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私を空へ連れてって
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〈お昼、晴天の下、飛行場とおぼしき滑走路脇に立つアズナ〉
皆さん、こんにちは!
毎度お馴染み、竜チューバーの~ぉ
〈効果音とともにポーズを決めるアズナ〉
アズナ!
で~す!今日も生配信でお送りしま~す!
さて、今日、アズナは地元の軽飛行機用の飛行場に来ています。
普段、ここではグライダーの飛行などが行われております。
今回は、ファイヤーブレスに次いで竜人の夢である、飛翔滑空に挑戦したいと思います。
というわけで、今日は地元でグライダーのインストラクターをしていらっしゃる、タカハシユウコさんにお出でいただきました。
タカハシさん、どうぞこちらへ。
〈上手からフレームに入り、カメラに向かってお辞儀するタカハシユウコ〉
「ただいまご紹介にあずかりました、地元高校グライダー同好会の顧問をしております、タカハシユウコです。今回は大好きなアズナさんと空の旅をご一緒させていただけるという事で、今からわくわくしております!」
はい、私もとっても楽しみです。ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
では早速ですが、どうすれば竜人のアズナでも空を飛べるでしょうか?
「まずは、アズナさんの羽根を広げてもらえるでしょうか」
はい…こんな感じでどうですか?
〈と言いながら、両腕を左右一杯に伸ばして、皮膜をひろげて見せるアズナ〉
「思っていたよりも立派な羽根ですね!…あ、あの、さ、さわらせていただいても、いいでしょうか…」
え、あ、はい。どうぞ。
〈皮膜を恐る恐る撫でるユウコ。〉
「はぁ~素晴らしい触り心地です~」
く、くすぐったいです。
〈皮膜にほおずりし始めるユウコ〉
「幸せです~」
えーと、タカハシさん?
「…はっ、大変お見苦しい所をお見せしてしまい、すみませんでした。」
それで、この羽根でアズナはちゃんと飛べそうですか?
「そうですね。まずはこちらに設置してある台の上からクッションにダイブして、羽根を広げる練習をしましょうか。」
〈特製の飛行服を着込み、ヘルメットとゴーグルを装着するアズナ〉
〈台に登るアズナ〉
では行きますよ。えい。
〈何度か繰り返し、うまく風に乗ってゆっくりクッションにダイブするようになったアズナ〉
「なかなかお上手でしたよ!」
では、一旦休憩を挟んで、今度は実際に空を飛んでみたいと思います。それでは~
〈ポーズをとるアズナ〉
ステーイ
チューンド!
〈配信一時中断〉
〈配信再開〉
〈滑走路の真ん中、足元にはスケートボードを大きくしたような台車を置き、新たに牽引ロープのついたハーネスを装着したアズナがポーズをとる〉
〈滑走路の両側に、いつのまにか大勢のギャラリーが集まっている〉
皆さん、お待たせしました!
竜チューバーのアズナ!
で~す!
では、生配信を再開しますね~!
早速ですが、このロープの先をご覧ください。
〈カメラがパンすると、ロープの先はバイクに繋げられている〉
このように、前方のバイクに引っ張ってもらって、凧のように舞い上がって、途中でロープを切り離して、ゆっくり下降して来る予定で~す。
念のためにこのように、
〈と言いながらカメラを自分の背中に向けるアズナ〉
パラシュートも装着してます。
えー、では、タカハシユウコさん、お願いします。
「はいっ、お任せください!」
〈ヘルメットをかぶり、バイクにまたがるユウコ〉
「では、アズナさん、台車の上に乗ってください。」
よいしょ。
準備オッケーで~す!
「それでは羽根をひろげて下さいね~!」
〈羽根を一杯に広げるアズナ〉
「行きますよ~、カウントダウ~ン、3・2・1・ゴー!」
〈掛け声とともにバイクを走らせるユウコ〉
〈スピードが上がるにつれて体が浮き上がるアズナ〉
いやっほ~!
飛んだ~!
〈カメラがアズナの目線に切り替わる〉
ついに飛びました。
「〔無線で〕アズナさ~ん、ロープを切り離して下さ~い」
了解で~す。えいっ!
〈地上のカメラが切り替わり、切り離されたロープがゆっくりおりてくるのが見える〉
〈優雅に滑空するアズナ〉
「アズナさ~ん、気分はどうですか~?」
〔無線で〕と~っても気持ちがいいで~す!アズナはかもめ~、じゃなくて竜で~す!
〈カメラが切り替わり、アズナ目線の上空からの映像が映し出される〉
それではそろそろ着陸態勢に入りたいと思いま~す。
目標は~…あ~、あそこですね~。
〈地上と上空の分割映像に切り替わる〉
旋回しながら、ゆっくり目標地点のクッションの上にダイブするアズナ。
〈立ち上がってポーズをとるアズナ〉
〈ギャラリーから拍手があがる〉
やりました!
ついにアズナは竜人の夢をまた一つ叶えました!
お手伝いいただいたタカハシユウコさん、ありがとうございました!
〈ギャラリーからも拍手〉
それでは、今日の生配信はここまでです!
それでは最後に、ファイヤーブレスでしめくくりたいと思います。
今回はちゃんと、地元消防署と地元警察署の許可もとってますので、ご安心下さい。
〈ポーズをとるアズナ〉
それでは!
竜チューバーのぉ~!
〈ファイヤーブレスを放とうとするアズナ〉
!?
〈失敗してファイヤーブレスが爆発〉
〈そのまま空に吹き飛ばされるアズナ〉
〈唖然とするギャラリー〉
「…お、おあとがよろしいようで…」
皆さん、こんにちは!
毎度お馴染み、竜チューバーの~ぉ
〈効果音とともにポーズを決めるアズナ〉
アズナ!
で~す!今日も生配信でお送りしま~す!
さて、今日、アズナは地元の軽飛行機用の飛行場に来ています。
普段、ここではグライダーの飛行などが行われております。
今回は、ファイヤーブレスに次いで竜人の夢である、飛翔滑空に挑戦したいと思います。
というわけで、今日は地元でグライダーのインストラクターをしていらっしゃる、タカハシユウコさんにお出でいただきました。
タカハシさん、どうぞこちらへ。
〈上手からフレームに入り、カメラに向かってお辞儀するタカハシユウコ〉
「ただいまご紹介にあずかりました、地元高校グライダー同好会の顧問をしております、タカハシユウコです。今回は大好きなアズナさんと空の旅をご一緒させていただけるという事で、今からわくわくしております!」
はい、私もとっても楽しみです。ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
では早速ですが、どうすれば竜人のアズナでも空を飛べるでしょうか?
「まずは、アズナさんの羽根を広げてもらえるでしょうか」
はい…こんな感じでどうですか?
〈と言いながら、両腕を左右一杯に伸ばして、皮膜をひろげて見せるアズナ〉
「思っていたよりも立派な羽根ですね!…あ、あの、さ、さわらせていただいても、いいでしょうか…」
え、あ、はい。どうぞ。
〈皮膜を恐る恐る撫でるユウコ。〉
「はぁ~素晴らしい触り心地です~」
く、くすぐったいです。
〈皮膜にほおずりし始めるユウコ〉
「幸せです~」
えーと、タカハシさん?
「…はっ、大変お見苦しい所をお見せしてしまい、すみませんでした。」
それで、この羽根でアズナはちゃんと飛べそうですか?
「そうですね。まずはこちらに設置してある台の上からクッションにダイブして、羽根を広げる練習をしましょうか。」
〈特製の飛行服を着込み、ヘルメットとゴーグルを装着するアズナ〉
〈台に登るアズナ〉
では行きますよ。えい。
〈何度か繰り返し、うまく風に乗ってゆっくりクッションにダイブするようになったアズナ〉
「なかなかお上手でしたよ!」
では、一旦休憩を挟んで、今度は実際に空を飛んでみたいと思います。それでは~
〈ポーズをとるアズナ〉
ステーイ
チューンド!
〈配信一時中断〉
〈配信再開〉
〈滑走路の真ん中、足元にはスケートボードを大きくしたような台車を置き、新たに牽引ロープのついたハーネスを装着したアズナがポーズをとる〉
〈滑走路の両側に、いつのまにか大勢のギャラリーが集まっている〉
皆さん、お待たせしました!
竜チューバーのアズナ!
で~す!
では、生配信を再開しますね~!
早速ですが、このロープの先をご覧ください。
〈カメラがパンすると、ロープの先はバイクに繋げられている〉
このように、前方のバイクに引っ張ってもらって、凧のように舞い上がって、途中でロープを切り離して、ゆっくり下降して来る予定で~す。
念のためにこのように、
〈と言いながらカメラを自分の背中に向けるアズナ〉
パラシュートも装着してます。
えー、では、タカハシユウコさん、お願いします。
「はいっ、お任せください!」
〈ヘルメットをかぶり、バイクにまたがるユウコ〉
「では、アズナさん、台車の上に乗ってください。」
よいしょ。
準備オッケーで~す!
「それでは羽根をひろげて下さいね~!」
〈羽根を一杯に広げるアズナ〉
「行きますよ~、カウントダウ~ン、3・2・1・ゴー!」
〈掛け声とともにバイクを走らせるユウコ〉
〈スピードが上がるにつれて体が浮き上がるアズナ〉
いやっほ~!
飛んだ~!
〈カメラがアズナの目線に切り替わる〉
ついに飛びました。
「〔無線で〕アズナさ~ん、ロープを切り離して下さ~い」
了解で~す。えいっ!
〈地上のカメラが切り替わり、切り離されたロープがゆっくりおりてくるのが見える〉
〈優雅に滑空するアズナ〉
「アズナさ~ん、気分はどうですか~?」
〔無線で〕と~っても気持ちがいいで~す!アズナはかもめ~、じゃなくて竜で~す!
〈カメラが切り替わり、アズナ目線の上空からの映像が映し出される〉
それではそろそろ着陸態勢に入りたいと思いま~す。
目標は~…あ~、あそこですね~。
〈地上と上空の分割映像に切り替わる〉
旋回しながら、ゆっくり目標地点のクッションの上にダイブするアズナ。
〈立ち上がってポーズをとるアズナ〉
〈ギャラリーから拍手があがる〉
やりました!
ついにアズナは竜人の夢をまた一つ叶えました!
お手伝いいただいたタカハシユウコさん、ありがとうございました!
〈ギャラリーからも拍手〉
それでは、今日の生配信はここまでです!
それでは最後に、ファイヤーブレスでしめくくりたいと思います。
今回はちゃんと、地元消防署と地元警察署の許可もとってますので、ご安心下さい。
〈ポーズをとるアズナ〉
それでは!
竜チューバーのぉ~!
〈ファイヤーブレスを放とうとするアズナ〉
!?
〈失敗してファイヤーブレスが爆発〉
〈そのまま空に吹き飛ばされるアズナ〉
〈唖然とするギャラリー〉
「…お、おあとがよろしいようで…」
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