36 / 69
職業 《 勇者 》
36話 聖女と勇者の出会い
しおりを挟む
「──わたくしはコンドリーネ連邦国のサフィーア家が次女……"アンジェ・クローネ・サフィーア"。以後お見知り置きを……」
魔法で透明になってまで教会で隠れていたのは隣国コンドリーネの聖女だった。
「……初めに言っておきますが、この騒ぎでわたくしに非はあれど罪はありませんわ。よろしくて……?」
アンジェは教会に並ぶ長椅子に腰かけ、確認をとりながらメーシャにも座らないかと手で促す。もちろん、アンジェの分もだ。
「よろしいよ」
メーシャは軽く返事をしてアンジェの隣に座ると、魔法陣から地球から持ってきたパックの乳酸菌系飲料を取り出す。
「そうですね。外の皆さんも、罪人を探してる風ではなかったですもんね」
ヒデヨシも座り、流れるようにメーシャから豆乳を貰う。ヒデヨシは器用なのでストローも自分で挿すことができる。
「…………? あ、本題に戻りますわ。わたくしは元々、ドラゴン=ラードロ出現とアレッサンドリーテの危機との話を聞き、少しでもお手伝いしたいと姉のマリーと共に国を越えて来ましたの。ですが、この問題で他国に頼れば
この先どんな無理難題を押し付けられても断れなくなるからと、ラードロにかかわる全ての地域への立ち入り禁止を言い渡されました。仕方のないことですが……」
アンジェはパックジュースの飲み方が分からず、いろんな方向から観察した後あきらめて膝の上の置物化してしまった。
アンジェは聖女であると同時に他国の中枢たる貴族。そんな存在に後継者を救われたとあれば、現ピエール王はともかくジョセフィーヌは政治的に不利になってしまう。
アンジェやその姉が他意はなかったとしても、万が一他のサフィーア家の者が悪意をもっていれば、今後アレッサンドリーテはコンドリーネの植民地や属国になる可能性が十分にあるのだ。
「それで……騒ぎにどうつながってくんの? 罪はないんだったよね」
アンジェは事前に非はあれど罪はないと言っていた。なので、断られて面目が潰れたから八つ当たり……みたいな事になはっていないはずである。
「ですから、わたくしたちにできる範囲で少しでもお役に立ちたいと思い、街の方々の怪我や病気を治そうと決めましたの」
「怪我人……? ドラゴン=ラードロ襲撃以降街は攻撃という攻撃は受けてないそうですし、最近怪我したとかなら普通の回復魔法でも問題ないと思いますし、治してもそこまで騒ぎになるとは思えませんね……。普通の回復魔法では難しい病気を治したとかですか?」
「…………それが、怪我の後遺症で腕が動かない方がいまして、手始めにとその方の腕を動かせるように治しましたら……」
「治しましたら?」
「非番の王族近衛騎士団で、しかも四騎士のひとりで、さらにその腕はドラゴン=ラードロに攻撃を受けて感覚を奪われた箇所で、回復魔法士も治療不可能とサジを投げた状態で、さらにさらに、大通りでしたので回復した瞬間を大勢に見られてしまいましたわ。……うぅ」
アンジェは迂闊な自分の行動を思い出してうなだれてしまう。
近衛四騎士とは、カーミラを含む騎士団の中でももっとも優秀な4人である。アンジェが治したのはメーシャが城に行ったときに出迎えた騎士のひとりだろう。
「そりゃ騒ぎになるか」
「貧しく回復魔法士が頼れない方や、普通の回復魔法では治療が難しい方を治していきたかったのですが、数えきれないくらいの人だかりができ、病人や怪我人よりわたくしの奇跡を見たい方の方が多くなってしまい、やむを得ずその場を離れることにしたのです。その道中で姉とはぐれてしまいまいましたわ。スマホ型魔法機械もまだ貰ってないですし。わたくし………………どうしましょう?」
アンジェは最後にか細い声で何かを言った。
「……今なんて言ったんですか?」
聞こえなかったのでヒデヨシが聞き返す。
「ん? ああ、この子方向音痴で迷子なんだってさ」
しかし、メーシャはバッチリ聞こえていた。
「はゎ~~~?!」
アンジェは聞こえているとは露ほども思ってなかったらしく、恥ずかしさのあまり声にならない声を漏らしてしまった。ついでに足までジタバタしてしまう。
「……ほら、そんなに激しく動いたらジュース落ちちゃうよ」
メーシャはジュースを一旦回収して、ストローをサッと突き刺してアンジェに返す。
「……ん? ──すっぱ? あまっ、えっ? ヨーグルト……のような風味ですわ。思ったより美味しいかも……」
「それスーパーで買ったら120円すんのに、学校で買ったら60円なんよ。めちゃイイっしょ」
「エン? 聞いたが事ない貨幣名ですが、半額になるのは良いですわね」
──ちゅ~。
アンジェは気に入ったらしく、200mlパックをほとんどひと息で飲み切ってしまう。
「僕も飲み切りました」
「っし、じゃあ行こっか」
ふたりが飲みきったジュースのゴミを回収しながらメーシャが立ち上がる。
「どこにですの?」
「国を越えてるんだから、どこかに泊まる場所ぐらいとってるでしょ? もしかしたらそこにいるかもしんないし、とりま行ってみよ」
「で、でも、案内できませんわよ……?」
アンジェが申し訳なさそうに言った。
「場所の名前が分かれば案内は必要ないですよ。ねえ、お嬢様?」
「うん。どこ?」
「……街を出て南東の旅の宿屋ですわ」
「方向も分かって……ああ、方向が分かってもどこがその方向が分かんないんだよね? ママがそうだったし、あーしも案内慣れてっから任せて!」
「おお、頼もしい! 神のお導きですわ!! では、出発しましょう!」
アンジェは感極まって冷静さを失ったのか、透明にならずに外に出ようとしてしまう。
「あっ、ちょちょ! まだ外が騒がしいのにそのまま出たらダメだよっ!」
「……ああ、申し訳ありません! 忘れていましたわ! ──我らに光の安寧を……『和光同塵』!」
アンジェが息を吹き込むように槍にふーっと息をかける。すると、周囲にふわふわと光が生まれていき、成長した光が次第に屈折してみんなの姿を透明にした。
「今度こそ、出発で良いですわよね?」
「うん。ってか、透明でもお互いの場所が分かるんだね」
「はい。分かるようにしましたわ」
「では、出発です!」
● ● ●
道中アンジェが急にあらぬ方向に進みそうになったり、見たことがない道に怯えたりはあったものの、スムーズに旅の宿屋にたどり着くことができた。
しかも幸運なことに、宿屋の主人がアンジェの姉に連絡をとってくれた(泊まる時にパルトネルの番号をひかえることになっている)ので、すぐに再開も果たすことができるようだった。
「──ありがとうございました。……そう言えば、お名前をお伺いしていませんでしたわね」
「あーし? あーしは"いろはメーシャ"」
「僕は"ヒデヨシ"です」
「メーシャさん、ヒデヨシさん、今日は大変助かりましたし、心強かったです。それに……ジュースも美味しかった。来てくれたのがあなた方で良かったですわ」
アンジェは少し落ち着いたのか穏やかな顔になっている。
「気にしなくて良いよ。迷子って心細いもんね」
「はい。この御恩は忘れません。今度会えたら、その時はわたくしがメーシャさんとヒデヨシさんを助けますわ」
「楽しみにしてるね!」
「聖女様が助けてくれるって、それこそ心強いですね」
「では、その日まで。……ごきげんよう」
こうして、聖女アンジェとメーシャの出会いは幕を閉じたのだった。
魔法で透明になってまで教会で隠れていたのは隣国コンドリーネの聖女だった。
「……初めに言っておきますが、この騒ぎでわたくしに非はあれど罪はありませんわ。よろしくて……?」
アンジェは教会に並ぶ長椅子に腰かけ、確認をとりながらメーシャにも座らないかと手で促す。もちろん、アンジェの分もだ。
「よろしいよ」
メーシャは軽く返事をしてアンジェの隣に座ると、魔法陣から地球から持ってきたパックの乳酸菌系飲料を取り出す。
「そうですね。外の皆さんも、罪人を探してる風ではなかったですもんね」
ヒデヨシも座り、流れるようにメーシャから豆乳を貰う。ヒデヨシは器用なのでストローも自分で挿すことができる。
「…………? あ、本題に戻りますわ。わたくしは元々、ドラゴン=ラードロ出現とアレッサンドリーテの危機との話を聞き、少しでもお手伝いしたいと姉のマリーと共に国を越えて来ましたの。ですが、この問題で他国に頼れば
この先どんな無理難題を押し付けられても断れなくなるからと、ラードロにかかわる全ての地域への立ち入り禁止を言い渡されました。仕方のないことですが……」
アンジェはパックジュースの飲み方が分からず、いろんな方向から観察した後あきらめて膝の上の置物化してしまった。
アンジェは聖女であると同時に他国の中枢たる貴族。そんな存在に後継者を救われたとあれば、現ピエール王はともかくジョセフィーヌは政治的に不利になってしまう。
アンジェやその姉が他意はなかったとしても、万が一他のサフィーア家の者が悪意をもっていれば、今後アレッサンドリーテはコンドリーネの植民地や属国になる可能性が十分にあるのだ。
「それで……騒ぎにどうつながってくんの? 罪はないんだったよね」
アンジェは事前に非はあれど罪はないと言っていた。なので、断られて面目が潰れたから八つ当たり……みたいな事になはっていないはずである。
「ですから、わたくしたちにできる範囲で少しでもお役に立ちたいと思い、街の方々の怪我や病気を治そうと決めましたの」
「怪我人……? ドラゴン=ラードロ襲撃以降街は攻撃という攻撃は受けてないそうですし、最近怪我したとかなら普通の回復魔法でも問題ないと思いますし、治してもそこまで騒ぎになるとは思えませんね……。普通の回復魔法では難しい病気を治したとかですか?」
「…………それが、怪我の後遺症で腕が動かない方がいまして、手始めにとその方の腕を動かせるように治しましたら……」
「治しましたら?」
「非番の王族近衛騎士団で、しかも四騎士のひとりで、さらにその腕はドラゴン=ラードロに攻撃を受けて感覚を奪われた箇所で、回復魔法士も治療不可能とサジを投げた状態で、さらにさらに、大通りでしたので回復した瞬間を大勢に見られてしまいましたわ。……うぅ」
アンジェは迂闊な自分の行動を思い出してうなだれてしまう。
近衛四騎士とは、カーミラを含む騎士団の中でももっとも優秀な4人である。アンジェが治したのはメーシャが城に行ったときに出迎えた騎士のひとりだろう。
「そりゃ騒ぎになるか」
「貧しく回復魔法士が頼れない方や、普通の回復魔法では治療が難しい方を治していきたかったのですが、数えきれないくらいの人だかりができ、病人や怪我人よりわたくしの奇跡を見たい方の方が多くなってしまい、やむを得ずその場を離れることにしたのです。その道中で姉とはぐれてしまいまいましたわ。スマホ型魔法機械もまだ貰ってないですし。わたくし………………どうしましょう?」
アンジェは最後にか細い声で何かを言った。
「……今なんて言ったんですか?」
聞こえなかったのでヒデヨシが聞き返す。
「ん? ああ、この子方向音痴で迷子なんだってさ」
しかし、メーシャはバッチリ聞こえていた。
「はゎ~~~?!」
アンジェは聞こえているとは露ほども思ってなかったらしく、恥ずかしさのあまり声にならない声を漏らしてしまった。ついでに足までジタバタしてしまう。
「……ほら、そんなに激しく動いたらジュース落ちちゃうよ」
メーシャはジュースを一旦回収して、ストローをサッと突き刺してアンジェに返す。
「……ん? ──すっぱ? あまっ、えっ? ヨーグルト……のような風味ですわ。思ったより美味しいかも……」
「それスーパーで買ったら120円すんのに、学校で買ったら60円なんよ。めちゃイイっしょ」
「エン? 聞いたが事ない貨幣名ですが、半額になるのは良いですわね」
──ちゅ~。
アンジェは気に入ったらしく、200mlパックをほとんどひと息で飲み切ってしまう。
「僕も飲み切りました」
「っし、じゃあ行こっか」
ふたりが飲みきったジュースのゴミを回収しながらメーシャが立ち上がる。
「どこにですの?」
「国を越えてるんだから、どこかに泊まる場所ぐらいとってるでしょ? もしかしたらそこにいるかもしんないし、とりま行ってみよ」
「で、でも、案内できませんわよ……?」
アンジェが申し訳なさそうに言った。
「場所の名前が分かれば案内は必要ないですよ。ねえ、お嬢様?」
「うん。どこ?」
「……街を出て南東の旅の宿屋ですわ」
「方向も分かって……ああ、方向が分かってもどこがその方向が分かんないんだよね? ママがそうだったし、あーしも案内慣れてっから任せて!」
「おお、頼もしい! 神のお導きですわ!! では、出発しましょう!」
アンジェは感極まって冷静さを失ったのか、透明にならずに外に出ようとしてしまう。
「あっ、ちょちょ! まだ外が騒がしいのにそのまま出たらダメだよっ!」
「……ああ、申し訳ありません! 忘れていましたわ! ──我らに光の安寧を……『和光同塵』!」
アンジェが息を吹き込むように槍にふーっと息をかける。すると、周囲にふわふわと光が生まれていき、成長した光が次第に屈折してみんなの姿を透明にした。
「今度こそ、出発で良いですわよね?」
「うん。ってか、透明でもお互いの場所が分かるんだね」
「はい。分かるようにしましたわ」
「では、出発です!」
● ● ●
道中アンジェが急にあらぬ方向に進みそうになったり、見たことがない道に怯えたりはあったものの、スムーズに旅の宿屋にたどり着くことができた。
しかも幸運なことに、宿屋の主人がアンジェの姉に連絡をとってくれた(泊まる時にパルトネルの番号をひかえることになっている)ので、すぐに再開も果たすことができるようだった。
「──ありがとうございました。……そう言えば、お名前をお伺いしていませんでしたわね」
「あーし? あーしは"いろはメーシャ"」
「僕は"ヒデヨシ"です」
「メーシャさん、ヒデヨシさん、今日は大変助かりましたし、心強かったです。それに……ジュースも美味しかった。来てくれたのがあなた方で良かったですわ」
アンジェは少し落ち着いたのか穏やかな顔になっている。
「気にしなくて良いよ。迷子って心細いもんね」
「はい。この御恩は忘れません。今度会えたら、その時はわたくしがメーシャさんとヒデヨシさんを助けますわ」
「楽しみにしてるね!」
「聖女様が助けてくれるって、それこそ心強いですね」
「では、その日まで。……ごきげんよう」
こうして、聖女アンジェとメーシャの出会いは幕を閉じたのだった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる