最終防御壁

ツヨシ

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「どうぞこちらです」

受付を済ますと、奥に通された。

その小さな扉を開けると、かなり広い部屋があった。

淡い白の壁。

木の香りが漂ってきそうなフローリングの床。

いくつもある棚には色とりどりの花が活けてある。

部屋の中央には落ち着いた色の大きなソファーがあり、そこに二人の女性が座っていた。

一人は中年で、もう一人は若い女だった。

二人の表情からは、穏やかさと癒ししか感じ取れなかった。

それも完璧なまでに。

選りすぐりの二人なのだろう。

当然といえば当然なのだが。

「こちらにお座りください」

中年の女性が言った。

耳に心地よく響く声だった。

私は二人の前に座った。

「お話、お聞かせ願えますか」

もちろんだ。

ここをクリアしなければ、先には進めない。

私は話し始めた。
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