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第八章
8-27 やっぱり家が一番だわ~
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「じゃぁ、兄貴2週間後にお邪魔します。」
「待ってるよ。お世話になったね。ありがと~!」
そんな挨拶をしてノーオの街を出立した。
ポクポクと馬車は進む。
良い天気だ。
「みんな、シェルフールに戻ったら、ゆっくりするけど、皆行きたいところはある?」
「はい、カズ様。私はカズ様の胸が…。」
「あ、ズルいですよディートリヒさん。ではお館様、私は反対側の胸を…。」
「主殿、出遅れましたが、私は…(わ、わたしもです…。)」
何故こうなるんだろう…。
まぁ、俺の部屋のベッドは大きいから、全員が寝ても大丈夫だけど…。
「そうですね。最近カズ様の精気が入ってこないですものね。それに昨晩はゆっくりお休みになられたことですから。」
ちとマテ、数日前は大運動会だったぞ。
俺を殺す気なのか…
そうなのか…。
「あの…。体力が持ちませんので…。」
「ふふ、冗談ですよ。カズ様。」
そんな冗談なのか本気なのか分からない会話をしながら、今後の予定を話す。
明日は皆各自で動いてもらい、明後日から久しぶりのダンジョンだ。
欲しいものは魔糸、アラクネの糸、楮、綿…、どれくらい必要だろう。
ナズナに聞くと、膨大な量を言われた…。
下着一個に膨大な量の糸と綿が必要になるんだ…。
モノを駄々草に使ってはいけないという事だ。
ちゃんと感謝しながら使ってくれますよね…。
「社長~、シェルフールですよ~。」
「おぉ!なんか久しぶりだよな。」
『ソロ〇ンよ、私は帰って来た…』
言いたかった台詞だ。
短くもあり長くもあった7日だった。
「さぁ、みんなもうひと踏ん張りだよ。」
「はい。」
守衛さんに挨拶をし、そのまま街に入る。
伯爵様奥様ズの馬車であっても、俺が乗っていることは既に街を出る時に証明していたので、全然問題はなかった。
そのまま店まで向かい、店の奥へと馬車を進ませる。
「どうどう~!」
シルバーとロシナンテがストップし、馬車も止まる。
腰と背中を伸ばしながら、俺たちは久しぶりの我が家の玄関に立つ。
「社長、お帰りなさいまし。」
「ヤットさん、ただいま。問題は無かった?」
「それが、こんな立派な部屋に泊まらせてもらうことで良いのかと思いまして。」
「ん?」
おれは反対側を向き、倉庫を見る。
「な…、何がどうなった?」
いつの間にか倉庫が立派な家に変わっている。
「へい、ジョスさんが、金に見合う仕事をしなくては大工の名折れだと、骨組みはそのままで外装までも治してくれました。」
もはや倉庫とは言えないものだった。
「まぁ、ジョスさんだからな…、明日、お礼に行ってくるよ。」
「あ、ジョスさんなら、毎日夕方にお風呂に入りに来ますので、その時にお会いできると思いますよ。」
「そうなんだ…。」
風呂好きに悪い奴は居ないってザックさんも言ってたしな。
馬車を倉庫の一角にあるガレージのような場所に入れ、俺たちは家の中に入る。
「ん~!帰って来たね。」
「はい。お疲れ様でした。」
「さて、それじゃ、各自部屋に行って、夕方まで自由ね。
夕食がは何がいい?」
「そうですね。久しぶりにイヴァンさんの手料理を食べてみたいです。」
「琥珀亭か、いいね。んじゃ、6時になったら行こう。それまでは各自休んでてね。」
俺も部屋に戻り、神様の前にこれまで作った料理を一皿ずつ置く。
それと向こうの日本酒を置く。
『どうぞお召し上がりください。』
『ニノマエさん、久しぶりですね。』
『はい。少し遠征していました。』
『下着と石鹸、そして馬車の改良ですね。あ、ガーターベルトは趣味ですか?』
『お恥ずかしいです…。』
『それでも良い方向に進んでいる事、嬉しく思いますよ。』
『ありがとうございます。でも、馬車は少し行きすぎですかね。』
『遅かれ早かれ、誰かが気づくものです。それを何に使うのかも含めてです。』
『超越していますね。』
『ヒトの世はそうやって動いていくんだと思いますよ。』
『そうですね。ノーベルさんだって戦争の道具を作ったわけではないですから…。
でも、なんだかやるせないですね。
あ、それはそうと、この世界の魔法の体系は自分が思うものと違うんですね。』
『そうですね。魔法とはそもそも何でしょうか?そこから入りますからね。』
『うーん。難しいですね。』
『学問としての魔法、冒険者の魔法、生活に必要な魔法、いろいろあります。』
『そうですね。その中で、何を基準に考えるかなんて、ヒトそれぞれですものね。』
『ふふふ、ニノマエさんはそうやって解決させていくんですね。』
『そうですか?』
『それはそうと、こんなにお料理をいただいても良いんですか?』
『ええ。少し多かったですか?』
『いいえ、皆に渡しますから大丈夫ですよ。』
『そう言えば、神様はラウェン様とセネカ様以外にもいらっしゃるんですね。』
『はい。大勢、と言ってもあと数柱ですが…。皆ニノマエさんのことに興味深々です。』
『ははは、お手柔らかにお願いしますね。今日のところはこの料理と酒で話に盛り上がってください。』
『そうしますね。
そろそろ時間ですね。琥珀亭でのお食事楽しんできてくださいね。
あ、私はC80の黒が好きです。因みにラウェンは白が好きですよ。』
『はい。覚えていたらとします。それではまたお会いさせてください。』
『待っておりますね。』
俺は下に行き、皆で琥珀亭に向かう。
今回はラットさん、ヤットさんも一緒だ。
「社長、いいんですかい?ワシら大食いですぜ。」
「はは、大食いなら俺の女性陣も負けていないよ。」
「何なら、琥珀亭の食事全部食べつくしちゃいますからね!」
「それを聞いて、イヴァンさんがどうするかな?」
琥珀亭に到着した。
「いらっしゃいま…、あー、ニノマエさんじゃないですか!お久しぶりです。」
「マリベルさん、久しぶりです。皆元気ですか?」
「はい。みんな元気ですよ。今日は大勢ですね。」
「うん。皆、俺の仲間だよ。」
「そうなんだ。なんか良いですね。で、ご注文は?」
「そりゃ、イヴァンさんのおすすめです!」
「わかりました~。」
ディートリヒがふんすかしている…、ナズナも笑っている。マリベルさんも笑っている…。
みな笑顔だ。
「よし、メシが来る前にこれまでの報告と明日からの予定を伝えていこうか。
じゃぁ、ラットさん、ヤットさん、鋼とミシンの状況は?」
「鋼は500㎏きっちり作りやした。ミシンはすべて部品を取り外し、先ずは5つずつ部品を作っていますぜ。」
「ほう、それはすごいね。」
「早ければ一週間でなんとか試作機を作りますぜ。」
「それは一人でなんとかなるかい?」
「と言いますと?」
「明日から、馬車の改造をメインに動いてほしいんだ。
一週間で一台、次に二台分、同じものであれば組み立てだけで何とかなるかい?」
「どのような部品を作るんですかい?」
「アイナ、設計図持っているか?」
「はいな~。これです。」
「ほう、こりゃ面白い構造だ。
しかし、この構造だと車体と乗っける荷台との結合部分が弱くなるな。
ここをこうすればもっと強度が増すぞ。」
「そうすると重たくなってしまい、馬さんが可哀そうなんですよ。」
「ふむ。一理あるな。では…」
ドワさんズが真剣に話し始めた…。
「あの…、ご飯持ってきましたよ…。」
「アイナ、ラットさん、ヤットさん、メシ食ってからにしますよ。」
「あぁ、すまない。んじゃアイナよ、帰ってからもう一度構想を練り直すぞ。」
「はいはーい。それじゃいっぱい食べてすぐ戻りましょう。」
なんだか、ドワさんズは馬車にお熱のようだ。
「ディートリヒ、俺たちは明日の午後からダンジョンに籠るよ。」
「はい。また楽しいダンジョンですね。」
「ただ、問題がある。風呂桶が無い。」
「お館様、それはダメです。」
「だよな…。あ、ジョスさんのところに交換する前の風呂桶ってまだあるかな。明日聞いてみよう。」
「そうですね。風呂桶は必須です。」
「あと、パーティーだが、今回はスピネルは研究室に残しておくことにする。
おそらくシャンプーとリンスの研究が完成するだろうと思うからね。」
「はい主様、5日くらいあれば何とか試作品が完成できるくらいになると思います。」
「主殿、という事は5日で素材を集めるという事になりますね。」
「そうなるが、まぁ採れるだけ採ろう。」
「そうすると、私とナズナとベリルが同伴ですね。ひとり一日で3日、後は全員で2日の計5日ですね。」
「あの…、毎晩ですか?」
「はい。その後、ダンジョンから戻ってスピネルへ2日ですね。」
「え、主様、私、一回少ないですよ。」
「数で勝負しないようにしてくださいね…、俺死んじゃいますよ…。」
「待ってるよ。お世話になったね。ありがと~!」
そんな挨拶をしてノーオの街を出立した。
ポクポクと馬車は進む。
良い天気だ。
「みんな、シェルフールに戻ったら、ゆっくりするけど、皆行きたいところはある?」
「はい、カズ様。私はカズ様の胸が…。」
「あ、ズルいですよディートリヒさん。ではお館様、私は反対側の胸を…。」
「主殿、出遅れましたが、私は…(わ、わたしもです…。)」
何故こうなるんだろう…。
まぁ、俺の部屋のベッドは大きいから、全員が寝ても大丈夫だけど…。
「そうですね。最近カズ様の精気が入ってこないですものね。それに昨晩はゆっくりお休みになられたことですから。」
ちとマテ、数日前は大運動会だったぞ。
俺を殺す気なのか…
そうなのか…。
「あの…。体力が持ちませんので…。」
「ふふ、冗談ですよ。カズ様。」
そんな冗談なのか本気なのか分からない会話をしながら、今後の予定を話す。
明日は皆各自で動いてもらい、明後日から久しぶりのダンジョンだ。
欲しいものは魔糸、アラクネの糸、楮、綿…、どれくらい必要だろう。
ナズナに聞くと、膨大な量を言われた…。
下着一個に膨大な量の糸と綿が必要になるんだ…。
モノを駄々草に使ってはいけないという事だ。
ちゃんと感謝しながら使ってくれますよね…。
「社長~、シェルフールですよ~。」
「おぉ!なんか久しぶりだよな。」
『ソロ〇ンよ、私は帰って来た…』
言いたかった台詞だ。
短くもあり長くもあった7日だった。
「さぁ、みんなもうひと踏ん張りだよ。」
「はい。」
守衛さんに挨拶をし、そのまま街に入る。
伯爵様奥様ズの馬車であっても、俺が乗っていることは既に街を出る時に証明していたので、全然問題はなかった。
そのまま店まで向かい、店の奥へと馬車を進ませる。
「どうどう~!」
シルバーとロシナンテがストップし、馬車も止まる。
腰と背中を伸ばしながら、俺たちは久しぶりの我が家の玄関に立つ。
「社長、お帰りなさいまし。」
「ヤットさん、ただいま。問題は無かった?」
「それが、こんな立派な部屋に泊まらせてもらうことで良いのかと思いまして。」
「ん?」
おれは反対側を向き、倉庫を見る。
「な…、何がどうなった?」
いつの間にか倉庫が立派な家に変わっている。
「へい、ジョスさんが、金に見合う仕事をしなくては大工の名折れだと、骨組みはそのままで外装までも治してくれました。」
もはや倉庫とは言えないものだった。
「まぁ、ジョスさんだからな…、明日、お礼に行ってくるよ。」
「あ、ジョスさんなら、毎日夕方にお風呂に入りに来ますので、その時にお会いできると思いますよ。」
「そうなんだ…。」
風呂好きに悪い奴は居ないってザックさんも言ってたしな。
馬車を倉庫の一角にあるガレージのような場所に入れ、俺たちは家の中に入る。
「ん~!帰って来たね。」
「はい。お疲れ様でした。」
「さて、それじゃ、各自部屋に行って、夕方まで自由ね。
夕食がは何がいい?」
「そうですね。久しぶりにイヴァンさんの手料理を食べてみたいです。」
「琥珀亭か、いいね。んじゃ、6時になったら行こう。それまでは各自休んでてね。」
俺も部屋に戻り、神様の前にこれまで作った料理を一皿ずつ置く。
それと向こうの日本酒を置く。
『どうぞお召し上がりください。』
『ニノマエさん、久しぶりですね。』
『はい。少し遠征していました。』
『下着と石鹸、そして馬車の改良ですね。あ、ガーターベルトは趣味ですか?』
『お恥ずかしいです…。』
『それでも良い方向に進んでいる事、嬉しく思いますよ。』
『ありがとうございます。でも、馬車は少し行きすぎですかね。』
『遅かれ早かれ、誰かが気づくものです。それを何に使うのかも含めてです。』
『超越していますね。』
『ヒトの世はそうやって動いていくんだと思いますよ。』
『そうですね。ノーベルさんだって戦争の道具を作ったわけではないですから…。
でも、なんだかやるせないですね。
あ、それはそうと、この世界の魔法の体系は自分が思うものと違うんですね。』
『そうですね。魔法とはそもそも何でしょうか?そこから入りますからね。』
『うーん。難しいですね。』
『学問としての魔法、冒険者の魔法、生活に必要な魔法、いろいろあります。』
『そうですね。その中で、何を基準に考えるかなんて、ヒトそれぞれですものね。』
『ふふふ、ニノマエさんはそうやって解決させていくんですね。』
『そうですか?』
『それはそうと、こんなにお料理をいただいても良いんですか?』
『ええ。少し多かったですか?』
『いいえ、皆に渡しますから大丈夫ですよ。』
『そう言えば、神様はラウェン様とセネカ様以外にもいらっしゃるんですね。』
『はい。大勢、と言ってもあと数柱ですが…。皆ニノマエさんのことに興味深々です。』
『ははは、お手柔らかにお願いしますね。今日のところはこの料理と酒で話に盛り上がってください。』
『そうしますね。
そろそろ時間ですね。琥珀亭でのお食事楽しんできてくださいね。
あ、私はC80の黒が好きです。因みにラウェンは白が好きですよ。』
『はい。覚えていたらとします。それではまたお会いさせてください。』
『待っておりますね。』
俺は下に行き、皆で琥珀亭に向かう。
今回はラットさん、ヤットさんも一緒だ。
「社長、いいんですかい?ワシら大食いですぜ。」
「はは、大食いなら俺の女性陣も負けていないよ。」
「何なら、琥珀亭の食事全部食べつくしちゃいますからね!」
「それを聞いて、イヴァンさんがどうするかな?」
琥珀亭に到着した。
「いらっしゃいま…、あー、ニノマエさんじゃないですか!お久しぶりです。」
「マリベルさん、久しぶりです。皆元気ですか?」
「はい。みんな元気ですよ。今日は大勢ですね。」
「うん。皆、俺の仲間だよ。」
「そうなんだ。なんか良いですね。で、ご注文は?」
「そりゃ、イヴァンさんのおすすめです!」
「わかりました~。」
ディートリヒがふんすかしている…、ナズナも笑っている。マリベルさんも笑っている…。
みな笑顔だ。
「よし、メシが来る前にこれまでの報告と明日からの予定を伝えていこうか。
じゃぁ、ラットさん、ヤットさん、鋼とミシンの状況は?」
「鋼は500㎏きっちり作りやした。ミシンはすべて部品を取り外し、先ずは5つずつ部品を作っていますぜ。」
「ほう、それはすごいね。」
「早ければ一週間でなんとか試作機を作りますぜ。」
「それは一人でなんとかなるかい?」
「と言いますと?」
「明日から、馬車の改造をメインに動いてほしいんだ。
一週間で一台、次に二台分、同じものであれば組み立てだけで何とかなるかい?」
「どのような部品を作るんですかい?」
「アイナ、設計図持っているか?」
「はいな~。これです。」
「ほう、こりゃ面白い構造だ。
しかし、この構造だと車体と乗っける荷台との結合部分が弱くなるな。
ここをこうすればもっと強度が増すぞ。」
「そうすると重たくなってしまい、馬さんが可哀そうなんですよ。」
「ふむ。一理あるな。では…」
ドワさんズが真剣に話し始めた…。
「あの…、ご飯持ってきましたよ…。」
「アイナ、ラットさん、ヤットさん、メシ食ってからにしますよ。」
「あぁ、すまない。んじゃアイナよ、帰ってからもう一度構想を練り直すぞ。」
「はいはーい。それじゃいっぱい食べてすぐ戻りましょう。」
なんだか、ドワさんズは馬車にお熱のようだ。
「ディートリヒ、俺たちは明日の午後からダンジョンに籠るよ。」
「はい。また楽しいダンジョンですね。」
「ただ、問題がある。風呂桶が無い。」
「お館様、それはダメです。」
「だよな…。あ、ジョスさんのところに交換する前の風呂桶ってまだあるかな。明日聞いてみよう。」
「そうですね。風呂桶は必須です。」
「あと、パーティーだが、今回はスピネルは研究室に残しておくことにする。
おそらくシャンプーとリンスの研究が完成するだろうと思うからね。」
「はい主様、5日くらいあれば何とか試作品が完成できるくらいになると思います。」
「主殿、という事は5日で素材を集めるという事になりますね。」
「そうなるが、まぁ採れるだけ採ろう。」
「そうすると、私とナズナとベリルが同伴ですね。ひとり一日で3日、後は全員で2日の計5日ですね。」
「あの…、毎晩ですか?」
「はい。その後、ダンジョンから戻ってスピネルへ2日ですね。」
「え、主様、私、一回少ないですよ。」
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