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第12章 桜ハウスへようこそ
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全員が勢ぞろいする頃には、すでに歓迎会も終わりに近づいてきた。
201号室に住む、謎の女性、中田さんが、なかなか帰ってこなかったからだ。
「さぁ、一気に飲んじゃって!」
さすが水商売のレイコさんは…お茶をつぐ姿も、中々堂に入っている。
(予算の関係で、お酒はNG!持ち込みのみだった)
その姿は、小さなスナックのママのようだ…
「わたしもねぇ、早く自分の店を持てるように...
ケチケチ生活しているのよ」
ニッコリと笑う。
初めは、バラエティに富んだメンバーに、ドン引きしていた佐伯さんだった。
「いい、すごくいい!
がんばってくださいよぉ、なんならバイトでもいいから…
雇ってください」
さすがに、自分のことをアピールするのも忘れなかった。
もっともひよりちゃん親子は…まだストーカー化している
父親から身を守るため、今回は参加しなかったようだ。
「ひよりちゃん、どうしてる?学校は?」
思い出したように、金髪のマイコが聞いた。
彼女の推定年齢は(おそらく)30歳くらい。
なのだが未だに、バイト暮らしで、お気に入りのバンドメンバーを
ひたすら追いかけている。
「それにしても」
背後の人物は、まだハッキリとは見えない。
「あんた…精神年齢が一緒だから…ひよりちゃんとも、気が合うのよ」
あれからどうなっているのだろう?
からかうようにして、レイコさんがなおも言う。
自分は、ダメ男に弱いのよ~が、口癖なのだ。
201号室に住む、謎の女性、中田さんが、なかなか帰ってこなかったからだ。
「さぁ、一気に飲んじゃって!」
さすが水商売のレイコさんは…お茶をつぐ姿も、中々堂に入っている。
(予算の関係で、お酒はNG!持ち込みのみだった)
その姿は、小さなスナックのママのようだ…
「わたしもねぇ、早く自分の店を持てるように...
ケチケチ生活しているのよ」
ニッコリと笑う。
初めは、バラエティに富んだメンバーに、ドン引きしていた佐伯さんだった。
「いい、すごくいい!
がんばってくださいよぉ、なんならバイトでもいいから…
雇ってください」
さすがに、自分のことをアピールするのも忘れなかった。
もっともひよりちゃん親子は…まだストーカー化している
父親から身を守るため、今回は参加しなかったようだ。
「ひよりちゃん、どうしてる?学校は?」
思い出したように、金髪のマイコが聞いた。
彼女の推定年齢は(おそらく)30歳くらい。
なのだが未だに、バイト暮らしで、お気に入りのバンドメンバーを
ひたすら追いかけている。
「それにしても」
背後の人物は、まだハッキリとは見えない。
「あんた…精神年齢が一緒だから…ひよりちゃんとも、気が合うのよ」
あれからどうなっているのだろう?
からかうようにして、レイコさんがなおも言う。
自分は、ダメ男に弱いのよ~が、口癖なのだ。
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