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ソータローのこと…309
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「ねぇ、どうするつもり?」
オジサンも先生も、いなくなってしまった。
ここにいて、自分たちに、何が出来るのだろう?
「さぁ?それは、君たちが、決めてくれないか?」
疲れ切ったように、神林君はポツンとそう言う。
「えっ?それでいいの?
さっきまでの勢いは…どうしたの?」
清子は気になるけれど…
「うん、いいよ。
責任は、ボクが持つから。
それに…もともと父さんから、ここに行けって、言われたんだ」
神林君は、静かにそう返す。
さっきまでの言い合いで、最後の気力までそがれてしまったのだろうか。
「だったらリョウ君…いつまで、ここにいるの?」
オジサンが引き下がった今…ここにいる理由がないのではないか、と
清子は思うけれども…
「いや、じいちゃんを、責任もって世話をするよ。
それに…何かが見つかるかもしれないし」
目の下のクマを濃くさせて、神林君が答える。
何でそこまで、ここにこだわるのだろうか?
自分の身を削ってまでする理由が、あるのだろうか?
やっぱり宗太郎たちには、よくわからないのだ。
「それに…ユーレイが出るんだろ?
女の子の幻まで、見るんだろ?」
おまえ…壊れてしまうぞ、と宗太郎は思うけれども。
すると神林君が「あれぇ?」と声を上げる。
「もしかして、ソータロー…
ユーレイが怖いのかぁ?」
からかうように、ヘラッと神林君が笑う。
オジサンも先生も、いなくなってしまった。
ここにいて、自分たちに、何が出来るのだろう?
「さぁ?それは、君たちが、決めてくれないか?」
疲れ切ったように、神林君はポツンとそう言う。
「えっ?それでいいの?
さっきまでの勢いは…どうしたの?」
清子は気になるけれど…
「うん、いいよ。
責任は、ボクが持つから。
それに…もともと父さんから、ここに行けって、言われたんだ」
神林君は、静かにそう返す。
さっきまでの言い合いで、最後の気力までそがれてしまったのだろうか。
「だったらリョウ君…いつまで、ここにいるの?」
オジサンが引き下がった今…ここにいる理由がないのではないか、と
清子は思うけれども…
「いや、じいちゃんを、責任もって世話をするよ。
それに…何かが見つかるかもしれないし」
目の下のクマを濃くさせて、神林君が答える。
何でそこまで、ここにこだわるのだろうか?
自分の身を削ってまでする理由が、あるのだろうか?
やっぱり宗太郎たちには、よくわからないのだ。
「それに…ユーレイが出るんだろ?
女の子の幻まで、見るんだろ?」
おまえ…壊れてしまうぞ、と宗太郎は思うけれども。
すると神林君が「あれぇ?」と声を上げる。
「もしかして、ソータロー…
ユーレイが怖いのかぁ?」
からかうように、ヘラッと神林君が笑う。
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