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第四章 1年生 2学期
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「俺たちは万全の準備をしてきた。
後は楽しむだけだ、自分のベストを尽くそう」
ランチタイムが終わった会場で、ティータイムのメンバー全員を集めて檄を飛ばす。
各自がポジションについたら、並んでいたお客様を呼び込んだ。
アフタヌーンティーのケーキと和菓子セットは、あらかじめ用意してある。
後はドリンクが間に合うかが鍵だ、リーダー武内女史の手腕に任せてある。
実習班のメンバーも注文に合わせて、ラテアートを描いていた。
3人とも上手くなっていた。
「なかなか調子良いですね、まだずいぶんと列に並んでます」
涼介が報告してくる。
「次の入れ替え時間が忙しくなる。
涼介、スイーツは任せた。俺はドリンクを見てくる」
「こっちは俺がいるから、大丈夫です」
奴も随分と頼もしくなった、男は仕事で鍛えるに限る。
俺がコーヒーカウンターに来た時、母がティールームの入れ替えで入って来たのが見えた。
「ちょっとワガママをさせてくれ」
絵美里に断って、エスプレッソマシンを使う。
ミルクをフォーミングしてから、母の元に向かった。
「母さん、見てて」
席に座った母の前で、カップの中にハートのラテアートを描く。
きれいに出来上がって、テーブルに置いた。
「凄いわ、とってもキレイ」
「ゆっくり楽しんで。俺は戻らないといけない」
「大丈夫、毅の腕前が見られただけで満足よ」
俺が戻ると、実習3人娘に囲まれた。
「あの人、誰?」
「俺の母親だ、東京から来てる」
「えぇ、挨拶に行きたい」
「そっとしておいてくれ、頼む」
午後4時、エイジア製菓学校の学校祭が終了した。
俺が差配したティールームは、過去最高の売り上げを達成した。
今まで客任せだった席の入れ替えを、時間制にして回転を速くしたのが上手く行った。
「もっとケーキを用意してれば、もっと売り上げは上がりましたね」
涼介は、ちょっと悔しそうだ。
「涼介はよくやったよ、過去最高の売り上げを達成した製菓の責任者だ。胸を張っていい」
「ありがとうございます、香山さんのおかげですよ」
「紗彩も褒めてたぞ」
「ホントっすか?」
「まあ、後はお前次第だ。頑張れ」
後片付けが終わったスタッフ全員を集めて、最後のミーティングを行った。
最初にキャッシャーをお願いした高橋さんから、発表してもらった。
「皆さん、お疲れ様でした。
おかげでティールームの売り上げは、記録が残っている過去10年で最高記録を達成しました」
関わったスタッフ全員が拍手をして喜んでいる。
「俺と山本涼介のわがままについて来てくれた、製菓、カフェの全員にありがとうを言いたい」
俺は壇上から頭を下げた。
「個々には、不満もあっただろう。
でも全員が与えられた持ち場でベストを尽くしたから、結果がついてきた。
数字は嘘をつかない、今日の成果は全員で分かち合うものだ。
みんな、お疲れさまでした」
最後に盛大な拍手をもらって、俺は責任者から解放された。
「香山さんについてきて良かった」
「忙しかったけど、親に褒められた」
「うちの親も喜んでいた」
壇上から降りて3人娘に囲まれると、終わった実感が湧いてきた。
後は楽しむだけだ、自分のベストを尽くそう」
ランチタイムが終わった会場で、ティータイムのメンバー全員を集めて檄を飛ばす。
各自がポジションについたら、並んでいたお客様を呼び込んだ。
アフタヌーンティーのケーキと和菓子セットは、あらかじめ用意してある。
後はドリンクが間に合うかが鍵だ、リーダー武内女史の手腕に任せてある。
実習班のメンバーも注文に合わせて、ラテアートを描いていた。
3人とも上手くなっていた。
「なかなか調子良いですね、まだずいぶんと列に並んでます」
涼介が報告してくる。
「次の入れ替え時間が忙しくなる。
涼介、スイーツは任せた。俺はドリンクを見てくる」
「こっちは俺がいるから、大丈夫です」
奴も随分と頼もしくなった、男は仕事で鍛えるに限る。
俺がコーヒーカウンターに来た時、母がティールームの入れ替えで入って来たのが見えた。
「ちょっとワガママをさせてくれ」
絵美里に断って、エスプレッソマシンを使う。
ミルクをフォーミングしてから、母の元に向かった。
「母さん、見てて」
席に座った母の前で、カップの中にハートのラテアートを描く。
きれいに出来上がって、テーブルに置いた。
「凄いわ、とってもキレイ」
「ゆっくり楽しんで。俺は戻らないといけない」
「大丈夫、毅の腕前が見られただけで満足よ」
俺が戻ると、実習3人娘に囲まれた。
「あの人、誰?」
「俺の母親だ、東京から来てる」
「えぇ、挨拶に行きたい」
「そっとしておいてくれ、頼む」
午後4時、エイジア製菓学校の学校祭が終了した。
俺が差配したティールームは、過去最高の売り上げを達成した。
今まで客任せだった席の入れ替えを、時間制にして回転を速くしたのが上手く行った。
「もっとケーキを用意してれば、もっと売り上げは上がりましたね」
涼介は、ちょっと悔しそうだ。
「涼介はよくやったよ、過去最高の売り上げを達成した製菓の責任者だ。胸を張っていい」
「ありがとうございます、香山さんのおかげですよ」
「紗彩も褒めてたぞ」
「ホントっすか?」
「まあ、後はお前次第だ。頑張れ」
後片付けが終わったスタッフ全員を集めて、最後のミーティングを行った。
最初にキャッシャーをお願いした高橋さんから、発表してもらった。
「皆さん、お疲れ様でした。
おかげでティールームの売り上げは、記録が残っている過去10年で最高記録を達成しました」
関わったスタッフ全員が拍手をして喜んでいる。
「俺と山本涼介のわがままについて来てくれた、製菓、カフェの全員にありがとうを言いたい」
俺は壇上から頭を下げた。
「個々には、不満もあっただろう。
でも全員が与えられた持ち場でベストを尽くしたから、結果がついてきた。
数字は嘘をつかない、今日の成果は全員で分かち合うものだ。
みんな、お疲れさまでした」
最後に盛大な拍手をもらって、俺は責任者から解放された。
「香山さんについてきて良かった」
「忙しかったけど、親に褒められた」
「うちの親も喜んでいた」
壇上から降りて3人娘に囲まれると、終わった実感が湧いてきた。
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