となりのソータロー

daisysacky

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第15章

   13

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 今、宗太郎が見ている場所は、どこなんだ?
清子も宗太郎に注目する。
「どこにって?」
再び子供のような仕草で、宗太郎は頭をかしげる。
「そう、キミの大好きなお姉さんは、どこにいるのか、教えて
 くれないかなぁ」
先生は、いつになく優しい口調で、ニコニコしながら、宗太郎を見る。
「いいよ」
あっさりと、宗太郎はうなづく。
「いいの?」
思わず清子がつぶやく。
宗太郎は、コクンとうなづくと、
「こっちだよ」
スタスタと歩き出す。
「待って」
あわてて清子が、その後を追いかける。

 宗太郎の目には、何が映っているのだろう?
一同は、何も言わずについて行くと…
例の地下室の前で、ピタリと足を止める。
「えっ」
「ここ?」
 やはり…ここに、何かがあるのだろうか?
呆然としていると、
「ここじゃなくて、こっち」
予想に反して、入り口を通り過ぎると、今まで棚に隠れて
見えていなかった壁の方に、突っ切って行く。
「えっ?そこは、何にもないんじゃ…」
思わずつぶやく清子をよそに、壁の前までやって来た。
「えっ、そこは」
ただの壁かと思いきや…よく見ると、古い納戸のような場所だ。

「これって…」
 立ちすくむ清子に向かい、神林君は険しい顔つきになる。
「開かずの扉だ」
まっすぐに、宗太郎の方を向いた。
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