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第8話 (最終話)「染め直し。」
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公衆トイレから出てきた私はカバンの中からスマホを取り出し、メッセージボックスを開けた。
〈仕事終わった?〉
〈ねぇ?既読つかないけど大丈夫?〉
〈心配だからこれ見たらすぐに返事して。〉
〈ねぇ?ほんとに大丈夫なの?〉
など、葵からのメッセージが20件近く入っていた。
《今終わった。どこに行けばいい?》
〈やっと返事返ってきた。心配したんだよ?〉
〈でも、無事ならいいや。この間のホテルで待ってるから。〉
《わかった。》
再びスマホをカバンに仕舞い、私はホテルへと歩き出した。
「おかえり。」
部屋の扉を開けると、葵が入り口まで出迎えてくれた。
「ただいま……。」
「ちょっ……、どうしたの?急に。」
部屋に入るなりいきなり抱きついた私に、葵は戸惑いが隠せないようだ。
私の体が小刻みに震えているのに気がついた葵は、そのまま何も言わず私の体を力強く抱きしめた。
「………して。」
「ん?なに?」
消え入りそうな私の声は、これだけ至近距離にいても葵の耳にははっきりと届いていないみたいだ。
「犯して…。」
「は……?」
今度ははっきりと言った。私の言葉を聞いて葵は素っ頓狂な声を上げた。
「今夜はめちゃくちゃに犯して欲しいの。」
「急にどうしたの?今までそんなこと言うような………おわっ!」
戸惑っている葵をそのまま押し倒し、部屋の廊下で馬乗りになる。
「ちょっと詩乃さん?ほんとに今日はどうしたの?」
戸惑いを通り越して恐怖すら感じてそうな葵を無視して、私は半ば強引にキスをする。そしてそのまま彼女の服に手を伸ばし、下着の上から胸や鎖骨などを撫で回した。
「さ、さすがにこんな所じゃイヤ。ベッド行こ?」
葵の提案に耳も貸さず、今度は葵の下半身に手を伸ばす。ジーンズに手を突っ込み下着の上から葵のアソコを触ろうとした時、葵が急に起き上がり、今度は私を押し倒した。
「ねぇ詩乃?私嫌って言わなかった?この耳は飾りなの?人に散々心配かけさせといて、帰ってきたら人を性欲のはけ口のように押し倒して。そんなのレイプ魔と変わらないじゃない。二人でヤるときくらい愛のあるセックスしようよ…。」
葵の言ったレイプ魔と同じという言葉で、私は自分のした行為の重大さにやっと気がついた。苛ついていたのか、それとも悲しかったのか、さっきまでどんな感情が私の中で暴走していたかは分からない。でも、ひとつだけ言えることは、私はさっきの男と同じことを葵にしてしまったということだ。
「ご、ごめんなさい………。」
私の目から一筋の涙が零れた。
「べ、別に泣かないといけないことじゃないのよ!?ただ、あなたがいつもと違ったから私も驚いちゃっただけ。」
私の肩を持ってそっと抱き起こすと、そのままベッドまで誘導してくれる。
「泣いてる子の方がちょっと興奮しちゃうかな。」
ニッコリと笑った葵が、今度は私をベッドに押し倒した。
「犯して欲しいって言ってたけど、遠慮なくやっちゃっていいのかな?」
葵の問に私は黙って一度頷いた。
そこからはまるで脳が溶けているような、ただ純粋な気持ちよさだけが私の体を襲った。胸への愛撫だけで下手をすればイッてしまうのではないかというほどの快感が押し寄せ、私の秘部をジンジンと熱くした。
「下着の上から見てもビチョビチョだから、先に脱がしちゃうね?」
私の下着に手をかけて、ズルっと下にずらしたところで葵の動きが止まった。
「詩乃?あなた……。」
膣からの感触で分かる。私の体の中から中出しされた精液が流れ出しているのだ。
「今日のお客さん?」
私は首を横に振った。
「じゃあ、これどうしたの!?」
「帰り道にお店の近くの公園にある講習トイレで…無理やり…。」
涙で視界がぼやける。私のそんな表情を見て察しがついたのか、葵は慌ててカバンの中からピルケースを取り出し、その中からひと粒取り出すと私の口の前に突き出した。
「さっき襲われたんならまだアフターピル飲んでないんでしょ?これ、何かあったとき用に知り合いの産婦人科の先生に貰ってたやつだから、早く飲んで。」
ズイッと突き出された錠剤が涙でぼやける。すると、錠剤を差し出す葵の姿が、だんだんとあの男に見えてきたのだ。
「いやっ!!く、薬なんか飲んだら、妊娠して……。」
「これ飲まないと妊娠しちゃうの!だから早く飲んで!」
暴れる私の体を押さえ込んで無理矢理にでも飲ませようとする葵。しかし、私は錠剤への恐怖心から全力で拒否してしまった。
「嫌なの……。薬なんて飲んだら…。」
布団で顔を覆っていると葵は突然私への愛撫を再開し、私の顔の前から布団を退けて優しくキスをした。
「はい。上手に飲めました。」
キスを終えると葵がそんなことを言った。
状況を把握した私が泣きそうになりながら吐き出そうと口に手を入れようとした時、葵はその手をベッドに押さえつけ、同時に私の中にいきなり2本指を突っ込んだ。
「ほんとはこんな汚れた所に指を入れるなんて嫌なんだけどね。誰かさんがどこの馬の骨かも分からない奴に無理やり種づけされておかしくなっちゃってるから、今からその感覚を私で塗り替えてあげる。」
精液まみれの膣の中で葵の細い指がバラバラに動き回り、今までに発したことのない卑猥な音がし始める。
結局、その日は朝まで葵に犯され続けた。何度イッたかも覚えてはいない。ただ覚えているのは、イかされる度に意識が快楽という深い渦の中に飲み込まれていく感覚だけだった。
「私ね。もうあの仕事やめようと思うの。」
「そうなの?」
「うん。もう今回みたいに葵に心配かけたくないし…。それに……。」
「それに?」
超至近距離で葵と目が合い、心臓がドクンっ!と跳ねた。
「も、もう…、葵以外とこんなことしたくない。」
そう言い終わると、葵は嬉しそうに満面の笑顔を浮かべて、私の顔を自分の谷間に押し付けた。
「じゃあ、私もやめる!一緒に他の仕事探そ?」
「うん!」
こうして私の風俗生活は幕を閉じた。
結局、葵がくれたアフターピルのおかげで妊娠は免れ、被害届を出した2ヶ月後には犯人も逮捕された。
今は近くのファーストフード店でアルバイトをしながら、葵と二人で就職活動をしている。もちろん、同棲しながらだ。つまり……。
「あっ……!だめっ!またイッちゃう…。」
夜はいつもこんな感じです。
「いいよ。何回でもイッて?」
「ダメダメダメダメッ!もう何回イッたかわからないよぉ…。」
「明日は休みなんだから、今夜は寝かせないよ?」
「あ、そこはっ……、だめーっ!!!!」
しばらくは賑やかな夜が続きそうです。
ご近所の皆さん、すみません。
「完」
〈仕事終わった?〉
〈ねぇ?既読つかないけど大丈夫?〉
〈心配だからこれ見たらすぐに返事して。〉
〈ねぇ?ほんとに大丈夫なの?〉
など、葵からのメッセージが20件近く入っていた。
《今終わった。どこに行けばいい?》
〈やっと返事返ってきた。心配したんだよ?〉
〈でも、無事ならいいや。この間のホテルで待ってるから。〉
《わかった。》
再びスマホをカバンに仕舞い、私はホテルへと歩き出した。
「おかえり。」
部屋の扉を開けると、葵が入り口まで出迎えてくれた。
「ただいま……。」
「ちょっ……、どうしたの?急に。」
部屋に入るなりいきなり抱きついた私に、葵は戸惑いが隠せないようだ。
私の体が小刻みに震えているのに気がついた葵は、そのまま何も言わず私の体を力強く抱きしめた。
「………して。」
「ん?なに?」
消え入りそうな私の声は、これだけ至近距離にいても葵の耳にははっきりと届いていないみたいだ。
「犯して…。」
「は……?」
今度ははっきりと言った。私の言葉を聞いて葵は素っ頓狂な声を上げた。
「今夜はめちゃくちゃに犯して欲しいの。」
「急にどうしたの?今までそんなこと言うような………おわっ!」
戸惑っている葵をそのまま押し倒し、部屋の廊下で馬乗りになる。
「ちょっと詩乃さん?ほんとに今日はどうしたの?」
戸惑いを通り越して恐怖すら感じてそうな葵を無視して、私は半ば強引にキスをする。そしてそのまま彼女の服に手を伸ばし、下着の上から胸や鎖骨などを撫で回した。
「さ、さすがにこんな所じゃイヤ。ベッド行こ?」
葵の提案に耳も貸さず、今度は葵の下半身に手を伸ばす。ジーンズに手を突っ込み下着の上から葵のアソコを触ろうとした時、葵が急に起き上がり、今度は私を押し倒した。
「ねぇ詩乃?私嫌って言わなかった?この耳は飾りなの?人に散々心配かけさせといて、帰ってきたら人を性欲のはけ口のように押し倒して。そんなのレイプ魔と変わらないじゃない。二人でヤるときくらい愛のあるセックスしようよ…。」
葵の言ったレイプ魔と同じという言葉で、私は自分のした行為の重大さにやっと気がついた。苛ついていたのか、それとも悲しかったのか、さっきまでどんな感情が私の中で暴走していたかは分からない。でも、ひとつだけ言えることは、私はさっきの男と同じことを葵にしてしまったということだ。
「ご、ごめんなさい………。」
私の目から一筋の涙が零れた。
「べ、別に泣かないといけないことじゃないのよ!?ただ、あなたがいつもと違ったから私も驚いちゃっただけ。」
私の肩を持ってそっと抱き起こすと、そのままベッドまで誘導してくれる。
「泣いてる子の方がちょっと興奮しちゃうかな。」
ニッコリと笑った葵が、今度は私をベッドに押し倒した。
「犯して欲しいって言ってたけど、遠慮なくやっちゃっていいのかな?」
葵の問に私は黙って一度頷いた。
そこからはまるで脳が溶けているような、ただ純粋な気持ちよさだけが私の体を襲った。胸への愛撫だけで下手をすればイッてしまうのではないかというほどの快感が押し寄せ、私の秘部をジンジンと熱くした。
「下着の上から見てもビチョビチョだから、先に脱がしちゃうね?」
私の下着に手をかけて、ズルっと下にずらしたところで葵の動きが止まった。
「詩乃?あなた……。」
膣からの感触で分かる。私の体の中から中出しされた精液が流れ出しているのだ。
「今日のお客さん?」
私は首を横に振った。
「じゃあ、これどうしたの!?」
「帰り道にお店の近くの公園にある講習トイレで…無理やり…。」
涙で視界がぼやける。私のそんな表情を見て察しがついたのか、葵は慌ててカバンの中からピルケースを取り出し、その中からひと粒取り出すと私の口の前に突き出した。
「さっき襲われたんならまだアフターピル飲んでないんでしょ?これ、何かあったとき用に知り合いの産婦人科の先生に貰ってたやつだから、早く飲んで。」
ズイッと突き出された錠剤が涙でぼやける。すると、錠剤を差し出す葵の姿が、だんだんとあの男に見えてきたのだ。
「いやっ!!く、薬なんか飲んだら、妊娠して……。」
「これ飲まないと妊娠しちゃうの!だから早く飲んで!」
暴れる私の体を押さえ込んで無理矢理にでも飲ませようとする葵。しかし、私は錠剤への恐怖心から全力で拒否してしまった。
「嫌なの……。薬なんて飲んだら…。」
布団で顔を覆っていると葵は突然私への愛撫を再開し、私の顔の前から布団を退けて優しくキスをした。
「はい。上手に飲めました。」
キスを終えると葵がそんなことを言った。
状況を把握した私が泣きそうになりながら吐き出そうと口に手を入れようとした時、葵はその手をベッドに押さえつけ、同時に私の中にいきなり2本指を突っ込んだ。
「ほんとはこんな汚れた所に指を入れるなんて嫌なんだけどね。誰かさんがどこの馬の骨かも分からない奴に無理やり種づけされておかしくなっちゃってるから、今からその感覚を私で塗り替えてあげる。」
精液まみれの膣の中で葵の細い指がバラバラに動き回り、今までに発したことのない卑猥な音がし始める。
結局、その日は朝まで葵に犯され続けた。何度イッたかも覚えてはいない。ただ覚えているのは、イかされる度に意識が快楽という深い渦の中に飲み込まれていく感覚だけだった。
「私ね。もうあの仕事やめようと思うの。」
「そうなの?」
「うん。もう今回みたいに葵に心配かけたくないし…。それに……。」
「それに?」
超至近距離で葵と目が合い、心臓がドクンっ!と跳ねた。
「も、もう…、葵以外とこんなことしたくない。」
そう言い終わると、葵は嬉しそうに満面の笑顔を浮かべて、私の顔を自分の谷間に押し付けた。
「じゃあ、私もやめる!一緒に他の仕事探そ?」
「うん!」
こうして私の風俗生活は幕を閉じた。
結局、葵がくれたアフターピルのおかげで妊娠は免れ、被害届を出した2ヶ月後には犯人も逮捕された。
今は近くのファーストフード店でアルバイトをしながら、葵と二人で就職活動をしている。もちろん、同棲しながらだ。つまり……。
「あっ……!だめっ!またイッちゃう…。」
夜はいつもこんな感じです。
「いいよ。何回でもイッて?」
「ダメダメダメダメッ!もう何回イッたかわからないよぉ…。」
「明日は休みなんだから、今夜は寝かせないよ?」
「あ、そこはっ……、だめーっ!!!!」
しばらくは賑やかな夜が続きそうです。
ご近所の皆さん、すみません。
「完」
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