………あの馬鹿は大学に、一体何をしに行ったんだ?」
それを手にした冬悟は、盛大に頭を抱えるしかなかった。
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