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第13章 桜ハウスを守れ!
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「スポンサー?」
「そう!パパとも言う~」
ニッコリとするマイコの顔を見ていると…ふいに待子の頭に
疑問がよぎる。
それって、本物のパパなの?
それともニセモノのパパなの?と…
だけど、本当のことを聞くのが、若干怖かったので、聞かないでいる。
「でもさ、新しい下宿先を探すなら…
お金をもっと、稼がなくちゃ」
キッパリとした口調で言うマイコの顔を、思わずガン見する…
「その…”パパ”に出してもらえば、いいじゃないですかぁ」
半分ヤッカミでそう言うと、
「私ねぇ~人に貸したり、借りたりするの、よくないと思うんだぁ」
意外にも、のんびりとした口調で、言い返されたので、
彼女のこだわりは、ソコなのか?
あのキャラクターで、そんな生真面目な答えは、似合わない…
そう思うけれど、
マイコはクスクス笑い、
「あっ、それ!昔の彼氏にも、言われたぁ」
楽しそうに、大きな声で言う。
「あっ、しぃっ!」
窓の外を見ていた待子は、下の新しい動きに、敏感に反応する。
「あの男…こっちへ向かってる!」
悲鳴のような、甲高い声で言うと、マイコがそわそわしだす。
「ちょっと、待ってよぉ!
誰か、捕まえてよぉ」
かなりテンパッタ様子で、マイコが叫ぶ。
「なになに?」
「何があったの?」
マイコの声を聞きつけて、一斉にほかの住人たちが、廊下の突き当りに
集まって来る。
そこの窓から鈴なりに、一斉に顔を突き出すと
「なに?変質者?」
「ストーカー?」
「やっぱりここに…いい女がいるって、噂でもたったのかしら?」
などと、好き勝手なことを口走り
(ちなみに最後のセリフは、レイコさんだ)
外をのぞき込んだ。
「そう!パパとも言う~」
ニッコリとするマイコの顔を見ていると…ふいに待子の頭に
疑問がよぎる。
それって、本物のパパなの?
それともニセモノのパパなの?と…
だけど、本当のことを聞くのが、若干怖かったので、聞かないでいる。
「でもさ、新しい下宿先を探すなら…
お金をもっと、稼がなくちゃ」
キッパリとした口調で言うマイコの顔を、思わずガン見する…
「その…”パパ”に出してもらえば、いいじゃないですかぁ」
半分ヤッカミでそう言うと、
「私ねぇ~人に貸したり、借りたりするの、よくないと思うんだぁ」
意外にも、のんびりとした口調で、言い返されたので、
彼女のこだわりは、ソコなのか?
あのキャラクターで、そんな生真面目な答えは、似合わない…
そう思うけれど、
マイコはクスクス笑い、
「あっ、それ!昔の彼氏にも、言われたぁ」
楽しそうに、大きな声で言う。
「あっ、しぃっ!」
窓の外を見ていた待子は、下の新しい動きに、敏感に反応する。
「あの男…こっちへ向かってる!」
悲鳴のような、甲高い声で言うと、マイコがそわそわしだす。
「ちょっと、待ってよぉ!
誰か、捕まえてよぉ」
かなりテンパッタ様子で、マイコが叫ぶ。
「なになに?」
「何があったの?」
マイコの声を聞きつけて、一斉にほかの住人たちが、廊下の突き当りに
集まって来る。
そこの窓から鈴なりに、一斉に顔を突き出すと
「なに?変質者?」
「ストーカー?」
「やっぱりここに…いい女がいるって、噂でもたったのかしら?」
などと、好き勝手なことを口走り
(ちなみに最後のセリフは、レイコさんだ)
外をのぞき込んだ。
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