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第十一章 2年生 冬休み
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年末年始は博多で過ごす。
母親が2月の卒業制作展に来たいと言うので、東京には帰らないでフグちりセットを送っておいた。
中洲の茉白嬢は退店したようだ、今では店のHPから消されている。
風俗の世界ではよくあることだ、後で後悔するなら今いる嬢に尽くすしかない。
知っている嬢が恋々華ちゃんだけになったので、今月2度目に逢いに来た。
「香山さん、いつも指名ありがとうございます」
「年末になって、恋々華ちゃんしか指名する娘がいなくなった」
「このままのペースで逢いに来てくれたら嬉しいです」
寒い時期のマットプレイは、嬢は客が寒くないように気を遣うものだ。
俺も風邪などひきたくないので、彼女には暖かくなるまでベッドだけにしてもらう。
その代わりに月に2回、90分で予約をすることにした。
「身体も温まったから、ベッドに行きましょう」
バスタブの中で俺を潜望鏡で責めながら、彼女が誘う。
身体を拭いてもらったら、ベッドで抱き合った。
「香山さんって、モテるでしょう。どうして彼女を作らないの?」
「束縛されたり、依存されるのが嫌なんだ」
「女は金で済ませるのが後腐れなくていい?」
「否定しない。その証拠に恋々華ちゃんに逢いに来てる」
「それじゃあ、お値段分楽しませてあげる」
常連になると手を抜く嬢と、もっと大事にしてくれる嬢に別れる。
恋々華は、初めてのときからずっと変わらない。
今日も時間を上手に使って、2回戦まで楽しませてくれた。
「お疲れ様。年が明けたらまた来る」
「良いお年をお迎え下さい。来年も予約をお待ちしてます」
年越しの挨拶をして、気持ち良く店を出た。
元旦は早起きをして、百道の海浜公園まで走る。
海に突き出した堤防の上に立ち、ビルの上に出てくる初日の出を迎えて手を合わせた。
今日は武内女史の家に招待されているので、タクシーで向かう。
中央区六本松の武内邸は、なかなかの豪邸だった。
「新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします」
「おめでとう。大事なビジネスパートナーが一人で正月を迎えると娘から聞いたので 招待させてもらった。
博多の正月を楽しんでいってくれ」
父親の挨拶を受けて、家の中に上がる。
通されたリビングには、おせち料理が用意されていた。
順番にお屠蘇を飲み、ビールで乾杯したら、博多のお雑煮をいただく。
取り分けられたおせち料理をつまみに、父親とウイスキーのハイボールを飲んでいた。
「君の経歴を見せてもらったが、とんとん拍子で成り上がってる」
「人に恵まれたのと、運が良かっただけです」
「いや、パートナーの信頼を得るのは難しい。
君は運が良いと言うが、準備が出来てなければ運など掴めないよ」
「母には悪いですが、貧乏から抜け出すのに必死でした」
「金を手にして、どう思った?」
「怖かったですね、今度は守りたくなりました。
一人で切り盛りする小さなカフェがやりたくて学校に入ったんですが、仲間とビジネスをする事になりました」
「君は人を引きつける才能がある。仲間を大事にするんだな」
「もちろんです、彼らと一緒に成功しないと意味がありません」
母親が2月の卒業制作展に来たいと言うので、東京には帰らないでフグちりセットを送っておいた。
中洲の茉白嬢は退店したようだ、今では店のHPから消されている。
風俗の世界ではよくあることだ、後で後悔するなら今いる嬢に尽くすしかない。
知っている嬢が恋々華ちゃんだけになったので、今月2度目に逢いに来た。
「香山さん、いつも指名ありがとうございます」
「年末になって、恋々華ちゃんしか指名する娘がいなくなった」
「このままのペースで逢いに来てくれたら嬉しいです」
寒い時期のマットプレイは、嬢は客が寒くないように気を遣うものだ。
俺も風邪などひきたくないので、彼女には暖かくなるまでベッドだけにしてもらう。
その代わりに月に2回、90分で予約をすることにした。
「身体も温まったから、ベッドに行きましょう」
バスタブの中で俺を潜望鏡で責めながら、彼女が誘う。
身体を拭いてもらったら、ベッドで抱き合った。
「香山さんって、モテるでしょう。どうして彼女を作らないの?」
「束縛されたり、依存されるのが嫌なんだ」
「女は金で済ませるのが後腐れなくていい?」
「否定しない。その証拠に恋々華ちゃんに逢いに来てる」
「それじゃあ、お値段分楽しませてあげる」
常連になると手を抜く嬢と、もっと大事にしてくれる嬢に別れる。
恋々華は、初めてのときからずっと変わらない。
今日も時間を上手に使って、2回戦まで楽しませてくれた。
「お疲れ様。年が明けたらまた来る」
「良いお年をお迎え下さい。来年も予約をお待ちしてます」
年越しの挨拶をして、気持ち良く店を出た。
元旦は早起きをして、百道の海浜公園まで走る。
海に突き出した堤防の上に立ち、ビルの上に出てくる初日の出を迎えて手を合わせた。
今日は武内女史の家に招待されているので、タクシーで向かう。
中央区六本松の武内邸は、なかなかの豪邸だった。
「新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします」
「おめでとう。大事なビジネスパートナーが一人で正月を迎えると娘から聞いたので 招待させてもらった。
博多の正月を楽しんでいってくれ」
父親の挨拶を受けて、家の中に上がる。
通されたリビングには、おせち料理が用意されていた。
順番にお屠蘇を飲み、ビールで乾杯したら、博多のお雑煮をいただく。
取り分けられたおせち料理をつまみに、父親とウイスキーのハイボールを飲んでいた。
「君の経歴を見せてもらったが、とんとん拍子で成り上がってる」
「人に恵まれたのと、運が良かっただけです」
「いや、パートナーの信頼を得るのは難しい。
君は運が良いと言うが、準備が出来てなければ運など掴めないよ」
「母には悪いですが、貧乏から抜け出すのに必死でした」
「金を手にして、どう思った?」
「怖かったですね、今度は守りたくなりました。
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