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17. 颯真の出した答え
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ついに、3人での初パフォーマンスを披露する生放送当日がやってきた。
SNSでの爆発的な反響を受け、番組側は彼らのために大トリという破格のステージを用意していた。
テレビ局の控室。鏡の中に映る自分は、あの事故以来、最も「アイドル」としての光を放っている。けれど、奏多の指先は小刻みに震えていた。
かつてのバッシング、観客席からの冷ややかな視線、そしてあの暗い病室の記憶が、華やかなスタジオの裏側で鎌首をもたげる。
「……怖い」
ぽつりと漏れた独り言に、二つの影が動いた。
「奏多」
颯真が後ろからそっと、奏多の肩に手を置いた。大きな手のひらから伝わる温もりが、冷え切った奏多の心を溶かしていく。
「大丈夫だよ。客席を見て。あそこにいるのは、君を傷つける人たちじゃない。君をずっと待ちわびていた人たちだ。……俺が、ずっと君の背中を支えているから」
「奏多さん!」
リオが奏多の震える手を、両手で包み込むように握った。
「僕を見てください。僕は、奏多さんの隣で歌えるのが嬉しくてたまらないんです。僕のこのワクワクを、奏多さんにも半分あげます! 世界で一番、僕たちが輝く瞬間にしましょう!」
二人の言葉に、奏多は深く息を吐いた。
かつては一人で背負っていた「エース」という重圧。けれど今は、自分を守ってくれる二人が両脇を固めている。
『本番30秒前です! ステージへお願いします!』
スタッフの声が響く。
3人は立ち上がり、暗い花道を進んでいく。
ステージのセンターに立った瞬間、目の前のカーテンが開き、地鳴りのような歓声が3人を包み込んだ。
イントロが流れる。
颯真の包容力のある歌声が響き、リオの弾けるようなダンスが視線を奪う。
そして、奏多がマイクを握り、最初の一声を放った瞬間——会場の空気が震えた。
透明感に溢れ、けれど過去の痛みを糧にした力強い歌声。
カメラの向こう側にいる、あの卑怯な犯人へ。自分を見捨てた過去へ。
奏多は二人の視線を感じながら、最高の笑顔で歌い切った。
パフォーマンスの最後、あえて二人が奏多の肩を抱き寄せるフィニッシュが決まると、スタジオが揺れるほどの拍手が沸き起こった。
「……やりきった」
光り輝く銀テープが舞う中、奏多は確信した。
一人では戻れなかったこの場所も、二人の過保護な愛に守られてなら、もう一度歩いていける。
鳴り止まない歓声の中で、颯真とリオは満足げに、そして何よりも情熱的に、自分たちの宝物である奏多を世界に見せつけていた。
3人での初パフォーマンス。それは、止まっていた奏多の時間が、眩いフラッシュと大歓声の中で鮮やかに動き出した瞬間だった。
※※※※※※※
「奏多さん、最高でした! ああ、もう……このまま朝まで一緒にお祝いしたいのに!」
ステージ裏の楽屋で、リオが自身のスマホのスケジュール画面を恨めしそうに睨みながら叫ぶ。
「ごめんね、リオくん。次は所属グループの生放送があるんだっけ?」
「そうなんです……。行きたくない、奏多さんと離れたくない……っ!」
駄々をこねるリオをスタッフが半ば強引に連れていく。残されたのは、衣装を脱ぎかけの奏多と、タオルで顔を拭っていた颯真の二人だけだった。
「……リオくんも居ないし、また今度にしようか。奏多も疲れただろうし」
颯真が少し寂しそうに笑って提案したが、奏多は首を振った。
「ううん。たまには二人で外食しよう? 颯真の家で食べるのもいいけど、今日はそんな気分なんだ」
案内されたのは、人目を避けるような静かな個室のレストランだった。
運ばれてきた料理を前にしても、颯真の箸はどこか重い。昨夜の海里との会話が、、そして奏多を抱きしめた時の自分の震えが、澱のように胸に溜まっている。
「ねえ、颯真」
奏多がグラスを置き、真っ直ぐに颯真を見つめた。
「……何か、思い悩んでること、ない?」
颯真の肩がぴくりと跳ねる。
「え? ……あはは、何言ってるの。奏多が無事にステージに戻れて、俺は今、世界で一番幸せだよ?」
いつものワンコのような明るい笑顔。けれど、奏多の瞳は騙せなかった。奏多はそれ以上、深くは追求しなかった。ただ、静かな声で言葉を紡ぐ。
「……もし、僕のことで悩んでるなら、早く解放されてほしいんだ」
「……?」
「颯真が僕を大切に思ってくれてるのは、痛いほど伝わってくる。昔も今も、颯真は僕の特別なお兄さんだよ。……でもね、今の颯真は、一緒にいると時々……すごく辛そうに見えるんだ」
奏多の声は、責めるのではなく、慈しむように響いた。
「僕のために自分を削らないで。僕は颯真に笑っていてほしい。僕を『守るべき対象』としてしか見られないなら、それはお互いに苦しいだけだと思うから」
その言葉は、颯真の胸に深く、深く突き刺さった。
(……ああ、そうか)
颯真は、視界が開けるような感覚を覚えた。
海里に言われた「罪悪感」という言葉。
それを否定したくて、必死に「これは愛だ」と自分に言い聞かせてきた。けれど、奏多を束縛し、監視し、執着していたあのドロドロとした感情の正体は、奏多を傷つけた過去への償いを、愛という名前で塗り潰そうとしていた自分勝手なエゴだった。
本当は、分かっていた。
僕が奏多に抱いているのは、独占したいという恋心ではなく、あの日僕を救ってくれた「光」への、強烈な憧れと敬愛だ。
メンバーとして、仲間としてこの世界で誰よりも大切な、かけがえのない存在。
罪悪感という鎖で奏多を縛っていたのは、奏多ではなく、俺自身だった。
奏多が自分を解放してくれようとしている。その優しさが、颯真の心に溜まっていた暗い澱を、さらさらと流していく。
「……ごめんね、奏多」
颯真は顔を上げた。そこには、昨夜のような悲痛な色はもうなかった。
迷いが消えたその表情は、かつてのメインボーカルとしてグループを支えていた頃のような、凛として清々しいものだった。
「……ありがとう。奏多に、救われたよ」
「……颯真?」
「ううん、なんでもない。さ、冷めないうちに食べよう! 奏多が残したら、俺が全部食べちゃうからね」
いつものように明るい声。けれど、その響きには「義務感」ではない、心からの温かさが宿っていた。
海里、俺やっと分かった気がする。
俺は奏多を愛してる。でも、それは彼に押し付けるものじゃない。
奏多には何も言わなかった。自分が背負っている罪の真実も、この数日間の葛藤も。
ただ、目の前で美味しそうに料理を口にする奏多を見つめながら、颯真は心に誓った。
これからは、罪悪感を埋めるためではなく、一人のファンとして、兄として、そして最高の相棒として、この人を支えていこうと。
「奏多! デザート、追加しちゃう?」
「えー、もう食べられないよ」
笑い合う二人の間に流れる空気は、数年ぶりに、本当の意味で柔らかく溶け合っていた。
SNSでの爆発的な反響を受け、番組側は彼らのために大トリという破格のステージを用意していた。
テレビ局の控室。鏡の中に映る自分は、あの事故以来、最も「アイドル」としての光を放っている。けれど、奏多の指先は小刻みに震えていた。
かつてのバッシング、観客席からの冷ややかな視線、そしてあの暗い病室の記憶が、華やかなスタジオの裏側で鎌首をもたげる。
「……怖い」
ぽつりと漏れた独り言に、二つの影が動いた。
「奏多」
颯真が後ろからそっと、奏多の肩に手を置いた。大きな手のひらから伝わる温もりが、冷え切った奏多の心を溶かしていく。
「大丈夫だよ。客席を見て。あそこにいるのは、君を傷つける人たちじゃない。君をずっと待ちわびていた人たちだ。……俺が、ずっと君の背中を支えているから」
「奏多さん!」
リオが奏多の震える手を、両手で包み込むように握った。
「僕を見てください。僕は、奏多さんの隣で歌えるのが嬉しくてたまらないんです。僕のこのワクワクを、奏多さんにも半分あげます! 世界で一番、僕たちが輝く瞬間にしましょう!」
二人の言葉に、奏多は深く息を吐いた。
かつては一人で背負っていた「エース」という重圧。けれど今は、自分を守ってくれる二人が両脇を固めている。
『本番30秒前です! ステージへお願いします!』
スタッフの声が響く。
3人は立ち上がり、暗い花道を進んでいく。
ステージのセンターに立った瞬間、目の前のカーテンが開き、地鳴りのような歓声が3人を包み込んだ。
イントロが流れる。
颯真の包容力のある歌声が響き、リオの弾けるようなダンスが視線を奪う。
そして、奏多がマイクを握り、最初の一声を放った瞬間——会場の空気が震えた。
透明感に溢れ、けれど過去の痛みを糧にした力強い歌声。
カメラの向こう側にいる、あの卑怯な犯人へ。自分を見捨てた過去へ。
奏多は二人の視線を感じながら、最高の笑顔で歌い切った。
パフォーマンスの最後、あえて二人が奏多の肩を抱き寄せるフィニッシュが決まると、スタジオが揺れるほどの拍手が沸き起こった。
「……やりきった」
光り輝く銀テープが舞う中、奏多は確信した。
一人では戻れなかったこの場所も、二人の過保護な愛に守られてなら、もう一度歩いていける。
鳴り止まない歓声の中で、颯真とリオは満足げに、そして何よりも情熱的に、自分たちの宝物である奏多を世界に見せつけていた。
3人での初パフォーマンス。それは、止まっていた奏多の時間が、眩いフラッシュと大歓声の中で鮮やかに動き出した瞬間だった。
※※※※※※※
「奏多さん、最高でした! ああ、もう……このまま朝まで一緒にお祝いしたいのに!」
ステージ裏の楽屋で、リオが自身のスマホのスケジュール画面を恨めしそうに睨みながら叫ぶ。
「ごめんね、リオくん。次は所属グループの生放送があるんだっけ?」
「そうなんです……。行きたくない、奏多さんと離れたくない……っ!」
駄々をこねるリオをスタッフが半ば強引に連れていく。残されたのは、衣装を脱ぎかけの奏多と、タオルで顔を拭っていた颯真の二人だけだった。
「……リオくんも居ないし、また今度にしようか。奏多も疲れただろうし」
颯真が少し寂しそうに笑って提案したが、奏多は首を振った。
「ううん。たまには二人で外食しよう? 颯真の家で食べるのもいいけど、今日はそんな気分なんだ」
案内されたのは、人目を避けるような静かな個室のレストランだった。
運ばれてきた料理を前にしても、颯真の箸はどこか重い。昨夜の海里との会話が、、そして奏多を抱きしめた時の自分の震えが、澱のように胸に溜まっている。
「ねえ、颯真」
奏多がグラスを置き、真っ直ぐに颯真を見つめた。
「……何か、思い悩んでること、ない?」
颯真の肩がぴくりと跳ねる。
「え? ……あはは、何言ってるの。奏多が無事にステージに戻れて、俺は今、世界で一番幸せだよ?」
いつものワンコのような明るい笑顔。けれど、奏多の瞳は騙せなかった。奏多はそれ以上、深くは追求しなかった。ただ、静かな声で言葉を紡ぐ。
「……もし、僕のことで悩んでるなら、早く解放されてほしいんだ」
「……?」
「颯真が僕を大切に思ってくれてるのは、痛いほど伝わってくる。昔も今も、颯真は僕の特別なお兄さんだよ。……でもね、今の颯真は、一緒にいると時々……すごく辛そうに見えるんだ」
奏多の声は、責めるのではなく、慈しむように響いた。
「僕のために自分を削らないで。僕は颯真に笑っていてほしい。僕を『守るべき対象』としてしか見られないなら、それはお互いに苦しいだけだと思うから」
その言葉は、颯真の胸に深く、深く突き刺さった。
(……ああ、そうか)
颯真は、視界が開けるような感覚を覚えた。
海里に言われた「罪悪感」という言葉。
それを否定したくて、必死に「これは愛だ」と自分に言い聞かせてきた。けれど、奏多を束縛し、監視し、執着していたあのドロドロとした感情の正体は、奏多を傷つけた過去への償いを、愛という名前で塗り潰そうとしていた自分勝手なエゴだった。
本当は、分かっていた。
僕が奏多に抱いているのは、独占したいという恋心ではなく、あの日僕を救ってくれた「光」への、強烈な憧れと敬愛だ。
メンバーとして、仲間としてこの世界で誰よりも大切な、かけがえのない存在。
罪悪感という鎖で奏多を縛っていたのは、奏多ではなく、俺自身だった。
奏多が自分を解放してくれようとしている。その優しさが、颯真の心に溜まっていた暗い澱を、さらさらと流していく。
「……ごめんね、奏多」
颯真は顔を上げた。そこには、昨夜のような悲痛な色はもうなかった。
迷いが消えたその表情は、かつてのメインボーカルとしてグループを支えていた頃のような、凛として清々しいものだった。
「……ありがとう。奏多に、救われたよ」
「……颯真?」
「ううん、なんでもない。さ、冷めないうちに食べよう! 奏多が残したら、俺が全部食べちゃうからね」
いつものように明るい声。けれど、その響きには「義務感」ではない、心からの温かさが宿っていた。
海里、俺やっと分かった気がする。
俺は奏多を愛してる。でも、それは彼に押し付けるものじゃない。
奏多には何も言わなかった。自分が背負っている罪の真実も、この数日間の葛藤も。
ただ、目の前で美味しそうに料理を口にする奏多を見つめながら、颯真は心に誓った。
これからは、罪悪感を埋めるためではなく、一人のファンとして、兄として、そして最高の相棒として、この人を支えていこうと。
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