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第八章 2年生 1学期
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オリエンテーションの新入生歓迎会も無事に終わり、2年の授業が始まる。
実習班は、自分たちで自由に組めるようになった。
「香山さん、変更無しでお願いします」
「お前たちは、不満はないのか?」
「ないですよ、香山さんはあるんですか?」
絵美里だけでなく、彩音も紗彩も目が釣り上がっている。
「俺は男子と組みたかった」
「軍団でも作るつもりですか?」
「いや、鍛えて俺の会社で雇いたい」
「香山さんの会社なら、私たちでいいじゃないですか」
そう言われると、返す言葉がない。
「まだ出来てない会社に期待するな」
「でも作るんでしょ?」
「そのつもりだ」
「じゃあ、就活のつもりで実習に励みましょう」
紗彩の言葉で実習班が決まった。
2年生から始まるカフェ経営の授業で、オーストラリア視察の発表をする。
視聴覚室を使って発表をするので、プロジェクターのセッティングから始めて準備が大変だった。
普段は、実際に活動しているバリスタや焙煎師を招いている教室の演壇に立つのは気恥ずかしい。
「オーストラリアに私と武内さんで視察に行ってきました。
結果を報告するんですが、イメージが湧かないと思うので比較する対象を福岡県にしました。
シドニー、メルボルン共に大都市でざっと人口は500万人、これは福岡県全体とほぼ同じです。
そして両都市共に約2,000軒のカフェがあると言われています。
これは福岡県内のコンビニ数が約1,000軒ですから、街中にコンビニの2倍カフェが有るという事です。
なおスターバックスはほぼ見かけません。観光地にちらほらある程度で留学生や観光客向けでした。
大手のチェーン店も日本のようにはありません。
これは日本と比べて、人件費やテナント料の高く大量出店が出来ない為で、カフェは個人の店が中心になってます」
前置きを話してから、本題はプロジェクターで映像を見ながら解説をしていく。
さすがに映像世代には動画やスライドが理解されやすい。
みんな食い入るように見ている。
一通りの説明が終わって、質疑応答になるとやっかいな質問が飛ぶ。
「まるで新婚旅行の様ですが、楽しかったですか?」
絵美里の質問が鬱陶しい。
「新婚旅行ならゆっくり出来るんだが、毎日10㎞を歩いて回ったので大変だった。
最低5軒に入って、他に10軒の店を外からだけでも撮影するって大変なノルマだ」
「毎日、カフェで食事したんですか?」
「ああ、朝と昼は全部、あとはコーヒーだけでも3軒は店に入った。
さすがに夜はパブでビールを飲んでたが」
「その後が聞きたい」「絶対何かあったやろ」「それで終わるわけないよね」
ガキどもが騒ぐのが、腹が立つ。
「大人の時間は内緒だ」
「いや、何も無かったです」
横から武内女史がピシャリと言うと、会場が静かになった。
最後に俺と武内女史が自分の気に入った店をスライドや動画で見せながら、ランキング形式で発表する。
彼女のベスト3は可愛い店が多くて、俺のベスト3は普段使いの店が中心だ。
みんなから盛大に拍手をもらって、最初の発表は終わった。
実習班は、自分たちで自由に組めるようになった。
「香山さん、変更無しでお願いします」
「お前たちは、不満はないのか?」
「ないですよ、香山さんはあるんですか?」
絵美里だけでなく、彩音も紗彩も目が釣り上がっている。
「俺は男子と組みたかった」
「軍団でも作るつもりですか?」
「いや、鍛えて俺の会社で雇いたい」
「香山さんの会社なら、私たちでいいじゃないですか」
そう言われると、返す言葉がない。
「まだ出来てない会社に期待するな」
「でも作るんでしょ?」
「そのつもりだ」
「じゃあ、就活のつもりで実習に励みましょう」
紗彩の言葉で実習班が決まった。
2年生から始まるカフェ経営の授業で、オーストラリア視察の発表をする。
視聴覚室を使って発表をするので、プロジェクターのセッティングから始めて準備が大変だった。
普段は、実際に活動しているバリスタや焙煎師を招いている教室の演壇に立つのは気恥ずかしい。
「オーストラリアに私と武内さんで視察に行ってきました。
結果を報告するんですが、イメージが湧かないと思うので比較する対象を福岡県にしました。
シドニー、メルボルン共に大都市でざっと人口は500万人、これは福岡県全体とほぼ同じです。
そして両都市共に約2,000軒のカフェがあると言われています。
これは福岡県内のコンビニ数が約1,000軒ですから、街中にコンビニの2倍カフェが有るという事です。
なおスターバックスはほぼ見かけません。観光地にちらほらある程度で留学生や観光客向けでした。
大手のチェーン店も日本のようにはありません。
これは日本と比べて、人件費やテナント料の高く大量出店が出来ない為で、カフェは個人の店が中心になってます」
前置きを話してから、本題はプロジェクターで映像を見ながら解説をしていく。
さすがに映像世代には動画やスライドが理解されやすい。
みんな食い入るように見ている。
一通りの説明が終わって、質疑応答になるとやっかいな質問が飛ぶ。
「まるで新婚旅行の様ですが、楽しかったですか?」
絵美里の質問が鬱陶しい。
「新婚旅行ならゆっくり出来るんだが、毎日10㎞を歩いて回ったので大変だった。
最低5軒に入って、他に10軒の店を外からだけでも撮影するって大変なノルマだ」
「毎日、カフェで食事したんですか?」
「ああ、朝と昼は全部、あとはコーヒーだけでも3軒は店に入った。
さすがに夜はパブでビールを飲んでたが」
「その後が聞きたい」「絶対何かあったやろ」「それで終わるわけないよね」
ガキどもが騒ぐのが、腹が立つ。
「大人の時間は内緒だ」
「いや、何も無かったです」
横から武内女史がピシャリと言うと、会場が静かになった。
最後に俺と武内女史が自分の気に入った店をスライドや動画で見せながら、ランキング形式で発表する。
彼女のベスト3は可愛い店が多くて、俺のベスト3は普段使いの店が中心だ。
みんなから盛大に拍手をもらって、最初の発表は終わった。
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