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蓮くんがあたしの中に入ってきて、ゆっくり腰を動かし始めた。
「あ、っ…や、んっ…あぁ」
「好きだよ菜々…」
「ん…っ、あたしも好きっ…」
少しずつ蓮くんの腰の動きが早まり、奥を思いっきり突かれた。
「あぁ!」
あたしの膝の裏に手を差し込んで、腰を高く上げて更に奥まで入ってくる。
「あ、気持ちいいっ!蓮くんの…っ奥当たってるっ…やぁぁんっ」
蓮くんは何度も体位を変えてあたしの中に入ってきた。
「しっかりつかまっててね」
蓮くんが挿れたままあたしの体を持ち上げて腰を振る。あたしは蓮くんの首筋に両手を絡めて落ちないようにしがみついた。
蓮くんがこんなに体力があることにいつも驚く。ガリガリとまではいかないけど、けっこう細いのに…
「やっ、力抜けちゃう!」
「我慢できない?」
「出来ない!むり、むり落ちるっあぁ、だめ!」
蓮くんはあたしをベッドに下ろして、また正常位で中を突き始めた。どれくらいって数えているわけじゃないけど、ずっと挿れられっぱなし…ほんとに蓮くん体力ありすぎ。
昨日の将くんと真逆…ああダメダメ、比べちゃダメ。
「れんくん、れんくんいっていい?もうあたし無理っ…」
「我慢出来ない?」
「だめ、もうだめなの、我慢するのむり…」
「そんなに気持ちいいの?」
「気持ちい…あ、いくっ…」
あたしはまたいかされた。その後もずっと挿れられ続けたけど、あまりにも気持ち良すぎて所々の記憶がないのが勿体無いな…
「愛してるよ、菜々…」
セックスが終わった後も、そうじゃない時も蓮くんはいつだってあたしを優しく抱きしめて、キスをしてくれる。
自分のことを愛してくれる人がいて、大事にしてくれて…こういうのを幸せっていうんだろうけど、素直に喜べない。そもそも喜んじゃいけない。
こんなに愛してくれているのに、他の男とも平気でセックスするような女でごめんね。
「今日泊まってってもいい?ずっと一緒にいたい」
「うん…」
それから約2週間後。
「撮られてたのか…」
週末、ネットニュースを見ると蓮くんの記事が出ていた。
“人気バンドのギタリスト、「お泊まり愛」撮った!”
“モデルAさんの住む都内のマンションに1泊“
…完全にあたしのことだ。
周り気にして外出たんだけどなぁ…どこで張ってたんだろ…
***
「菜々ちゃん写真撮られちゃったんやなー。まとめニュースにも載ってるし」
剛くんがベッドに寝転びながらスマホをいじっている。蓮くんとあたしのスクープの記事を見ている様だ。
「速攻特定されてSNSやばいねん。ほんま迷惑やねんけど」
「付き合ってんの?蓮くんと」
「そうみたい…こっちはそんなつもりないんやけどなぁ」
テーブルに置いていたワインを空になったグラスに注ぎ、ソファに座ってそれを啜るあたしを見て剛くんが笑った。
「相変わらず菜々ちゃんはドライやなぁ」
…剛くんは、アパレル会社の社長をしている。そしてあたしの地元の先輩。あたしも一応モデルなので仕事場で偶然再会してから会うようになった。
関西出身のあたし達は普段は標準語で話しているけど、二人でいる時はつい関西弁混じりになってしまう。
そしてもちろん、会うたびにセックスしている。
「ドライとかじゃないし…ていうかコレほんまに不自然やねんなぁ」
「どういう風に?」
「頻繁に出入りしてるわけじゃないし一緒にマンション出たんもこれが初めてやし…それに綺麗に撮れすぎ!目線入れてもあたしってわかるやん。だからすぐ特定されたしさー」
「あー確かに…菜々ちゃんハメられたんちゃう?」
「どういう事?誰に?」
「蓮くんに。わざと写真撮らせて菜々ちゃんに彼女の自覚持ってもらいたいとか」
「えー…」
「顔ファンもふるい落とせるしな。男前やなー、蓮くん。うちの会社にもファンの子おるで」
「ふーん…そっかぁ」
「まぁ菜々ちゃんはモテるからなぁ。俺も菜々ちゃんが好きやもん」
「またまた…剛くんそんなこと言って」
剛くんは東京で今の奥さんと出会い結婚した。子供もいる。けどこうやって時間が空いた時に自分が泊まっているホテルに呼び出すから、あたしはついつい会いに行ってしまう。
「ほんまやって。菜々ちゃんと結婚しといたら良かった」
…嘘ばっかり。奥さんと出会わなくてもあたしと結婚なんかしないくせに。
「…じゃあ今からでも離婚したら?」
「…まぁ子供おるからなぁ。おらんかったら離婚して菜々ちゃんのとこ行くのに」
「冗談に本気で答えなくていいですっ」
…言い訳に子供出してくるのいい加減やめてほしいな。奥さんにも子供にも失礼だし。まぁ一番失礼なのはそれを知っててこうやって二人きりで会うあたしか。
「菜々ちゃんは結婚せーへんの?」
「うーん…そういう願望ないし」
剛くんは忙しいし、会えるのも月に1、2回。あたしからは連絡出来ないし、会いたいって言ってもらえたら仕事の時以外は剛くんのところに飛んでいってしまう。
…最近気付いちゃったんだけど、あたしは剛くんが好きなのかもしれない。
剛くんには家庭があるし、あたしのことなんて都合よくやらせてくれる地元の後輩ぐらいにしか思ってないだろうけど。
求められることは嫌いじゃないし、体目的だろうがこっちもそういうことするのをわかってるから気にしない。
でも剛くんとバイバイした後、1人になった時急に寂しくなったりして。
「菜々ちゃんそこおらんとこっちおいでーや」
剛くんが手招きをする。今からこの人に抱かれると思うと胸がときめく。
「うん…」
「あ、っ…や、んっ…あぁ」
「好きだよ菜々…」
「ん…っ、あたしも好きっ…」
少しずつ蓮くんの腰の動きが早まり、奥を思いっきり突かれた。
「あぁ!」
あたしの膝の裏に手を差し込んで、腰を高く上げて更に奥まで入ってくる。
「あ、気持ちいいっ!蓮くんの…っ奥当たってるっ…やぁぁんっ」
蓮くんは何度も体位を変えてあたしの中に入ってきた。
「しっかりつかまっててね」
蓮くんが挿れたままあたしの体を持ち上げて腰を振る。あたしは蓮くんの首筋に両手を絡めて落ちないようにしがみついた。
蓮くんがこんなに体力があることにいつも驚く。ガリガリとまではいかないけど、けっこう細いのに…
「やっ、力抜けちゃう!」
「我慢できない?」
「出来ない!むり、むり落ちるっあぁ、だめ!」
蓮くんはあたしをベッドに下ろして、また正常位で中を突き始めた。どれくらいって数えているわけじゃないけど、ずっと挿れられっぱなし…ほんとに蓮くん体力ありすぎ。
昨日の将くんと真逆…ああダメダメ、比べちゃダメ。
「れんくん、れんくんいっていい?もうあたし無理っ…」
「我慢出来ない?」
「だめ、もうだめなの、我慢するのむり…」
「そんなに気持ちいいの?」
「気持ちい…あ、いくっ…」
あたしはまたいかされた。その後もずっと挿れられ続けたけど、あまりにも気持ち良すぎて所々の記憶がないのが勿体無いな…
「愛してるよ、菜々…」
セックスが終わった後も、そうじゃない時も蓮くんはいつだってあたしを優しく抱きしめて、キスをしてくれる。
自分のことを愛してくれる人がいて、大事にしてくれて…こういうのを幸せっていうんだろうけど、素直に喜べない。そもそも喜んじゃいけない。
こんなに愛してくれているのに、他の男とも平気でセックスするような女でごめんね。
「今日泊まってってもいい?ずっと一緒にいたい」
「うん…」
それから約2週間後。
「撮られてたのか…」
週末、ネットニュースを見ると蓮くんの記事が出ていた。
“人気バンドのギタリスト、「お泊まり愛」撮った!”
“モデルAさんの住む都内のマンションに1泊“
…完全にあたしのことだ。
周り気にして外出たんだけどなぁ…どこで張ってたんだろ…
***
「菜々ちゃん写真撮られちゃったんやなー。まとめニュースにも載ってるし」
剛くんがベッドに寝転びながらスマホをいじっている。蓮くんとあたしのスクープの記事を見ている様だ。
「速攻特定されてSNSやばいねん。ほんま迷惑やねんけど」
「付き合ってんの?蓮くんと」
「そうみたい…こっちはそんなつもりないんやけどなぁ」
テーブルに置いていたワインを空になったグラスに注ぎ、ソファに座ってそれを啜るあたしを見て剛くんが笑った。
「相変わらず菜々ちゃんはドライやなぁ」
…剛くんは、アパレル会社の社長をしている。そしてあたしの地元の先輩。あたしも一応モデルなので仕事場で偶然再会してから会うようになった。
関西出身のあたし達は普段は標準語で話しているけど、二人でいる時はつい関西弁混じりになってしまう。
そしてもちろん、会うたびにセックスしている。
「ドライとかじゃないし…ていうかコレほんまに不自然やねんなぁ」
「どういう風に?」
「頻繁に出入りしてるわけじゃないし一緒にマンション出たんもこれが初めてやし…それに綺麗に撮れすぎ!目線入れてもあたしってわかるやん。だからすぐ特定されたしさー」
「あー確かに…菜々ちゃんハメられたんちゃう?」
「どういう事?誰に?」
「蓮くんに。わざと写真撮らせて菜々ちゃんに彼女の自覚持ってもらいたいとか」
「えー…」
「顔ファンもふるい落とせるしな。男前やなー、蓮くん。うちの会社にもファンの子おるで」
「ふーん…そっかぁ」
「まぁ菜々ちゃんはモテるからなぁ。俺も菜々ちゃんが好きやもん」
「またまた…剛くんそんなこと言って」
剛くんは東京で今の奥さんと出会い結婚した。子供もいる。けどこうやって時間が空いた時に自分が泊まっているホテルに呼び出すから、あたしはついつい会いに行ってしまう。
「ほんまやって。菜々ちゃんと結婚しといたら良かった」
…嘘ばっかり。奥さんと出会わなくてもあたしと結婚なんかしないくせに。
「…じゃあ今からでも離婚したら?」
「…まぁ子供おるからなぁ。おらんかったら離婚して菜々ちゃんのとこ行くのに」
「冗談に本気で答えなくていいですっ」
…言い訳に子供出してくるのいい加減やめてほしいな。奥さんにも子供にも失礼だし。まぁ一番失礼なのはそれを知っててこうやって二人きりで会うあたしか。
「菜々ちゃんは結婚せーへんの?」
「うーん…そういう願望ないし」
剛くんは忙しいし、会えるのも月に1、2回。あたしからは連絡出来ないし、会いたいって言ってもらえたら仕事の時以外は剛くんのところに飛んでいってしまう。
…最近気付いちゃったんだけど、あたしは剛くんが好きなのかもしれない。
剛くんには家庭があるし、あたしのことなんて都合よくやらせてくれる地元の後輩ぐらいにしか思ってないだろうけど。
求められることは嫌いじゃないし、体目的だろうがこっちもそういうことするのをわかってるから気にしない。
でも剛くんとバイバイした後、1人になった時急に寂しくなったりして。
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剛くんが手招きをする。今からこの人に抱かれると思うと胸がときめく。
「うん…」
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