ちょっと待ってよ、シンデレラ

daisysacky

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Scene 3  ふしぎの国のシンデレラ

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 エラは、先ほどから会話にのぼる、カスミという人が、どんな人なのか、気になってきました。
まだ見ぬ人に、ライバル意識が芽生えていた頃・・・
やはり、カスミも、エラのことを警戒していました。
天然のフリをして、実はわかってやってるんじゃないの?と。
その目的は、一体なんなのか。
よりによって、幼なじみのシュウヘイに、チョッカイをかけるとは、どういうつもり・・・?と。
少し、挑発的な気持ちになっていました。

(ホントに困っちゃう!お兄ちゃんはオヒトヨシだか
 ら・・・これまでも、色んな女が寄ってくるのだか
 ら)
今回も、きっとそうだ・・・と、カスミは思っていました。
どんなことがあっても、私はお兄ちゃんを、守らないといけない・・・そう思いながら、いざ、敵の待ち構える場所へと、向かっていました。


「お兄ちゃんをたぶらかせた・・・というから、どんな人かと思ったら・・・なんだ、まだ子供じゃないの」
インターフォンを鳴らして、入ってくるなり、その女性は、開口一番、そう言いました。
エラはというと、インターフォンなるものは、生まれて初めてだったので・・・ちょっとしたパニックでした。
「なに?さっきから、何か音がしてる!」
と、うろたえて、シュウヘイの体に隠れようとする始末。
そしてインターフォン越しに、女性の顏が映し出されたのを見て、
「この箱に、小さな女の人がいる!」
と、これまた騒いだので・・・
シュウヘイは、たまらなくなり、ゲラゲラと笑いだしました。
「キミって、一体どこの国から来たの?まるで、
江戸時代のお姫様か何かかい?」
と、珍しいものを見るような目付きで、エラを見ました。
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