わたしがわたしをわすれるひ【R18】

仲村來夢

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蓮くんがいてもたってもいられない様子であたしを抱きしめ、激しくキスをした。手がまた胸の方に伸びてくる。

「ん…っ」

このままここでするの?ずっと立ちバックになるじゃん。普通の男なら大丈夫だけど蓮くんに延々と立ちバックされ続けたら腰抜けて立てなくなるよ…!

「あ、蓮くんっ…ベッドで…して欲しいの…」

「ここじゃ嫌?」

「立ったままに、なっちゃうし…」

「そっか、あんまり好きじゃないもんね」

「…そういうわけじゃ、ないんだけど…」

ほんとはそういうわけじゃないどころか大好きだけど…

「うん。ベッドでゆっくりしよっか…」

ベッドに連れて行かれて、キスをされて、蓮くんがあたしの服を捲り上げた。寝るときはブラを付けていないから、裸の胸が蓮くんの目の前に晒された。

蓮くんがあたしの乳首を摘みながら、もう片方の乳首を吸い始めた。

「あっ…、あんっ、や…」

舌で転がされたり、甘噛みされたりする度にいちいち敏感に体が反応して、声が出てしまう。

「ふふ。気持ちいい?」

「ん…気持ちいい…」

「なんか昨日と反応違う気がする」

「あん…朝からこんなことされるの初めてだから…っ」

あたしは朝セックスするのが好き。まぁいつするのも好きなんだけど…朝は特に。意識がはっきりしないまま触られるといつもより敏感になっちゃう。

今日は起きてから色々動いてたから意識ははっきりしてるけど、寝起きで襲われたりしたら感じすぎてすぐいっちゃう…

剛くんとお泊まりした日の朝に必ずセックスするけどあたしが感じまくっていきまくっちゃうから剛くんめちゃくちゃ喜ぶんだよね。最近お泊まりしてないけど…

蓮くんとはしたことないから「朝からセックスするのが好きなの」なんて自分から言いにくくて今まで何も言わなかったけど、やっぱり気持ちいい。…好き。

「んっ…あ、やんっ…あ、そんなに激しくしたら…ぁっ」

「どうしたの、いつもよりすごい濡れてる…」

「あ、だってっ気持ちよくてっ!あ、もうダメいっちゃういっちゃう…」

「もう?」

「あ、あっだめだめだめ、いくっいくっ!あぁぁ!!」

どくん、って中が波打って、頭の中が真っ白になった。

「いたた…」

いく瞬間、無意識に蓮くんの腕を掴んでいたあたしの手の力が強すぎて爪を立てちゃってたみたいで蓮くんが声を出して、驚いて目を見開いたあたしを見て苦笑いをした。

「あ、ごめん!ごめんねっ…」

「ううん。気持ちよかった?」

「うん…あたしも、蓮くんを気持ちよくしたいな…」

体が動くようになってからあたしは蓮くんのモノを口に咥えて、手でしごいた。

「あっ…、あ、やばい…あ…」

小さな声で喘ぐ蓮くんが可愛くて、あたしは口だけでモノを愛撫して両手を蓮くんの胸の方に伸ばした。蓮くんの乳首を摘んだその瞬間、蓮くんの体がびくって動いた。

「ちょっと菜々っ…それダメ…」

あたしはその言葉を無視して蓮くんの乳首を弄り続けた。蓮くんの息がどんどん荒くなってくる。

「あ…ダメだって…っあ、菜々っだめ、いっちゃうっ…て」

蓮くんは入れてる間はすごい持つのに、あたしからの攻め…特にフェラされるのが弱い。口の中でどくどくと波打つ感触があったから慌てて口を離した。

このままいかれるのは困る…!

蓮くんに跨ってモノを掴みながら腰を下ろそうとした時に待って、ゴム!って言われておあずけをくらったあたしは少し不機嫌になりつつ、ゴムの袋の端を咥えて引きちぎり中から取り出したゴムを蓮くんのモノに嵌め改めてゆっくりと腰を下ろした。

「…っあ…れんくんの、はいっちゃ…った…っ」

あたしが腰を動かし始めると、蓮くんがまた声を出した。

「ぅあ…菜々どうしたの、なんか今日エロい…」

「あ、あっん…なんかすごい感じちゃうのっ…あ、っ…もっと…」

もっと、もっとって言いながらあたしは激しく腰を動かして、蓮くんに跨ったままいってしまった。

あ、やばい。倒れる…

「危ないっ」

次は蓮くんがあたしの腕を掴んだ。ほんとに危ない…

「はぁ、はぁ…」

「菜々って自分からするのも好きなんだね、知らなかった」

積極的すぎたかな…って思ってたけど、蓮くんは思ったより嬉しそうな顔をしていた。

「次は俺が動くね」

蓮くんがあたしを押し倒して、モノをあたしの中に入れて動かした。

「あ、あ!気持ちいいやばい、れんくんれんくんっあ、あんっ、だめぇ」

「早くいっちゃうかも…」

「あ、んっなんで…?」

「菜々がいっぱい気持ちよくしてくれたから…」

「あんっ、や…そんな激しいのっ…ふぁあんっ!」

「菜々、愛してるよ、菜々っ…」

「れんくんっ、れんくんっ」

入れてる間中ずっと愛してるって言われ続けて、心がむず痒くなってきてしまう。

「あ、いく、菜々っ…」

「ああぁ!!」

ゴム越しに、蓮くんのモノが波打ってるのがわかる。ほんとにいつもより早かった…って言っても、他の人よりは断然長い時間入れられてたけど…

蓮くんが力無く微笑んであたしにキスをした。

***

「ほんとに結婚しちゃおうか」

「え?」

蓮くん、叩かれ過ぎておかしくなった?しかもベッドの上で…プロポーズのつもりならもうちょっと場所とか状況考えてよ…。

「待ってよ交際宣言さえしてないのに話飛び過ぎだよ!しかもあたし達まだ付き合って…」

付き合って何ヶ月?いつから付き合ってることになってるんだろう蓮くんの中で。

蓮くんは本当にあたしを愛してくれてると思う。結婚なんて言葉を出してきたのは蓮くんが初めてだし…。蓮くんとなら幸せになれるかも…でも…

「菜々が叩かれるのが嫌だ。そばで守りたい」

「蓮くん本気で言ってる…?」

「うん。朝から菜々のご飯が食べれて、こうやって愛し合えるのがめっちゃ幸せだって、改めて菜々が好きだってわかったしずっとこれが続けば、って思った」

「そっか…」

「や、ベッドの上でこんなのデリカシー無さすぎるねごめん。ちゃんとプロポーズするから、考えてて欲しい…」

「はぁ…」

話が思わぬ方向にいってしまった。…どうしよう。気持ちは嬉しいけど、あたし蓮くん一人に絞るなんて出来るの?恋人同士なのにプロポーズされて断る、なんてあんまり無いよね。

何が引っかかってるのか…あたしは蓮くんにこうしてプロポーズをされたことでその引っかかっているものがなんなのか、少しずつわかってきた。

誰のことも愛していないはずだったのに。
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