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皇帝からの提案
「話が長くなるのでな。ゆるりと酒でも酌み交わしながら話そうではないか」
「……そうですね。お酒は好きです」
ニコリと胡散臭い笑みを向けてくるルキウスに歯噛みしながら頷き、ソファーに腰掛けた。すると、ベッドから移動したルキウスも隣に座ってくる。
(隣に座るな! せめて向かいに座れ!)
なんのために距離を置いたと思っているのだと言ってやりたいところだが、言えるはずもなく心の中で悪態をつく。
そのうち、用意を終えた女官たちが下がっていったので、ようやくルキウスが口を開いた。
「ルドヴィカ・ファビアーニは……生まれた頃より抜け殻のようであったと聞く。ファビアーニ家は長い間ずっと隠していたようだが、其方を妃にと考えるようになってから皇室の影に調べさせたので、間違いはない」
「抜け殻?」
(……それゆえに、この体の記憶がほぼないのか?)
ルキウスの言葉に顔をしかめる。
その話が本当ならこの体は文字通りルドヴィカを受け入れる器でしかなかったことになってしまう。前世の記憶を呼び覚ました時に現世での記憶が邪魔をしないように、はじめから意思を持たずして生まれた可能性があるということだろうか。
そこまで考えてルドヴィカはかぶりを振った。
(いやいや、考えすぎだ。私はあの時そのような複雑な魔法は使っていない。来世のことなど、実際考えてもいなかった)
そもそも軽い気持ちで交わしたものだ。誓いの形を取りはしたが、発動者はあくまで自分。どうとでもなる。自分の来世にまで干渉したことは断じてない。
自分の顎に触れながら、しばし考え込む。が、どれほど考えを巡らせてもこの体に記憶がない理由が分からなかった。
(皇室の影が調べたなら、間違いはあるまい。だが、どうも腑に落ちぬ。それなら前世の記憶が戻った時に前世が現世を乗っ取ったと言われたほうがまだ納得できるが……)
名前や年齢。己の立場などの基本的なことは覚えている。が、両親や兄弟姉妹の顔や世話をしてくれている侍女たちの顔などは、まったく思い出せなかった。
(これは調べる必要がありそうだな。己の魔法に、己でも理解が及ばないことがあるのは今後困る)
「だから、ルキウス様は私が公爵邸に引きこもっていたと言いたいのですか?」
「……事実であろう。婚約の打診をした時に公爵からの確認も取れている。喋ることも笑うこともない。ただ一日をボーッと過ごすだけの抜け殻であったと……」
「……」
やはり至急調査が必要だと、ルドヴィカは頭をかかえた。同時に、ルキウスの思考がとても不可解にもなった。
「ルキウス様はそのような女をなぜ娶ろうと思ったのですか? いくらなんでもそれでは色々と不都合が生じませんか?」
「そうか? 万が一子をなせぬなら、側室を迎えればよいだけの話だし、空っぽの器でも隣に立たせることはできる。その容姿は側に置く価値が充分にあるからな」
(……正妃としての役目は求めぬということか。しかしお飾りでもよいと断言できるほどに、この見た目を好むか……)
彼の言葉にふむと頷く。酒を飲むルキウスを眺めながら、ルドヴィカは注がれた酒を一気に飲み干した。
――長い年月の間に『建国の魔女』という存在が、自分が思っている以上に神聖視されつつあるようだ。思いのままに力を奮っていただけなのに、そのように崇められるのは不本意極まりない。
(はぁっ、だから言ったのだ。私の姓を国の名にするなと……)
だが、できたばかりの国を安定させ人心を掌握するには、不思議な力というのは大層役に立つ。分かってはいるが、時が経つにつれ建国を語る上で、初代皇帝であるマルクスよりもルドヴィカのほうが重要となっていることが不満でたまらない。
(愚かなことだ。本来崇められるべきはマルクスなのに……。私のような力を奮うことしかできぬ能無しを上手く使い、国を興したのは間違いなくマルクスの功績なのに)
ルドヴィカは痛い頭を誤魔化すように、次は自ら酒をグラスに注ぎ一気に飲んだ。
「抜け殻が雷に打たれたことで普通に話せるようになったから、ルキウス様は私の中に建国の魔女が入ったとでも思っているのですか?」
「……入ったというより、記憶がよみがえったと思っている。ルドヴィカ、今となっては我が国は大きくなり交易も盛んになった。そのおかげで魔力を持つ国とも交流を持てるようになったが、建国の魔女のように大きな魔力を持つ者を見たことはない」
(それはそうだろう……私は全属性魔法を扱えるからな)
大きな魔力を持つのは王侯貴族だ。言わずもがな、かつてはルドヴィカも貴族であったが窮屈な生活が嫌で国を出たくちだ。
そして魔力は七つの属性に分けられる。
水・火・風・木・土・光・闇――それらすべてを使いこなせる者など、滅多にはいない。ゆえに、ルドヴィカは特別なのだ。
ルドヴィカはグラスの中の酒を見つめた。
色々な国と関わりを持っても尚、未だ魔力がこの国に根ざしていない。ということは、先ほど怒りで魔力を抑えられなかったことが、ルキウスに疑惑を植えつけ一種の判断材料をやったということか。
そう思ったルドヴィカは大仰な溜息をついた。
「今まで魔法が使える国、たとえば建国の魔女の出身国などと婚姻関係を結ぶという話はなかったのですか?」
「そういう話を持ちかけたことは過去何度もあるようだが、魔力のない国に嫁ぎたい者などいないようだ」
「ああ、なるほど……」
ルドヴィカがふむふむと頷くと、ルキウスが手を握った。振り解けないように力強く握ってくるルキウスに嘆息する。
「ルドヴィカ、私と手を組まぬか?」
「手を組む?」
眉間に皺を寄せて怪訝な顔でルキウスを見つめると、彼は挑発的に笑った。
「私は強い魔力を持つ子が欲しい。皇室に其方の力を根づかせたいのだ。先ほども言ったが、私は妃に政務を求めたりはせぬ。必要な時だけその役目を務め、子を産んでくれさえすれば、あとは好きなようにしていて構わぬ」
「……いくらなんでもそれは」
「ファビアーニ邸に帰ったとて、記憶もない其方では居心地が悪かろう。それよりはよく知った皇城で好き放題過ごしたほうがよいのではないか? ここなら、其方の疑問を思う存分調べることができるぞ。皇室図書館も神殿も、私の婚約者の立場ならどこにでも立ち入りが自由だ」
「う……」
ルキウスの提案は正直なところ馬鹿げているとは思うが、悪くはない。慣れ親しんだ場所と自由に動きまわる権利。何よりルチアと交わした誓いを不本意ではあるが一応果たすこともできる。条件だけを見れば悪くはないのだ。
「先ほど言っていた妃教育は?」
「其方がちゃんと振る舞えるならしなくても構わぬ」
「……悪くはないですね。だが、子供か……。子供を産むということは私と寝所を共にするということですが分かって仰っていますか?」
(マルクスと瓜二つの顔の男と寝るのか? 交われるのか? いやいや、無理だろう)
ルドヴィカが一笑にふすと、突然ルキウスの手が伸びてきて顎を掴まれ、そのまま唇を奪われた。
「……っ!」
「私は光栄だが?」
ずっと好きだった男と同じ顔をした者と、唇を合わせる。ルドヴィカは目眩がしそうだった。
「……そうですね。お酒は好きです」
ニコリと胡散臭い笑みを向けてくるルキウスに歯噛みしながら頷き、ソファーに腰掛けた。すると、ベッドから移動したルキウスも隣に座ってくる。
(隣に座るな! せめて向かいに座れ!)
なんのために距離を置いたと思っているのだと言ってやりたいところだが、言えるはずもなく心の中で悪態をつく。
そのうち、用意を終えた女官たちが下がっていったので、ようやくルキウスが口を開いた。
「ルドヴィカ・ファビアーニは……生まれた頃より抜け殻のようであったと聞く。ファビアーニ家は長い間ずっと隠していたようだが、其方を妃にと考えるようになってから皇室の影に調べさせたので、間違いはない」
「抜け殻?」
(……それゆえに、この体の記憶がほぼないのか?)
ルキウスの言葉に顔をしかめる。
その話が本当ならこの体は文字通りルドヴィカを受け入れる器でしかなかったことになってしまう。前世の記憶を呼び覚ました時に現世での記憶が邪魔をしないように、はじめから意思を持たずして生まれた可能性があるということだろうか。
そこまで考えてルドヴィカはかぶりを振った。
(いやいや、考えすぎだ。私はあの時そのような複雑な魔法は使っていない。来世のことなど、実際考えてもいなかった)
そもそも軽い気持ちで交わしたものだ。誓いの形を取りはしたが、発動者はあくまで自分。どうとでもなる。自分の来世にまで干渉したことは断じてない。
自分の顎に触れながら、しばし考え込む。が、どれほど考えを巡らせてもこの体に記憶がない理由が分からなかった。
(皇室の影が調べたなら、間違いはあるまい。だが、どうも腑に落ちぬ。それなら前世の記憶が戻った時に前世が現世を乗っ取ったと言われたほうがまだ納得できるが……)
名前や年齢。己の立場などの基本的なことは覚えている。が、両親や兄弟姉妹の顔や世話をしてくれている侍女たちの顔などは、まったく思い出せなかった。
(これは調べる必要がありそうだな。己の魔法に、己でも理解が及ばないことがあるのは今後困る)
「だから、ルキウス様は私が公爵邸に引きこもっていたと言いたいのですか?」
「……事実であろう。婚約の打診をした時に公爵からの確認も取れている。喋ることも笑うこともない。ただ一日をボーッと過ごすだけの抜け殻であったと……」
「……」
やはり至急調査が必要だと、ルドヴィカは頭をかかえた。同時に、ルキウスの思考がとても不可解にもなった。
「ルキウス様はそのような女をなぜ娶ろうと思ったのですか? いくらなんでもそれでは色々と不都合が生じませんか?」
「そうか? 万が一子をなせぬなら、側室を迎えればよいだけの話だし、空っぽの器でも隣に立たせることはできる。その容姿は側に置く価値が充分にあるからな」
(……正妃としての役目は求めぬということか。しかしお飾りでもよいと断言できるほどに、この見た目を好むか……)
彼の言葉にふむと頷く。酒を飲むルキウスを眺めながら、ルドヴィカは注がれた酒を一気に飲み干した。
――長い年月の間に『建国の魔女』という存在が、自分が思っている以上に神聖視されつつあるようだ。思いのままに力を奮っていただけなのに、そのように崇められるのは不本意極まりない。
(はぁっ、だから言ったのだ。私の姓を国の名にするなと……)
だが、できたばかりの国を安定させ人心を掌握するには、不思議な力というのは大層役に立つ。分かってはいるが、時が経つにつれ建国を語る上で、初代皇帝であるマルクスよりもルドヴィカのほうが重要となっていることが不満でたまらない。
(愚かなことだ。本来崇められるべきはマルクスなのに……。私のような力を奮うことしかできぬ能無しを上手く使い、国を興したのは間違いなくマルクスの功績なのに)
ルドヴィカは痛い頭を誤魔化すように、次は自ら酒をグラスに注ぎ一気に飲んだ。
「抜け殻が雷に打たれたことで普通に話せるようになったから、ルキウス様は私の中に建国の魔女が入ったとでも思っているのですか?」
「……入ったというより、記憶がよみがえったと思っている。ルドヴィカ、今となっては我が国は大きくなり交易も盛んになった。そのおかげで魔力を持つ国とも交流を持てるようになったが、建国の魔女のように大きな魔力を持つ者を見たことはない」
(それはそうだろう……私は全属性魔法を扱えるからな)
大きな魔力を持つのは王侯貴族だ。言わずもがな、かつてはルドヴィカも貴族であったが窮屈な生活が嫌で国を出たくちだ。
そして魔力は七つの属性に分けられる。
水・火・風・木・土・光・闇――それらすべてを使いこなせる者など、滅多にはいない。ゆえに、ルドヴィカは特別なのだ。
ルドヴィカはグラスの中の酒を見つめた。
色々な国と関わりを持っても尚、未だ魔力がこの国に根ざしていない。ということは、先ほど怒りで魔力を抑えられなかったことが、ルキウスに疑惑を植えつけ一種の判断材料をやったということか。
そう思ったルドヴィカは大仰な溜息をついた。
「今まで魔法が使える国、たとえば建国の魔女の出身国などと婚姻関係を結ぶという話はなかったのですか?」
「そういう話を持ちかけたことは過去何度もあるようだが、魔力のない国に嫁ぎたい者などいないようだ」
「ああ、なるほど……」
ルドヴィカがふむふむと頷くと、ルキウスが手を握った。振り解けないように力強く握ってくるルキウスに嘆息する。
「ルドヴィカ、私と手を組まぬか?」
「手を組む?」
眉間に皺を寄せて怪訝な顔でルキウスを見つめると、彼は挑発的に笑った。
「私は強い魔力を持つ子が欲しい。皇室に其方の力を根づかせたいのだ。先ほども言ったが、私は妃に政務を求めたりはせぬ。必要な時だけその役目を務め、子を産んでくれさえすれば、あとは好きなようにしていて構わぬ」
「……いくらなんでもそれは」
「ファビアーニ邸に帰ったとて、記憶もない其方では居心地が悪かろう。それよりはよく知った皇城で好き放題過ごしたほうがよいのではないか? ここなら、其方の疑問を思う存分調べることができるぞ。皇室図書館も神殿も、私の婚約者の立場ならどこにでも立ち入りが自由だ」
「う……」
ルキウスの提案は正直なところ馬鹿げているとは思うが、悪くはない。慣れ親しんだ場所と自由に動きまわる権利。何よりルチアと交わした誓いを不本意ではあるが一応果たすこともできる。条件だけを見れば悪くはないのだ。
「先ほど言っていた妃教育は?」
「其方がちゃんと振る舞えるならしなくても構わぬ」
「……悪くはないですね。だが、子供か……。子供を産むということは私と寝所を共にするということですが分かって仰っていますか?」
(マルクスと瓜二つの顔の男と寝るのか? 交われるのか? いやいや、無理だろう)
ルドヴィカが一笑にふすと、突然ルキウスの手が伸びてきて顎を掴まれ、そのまま唇を奪われた。
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