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ゲーム:前日譚
22:解呪
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ユリナス達一行とともに、道すがら瘴気を浄化しつつ、私達は家に向かった。
赤ん坊の頃に出会ったっきり十数年振りに会うユリナスは、やはりそれ相応に歳をとっているように見えた。あの走りっぷりからはとても想像できないが、見た目は明日死んでもおかしくないという感じなのに、私を抱える腕は相変わらず力強くて安心感が半端ないし、歩く姿も背筋がぴんと伸びて実にしゃんとしている。
「ところでユーテリア。」
「なあに、ユリナス様。」
「良くわしの事がわかったのぅ。赤ん坊の頃に会ったっきりじゃろ。」
「…。私の事を『ユーテリア』って呼ぶお爺ちゃんは一人しか知らないもの。」
「…なんじゃ、今の不自然な間は…?」
「深く考えないで。」
「ふむ、まあそういう事にしておくかの。」
などとぎりぎりだけど他愛ない会話をしつつ、家の前に着いた。ユリナスは従者達に家のまわりを警戒するように指示をだすと、用心深く家の戸を開けた。
中に入ると、すでに臨月かと思われるほどお腹の大きくなった継母が、そのお腹をさすりながらのんびりと椅子に座っていたが、家の戸が開いたのに気付いて声をかけてきた。
「誰?ロドスなの?」
「失敬。わしはユリナスというものじゃ。覚えておらんかの、カーラ殿。」
「ああ、大賢者様ね。…あら、ユッティ、おかえり。」
継母の棒読みな受け答えにユリナスは顔をしかめた。
「…いつもあんな感じかの?前よりも悪くなっておるぞ。」
私は大げさに肩をすくめてみせた。
「十年も模倣獣と寝てるからね。」
「ユーテリアは随分おませじゃな。じゃあ、早速浄化するかの。」
と言うが早いか、いきなりカーラを抱き上げて、寝室のベッドに運んで寝かせると、例によって手際良く服を脱がせて容赦なく大股開きにさせた。その間、カーラは全く抵抗せず、ただユリナスにされるがままになっている。
そして例によって鼠蹊部に手を当てると、ユリナスは呪文を唱え始めた。うおう、お腹の中でなんかぐねぐね動いてるみたいだけど、これ大丈夫なのか?
そして大きかったお腹がひっこんだかと思ったら、中から気持ち悪い色の粘土状のものが、膣口を割いて血を流しながらどろっと溢れ出て来た。出て来たそれにユリナスが魔法を放つと、義兄の時のように、たちまち蒸発して消えてしまった。
「ついでに治癒もしとくかの。」
と言ってユリナスが治癒魔法を唱えると、傷ついていた陰部が綺麗に治療された。…処女膜付きで。ユリナス、ぶれないな。
継母を見ると、何か憑き物が落ちたような表情で静かに寝息を立て、気持ちよく眠っていた。ユリナスによれば、明日の朝まで起きないだろうという事だった。
「魔物の子が堕胎すれば、ロドスに擬態しているミミックも感づいてすぐにやってくるじゃろうて…。言うが早いか、どうやら帰って来たようじゃの。」
と言い終わるか終わらないうちに、戸がばたんと開き、偽ロドスが家に入ってきた。
ユリナスは、偽ロドスを一目見ると、驚きを込めて呟いた。
「このミミックは呪われておる!」
いきなり偽ロドスが剣を抜いてユリナスに切り掛かってきたが、ユリナスはすかさず魔法で偽ロドスを家の外に吹き飛ばし、ユリナスも後を追って家の外へと飛び出て、外にいた従者達と合流。従者達に囲まれ、動きを封じられた偽ロドスの胸にユリナスは手を当て、解呪の魔法を行使した。見慣れたエフェクトにつつまれる偽ロドスは、徐々にその姿と形を失い、アメーバーのような均質で不定形な液状の物体に変化した。
「せっかくだから、このミミックは捕獲しとこう。教会の大事な収入源じゃからな。」
収入源…。それって、擬陰の事だよな…。教会で作ってたのか…。その秘密は知りたくなかった。
赤ん坊の頃に出会ったっきり十数年振りに会うユリナスは、やはりそれ相応に歳をとっているように見えた。あの走りっぷりからはとても想像できないが、見た目は明日死んでもおかしくないという感じなのに、私を抱える腕は相変わらず力強くて安心感が半端ないし、歩く姿も背筋がぴんと伸びて実にしゃんとしている。
「ところでユーテリア。」
「なあに、ユリナス様。」
「良くわしの事がわかったのぅ。赤ん坊の頃に会ったっきりじゃろ。」
「…。私の事を『ユーテリア』って呼ぶお爺ちゃんは一人しか知らないもの。」
「…なんじゃ、今の不自然な間は…?」
「深く考えないで。」
「ふむ、まあそういう事にしておくかの。」
などとぎりぎりだけど他愛ない会話をしつつ、家の前に着いた。ユリナスは従者達に家のまわりを警戒するように指示をだすと、用心深く家の戸を開けた。
中に入ると、すでに臨月かと思われるほどお腹の大きくなった継母が、そのお腹をさすりながらのんびりと椅子に座っていたが、家の戸が開いたのに気付いて声をかけてきた。
「誰?ロドスなの?」
「失敬。わしはユリナスというものじゃ。覚えておらんかの、カーラ殿。」
「ああ、大賢者様ね。…あら、ユッティ、おかえり。」
継母の棒読みな受け答えにユリナスは顔をしかめた。
「…いつもあんな感じかの?前よりも悪くなっておるぞ。」
私は大げさに肩をすくめてみせた。
「十年も模倣獣と寝てるからね。」
「ユーテリアは随分おませじゃな。じゃあ、早速浄化するかの。」
と言うが早いか、いきなりカーラを抱き上げて、寝室のベッドに運んで寝かせると、例によって手際良く服を脱がせて容赦なく大股開きにさせた。その間、カーラは全く抵抗せず、ただユリナスにされるがままになっている。
そして例によって鼠蹊部に手を当てると、ユリナスは呪文を唱え始めた。うおう、お腹の中でなんかぐねぐね動いてるみたいだけど、これ大丈夫なのか?
そして大きかったお腹がひっこんだかと思ったら、中から気持ち悪い色の粘土状のものが、膣口を割いて血を流しながらどろっと溢れ出て来た。出て来たそれにユリナスが魔法を放つと、義兄の時のように、たちまち蒸発して消えてしまった。
「ついでに治癒もしとくかの。」
と言ってユリナスが治癒魔法を唱えると、傷ついていた陰部が綺麗に治療された。…処女膜付きで。ユリナス、ぶれないな。
継母を見ると、何か憑き物が落ちたような表情で静かに寝息を立て、気持ちよく眠っていた。ユリナスによれば、明日の朝まで起きないだろうという事だった。
「魔物の子が堕胎すれば、ロドスに擬態しているミミックも感づいてすぐにやってくるじゃろうて…。言うが早いか、どうやら帰って来たようじゃの。」
と言い終わるか終わらないうちに、戸がばたんと開き、偽ロドスが家に入ってきた。
ユリナスは、偽ロドスを一目見ると、驚きを込めて呟いた。
「このミミックは呪われておる!」
いきなり偽ロドスが剣を抜いてユリナスに切り掛かってきたが、ユリナスはすかさず魔法で偽ロドスを家の外に吹き飛ばし、ユリナスも後を追って家の外へと飛び出て、外にいた従者達と合流。従者達に囲まれ、動きを封じられた偽ロドスの胸にユリナスは手を当て、解呪の魔法を行使した。見慣れたエフェクトにつつまれる偽ロドスは、徐々にその姿と形を失い、アメーバーのような均質で不定形な液状の物体に変化した。
「せっかくだから、このミミックは捕獲しとこう。教会の大事な収入源じゃからな。」
収入源…。それって、擬陰の事だよな…。教会で作ってたのか…。その秘密は知りたくなかった。
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