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第9章 ネクストミッション!
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玄関を入ってすぐに、大きなフローリングの部屋が広がり、
コンクリートの打ちっ放しの壁には、どうやって取り付けたのか、
たくさんの絵が飾ってあった。
さらに壁際には、イーゼルが置かれて、プンと油絵具の独特の
臭いを放っていた。
まるでギャラリーかと見間違うくらい、たくさんの絵が壁に立てかけてあり、
部屋の隅にはカウチソファも置いてある…
思いのほか、居心地の良さそうな家だ。
「荷物は、その辺に適当に置いて!
ボクは別にかまわないから」
そう言われてあらためて、部屋を振り返るけれど、絵以外にはほとんど
物自体があまりなく…スッキリとしている。
「でもどこ‥」
ためらっていると…
「ここ…寝室に使っているけど?」
気が付くと、すぐ側にも狭い部屋のドアに手をかけると、
狭い部屋の中に、机と本棚とベッドが置いてある。
「とにかく、窓をあけましょ」
さして気にする様子もなく、サラさんは床まで届く、大きな窓を
開けると、ぱあ~っと光がまっすぐに差し込んでいる。
「思ったより、きれいにしてるじゃない」
感心したように、サラさんが言うと、
「だって…片付けろと言ってただろ?
さっきあわてて クローゼットにしまったんだ」
クマガイさんは、人の好さそうな笑顔を見せた。
「でもまぁ~台所がちょっと、狭いかもなぁ」
アトリエの隣に、作り付けのキッチンがある。
1口コンロが2つと、小さな流しがあるけれど…
お皿を置くスペースがない。
「ふだんはオレは、料理をしないからなぁ」
クマガイさんは、頭をかいた。
コンクリートの打ちっ放しの壁には、どうやって取り付けたのか、
たくさんの絵が飾ってあった。
さらに壁際には、イーゼルが置かれて、プンと油絵具の独特の
臭いを放っていた。
まるでギャラリーかと見間違うくらい、たくさんの絵が壁に立てかけてあり、
部屋の隅にはカウチソファも置いてある…
思いのほか、居心地の良さそうな家だ。
「荷物は、その辺に適当に置いて!
ボクは別にかまわないから」
そう言われてあらためて、部屋を振り返るけれど、絵以外にはほとんど
物自体があまりなく…スッキリとしている。
「でもどこ‥」
ためらっていると…
「ここ…寝室に使っているけど?」
気が付くと、すぐ側にも狭い部屋のドアに手をかけると、
狭い部屋の中に、机と本棚とベッドが置いてある。
「とにかく、窓をあけましょ」
さして気にする様子もなく、サラさんは床まで届く、大きな窓を
開けると、ぱあ~っと光がまっすぐに差し込んでいる。
「思ったより、きれいにしてるじゃない」
感心したように、サラさんが言うと、
「だって…片付けろと言ってただろ?
さっきあわてて クローゼットにしまったんだ」
クマガイさんは、人の好さそうな笑顔を見せた。
「でもまぁ~台所がちょっと、狭いかもなぁ」
アトリエの隣に、作り付けのキッチンがある。
1口コンロが2つと、小さな流しがあるけれど…
お皿を置くスペースがない。
「ふだんはオレは、料理をしないからなぁ」
クマガイさんは、頭をかいた。
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