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scene 1 12時の鐘が鳴り終わる前に
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「あなたは 知らないの?」
お妃様は、大臣の方を振り返ると、そこに居並ぶ
男たちは一斉に、頭を振ります。
「まぁ」と、呆れるけれど、
「これで、王子がその気になるのなら、どうとでも
なるか・・・」
と、気を取り直しました。
「とにかく、馬の鼻先には、にんじんをぶら下げないとな」
王様の目論見通りなのか・・・王子はエラに、ひと目でメロメロになって、ストーカーのように、追いかけまわしました。
うまく人の気をそらすのは、難しいもので・・・
1回目も苦労したのですが、2回目となると、
さらにハードルが高くなりました。
今度は、絶対に、帰すものか!
王子の思惑はすさまじいもので・・・
さすがのエラも、これはもうムリだ、
絶対絶命!もはや、これまでか・・・
そう、諦めかけた時です。
チャンスは、突然訪れました。
なんとあの継母が、なんとかして、我が娘にも、
チャンスを!という執念が実を結び、どうにか
捨て身の作戦が、功を奏したのです。
ようやく、1曲目が踊り終わったところで、
王子の腕を、側近の1人が突っついて、
「王子様、あちらのレディが、踊っていただけるのを、待っておられます」
と言って、うながしました。
王子は、チラリ・・・と一瞥すると、あからさまに
イヤな顔をしました。
エラは、この機を逃すまい・・・と、にこやかな顔になると
「あら、優しいプリンスを、私1人で独占するのは、
よくないことだわ。みんなに平等にしなくては!
私のことはかまわず、どうぞ、1曲くらい、踊って
さしあげて」
と言いました。
王子は、それでも、あからさまにガッカリした顔になり・・・
「ボクは、今日も明日も、あなた以外の方とは、
踊りたくないのです」と、エラを見つめる。
「あら、次期王様となる方が、そんなことで、どう
しますか」と、たしなめると・・・
「1曲だけですよ!その間に、逃げないでください」
念押しのように、エラを見つめました。
お妃様は、大臣の方を振り返ると、そこに居並ぶ
男たちは一斉に、頭を振ります。
「まぁ」と、呆れるけれど、
「これで、王子がその気になるのなら、どうとでも
なるか・・・」
と、気を取り直しました。
「とにかく、馬の鼻先には、にんじんをぶら下げないとな」
王様の目論見通りなのか・・・王子はエラに、ひと目でメロメロになって、ストーカーのように、追いかけまわしました。
うまく人の気をそらすのは、難しいもので・・・
1回目も苦労したのですが、2回目となると、
さらにハードルが高くなりました。
今度は、絶対に、帰すものか!
王子の思惑はすさまじいもので・・・
さすがのエラも、これはもうムリだ、
絶対絶命!もはや、これまでか・・・
そう、諦めかけた時です。
チャンスは、突然訪れました。
なんとあの継母が、なんとかして、我が娘にも、
チャンスを!という執念が実を結び、どうにか
捨て身の作戦が、功を奏したのです。
ようやく、1曲目が踊り終わったところで、
王子の腕を、側近の1人が突っついて、
「王子様、あちらのレディが、踊っていただけるのを、待っておられます」
と言って、うながしました。
王子は、チラリ・・・と一瞥すると、あからさまに
イヤな顔をしました。
エラは、この機を逃すまい・・・と、にこやかな顔になると
「あら、優しいプリンスを、私1人で独占するのは、
よくないことだわ。みんなに平等にしなくては!
私のことはかまわず、どうぞ、1曲くらい、踊って
さしあげて」
と言いました。
王子は、それでも、あからさまにガッカリした顔になり・・・
「ボクは、今日も明日も、あなた以外の方とは、
踊りたくないのです」と、エラを見つめる。
「あら、次期王様となる方が、そんなことで、どう
しますか」と、たしなめると・・・
「1曲だけですよ!その間に、逃げないでください」
念押しのように、エラを見つめました。
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