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ゲーム:前日譚
25:王都
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道々、ユリナス達と一緒に、瘴気を浄化したり魔物を討伐したり、時には呪いを解いたりしながら、十日ほどで私たち一行は王都に到着した。
大きく口を開けた城壁の門が、長い入場の列を消化し終え、私たちが王都に入ると、大きな街の中央にそびえ立つ…
…そびえ立つ、大きなモザイク。
「ユリナス様。あの瘴気の塊はひょっとしてお城?。」
「モザイク…というのが良くわからんが、城は至る所瘴気だらけじゃな。城内の風紀の乱れは凄まじいぞ。王都を出発する前に一週間くらいかけてみなで手分けして浄化しまくったというのに、たかだか一年半かそこらで元通りに穢れるとは、いやはや。」
「穢れの原因って、本当に魔王なの?王妃様が原因じゃないの?」
「何で知っとるんじゃ…。そんな事、うっかり聞かれると不敬罪に問われかねないからな、あまりおおっぴらに言うでないぞ。」
一応、私たちの到着は城門の衛兵から城に伝えられていると思うが、今日はとりあえず教会に向かって、王城へは翌日向かう事にした。
さすがに教会はモザイクにまみれてはいなかったが、神職の中にもモザイクがかかってる人がちらほら見えていたので、すれ違うたびに浄化していく。
教会でのユリナスの地位と影響力はすごくて、あらためて大賢者って凄いんだな、と思ってたら、教会で一番偉いのはなんと聖賢女だった。
いや、それ、私じゃん。
偉いと言っても私は教会の事は右も左も分からないので、私が魔法学院を卒業するまでは、ユリナスが私の代わりにいろいろきりもりしてくれる事になる。あと、一応、身の回りの世話をしてくれる侍女も数人つけてくれるそうだ。王都での私の住まいも教会になるため、お父さんが私のために遺してくれた隠し財産も教会で管理してもらえる事になり、例の宝箱ごとユリナスの従者達が村から運んでくれた。
そんなこんなで、初めて教会でアディアナ様へのお祈りをしたり、自己紹介もかねてみなで食事をしたりし、一晩ぐっすり眠って体を休めることができた。
翌朝、朝のおつとめがあるので、少し早く起こされ、されるがままに教会の泉で身を清めたあと、礼拝用のすけすけガウンを羽織って、大きなアディアナ様の像のある中央の祈りの間で、集合した神職達に見守られながら、聖賢女帰還の式典が行われた。
式典と言ってもたいした事はしない。アディアナ様の像の前にある祭壇に乗って、普段は目に見えないようになっている賢女の位の証である身体中の魔法陣に、魔力を通して皆に見せるだけである。すっぽんっぽんでやるのがいかにもエロゲ世界っぽい。
ただ、魔法陣を見せるポーズが決まっていて、なんと私が転生前に神界で、アディアナ様が私に見せたのと同じポーズだった。威厳を損なわずに、身体中隈なく見せるあのポーズである。
ちなみに、教会にあるアディアナ様の像は、女神である。両性具有でない。
恐らく私が最初に行う教会の改革は、女神像の作り直しになるだろう…。
大きく口を開けた城壁の門が、長い入場の列を消化し終え、私たちが王都に入ると、大きな街の中央にそびえ立つ…
…そびえ立つ、大きなモザイク。
「ユリナス様。あの瘴気の塊はひょっとしてお城?。」
「モザイク…というのが良くわからんが、城は至る所瘴気だらけじゃな。城内の風紀の乱れは凄まじいぞ。王都を出発する前に一週間くらいかけてみなで手分けして浄化しまくったというのに、たかだか一年半かそこらで元通りに穢れるとは、いやはや。」
「穢れの原因って、本当に魔王なの?王妃様が原因じゃないの?」
「何で知っとるんじゃ…。そんな事、うっかり聞かれると不敬罪に問われかねないからな、あまりおおっぴらに言うでないぞ。」
一応、私たちの到着は城門の衛兵から城に伝えられていると思うが、今日はとりあえず教会に向かって、王城へは翌日向かう事にした。
さすがに教会はモザイクにまみれてはいなかったが、神職の中にもモザイクがかかってる人がちらほら見えていたので、すれ違うたびに浄化していく。
教会でのユリナスの地位と影響力はすごくて、あらためて大賢者って凄いんだな、と思ってたら、教会で一番偉いのはなんと聖賢女だった。
いや、それ、私じゃん。
偉いと言っても私は教会の事は右も左も分からないので、私が魔法学院を卒業するまでは、ユリナスが私の代わりにいろいろきりもりしてくれる事になる。あと、一応、身の回りの世話をしてくれる侍女も数人つけてくれるそうだ。王都での私の住まいも教会になるため、お父さんが私のために遺してくれた隠し財産も教会で管理してもらえる事になり、例の宝箱ごとユリナスの従者達が村から運んでくれた。
そんなこんなで、初めて教会でアディアナ様へのお祈りをしたり、自己紹介もかねてみなで食事をしたりし、一晩ぐっすり眠って体を休めることができた。
翌朝、朝のおつとめがあるので、少し早く起こされ、されるがままに教会の泉で身を清めたあと、礼拝用のすけすけガウンを羽織って、大きなアディアナ様の像のある中央の祈りの間で、集合した神職達に見守られながら、聖賢女帰還の式典が行われた。
式典と言ってもたいした事はしない。アディアナ様の像の前にある祭壇に乗って、普段は目に見えないようになっている賢女の位の証である身体中の魔法陣に、魔力を通して皆に見せるだけである。すっぽんっぽんでやるのがいかにもエロゲ世界っぽい。
ただ、魔法陣を見せるポーズが決まっていて、なんと私が転生前に神界で、アディアナ様が私に見せたのと同じポーズだった。威厳を損なわずに、身体中隈なく見せるあのポーズである。
ちなみに、教会にあるアディアナ様の像は、女神である。両性具有でない。
恐らく私が最初に行う教会の改革は、女神像の作り直しになるだろう…。
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