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第10章 思いがけない味方登場
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「で…ストーカーというのは、その人?」
「いいえ!」
「あら?」
ようやく本題に戻れると思っていたのに…
これは話が長くなりそうだぞ…と待子は聞かなければよかった、と
少し後悔した。
落胆した待子の様子に気付いたのか、
「ごめん…中々ここまで、話を聞いてくれる人がいないから…
ついつい、脱線しちゃって…」
マイコはクスリと笑う。
先ほどまで、粘って中々腰を上げようとはしなかったけれど、
ようやく立ち上がると、
「悪かったわね!でもたまには…私の話し相手になって」
待子をまっすぐに見つめる。
なんだかおかしな方向に、話が脱線してきたぞぉ~と思ったけれど、
待子はさして驚かない。
何しろこの数日間、驚かされることばかりだったので、
免疫がついた、というか、今更少々のことでは、驚かないぞと
開き直りもあった。
(結局は、ストーカーの正体のこと、聞かなかったなぁ)
マイコが部屋に戻って、落ち着いた時に、待子はようやく
そのことに気付くのだった。
「まぁ、今更蒸し返しても仕方ないし…」
また聞き出すチャンスはあるだろう…
待子は深く気にしないことにした。
「いいえ!」
「あら?」
ようやく本題に戻れると思っていたのに…
これは話が長くなりそうだぞ…と待子は聞かなければよかった、と
少し後悔した。
落胆した待子の様子に気付いたのか、
「ごめん…中々ここまで、話を聞いてくれる人がいないから…
ついつい、脱線しちゃって…」
マイコはクスリと笑う。
先ほどまで、粘って中々腰を上げようとはしなかったけれど、
ようやく立ち上がると、
「悪かったわね!でもたまには…私の話し相手になって」
待子をまっすぐに見つめる。
なんだかおかしな方向に、話が脱線してきたぞぉ~と思ったけれど、
待子はさして驚かない。
何しろこの数日間、驚かされることばかりだったので、
免疫がついた、というか、今更少々のことでは、驚かないぞと
開き直りもあった。
(結局は、ストーカーの正体のこと、聞かなかったなぁ)
マイコが部屋に戻って、落ち着いた時に、待子はようやく
そのことに気付くのだった。
「まぁ、今更蒸し返しても仕方ないし…」
また聞き出すチャンスはあるだろう…
待子は深く気にしないことにした。
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