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そこは弥生時代?
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ここは2017年7月の東京である。
東京といっても、少し田舎っぽい所で。
ビルとか高層マンションとかはないし、
おだやかに鳥が鳴いていたり。
そんな所に住んでいるのは、宮沢七海・14歳・中学3年生である。
兄の七緒・17歳・高校2年生は自称・発明家である。
作ったことがあるのは自分のブログとホームページだけ。
これが発明といえるのだろうか。
今は夏休みが始まってすぐの時。
七海の親友・相澤美保・美愛は北海道へ旅行。
友達の冬海は埼玉県への転校の準備。
みーんな用事があるのに、七海だけなくて。
「おーい、七海ー。朱鳥ちゃんから電話ー」
母の声が下から聞こえてくる。
宮鳥朱鳥は中1の時に転校してきた。
クラスともすぐに打ち解けて今では仲良し。
「もしもし、朱鳥ちゃん?」
『もしもし、七海ちゃん?今日さーひま?」
「多分、ひま」
『よかったら今日泊まりに来ない?親は仕事、
お姉ちゃんは合宿で誰もいないのよー』
「うん!じゃあ行くわ!あとでねー」
「お母さーん、朱鳥ちゃん家に泊まってくる―」
「迷惑かけないでねー」
お母さんはあっさりと許してくれた。
少しぐらいはなんか反論しろよ、と思う七海。
準備をしていたらひょっこり七緒が現れた。
「どっか行くん?」
少しなまった口調で言う七緒。
父は東京出身、母は大阪出身なのだからか、とまた思う。
「朱鳥ちゃんとこ。泊まってくるから。」
妹思いの七緒に冷たく言い放つ。
「じゃあ、ちょっとコレの実験体になってくれい。」
実験体?と思うと、七緒は大きい物を自分の部屋から持ってきた。
「タイムマシンや。未来へ行けるんやで。
ちょっとこれ乗ってみぃや。」
言われるままにそのタイムマシンに乗る。
「くさっ」
煙の匂いがした。とてつもない匂い。
すると、タイムマシンと七海は小さくなっていき、
机の引き出しの中に入っていった。
「おおおおおおおおおおおおおっ」
どこかへと着陸すると、タイムマシンは止まった。
「ここは・・・・・?」
どこかで見たことのあるような風景。
「もしかして・・・・・・・・弥生時代!?」
なんと、七海は弥生時代に来てしまったのだった。
東京といっても、少し田舎っぽい所で。
ビルとか高層マンションとかはないし、
おだやかに鳥が鳴いていたり。
そんな所に住んでいるのは、宮沢七海・14歳・中学3年生である。
兄の七緒・17歳・高校2年生は自称・発明家である。
作ったことがあるのは自分のブログとホームページだけ。
これが発明といえるのだろうか。
今は夏休みが始まってすぐの時。
七海の親友・相澤美保・美愛は北海道へ旅行。
友達の冬海は埼玉県への転校の準備。
みーんな用事があるのに、七海だけなくて。
「おーい、七海ー。朱鳥ちゃんから電話ー」
母の声が下から聞こえてくる。
宮鳥朱鳥は中1の時に転校してきた。
クラスともすぐに打ち解けて今では仲良し。
「もしもし、朱鳥ちゃん?」
『もしもし、七海ちゃん?今日さーひま?」
「多分、ひま」
『よかったら今日泊まりに来ない?親は仕事、
お姉ちゃんは合宿で誰もいないのよー』
「うん!じゃあ行くわ!あとでねー」
「お母さーん、朱鳥ちゃん家に泊まってくる―」
「迷惑かけないでねー」
お母さんはあっさりと許してくれた。
少しぐらいはなんか反論しろよ、と思う七海。
準備をしていたらひょっこり七緒が現れた。
「どっか行くん?」
少しなまった口調で言う七緒。
父は東京出身、母は大阪出身なのだからか、とまた思う。
「朱鳥ちゃんとこ。泊まってくるから。」
妹思いの七緒に冷たく言い放つ。
「じゃあ、ちょっとコレの実験体になってくれい。」
実験体?と思うと、七緒は大きい物を自分の部屋から持ってきた。
「タイムマシンや。未来へ行けるんやで。
ちょっとこれ乗ってみぃや。」
言われるままにそのタイムマシンに乗る。
「くさっ」
煙の匂いがした。とてつもない匂い。
すると、タイムマシンと七海は小さくなっていき、
机の引き出しの中に入っていった。
「おおおおおおおおおおおおおっ」
どこかへと着陸すると、タイムマシンは止まった。
「ここは・・・・・?」
どこかで見たことのあるような風景。
「もしかして・・・・・・・・弥生時代!?」
なんと、七海は弥生時代に来てしまったのだった。
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