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よみがえった記憶
「……失敗してしまった」
ルドヴィカは皇城の一室に置かれた豪奢なベッドの上で、そう独り言ちた。
どうやら今日皇城から召喚命令があったらしいのだが、城に来てみればこの有り様だ。敷地内に入った途端、雨も降っていないのにこの身に落雷があった。それにより自分が建国の魔女ルドヴィカであったことを思い出したのだが、いまいち喜べない。
(まったく。無茶な思い出させ方をするものだ。まだ頭が痛いぞ)
かつての自分の魔法の雑さに嘆息し、重い体を起こす。痛む頭を押さえながらベッドから下り、鏡の前に立った。
「……」
――公爵令嬢ルドヴィカ・ファビアーニ。今はそれがルドヴィカの名だ。
腰まである赤紫の髪に、黒い瞳。伝承にある『建国の魔女ルドヴィカ』に瓜二つな容姿。だからこそ同じ名をつけられたのだろう。
「はあぁぁっ」
ルドヴィカは重く暗い溜息をつき、ベッドに飛び込んだ。たくさん置かれたふかふかな枕が体を受け止めてくれる。
(そりゃ似ているだろう。本人なのだから……。でもまさか前世と同じ姿で生まれてくるとは芸がない)
「はぁっ、本当に失敗した。これではルチアとの約束を果たさねばならなくなるではないか」
ルドヴィカはごろんと寝返りを打ち、手をかざし自分の手のひらを見つめた。
(さすが我が魔法だ)
かなり乱暴ではあるが、これはかつてルチアと交わした誓いが発動したに決まっている。大方、果たすために記憶と力が戻ったのだろう。
(我ながら有能だな)
『約束して。生まれ変わったらこの城に帰ってくると。その時は貴方が皇后になり、誓いどおりに命を賭して、この国を守ってちょうだい』
ルチアの言葉が頭の中をリフレインする。
ルドヴィカは豪奢な天蓋を暫し無言で見つめたあと、がばっと起き上がった。
「よし逃げよう」
あの時はルチアの気がすむならと軽い気持ちで誓ったが、真実になるのなら話は変わってくる。無責任かもしれないが、顔も見たことがなく好きでもない男の妻になり皇后になるなど、そのような面倒なことは断じて御免だ。
ルドヴィカはひらりとベッドから下りて、そそくさと扉へ向かった。
(しかし一つだけ腑に落ちぬのだが……この体の記憶がほぼないのはなぜだろうか。身分と名前しか分からぬとは……さすがにおかしくないか? まさか完全に乗っ取ってしまったとか?)
「いやいや、まさか。まあよい。ファビアーニ邸に帰ってから、ゆっくり調べよう。ここは思い出が強く残りすぎて落ち着かぬでな」
独り言ちながら部屋を出ようとしたところで、部屋に入ってきた男とぶつかってしまう。慌てて飛び退き頭を下げた。
「す、すまぬ」
「雷に打たれたわりには元気だな。安心したぞ」
その言葉に顔を上げると、目の前に立つ男に瞠目した。
まるで闇に溶け込むかのような漆黒の髪に、血のような真っ赤な瞳、常に何かに飢えているような獰猛な雰囲気。かつての仲間――初代皇帝マルクスに瓜二つであった。
「マルクス……?」
(いや、そんなわけがない。あれからどれほどの時が経っていると思っているのだ。第一、顔はそっくりだが声は違う)
ルドヴィカがかぶりを振った瞬間、目の前の男が笑った。
「公女は公爵邸に引きこもりすぎて、私を知らないと見える」
「え……」
「ほかの男の名を呼ばれるのは気分が悪い。よく覚えておけ。私の名はルキウス。ルキウス・セヴェルスだ」
「ルキウス……セヴェルス?」
(セヴェルス! ということは、この者はマルクスとルチアの子孫か!)
それは似ていても不思議はないなと、ルドヴィカはポンッと手を打った。その途端、自分の振る舞いにハッとする。
この態度はいくらなんでも不遜すぎるのではないだろうか。今自分は公爵令嬢だ。以前とは立場が違う。
ルドヴィカは慌ててカーテシーをし、ルキウスに礼をとった。
「ルキウス様、真に申し訳ございませんでした。雷に打たれたばかりで混乱しておりまし……」
「そのようなことは気にするな。今日から其方は私の婚約者となる。ゆえに畏まらずともよい。楽にせよ」
「……は?」
ルドヴィカの言葉を遮り、ニコリと笑ったルキウスに顔を引き攣らせた。
(婚約者? 今、婚約者と言ったか?)
彼は目を瞬かせているルドヴィカの手を取りスマートにベッドに座らせた。
「今宵、其方を呼んだのは私だ。ファビアーニ公爵家の長女は建国の魔女と瓜二つだと聞き及んでいたのだが、其方は一向に姿を現さないのでな。強硬手段に出たというわけだ」
「……会ってみたかったのは分かりました。ですが、なぜ婚約という話になるのですか?」
「倒れている其方を見て決めたのだ。その容姿は私の伴侶となるに相応しい。幸い、家柄にも問題がないし喜ばしい限りだな」
(は?)
莞爾として話を進めているルキウスに、ルドヴィカは眉をひそめてわなわなと震えた。
これはなんだろうか。運命の悪戯か、はたまた誓いの魔法のせいか。このままではルチアとの約束が果たされてしまう。
ルドヴィカは落ち着かない胸中をぐっと抑え込み、一際優雅に微笑んだ。
「そのようなこと、突然言われても困りますわ。まずは父と話してみなければ……」
「ファビアーニ公爵とはすでに話してある。引きこもりの娘には絶対に無理だと言っていたが、そのようなことは些細なことだ。教育が足りないのなら、こちらですればよいだけだからな。それに公爵は、皇室からの正式な申し出を断ればどうなるか分からぬ痴れ者ではない。最後には了承したぞ」
(くっ。なんと横暴な……。顔は似ていても中身はマルクスとは似ても似つかぬな)
「それから今日から公爵邸に帰ることは許さぬ。数日後から正妃教育が始まるし、たった今から其方は私のものだ。私は自分のものを目に見える範囲に置いておかねば気がすまぬ質でな」
「は? ふざけるな! 先ほどから下手に出ておれば好き勝手なことを! 其方のような若造のものになどなるか! 我は初代皇帝マルクス・セヴェルスと共に、かつてこの国に君臨した大魔法使いルドヴィカ様だぞ! 無礼は許さぬ」
ルキウスの勝手な物言いに感情が抑えきれずにそう叫んだ瞬間、バチバチと激しく音を立てて火花を散らすように魔力がルドヴィカの体を包む。すると、ルキウスが「ほう」と笑った。
彼は慌てることなく悠然と脚を組み、ルドヴィカを見つめた。その姿にルドヴィカのほうがたじろぐ。
(しまった! 私は今何を……!)
怒りに身を任せて自分の正体を明かしてしまい、ルドヴィカは青ざめた。慌てて自分の手で口を塞ぎ体を包む魔力を隠す。が、すでに遅かったようで、ルキウスがとても楽しそうに微笑みかけてきた。
「まさか建国の魔女に会えるとはな。では、其方の言い分を聞こうか」
「あ、いや。これは……。冗談、です」
「冗談? 建国の魔女が我が国にとってどのような存在か、この国に生きる者なら分からぬわけがないだろう。冗談で名乗れば……一族諸共、処刑せねばならなくなるな」
「そんな……!」
(いくらなんでも専横すぎるだろう! なんだこの暴君は!)
だが、本気で信じたわけではないはずだ。おそらくこの失言をネタに強請るつもりなのだろう。
好きな男と同じ顔で追い詰めてくるルキウスに、ルドヴィカは心の中で舌打ちをした。それと同時にルキウスが立ち上がったので、つい身構えてしまうと彼は女官を呼び酒の用意を命じた。
(なんだ、酒か。斬りかかられるかと思った……)
彼が持つ獰猛な雰囲気がどうも落ち着かない。ルドヴィカは念のため彼から距離を置いた。
ルドヴィカは皇城の一室に置かれた豪奢なベッドの上で、そう独り言ちた。
どうやら今日皇城から召喚命令があったらしいのだが、城に来てみればこの有り様だ。敷地内に入った途端、雨も降っていないのにこの身に落雷があった。それにより自分が建国の魔女ルドヴィカであったことを思い出したのだが、いまいち喜べない。
(まったく。無茶な思い出させ方をするものだ。まだ頭が痛いぞ)
かつての自分の魔法の雑さに嘆息し、重い体を起こす。痛む頭を押さえながらベッドから下り、鏡の前に立った。
「……」
――公爵令嬢ルドヴィカ・ファビアーニ。今はそれがルドヴィカの名だ。
腰まである赤紫の髪に、黒い瞳。伝承にある『建国の魔女ルドヴィカ』に瓜二つな容姿。だからこそ同じ名をつけられたのだろう。
「はあぁぁっ」
ルドヴィカは重く暗い溜息をつき、ベッドに飛び込んだ。たくさん置かれたふかふかな枕が体を受け止めてくれる。
(そりゃ似ているだろう。本人なのだから……。でもまさか前世と同じ姿で生まれてくるとは芸がない)
「はぁっ、本当に失敗した。これではルチアとの約束を果たさねばならなくなるではないか」
ルドヴィカはごろんと寝返りを打ち、手をかざし自分の手のひらを見つめた。
(さすが我が魔法だ)
かなり乱暴ではあるが、これはかつてルチアと交わした誓いが発動したに決まっている。大方、果たすために記憶と力が戻ったのだろう。
(我ながら有能だな)
『約束して。生まれ変わったらこの城に帰ってくると。その時は貴方が皇后になり、誓いどおりに命を賭して、この国を守ってちょうだい』
ルチアの言葉が頭の中をリフレインする。
ルドヴィカは豪奢な天蓋を暫し無言で見つめたあと、がばっと起き上がった。
「よし逃げよう」
あの時はルチアの気がすむならと軽い気持ちで誓ったが、真実になるのなら話は変わってくる。無責任かもしれないが、顔も見たことがなく好きでもない男の妻になり皇后になるなど、そのような面倒なことは断じて御免だ。
ルドヴィカはひらりとベッドから下りて、そそくさと扉へ向かった。
(しかし一つだけ腑に落ちぬのだが……この体の記憶がほぼないのはなぜだろうか。身分と名前しか分からぬとは……さすがにおかしくないか? まさか完全に乗っ取ってしまったとか?)
「いやいや、まさか。まあよい。ファビアーニ邸に帰ってから、ゆっくり調べよう。ここは思い出が強く残りすぎて落ち着かぬでな」
独り言ちながら部屋を出ようとしたところで、部屋に入ってきた男とぶつかってしまう。慌てて飛び退き頭を下げた。
「す、すまぬ」
「雷に打たれたわりには元気だな。安心したぞ」
その言葉に顔を上げると、目の前に立つ男に瞠目した。
まるで闇に溶け込むかのような漆黒の髪に、血のような真っ赤な瞳、常に何かに飢えているような獰猛な雰囲気。かつての仲間――初代皇帝マルクスに瓜二つであった。
「マルクス……?」
(いや、そんなわけがない。あれからどれほどの時が経っていると思っているのだ。第一、顔はそっくりだが声は違う)
ルドヴィカがかぶりを振った瞬間、目の前の男が笑った。
「公女は公爵邸に引きこもりすぎて、私を知らないと見える」
「え……」
「ほかの男の名を呼ばれるのは気分が悪い。よく覚えておけ。私の名はルキウス。ルキウス・セヴェルスだ」
「ルキウス……セヴェルス?」
(セヴェルス! ということは、この者はマルクスとルチアの子孫か!)
それは似ていても不思議はないなと、ルドヴィカはポンッと手を打った。その途端、自分の振る舞いにハッとする。
この態度はいくらなんでも不遜すぎるのではないだろうか。今自分は公爵令嬢だ。以前とは立場が違う。
ルドヴィカは慌ててカーテシーをし、ルキウスに礼をとった。
「ルキウス様、真に申し訳ございませんでした。雷に打たれたばかりで混乱しておりまし……」
「そのようなことは気にするな。今日から其方は私の婚約者となる。ゆえに畏まらずともよい。楽にせよ」
「……は?」
ルドヴィカの言葉を遮り、ニコリと笑ったルキウスに顔を引き攣らせた。
(婚約者? 今、婚約者と言ったか?)
彼は目を瞬かせているルドヴィカの手を取りスマートにベッドに座らせた。
「今宵、其方を呼んだのは私だ。ファビアーニ公爵家の長女は建国の魔女と瓜二つだと聞き及んでいたのだが、其方は一向に姿を現さないのでな。強硬手段に出たというわけだ」
「……会ってみたかったのは分かりました。ですが、なぜ婚約という話になるのですか?」
「倒れている其方を見て決めたのだ。その容姿は私の伴侶となるに相応しい。幸い、家柄にも問題がないし喜ばしい限りだな」
(は?)
莞爾として話を進めているルキウスに、ルドヴィカは眉をひそめてわなわなと震えた。
これはなんだろうか。運命の悪戯か、はたまた誓いの魔法のせいか。このままではルチアとの約束が果たされてしまう。
ルドヴィカは落ち着かない胸中をぐっと抑え込み、一際優雅に微笑んだ。
「そのようなこと、突然言われても困りますわ。まずは父と話してみなければ……」
「ファビアーニ公爵とはすでに話してある。引きこもりの娘には絶対に無理だと言っていたが、そのようなことは些細なことだ。教育が足りないのなら、こちらですればよいだけだからな。それに公爵は、皇室からの正式な申し出を断ればどうなるか分からぬ痴れ者ではない。最後には了承したぞ」
(くっ。なんと横暴な……。顔は似ていても中身はマルクスとは似ても似つかぬな)
「それから今日から公爵邸に帰ることは許さぬ。数日後から正妃教育が始まるし、たった今から其方は私のものだ。私は自分のものを目に見える範囲に置いておかねば気がすまぬ質でな」
「は? ふざけるな! 先ほどから下手に出ておれば好き勝手なことを! 其方のような若造のものになどなるか! 我は初代皇帝マルクス・セヴェルスと共に、かつてこの国に君臨した大魔法使いルドヴィカ様だぞ! 無礼は許さぬ」
ルキウスの勝手な物言いに感情が抑えきれずにそう叫んだ瞬間、バチバチと激しく音を立てて火花を散らすように魔力がルドヴィカの体を包む。すると、ルキウスが「ほう」と笑った。
彼は慌てることなく悠然と脚を組み、ルドヴィカを見つめた。その姿にルドヴィカのほうがたじろぐ。
(しまった! 私は今何を……!)
怒りに身を任せて自分の正体を明かしてしまい、ルドヴィカは青ざめた。慌てて自分の手で口を塞ぎ体を包む魔力を隠す。が、すでに遅かったようで、ルキウスがとても楽しそうに微笑みかけてきた。
「まさか建国の魔女に会えるとはな。では、其方の言い分を聞こうか」
「あ、いや。これは……。冗談、です」
「冗談? 建国の魔女が我が国にとってどのような存在か、この国に生きる者なら分からぬわけがないだろう。冗談で名乗れば……一族諸共、処刑せねばならなくなるな」
「そんな……!」
(いくらなんでも専横すぎるだろう! なんだこの暴君は!)
だが、本気で信じたわけではないはずだ。おそらくこの失言をネタに強請るつもりなのだろう。
好きな男と同じ顔で追い詰めてくるルキウスに、ルドヴィカは心の中で舌打ちをした。それと同時にルキウスが立ち上がったので、つい身構えてしまうと彼は女官を呼び酒の用意を命じた。
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