47 / 140
第3章 夢のカケラ
7
しおりを挟む
どうせ、大したことは言わないだろう…
そう高をくくっていた。
「あなたが、直すのよ」
ニコニコしながら、おばあさんが言う。
「えっ、直すって?」
どうやるの?
だって…パパでさえ、うまく直せなかったのに?
柚はひどく困った顔になる。
「大丈夫よぉ~
あなたは、直してくれる所へ、持って行けばいいだけだから」
そんなの、簡単なことでしょ?
自信満々に、おばあさんがそう言う。
「私が?自分で?」
そんなこと、出来るの?
考えてもみなかった…と、柚は驚いた顔になる。
「でも…どうやって、行くの?」
それって、歩いて行けるの?
やっぱり、ママと一緒に行くのよね?
当たり前のように、柚は思うのだけれど。
だけど魔法使いは、柚に顔を近づけると、
「いいえ、これはあなたの仕事なのよ、ユウ!
あなたが、自分で持って行くのよ」
そう言うと、軽く杖を振り上げる。
「えっ?ちょっと、待って!
それなら、おばあさんも一緒に?」
柚はまだ、一人でお使いに行ったことがない。
理由は、彼女がまだ小さい、というのと、家の前に道路があるから、
危ない…ということなのだが。
なのでお店までは、いつもママが一緒だ。
お友達の中には、一人でお使いに行くという子もいるのだが…
柚はまだ、したいとは思わない。
「そう?それなら、いい機会ね」
おばあさんはそう言うと、高く杖を振り上げた。
そう高をくくっていた。
「あなたが、直すのよ」
ニコニコしながら、おばあさんが言う。
「えっ、直すって?」
どうやるの?
だって…パパでさえ、うまく直せなかったのに?
柚はひどく困った顔になる。
「大丈夫よぉ~
あなたは、直してくれる所へ、持って行けばいいだけだから」
そんなの、簡単なことでしょ?
自信満々に、おばあさんがそう言う。
「私が?自分で?」
そんなこと、出来るの?
考えてもみなかった…と、柚は驚いた顔になる。
「でも…どうやって、行くの?」
それって、歩いて行けるの?
やっぱり、ママと一緒に行くのよね?
当たり前のように、柚は思うのだけれど。
だけど魔法使いは、柚に顔を近づけると、
「いいえ、これはあなたの仕事なのよ、ユウ!
あなたが、自分で持って行くのよ」
そう言うと、軽く杖を振り上げる。
「えっ?ちょっと、待って!
それなら、おばあさんも一緒に?」
柚はまだ、一人でお使いに行ったことがない。
理由は、彼女がまだ小さい、というのと、家の前に道路があるから、
危ない…ということなのだが。
なのでお店までは、いつもママが一緒だ。
お友達の中には、一人でお使いに行くという子もいるのだが…
柚はまだ、したいとは思わない。
「そう?それなら、いい機会ね」
おばあさんはそう言うと、高く杖を振り上げた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる