文芸部の小さな先輩

HIIRAGI

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初めての感覚

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 締め切ったカーテン。鍵の締まった密室の空間で俺の初体験は幕を開けた。俺の体をゆっくりと撫でながら、先輩は俺の唇に自分の唇をそっと重ねた。

「慣れてるんですね。」

「私もそんなに経験が多いわけじゃないよ。ほとんどが執筆活動の中で得た知識だし。」

 そう言いながらも先輩からのキスは続く。普段は1人で黙々と執筆活動に勤しんでいる部屋で、今日は出会ったばかりの先輩と唇を重ね合っている。そんな状況に俺は大興奮してしまっていた。既に大きく固くなったイチモツによってテントのように張り出した俺のズボンを、先輩はその可愛らしい手で優しく撫でてくれる。

「苦しそうだから出してあげよっか。」

 そう耳打ちする声も、微かに耳にかかる先輩の息も、ただただ興奮材料にしかならない。ジジッという無機質な音と共に下半身の窮屈さが和らぎ、大きくなった俺のイチモツが重力によって前方に倒れ出したのが分かった。パンツによってかろうじて支えられているイチモツの先端を、先輩は布越しに的確に見つけ出し、指先でクニクニと弄り始めた。

「君はどうされるのが気持ちいい?」

「どうって言われても…。」

 経験のない事を聞かれても返答に困るだけで、俺は恥ずかしさも相まって口篭ってしまった。そんな俺を見てクスッと笑った先輩は、俺の心の準備など構もせずにパンツをズラすと、顕になったイチモツの前で口を開けた。

「下手だったらごめんね。」

 顔の横に垂れている髪を耳にかける仕草を見てドキッとするのは、二次元の世界だけじゃないんだと事の時実感した。イチモツの先に熱い息がかかったかと思うと、次の瞬間には先輩が口いっぱいになるまで俺の竿にしゃぶりついていた。

「うぅ…。」

 気持ち良さのあまり呻き声にも似た声が漏れてしまう。熱い口内にねっとりと絡みついてくる先輩の舌。容姿端麗な先輩にフェラをされているというシチュエーションだけでオカズに出来てしまうレベルなのに、こんなことが現実に体験出来てしまってもいいのだろうか。

「女の子の口の中はどう?」

 口のサイズに合わないのか、扱いづらそうにしながらも一生懸命にしゃぶってくれる先輩。吸い上げられる度に気を抜いたらイってしまいそうになる。

「めちゃくちゃ気持ちいいです。」

「そっか。それは良かった。」

 時折見せる先輩のはにかんだ笑顔は、無意識にも俺の欲求をくすぐってくる。サラサラな髪を撫でたい、慎ましい胸に触れたい、脱いだ先輩はどんな体をしてるのか、その体を見られた先輩はどんな反応をするのか、初対面の先輩にそんな邪な感情を持ってしまう。そして、そんな感情は俺の感覚を何倍にも増幅させ、独りよがりな妄想と、フェラによる快感によって絶頂した自分に気がついたのは、先輩の口内に大量の精液を吐き出した後だった。

「うえっ…出すなら出すって言ってよ。にがっ…!」

「す、すみません。」

 俺の精子を口いっぱいに含んだまま悶絶する先輩。俺は慌ててティッシュを先輩に差し出した。しかし、先輩は俺の差し出したティッシュボックスから一枚のティッシュを引き抜くと、口の横についた精子を拭き取りゴミ箱に捨ててしまった。

「あの…出さないんですか?」

「ん…。」

 疑問に思う俺の前で、先輩は上目遣いのまま口を開けて見せる。綺麗に生え揃った白い歯と、ピンクに色づいた口の中。そこに今にも溢れそうなほど大量に溜まった白い液体。俺から見える絵面は、俺の体を再度興奮させるには十分すぎるほどの破壊力があった。
 ごきゅっ!
 口を閉じた先輩は、俺にもハッキリと分かるように喉を鳴らしながら精液を自分の腹の中に流し込み、幼さの残る見た目からは想像がつかない妖艶な表情を浮かべて甘い吐息を吐いた。

「…。」

 愛おしい。俺の心は完全に先輩に鷲掴みにされていた。抱きしめたい。キスをしたい。そのまま押し倒してしまいたい。渦巻き大きくなっていく欲望と、初対面であり、先輩であり、付き合ってもいない女子生徒にいきなりそんな事は出来ないという理性に今にも押しつぶされそうになりながら、俺は先輩の肩に手を置いた。

「だめ…。」

 もう一度キスをしようと先輩の唇に自分の唇を近づけていくと、先輩は自分の手で口を押さえて拒否をした。

「今はまだだめ。」

「何でですか?」

「さっき飲んだばっかりだから苦いかも…。」

 少し赤くなった顔を背けながら言う先輩の愛おしさに、俺は忠告を無視してキスをした。確かに少し苦味はある。これが精子の味だとするなら、こんなものが口いっぱいになれば苦痛でしかない程苦いだろう。
 俺も何か先輩にしたい。そんな一心で、先輩の服の上からその慎ましい胸に手を添えた。

「嫌じゃないですか?」

「どうして?今からこれ以上の事するのに。」

 クスッと笑いながら俺の手を受け入れてくれる先輩。ブラウスのきめ細かい感触と、その先にある柔らかい感触に神経を集中させて、俺は今まで色んな作品で仕入れてきた知識フル活用で胸を愛撫する。

「ね、お口寂しいかも…。」

 誘うように呟く先輩にリードされつつ再び唇を重ね合う。俺の肩に添えるように置かれた先輩の手がスッと離れ、俺の手を押し退けて自らブラウスのボタンを外していく。

「これも外しちゃおっか。」

 両胸の中央で下着に手をかけると、そのまま二手に分かれるようにブラジャーが外れた。いわゆるフロントホックというやつだろうか。ブラウスを脱ぎ、ブラジャーの紐から腕を抜く先輩。俺の目の間には今、色白で綺麗な形をした先輩の胸が露わになっている。

「同年代の生おっぱいはどう?見るのは…初めてだよね?」

 先輩の言う通り姉も妹も居ない童貞の俺には、今まで同年代の胸を生で拝めた経験が無い。それ故に、先輩の生乳は破壊力が抜群だった。

「…。」

 ゴクリと喉を鳴らして唾を飲み、指先で先輩の乳首に触れてみる。

「ひゃっ…!」

 ビクッと体を跳ねさせた先輩は、半笑いで俺の手を掴んで動きを止める。

「ごめん、触り方知らないもんね。」

「何かマズかったですか?」

「さっきの触り方はこそばゆいだけなの。もっと指の腹とかを使って…こう。」

 俺の手を掴んで触り方をレクチャーしてくれる。指の腹で乳首を軽くこねるように触ったり、乳房を軽く少し形が変わる程度に揉んだりと繊細な力加減で触り続けていると、さっきまで澄ましたような顔をしていた先輩から色っぽい吐息が漏れていることに気づいた。

「んっ…。」

 大きな息遣いと共に、触っている胸が大きく上下に動く。俺は怒られる事を覚悟しながら先輩のぷっくりと膨らんだ乳首を軽く摘んでみた。

「んぁっ…!」

 色っぽく可愛らしい喘ぎ声を漏らして体を小さく跳ねさせる先輩。胸でこの感じ方なら、下を触ればどうなってしまうのか。理性を失ってしまわないように気をつけながらも、俺は自分の判断で先輩の下半身に手を伸ばした。
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