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第15章 いのち短し 恋せよ乙女?
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「そうなんですか?」
「そうなの!」
少し照れたように、レイコさんは顔を赤らめてうなづく。
「ここにいる人は…たいてい大家さんに助けられた人ばかりよ」
と言うので、確かにそうかもなぁと思う。
レイコさんはニッコリすると、
「だからね、困った時には、大家さんに相談するといいよ!
結構親身になって、相談にのってくれるから」
それもまた、大家さんらしいなぁ~と、待子も大きくうなづく。
もっとも自分もその口だ…と思い返すのだ。
「そういえば、知ってた?
ひよりちゃんねぇ~またこっちへ、帰って来るみたいよ」
「ホント?」
いきなりレイコさんがそう言うので…
思わずうれしくなる待子だ。
「でも…ここがなくなるかもしれないのに?」
もっともその話自体が、途中でウヤムヤになってしまったのだけれど。
一体あれから、どうなったのだろう…
急に気になってきた。
「まぁねぇ、そうなんだけど…
ひよりちゃんが、やっぱりここへ帰って来たい…と、言ってるみたいなのよねぇ」
「そうかぁ~」
もちろん自分が、口をはさむ余地などない、とわかってはいるけれど。
いつもは素直なひよりちゃんが…
自分から言い出すとは、珍しいことだなぁ~と、待子は思うのだ。
「でもさぁ~そうなるといいよねぇ」
うなづきながらも、また何か…厄介なことが、起きなければいいが…と
考えていた。
「そうなの!」
少し照れたように、レイコさんは顔を赤らめてうなづく。
「ここにいる人は…たいてい大家さんに助けられた人ばかりよ」
と言うので、確かにそうかもなぁと思う。
レイコさんはニッコリすると、
「だからね、困った時には、大家さんに相談するといいよ!
結構親身になって、相談にのってくれるから」
それもまた、大家さんらしいなぁ~と、待子も大きくうなづく。
もっとも自分もその口だ…と思い返すのだ。
「そういえば、知ってた?
ひよりちゃんねぇ~またこっちへ、帰って来るみたいよ」
「ホント?」
いきなりレイコさんがそう言うので…
思わずうれしくなる待子だ。
「でも…ここがなくなるかもしれないのに?」
もっともその話自体が、途中でウヤムヤになってしまったのだけれど。
一体あれから、どうなったのだろう…
急に気になってきた。
「まぁねぇ、そうなんだけど…
ひよりちゃんが、やっぱりここへ帰って来たい…と、言ってるみたいなのよねぇ」
「そうかぁ~」
もちろん自分が、口をはさむ余地などない、とわかってはいるけれど。
いつもは素直なひよりちゃんが…
自分から言い出すとは、珍しいことだなぁ~と、待子は思うのだ。
「でもさぁ~そうなるといいよねぇ」
うなづきながらも、また何か…厄介なことが、起きなければいいが…と
考えていた。
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