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緑望惑堂ハイギエネ、霊蛇が隠すは真理の儀仗編
24.どんな場所でも一息つけば1
まず縄を用意します。
次に、縦にも横にも並べるように余裕を持たせつつ俺達三人の腰をその縄で縛り、最後に余った縄をロクショウの体に食い込まないように掛けて縛れば完成!
そして俺達は……っていうか俺は有無を言わさぬブラックに抱えられて、本来の姿になった準飛竜のロクショウの背中に乗ったのだった。
……何故乗ったかなんて、もう俺がいくら鈍くても解るだろう。
「さあ行ってみよう!」
前代未聞の作戦を実行しようとしているブラックが、俺を抱え込んでロクショウの首に跨る。それを合図にして、ロクショウがグッと顔を上げた。
相変わらず、鱗と言うより金属で形作られた黒く艶やかな兜のような造形の頭は、ゲームに出てくる竜タイプのバハムートのように格好いい。
可愛さに格好良さが合わさると最強なのである……などと思っている俺を余所に、ロクショウは大きな翼を羽ばたかせゆっくり浮き上がった。
巨大なモンスターですら悠々と立つことが出来る通路は、ロクの体重でもびくともしない。翼が風を巻き起こすたびに周囲の枝葉が揺れるが、大樹と地面代わりの巨大な枝は大地のように動く事は無かった。
大樹の幹からどんどん離れていく。
翼が巻き起こす風が周囲の切りを動かし掻き混ぜて、それらが体に触れてくる。
ただ漂っている時と違って、風に撒かれて濃縮した霧は半袖から出た腕に打ちつけられて水滴になり伝った。
うわコレめちゃめちゃ寒いぞ!?
高所ゆえの寒さと霧の冷たさが相まって思わず震えそうになってしまう。が、そんな俺を見かねてか、ブラックが自分のマントを引き寄せて俺まですっぽり覆ってくれた。
「あ、ありがと……」
「えへへ~。僕にぎゅっと捕まっててねツカサ君っ。さあロクショウ君行こうか!」
捕まっててねと言いつつ俺を足の間にしっかり囲い込むのはどうなんだ。
いやまあ、良いんですけどね。落ちるより全然良いし、背後になんか感じるけど固定してくれるのはありがたいし!
そんなことを自分に言い聞かせていると――――ロクの体が一気に下へ傾いた。
「っ……!!」
重力に従って体が一気に下へ引っ張られる。
だが、同時に強い風が俺を押し上げようとしきて、例えようのない圧迫感に思わず顔が歪んだ。落下する時の感覚ってマジで慣れそうにないよ。
つい俺を片手で抱えているブラックの腕にすがりつくと、背後で「ふへ」なんていう変な声が聞こえてきた。こ、このオッサンめ。
でも今はそれどころじゃない。
一気に第一階層どころか数階飛び越したロクちゃんは、どんどん急降下していく。
お、俺達の横にある巨木がどんどん上へ流れていく。
途中で何か罠っぽい壁とかモヤが見えたけど、もう全く詳細が分からない。
本当にこんな事をして大丈夫だろうかと思ったが、ブラックは段々ハイになってきたらしく、高笑いをしながら息巻いていた。
「あははは! こういう空間のダンジョンは無茶出来ないと思ってたけど、案外ズルが出来るもんなんだねえ!」
「ここが特別だと思いますけどぉ!!」
俺の知る異世界モノの小説だと、ズルは禁止として初期地点に戻されるダンジョンも当然存在した。この異世界のダンジョンもそうではないとは言い切れない。
しかし、ブラックは“こういうこと”をやってみたかったらしく、かなり上機嫌だった。
……ブラックって、実はこういう破天荒なのも好きなのかな……?
いやまあ、わりと好奇心旺盛だもんな。子供っぽい所もあるし、危険が無い場所って事で、一度試してみたかったのかも知れない。
そう考えると、ちょっと分かる気もする。
俺も「やれる」と言われたら、力付くでダンジョンの壁とかぶち壊して進むみたいな事をしてみたいし……。
でも寒いっ、とにかく寒いし衝撃が凄いんだよぉっ!
あと何階あるんだ、このままだと最下層に到着する前に顔が凍ってしまうっ。
「――――ちょっと待ってください、下の方に何か変な気配を感じます!!」
強風で耳がふさがってしまう最中、唐突に最後尾から大声が聞こえる。
アドニスの声に気が付いたロクが、大きく翼をはためかせて空中に停止した。
いつもながら華麗な動き……って褒めたいが内臓が気持ち悪い。
つい体を丸めてしまったが、全く動じていないらしいブラックは俺をしっかりと抱えたまま、アドニスの制止に問いかけていた。
「おい、変な気配って何だよ!」
はばたきの音に掻き消されないようにした大声に、相手が答える。
「大樹と同じ曜気ですが、動く気配がします!! もしかすると、モンスターと似た物を生み出しているのかも知れません!」
「ハァ!? そんなの在り得ないつったのはどこのどいつだよ!!」
「とにかく一度降りて見ましょう、旅程は大幅に短縮できたみたいですしね!」
大声で喋るアドニスって結構珍しいかも知れない……ってそんな場合じゃないか。
ロクは、一番近くの階層――――大樹の瘤がテーブル上に広がっている場所に、俺達が落ちないように気を使ってゆっくり着陸してくれた。
こんな時でも冷静かつ優しさをもって俺達を気遣ってくれるロクちゃん!!
「はいはい、感動してないで降りようねツカサ君」
ロクの気遣いに感動していた俺を、ブラックが抱えて降ろす。いつの間にか縄まで外してしまったらしいが、本当手際が良いな。
ここは素直に礼を言いつつ周囲を見渡すと、周囲には赤や白の花が咲き乱れる蔦が這い、なんだかトロピカルな雰囲気になっていた。
だいぶん階層をスキップしたからアレだが、下に近付くにつれて華やかになったという感じなんだろうか。
巨大な木の幹を装飾するように花が咲き乱れる様は、なんだか気が抜けてしまう光景だった。
でも、この下層階に何かいる……んだよな……。
この和やかな光景も実はワナなのかもしれないと思うと、ゾクッとしてしまう。
アドニスは一体何を感じ取ったんだろう。
展望台のように広がる瘤の上から下を見てみるが、濃い霧に覆われていて、何が潜んでいるのかは分からなかった。
「アドニス、動く気配って何なんだ? マジでモンスターがいるとか……」
「いえ、それは……無いはずなのですが、何と言うか私も判断しかねる気配で……。木の曜気に満ちているのに、飛び回っているような気配がするのです。食生植物ならまだ納得も出来たのですが」
「その食せー植物って?」
「モンスターやヒトをお構いなしに食べて栄養にしてしまう植物ですね。人族の大陸ではほとんど見かけませんが、魔族の大陸では珍しくないそうですよ。生物のように生き物を狙いますが、脳などがない不可解な性質をしています。分類的には、全くの植物でモンスターなどではないそうです
「なるほど……?」
つまり、食虫植物のオールラウンダー版ってことか。
モンスターに分類されないとのことだが、食虫植物っぽいモンスターも存在はするらしい。よく分からないけど、何か明確に違いがあるんだろうな。
ともかく、そういう類であればアドニスも納得できたそうなのだが、今回感じた気配は全く違う物だったらしい。
飛び回る植物って、そりゃワケわかんないよな。
困惑するアドニスに、ブラックは確認するように問いかけた。
「種子を風に乗せて運ぶ植物とか、そういう類を真似たものじゃないのか? 他にも植物だが動き回る物なんて色々あるだろ」
「確かに、そういう物もありますが……いえ、ここで予想を言い合っても仕方ありませんね。……ともかく次の階層に降りて見ましょう。正体がハッキリすれば、警戒すべきかどうかも分かるはずです」
アドニスの言う通りだな。
だけど、念には念を入れるべきだ。
そう思った俺はブラックの顔を見上げた。
「なあブラック、【索敵】でも生き物の気配はしないんだよな?」
「そうだね。さっきから何度か放ってるけど、近くに生命体っぽい物はいないよ。でも【索敵】は基本的に相手の体内の“気”に反応する術だから、仮に相手が本当に植物なら引っかかりようがないんだ」
「そっか……。じゃあホントに謎の存在なんだな」
さすがブラック。熟練冒険者なだけあって、警戒を怠らないな。
ロクの背中に乗ってた時はあんなにはしゃいでたのに、今は有能としか言いようがない行動をしてるとか……本当、あんまり言いたくないけど……なんか、そういう所はグッと胸に来てしまうというか……。
……と、ともかく、確認してみないと分からないってことだもんな。
ここまで来たんだから、今回もそっと次の階層を見てみよう。
なんだか巨大チョウチンアンコウの時とデジャブだが、今度は最悪な攻撃をしてくるタイプじゃないと良いな……。
「おっ、ここからぐるりと回って降りられるみたいだね」
瘤の展望台を中間地点にして、木の幹の反対側を回る道から下に降りるみたいだ。恐らく、このダンジョンはこういう風に作られているのだろう。
ズルをしなかったら最初に確認できたことなのだが、まあいい。
俺達は周囲をしっかり警戒しつつ、巨大な木の幹を辿って次の階層への降り口に辿り着いた。
「…………なんか……ピンクのモヤがかかってるな……」
「匂いからすると、霧と混ざった樹液のようですね。アレが次の階層の何かを阻んでいるんでしょうか」
アドニスが指でピンクのモヤを掬ってみると、水滴になって下へ落ちていく。
指に色移りもしない、不思議な液体だ。ロクも色が付いたモヤを警戒しているようで、眉間の部分にシワを寄せながらぺちぺちと尻尾で叩いていた。
うーん、手ごたえゼロっぽい。
「普通のダンジョンみたいに、次の階層の詳細は見られないってことか……」
「どうしますか。私が行っても構いませんが……」
それは偵察役を引き受けると言う事だろうか。
ブラックは一瞬「僕がやる」と言いそうな感じで口を開いたが……しかしすぐに閉じ、アドニスの提案に頷いた。
「そうだな、お前の方が植物に強い分、どうにかなるかもしれない。だけど、万が一のことが有るから、ロクショウ君を連れていくといい。ここには天井が無いから、準飛竜の姿になってもらえばすぐ脱出できる」
なるほど、緊急脱出用か。
ロクにはちょっと申し訳ないが、今一番頼りになるのはロクだろう。
俺が偵察……するには経験が足らないし、万が一どこかから襲われた時の為に、俺以外にももう一人この場に残らなければならない。
そう考えたら、一番植物に詳しいアドニスに任せるのが一番なのだ。
ブラックもそう考えたから、すんなり引いたのだろう。
偵察というとブラックが一番適任なんだが、適材適所ってのもあるからな。
「ありがとうございます。……では、少し様子を見てきますね」
「キュー!」
任せてと言わんばかりにくるりと空中で一回転したロクは、アドニスと一緒にモヤの中に入って行ってしまった。
躊躇いゼロだな……ロクちゃんたら、あんなに強くなって……。
最初の臆病なヘビちゃんの時の事を思い出すと、なんだか親心で泣けてきてしまうが、そんな場合ではない。
ここでしっかり待とうと思い、とりあえず落ちないように幹に背を預けると、ブラックがすぐ横に並んでくっついてきた。
「つーかさくんっ」
「なんだよ。なんか飲む?」
一応、物資と言う名目で食料も色々と詰め込んできたのだ。
もしかしたらお腹が減っているのかと顔を見上げたが、相手はニマニマしながら俺の肩にぴたりと体をくっつけて、頭をこちらに傾げて来た。
「飲み物もいいけど~……折角二人っきりなんだし、ちょっとで良いからイチャイチャしない? 良いでしょ? ねっ、ねっ?」
「お、お前なあ……ここに来る前に膝に乗ってただろ!?」
「あんなんじゃ足りないよおっ!! セックスどころかイチャイチャだって数日お預けだったんだから、ここぞって時にツカサ君成分を補給しておかないと……ああ、こんなんじゃ、モンスターが出た時に愛情不足で空振りしちゃいそうで……」
「なにそれ!? 初めて聞く失敗理由なんだけど!?」
愛情不足でミスってどういうことやねん。
ついエセ関西弁で突っ込んでしまうが、ブラックはお構いなしに俺の肩をグイグイと押しておねだりをしてくる。
「ね~、ツカサ君いいでしょ~ねえねえ~」
「お前なあ……」
「ちょっとだけっ! ちょっとイチャイチャするだけだからっ」
そんな先っぽだけみたいな胡散臭い言い方されてもな。
……でも、ここ数日ブラックには護衛としてお留守番してもらってたし、講義や材料探しなんかで落ち着くヒマもなかったし……。
…………ブラックは、その……スケベな事をするのが好きみたいな所が有るっぽいし……イチャつくので落ち着いたりしてるっぽいから……その、まあ……色々頑張って貰ってたわけだから、少しくらいは……まあ……。
「……変な事しないよな」
「えっ、していいの」
「するなよっていう念押しだよ!!」
「分かってる分かってるってぇ。じゃあ決まりねっ!」
「ええ……」
しないとは言わない所が怪しすぎるんだが……しかし、ブラックだってアドニス達がすぐ帰ってくるような時間で変な事はしてこないだろう。
というか、俺がキチンとブラックを押しのければいいんだ。
い、イチャイチャは良い、けど……それ以上はカンベンなんだ。
ブラックの気持ちがスケベに向かわないように、俺がコントロールしてやればきっと双方丸く収まるハズ。
よ、よし……俺にだって考えがあるんだからな。
ブラックを落ち着かせる新しい方法を披露してやろうではないか。
「じゃあツカサ君……」
「ああ、まずは敷き布を広げないとな!!」
「えっ? う、うん?」
→
※復活!!
ご心配おかけしました…(;´Д`)
昨日中に更新するつもりだったのですが
雷ガン鳴りしてて怯えてたら過ぎちゃいました…こ、こわい…
修正はあしたからぼちぼちやろうと思っております!!
今後とも楽しく読んで頂けると嬉しいです~!!
いつも応援やご支援やエールいいねありがとうございます♥
めちゃめちゃ助かっております!。゚(゚´ω`゚)゚。
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