異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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緑望惑堂ハイギエネ、霊蛇が隠すは真理の儀仗編

  海の記憶を宿す場所2

 
 
「これは……どういうことだ……?

 ブラックもすぐには理解できないのか、目を白黒させている。
 俺とロクショウも、麺前のこの風景を見て言葉を失ってしまった。

 何故なら、そのフロアは――――

 “海を閉じこめた場所”だったからだ。

「これって……海の水、だよな?」

 問いかけるようにつぶやくが、答えが返って来るとは思っていない。
 きっとブラックも困惑しているだろうと確信していたからだ。

 なんせ、俺達の目の前には青く光を放つ水……で造られた壁と柱を持つ、物理的に存在不可能にしか見えないフロアが広がっていたのだから。

 ……いやホント、これどうなってんだ?
 本当に海の中……ってわけじゃないよな……。

 壁はあの水たまりみたいに青く光っていて、時折ときおり流れているような動きが見えるので、きっと本当に水なのだろう。でも、壁や柱からあふれてないのがおかしすぎる。
 あんなに水の流れが見えるし、柱だってまるで吸い上げられてる水みたいに上へと流れる動きがハッキリしてるのに……。

 まさか、水族館みたいに全面ガラス張りってワケじゃないよな。
 けど、そうでもないとこの青い空間の説明がつかないぞ。

「何かが動く気配はない……。あのデカブツが唯一の入口を陣取ってたせいで、他のモンスターが入って来られなかったのかも知れないな」
「じゃあ安全地帯ってこと?」
「まあね。……入ってみようか」

 近くで見ないと判断もしづらい。ブラックはそう思ったのだろう。
 正直、ダンジョンみたいにモンスターが棲みついちゃった洞窟で安全も何もないとは思うのだが、でもブラックが安全だと言うのであれば確実だろう。
 だって、ブラックは【索敵さくてき】が使えるし、気配にもさといからな。

 けれど気を引き締めておかないと。
 そう思い、俺は周囲を警戒しつつ青の空間へと足を踏み入れた。

「……中に入るとさらに青くてキラキラした空間だなぁ……」

 さっきまでは黒曜石のような黒一色の洞窟だったのに、ここに入るとそれを忘れてしまいそうになる。洞窟の最下層とは思えない明るさだ。

 どこから光が入っているのか分からないけど、天井を見上げると、この場所が水の中であることをしめすように、揺れてきらめく光が差し込んでいるのが分かる。
 その光のおかげで、周囲の流れる水も輝いているのだ。

 けど、見た所ここは海底でも海中でもなさそうだった。
 何故なら、地面は普通に黒曜石のように艶やかな床だし、そもそも周囲を見渡しても、魚どころか巨大なモンスターの一匹も見当たらなかったからだ。

 じゃあ……ここって一体ドコなんだ……?

「ツカサ君、ちょっと後ろを見て」
「え?」

 俺の疑念ぎねんに付け足すように、ブラックが言う。
 素直に入口の方を振り返ると――――そこにあったのは、海中のような壁に、急にぽっかりと「俺達が入ってきた穴」が浮かんでいる奇妙な光景だった。

「え……こ……これなに……俺達が通って来た洞窟は……!?」

 あわてて入口に戻って暗がりの穴に頭を突っ込んでみると、そこには先程さきほど見たばかりの壁や天井がある。ゆるい上り坂になっていて、確かに上層につながっていた。
 だが、穴から顔を出して二三歩下がり、このフロアから穴の上の方を見ても、通路とおぼしきモノはどこにも見えないのだ。

 降りてきたはずの通路の外側がない。
 空間のつながりが消えている。

 でも……穴に入れば、ちゃんと上の階層に戻る道があるんだ。
 ……これってどういうこと……?

 思わず混乱してしまい、ロクと一緒に頭を抱えるポーズをしてしまうが、そんな俺達を余所よそに、ブラックは穴に近付くと水流の壁をぺたりと手で触った。
 やっぱりそこには壁があるみたいで、水にはさわれないみたいだ。

 そのことをブラックは何度か確かめて、数秒ほど考える素振りを見せると、こちらを振り返った。非常に「納得いかないが」とでも言いたげな顔で。

「断定はできないけど……これ、もしかしたら“水”じゃないかもしれない」
「水じゃない? で、でもこんなに流れてて、上からも光が差してるのに……?」

 それに、ひんやりしてるし、なんならかすかに水の流れる音も聞えるじゃないか。
 これが水じゃ無かったらなんだと言うんだ。粘液か。サラサラの粘液ねんえきなのか。

「いや、そもそも液体じゃないんだよ。これは、たぶん……“何かの記憶”だと思う。その“記憶”が、未知の鉱石によって投影され続けてるんだよ」

 なんらかの記憶の、水。
 その記憶が刻まれた未知の鉱石が、この水の流れを投影し続けている?

 …………って……どういう……いや、理解はできる。出来るんだけど、どういう事だと思う頭が理解をこばんでしまう。
 だって、もしそれが本当だとしたら……このフロアの地面以外――壁も天井も柱でさえも、その「未知の鉱石」って事になるじゃないか。

 しかも、鉱石は「なにかの記憶」を投影してるだって?

 それってつまり、画面が延々えんえん動画をループさせてるみたいなものなのか。
 だとすると、これっていわゆる「記録を残せる鉱石」ってことなのかな?
 ならコレをアイツ……マグナに加工して貰ったら、大儲おおもうけできるのでは。記録媒体なんて、誰でも欲しいに決まっている。俺だって欲しいロクショウ達を撮影したい。
 そして夜寝る前に見ながら幸せに就寝するのだ。

 スヤスヤしている可愛い寝顔と昼間の元気で可愛い姿を交互に見ながら眠るとか、絶対に良い夢が見られるに決まっている。

 むしろぎて怒られてしまうレベルになるに違いない。
 それに、記録媒体が有れば連れていくには忍びない他の可愛い子達の姿も無限かつ永久に保存しておけるじゃないか!

 旅の記録に良し、俺の心に良し、お財布にも良しで三方ヨシ過ぎるだろ。
 まあ三方全部俺なんだが、それはともかく。

 思わずよだれれそうになってしまったが、しかし壁を触ったブラックは俺のよくまみれの計画をスパッと斬り捨ててしまった。

「言っておくけど、かねもうけに使えるようなシロモノじゃないからね……? 僕も一応きんの曜気を持ってるから、鉱石ならと思って自分の曜気を流してみたけどはじかれたんだから。……曜術師の気をはじくってことは、加工に向いてないんだよ」
「そうなの……」

 思わずガッカリしてしまったが、まあそういう事もあるか……。
 ブラックが無理と言うのならホントに無理なんだろうしな。今さっき謙遜けんそんするみたいな感じの言い方をしてたけど、ブラックは金の曜術師としても優秀なんだし。

「じゃあ……ここの壁一面の鉱石は、水の流れをずっと映し出し続けるだけの物ってことかぁ……。綺麗だけど、なんだか勿体もったいいなぁ」
「ツカサ君が勿体もったいく思うのはしょうもない欲望のせいでしょうに」
「ぐぬぬ」

 心を読むだけに飽き足らず、俺の個人的な期待まで読んでくるとは……。
 でも欲望には違いないので何も言えねえ。

 まあ、自然物を何でもかんでも利益にしようって考えは良くないよな。うん。
 加工が出来ないと言うのなら、心置きなく観賞できるじゃないか。どうやらここにはモンスターも居ないみたいだし、お散歩モードに気持ちを切り替えよう。

 そう決めて、俺はロクと一緒にブラックの隣に駆け寄り、青くて綺麗な水が流れているようにしか見えない壁をペタペタと触ってみた。

「ね、手触りはこの洞窟の壁と同じでしょ」
「うん……。でも、なんか普通の壁よりもヒンヤリしてるし、手に水の流れを感じる……ような気がするな」

 俺の言葉に、ブラックも再び手を壁に当てる。

「…………確かに、ちょっと手がざわつくね」
「キュ~~」

 ロクも同じように感じているのか、しびびびと体をふるわせている。
 どうやら俺達よりもロクの方が強く「ざわつき」を感じるようだ。
 小さくて繊細せんさいで可愛い生き物だからかな?

「それは絶対違うと思うけど、ロクショウ君はモンスターだし……何より、ヘビっていうのは感覚がするどいからね。僕達人族よりも空気の流れや水のニオイなんかを探るのが上手かったりするんだ。そのせいで余計に感じるのかもね」
「へえ~……ロクは賢くて可愛いだけじゃなく、五感も凄いんだな」
「ツカサ君、僕の話後半しか聞いてないよね?」
「なるほどなあ、ロクは可愛いヘビちゃんだから感覚もするどいのか……」

 つまりは有能オブ有能……と……。
 まあ、当然の事ですけどね!

 ふふふ、ロクは可愛いだけでなく強くて賢い無敵のヘビトカゲちゃんだからな。
 そんなことを考えていると、ロクちゃんは何かを感じたのか、今度は尻尾を水の壁に当てながらどこかへ移動し始めた。

 壁はツルツルしているので摩擦まさつの心配などはないが、どこへ行くんだろう。

 俺はブラックと顔を見合わせると、ロクショウに付いて歩き始めた。

「キュキュ~、ゥキュ~」

 度々たびたびくすぐったがりつつも、ロクはしびしびしながら目的があるみたいに迷わず壁伝いに進んでいく。すると、行先に、入口からは見えなかった二つの通路が見えてきたではないか。水流をうつす柱のかげになって、気が付かなかったんだな。

「キュー」

 ロクはパタパタと羽を動かし、尻尾を壁に付けたままで天井へと登って行く。立ち止まり見上げていると、ロクは天井づたいに左の通路の方へと近付いた。
 どうやら、ロクが感知しているは左から流れてきているらしい。

 壁や天井に投影されている水の流れは、柱以外全部一方向いちほうこうへ流れて行っているので、どこにも違和感があるようには見えない。
 流れが一部だけことなる……とか、渦を巻いている場所がある……なんて“違い”は、どこにもなかった。
 ヘビであるロクショウだけが感じ取れるものなんだろうか?

 そんなことを思いながら、ロクを追うように通路に入る。
 と、そこは段々と奥の方が暗くなっていっている細い道になっていた。
 でも、元の洞窟に戻ったとかじゃない。これは……海の記憶が、深い場所のものに変化しているのかもしれない。例えば、光が差さない深海……とか……。

 ……深海……この世界じゃどう考えても危険地帯だよな。

 警戒はおこたらず、慎重しんちょうに進んでいくと――――色が深くて暗い青になるにつれて、両壁の地面に近い所に、ゆらゆらとれる物が見え始めた。

「これ……」
「多分、海藻だね。でもこんなものは見た事が無い……たぶん、人族が入れない深さの海域にえているモノなんじゃないかな」
「ええ!? そ、そんな深い所の記憶なのコレ!?」

 つまり、マジで深海に近しい場所の風景ってコトじゃないか。
 それが本当だとしたら、凄いけど怖いぞ。

 この世界の海には、巨大な海のモンスターが存在している。だから、人族が簡単に渡れるような場所ではないんだ。しかも、その海に生息するモンスターは、ほとんどが陸にいるモンスターよりも何倍も強いときてる。

 だから、沖に出る船は限られているし、人々は海を渡りたがらないのだ。

 当然、深海の事なんて考える人は学者か物知りくらいしかいないだろう。この大陸に住む人のほとんどが、海について考える事も珍しいのだ。
 ……なので、俺もこの世界の海の深い場所なんて、今まで考えたことも無かったんだけど……ブラックの言うことがマジなら凄いことだぞ。

「はぁあ~、これがこの世界の海に生えてる海藻の一種……」

 深海の事なんて深海魚か水圧のことくらいしか覚えていないが、こっちの世界では暗い場所になっても植物がある程度ていどえるもんなんだな。
 にしても、その海藻の姿は、やっぱり少々ファンタジーなんだけど。

「う~ん、暗いトリコロールカラーがななめに入ったくきに、暗い紫の葉っぱかぁ……」

 どういうカラーリングなんだと思いたくなるが、深海ではこういうのがデフォなんだろうか。葉っぱの部分は、植物の先端にあるつぼみのような部分以外は、ワカメみたいにうにょうにょしている。
 通路の少し先を見ると、海藻の先端部のつぼみふくらんでいるのが見えた。

 なるほど、暗い場所になるほど成長するっぽいな。

「その海藻、深い場所に行くほど明かりみたいに強く光るんだね。ちょっと色が奇妙だけど、足元の心配はしなくて済みそうだ」

 ブラックの言う通り、進めば進むほど深海の記憶に近付くのか、細い通路は暗くなっていく。光が差さなくなるんだから当然なんだけどな。
 けれど、少し歩くと暗闇になるはずの通路は、マゼンタみたいな強いの光に照らされ始めるのだ。

 どうも、さっきからぽつぽつ生えていた海藻が、その光を吐き出しているらしい。

 成長して、先端のつぼみ部分が鳥のくちばしのように開いた双葉へと変化した海藻は、ぽっぽっと音を立てて謎の光を規則正しく射出して飛ばしている。その光のおかげで、さらに明るくなっているのだ。
 けど……これは一体なんなんだろう……。

蛍草ほたるそうの亜種とかそういうのかな……? 深海に似たような植物がるなんて思ってもみなかったけど、ちゃんとした生態系があるんだねえ」

 この光景にはさすがのブラックも知的好奇心をそそられたのか、壁の向こうの記憶に浮かび上がる紅桃色の光を指でつついていた。

 俺も指で壁に触れてみる。
 ……うわっ、さっきより冷たいな!

 これも深海だからってことか?
 でも、温度や感覚まで感じられる記憶って……一体なんなんだろう。

 というか、この海の記憶はそもそも誰の記憶なんだ?

 分からないことだらけだが……進まないわけにもいかない。
 青く美しい海流のフロアが見えなくなるほどの奥まで通路を進んで行くと、今度は目の前に先程さきほどの光が大量に浮かび上がってきた。

 あ、青色の次は、すもも色!?
 これで黄色があれば印刷の三原色ってヤツじゃないのか。

 そんなふざけたことを思いつつも、【ライト】など必要ないくらいに明るくなった道を歩いて行くと、唐突とうとつ狭苦せまくるしかった視界が開けた。
 通路が終わったんだ。

 そう思うと同時に、俺は思わず声をらしてしまった。

「う、わ……なんだこの部屋……!」

 紅桃色の光でくされて影すら薄く染まるほどの、空間。

 鳥籠とりかごのように縦に長いドーム状の場所には、海藻が吐き出した光と、その光に照らされた部屋の中で静かに揺れている小さな草原があった。

 だけど、それは普通の草原じゃない。
 岩の地面に広げる根も無くしがみ付いた、不可思議な草の群れだった。

「ブラック、ここ……」

 もしかして、もしかすると……
 あの草原の中に【コーレルパ】があるんじゃないのか!?

 期待に胸を高鳴らせながらも問いかけた俺に、ブラックは真剣な表情でうなずいた。

「そうだね、ツカサ君……なんかここ、凄くスケベの波動を感じる……!」
「おバカ!!」












 
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