1 / 1
1
しおりを挟む
派出所で一人暇を持て余していると、一人の男が入ってきた。
俺はその男を見て、一瞬心臓が止まるかと思った。
なにせその男は、俺が現在進行形で不倫をしている女の夫だったからだ。
話をしたことは一度もないが、顔くらいは知っていた。
動揺し、とっさに言葉が出ない俺よりも先に、男が口を開いた。
「私が犯人です」
――犯人?
ひょっとして不倫がばれて抗議をしに来たのではないかと思ったが、どうやら違っていたようだ。
この男は自首しにきたのだ。
「犯人と言いますと、何の事件の犯人ですか?」
男は大きく息を吸い込んだ後、言った。
「人を殺しました」
これは思っていたよりも大事になりそうだ。
俺は男を奥に案内した。
そこで聞いた。
「いったい誰を殺したんですか?」
「あなたですよ」
男は包丁を取り出すと、俺を刺した。
終
俺はその男を見て、一瞬心臓が止まるかと思った。
なにせその男は、俺が現在進行形で不倫をしている女の夫だったからだ。
話をしたことは一度もないが、顔くらいは知っていた。
動揺し、とっさに言葉が出ない俺よりも先に、男が口を開いた。
「私が犯人です」
――犯人?
ひょっとして不倫がばれて抗議をしに来たのではないかと思ったが、どうやら違っていたようだ。
この男は自首しにきたのだ。
「犯人と言いますと、何の事件の犯人ですか?」
男は大きく息を吸い込んだ後、言った。
「人を殺しました」
これは思っていたよりも大事になりそうだ。
俺は男を奥に案内した。
そこで聞いた。
「いったい誰を殺したんですか?」
「あなたですよ」
男は包丁を取り出すと、俺を刺した。
終
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
卒業パーティーのその後は
あんど もあ
ファンタジー
乙女ゲームの世界で、ヒロインのサンディに転生してくる人たちをいじめて幸せなエンディングへと導いてきた悪役令嬢のアルテミス。 だが、今回転生してきたサンディには匙を投げた。わがままで身勝手で享楽的、そんな人に私にいじめられる資格は無い。
そんなアルテミスだが、卒業パーティで断罪シーンがやってきて…。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
乙女ゲームは始まらない
まる
ファンタジー
きっとターゲットが王族、高位貴族なら物語ははじまらないのではないのかなと。
基本的にヒロインの子が心の中の独り言を垂れ流してるかんじで言葉使いは乱れていますのでご注意ください。
世界観もなにもふんわりふわふわですのである程度はそういうものとして軽く流しながら読んでいただければ良いなと。
ちょっとだめだなと感じたらそっと閉じてくださいませm(_ _)m
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる