異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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遠日幻望ユグドラシル、崩壊兆す瀑流の寇盗編

  だからちょっと遊ばせて?2*

 
 
「さあ、早く蔓を取ってしまいましょうねえ」
「う゛ぅう……っ」

 俺の怒りなんてどこ吹く風で、アドニスは俺のケツを下から持ち上げてきやがる。
 くっ……正直この体勢だと助かるっちゃあ助かるけど、でもこの状態だとどう考えても邪悪な事しか考えてないに違いない。

 でも、アドニスの手から逃げようと動くと前に動くしかないし、そしたらブラックの顔に股間を押し付ける事になっちゃうしぃい……。

 だあもうなんでアンタらはこんな変な事ばっかするんだよ、ストレス発散なら余所でやってくれってば。ついそう嘆きたくなるが、動かないと降ろしてくれないし……。
 なにより、ケツだけじゃなくて、ブラックが俺の横っ腹を掴んでるから、逃げようったって体が動けない。もうやるしかなかった。

「っ……う……動くなよ、動いたら怒るからな……っ」
「うんうん、ちゃんと支えてあげるからねえ」

 支えるじゃ無くて拘束するの間違いだろうがっ。
 くそう……こうなったら、ブラックが変なことする前に俺が音速で蔓を取ってガッカリさせてやるんだからな!

 そのためには、蔓に手を……うぐぐ、このままの格好じゃ届かない。
 さっきよりはかなり近くなったけど、指先にもうちょっとで触れるかどうかって感じだ。どうしても、もう少し腰を上げて伸び上がらないと手が届きそうにないぞ。

 仕方ない、ブラックに押し付けない程度に腰を浮かせよう。
 そう思いながらほんの少しだけ太腿を動かし、ギリギリ触れないように近付く。と。

「おや、もう少し距離を近付けたいんですか? 手伝ってあげましょうね」
「はへっ!?」

 軽く浮かせた尻に両手を当てていたアドニスが、俺の動きに気付いたのか、あくまでも「善かれと思って」という態度で俺のケツをグイッと押してくる。
 確かに上にあがる。あがるけどそれはっ――――!

「んふっ。ふぅう……」
「ひっ……! ぃ、いやっ、まっ、て、ちょ、お、押しつけてるっ、押しつけてるからケツをぐいぐい押すのやめてぇっ!」

 ひぃい!! ぶっ、ブラックの顔に当たってる、当たっちゃってるってば!!
 鼻のんとこが根元んとこに当たって、熱い息が股間全体に吹きかかってくる。決して薄い生地じゃないのに、何故か息が染みこんでくるみたいでつらい。
 そ……それに……唇んとこが、先端の部分に当たりそうで……っ。

「どうかしましたか? ほら、早く蔓を取らないと」
「う゛、ぅうう……っ! これいやっ……も、もう、ちょっと、離れさせて……っ」
「離れたら落ちちゃうよツカサ君。ほらほらぁ、もっと腰を押しつけて、落ちないように近付いて良いんだよぉ?」
「頼むから喋るなぁっ!」

 い、いや、これやだ、ブラックの声が股間と腰に響いてびりびりする。
 ただでさえ、耳元で囁かれたらヤバいくらい低くて渋い声なのに、そんな敏感な所で声出されたら響くっ、お腹の奥からぞわぞわしておかしくなる……っ!

「ツカサ君、もしかして僕の声だけで感じちゃってるの? ふふっ、喋る度に、ここのちっちゃくて可愛いおちんちんがひくんひくんってしてるよぉ? あ~、何にもしてないのに、ツカサ君のおちんちんが反応して勝手に唇にあたっちゃうなぁ」
「や゛っ、だ……ってぇ……~~ッ!! お願、ぃだから……っ、喋、るのやだ……」

 声が勝手に高くなる、股間に軽く押しつけられてるだけなのに、耐え切れない。
 ブラックが喋る度に内腿がびりびりして、勝手に腰が動いてしまう。我慢しなきゃって思うのに、情けない声を絞り出すたびに息を吹きかけられて、ブラックの、や、柔らかいとこが先端に、当たってきて。

 嫌だ、このままだと勃っちゃう、こんなので反応してたら変態じゃないか。
 それに、勃起したなんてバレたら、二人に何を言われるか分からない。ブラックだけじゃなくてアドニスもいるんだぞ。ロクでもないことになるに決まっている。

 なのに、俺の体のばか、な……なんで、顔が押しつけられてるだけで、こんなに熱くなって体が反応しちゃうんだよ。
 こんなんじゃ、ブラックにまた淫乱とか言われちまうじゃないか。違うのに、ブラック達のせいで、体がおかしくなってるだけのに……!

 くそう、ま、負けるな、頑張るんだ俺。蔓を取ってしまえばいいんだ、そしたらすぐに降ろして貰えるだろ。ビクビクせずに蔓を取れば解決じゃないか。

 深呼吸、して、落ち着いて、手を伸ばせばいい。ガンバレ俺!

「んっ……ん゛っ……く、ぅ、う……っ」

 あ、ああ、だめだ。手が震える。
 お尻をぎゅっと掴まれて、持ち上げられてるのもつらい。でも、それから逃れようと前に行けば、今度こそブラックの顔に股間を押し付けてしまう。

 だ、だめ、そんなことしたら、もう、逃げられなくなる。
 股間のすぐ先で、唇が動いてる気配がする。熱くなった股間にそれ以上に熱い息を吹きかけながら、ブラックが鼻を使って根元を擦っている。

 それだけでも足をバタつかせるくらい恥ずかしいのに、なのに、ブラックは早くこっちに押し付けてとでも言うように、ぱくぱくと口を動かして「目の前のモノをいつでも口に含むことが出来る」と主張してくるんだ。

 そ……そんな……そんなこと、されたら……誰だって、変になるのに。
 なのに、もう、なんで俺ばっかりこんな……っ!

「ん゛っ……ぐ……んん゛、ぅ、うう゛ぅ……っ!」

 もうやだ、恥ずかしい、こんな場所でもっと恥ずかしい事になんてなりたくない。
 そう思って、必死に手を伸ばすのに、あと少し足りない。指先に届くけど蔓を握れる距離じゃ無くて、もどかしくて視界が水で揺らいでくる。

 汗が肌に滲んで、俺まで息が荒くなって、もういっそ怒ってしまいたくなる。
 だけど、そんなことしてもこの二人は絶対に離してくれない。もう、何度もえっちな事をされてるから解ってるんだ。こういう状況になったら、俺が折れるか二人が満足する状況になるまで、離して貰えないんだって。

 でも、恥ずかしい。
 こんなの恥ずかしくて、死にそうなんだ。

 だって、蔓を取りたかっただけなのに、俺はアドニスに尻を掴まれて、ブラックの顔に股間を押し付ける格好になってて……こんなの、普通じゃない。
 いつだれに見られるかも知れない状況で、これ以上の展開なんてしたくない。

 今でも憤死しそうなのに、これ以上の事をされたくなかった。

 なのに、手が届かない。
 どうして、なんで。早くしないと、俺だって辛いのに。
 このままだと、もっと酷い事になるのにぃ……っ。

「届きませんか?」
「っ!!」

 背後から、冷静な声が聞こえる。
 悪魔の囁き声のような問いかけに体が一気にざわついて、背筋に寒気が走ったが、頷く事は出来ない。

 頷いたら、きっともっと大変な事になる。
 だから、俺は必死に震えそうになる声を抑えながら、アドニスに答えたんだけど。

「と、届く、もうちょっとで届くからもう、何もしな……」
「仕方ないですねえ。ほら、もっと押し上げてあげますから」

 何もしないで、と、言いたかったのに。
 なのにアドニスは俺の言葉を遮って思いっきり尻肉を掴んでくると――普通の腕力とは思えない逆らえないほどの力で、俺を上げながらブラックの方へ押し出した。

「あ゛っ、あっダメえっ! ちがっ、それしたら押しつけちゃうぅう!!」

 体が上がった、あがって、なんとか蔓を掴んだけど、ちがう、そうじゃない。
 押し上げられたせいで、ブラックの顔に押し付けるどころか、お、押しつけるどころ、か、直接乗り上げて……――――!

「んほっ、ツカサ君のおちんちんは積極的だなあぁ……! じ、自分から顔面騎乗して僕の口におちんちんを押し付けてくるなんてぇ……。ふっ、ふひっ、そこまでするんなら、ちゃんと答えてあげないとねえ……!」
「だ、ダメっ、だめダメだめもう何もしないでえっ!」

 こ、声直接響くっ……!
 口の動きが布越しに伝わってくる、やだ、これやだあっ!

「おちんちん半勃ちにさせておいて何言ってるの。んもう、ツカサ君たら僕の声ですぐ勃起しちゃうんだから……。仕方ないなあ、そんなに押しつけて気持ち良くなりたいんだったら、恋人として協力してあげなくっちゃ……」

 語尾が、興奮で上擦ってる。
 でもそんなのもう問題じゃない。だって、ブラックの唇がさっきから股間に当たってて先端を撫でてるみたいにわざとらしく動いてて……っ。

「腰がびくびくしてますよ。まったく……ツカサ君は本当に快楽に弱いですねえ。折角目的の蔓を握れたのに、そんなに感じていたら手放してしまいますよ?」
「んほっ、ズボン越しでもツカサ君の子供おちんちん柔らかくて気持ちいい~っ。はむはむしたら、ナカでひくんって動いちゃうのほんといやらしくて最っ高」
「~~~~~~ッ!!」

 もう声でる、出ちゃう、出したくない。
 ブラックの顔に押しつけられて動けないのに、ソコにばっかり刺激を与えられて、足がガクガク動いて耐え切れなくなってくる。

 我慢しなければと思って、歯を食いしばり耐えようとするけど、ブラックがそんな俺の意地を崩そうとするかのように先端を何度も唇で食んでくる。
 いつもと違う、布越しに軽く何度も摘まむような感覚がつらい。

 せっかく蔓を掴んだ手は、もう、縋る力しかなくなっていた。

 でも、耐えないと。
 耐えて、蔓を手に入れて、さっさと終わらせないと……っ。

 そう頑張ってたのに、またアドニスが背後から声をかけてきた。

「はぁ、中年が気持ち悪い声ばかりで煩いですねえ。どうせならもう少しこう……君も、声を出してくれませんか?」

 なんで声を出す必要があるんだよ。
 もう完全に俺を困らせたいだけだろアンタは……!

 執拗に股間を刺激され続けるのにそんなことをいわれ、なけなしの怒りが湧く。
 けれど、その怒りを向ける前に、俺の脇腹を掴んでいたブラックの両手が上の方へとずるずる登ってきた。

「ツカサ君の声を出させるなら、ここも弄らなくっちゃねえ」

 そう言いながら、短いベストの中に手を突っ込んで、薄いシャツの上から俺の乳首を、両の親指でぐりぐりとピンポイントに弄り回し始める。

「っ~~~!! ぃ、いやっあっ、いやだそれっ、全部するのやめ……っ」 
「あはぁっツカサ君ほら、ほらぁ、乳首を弄った途端に、おちんちんもう勃起しちゃったじゃないか……! このままじゃズボンの中で射精しちゃうよぉ? だってツカサ君、僕に触られたらすぐイッちゃうもんねえっ」
「たの、っ、からっも……つる、と……採れない、っ、てばぁ……っ!」

 声までもう泣き声になってきた。
 でも、ブラックはやめてくれない。俺の声に興奮したのか、執拗に親指で乳首をぐりぐりと押し潰しながら、股間を唇で執拗に撫ではじめる。
 そんな風にされるともう、今でもキツいのにお腹がヒクヒクし始めて、ブラックの言うようにズボンの中で大変な事になってしまうかもしれない。

 そんなの、今の状況よりもっとはずかしい。
 洗うのも乾かすのも大変なのに、そうするまえに他人に見られたら……っ。

「ゆ、るして……もっ、やだ……許してよぉ……っ!」
「ん~、許してほしいの~? しょうがないなぁ……じゃあ……ツカサ君のちっちゃくて可愛いおちんちん、食べさせてねっ」

 語尾にハートマークが付いた、絶望的な声が股間に響く。
 一瞬硬直してしまったが、すぐにズボンがずらされて出しちゃいけないモノが空気に曝される感覚を感じて、俺は思わずブラックの頭を抱え込むようにして体を曲げてしまった。だ、だってこれ、俺のちんちんだけ出されてるんだよ。

 こんな姿見られたら死ぬ、死んじゃう……!

「い、いやっ、出すのいやだ……っ」
「おちんちん出さないと、ズボンが汚れちゃうよぉ? ふっ、ふへへ……あ、安心して良いんだよぉ、僕がぜ~んぶ飲んで、ツカサ君の美味しい精液をおちんちんの中から全部吸い取ってあげるからっ」
「だからそれがや゛っ、あ゛っ、ああぁ!!」

 口を開いた瞬間、ブラックが俺のモノをぱくりと口の中に呑み込んでしまう。
 瞬間、舌で包み込まれて俺は情けなく悲鳴を上げてしまった。

 だけどブラックは許してくれない、舌をうねらせて裏側と先端をこすりながら、俺のを包んで扱いたり吸い付いたりしてくる。
 嫌だと足を動かして必死に背中を叩くけど、ブラックは聞いてくれない。
 それどころかもっと俺をいじめるみたいに、先端の敏感な場所を何度もピタピタと舌でタッピングして突いて来て、俺を追い詰める。

「やら゛っ、や゛っあっあぁっぐっ、う、ぅあぁあっ、ぃやっあ、ぁうぅう……!」

 乳首をぐりぐりされてるだけでも体が跳ねておかしくなるのに、こんな風にブラックの顔に股間を押し付けるみたいに密着して喘いでるなんて、恥ずかしい。
 声なんて出したくないのに、俺が我慢しようと口を噤んだ結果、息が出来なくて口を開いた時にブラックが一気に畳み掛けてくるもんだから声が出てしまう。

 こんなに声を出していたら、誰かに気付かれてしまう。
 いやだ、頼むからもう、気持ち良くなることしないで……っ。

「まったく……なにが嫌なんですか。こんなに物欲しそうに尻を揺らしておいて」
「あ゛ぁあっ!?」
「オスの陰茎が欲しいんですか? 開くだけでそんな声を出して……ズボンの中では、物欲しげに収縮しているんでしょう。まったく、淫乱ですね君は」

 やだやだやだお尻開かないでっ、ひっ、もっ、揉むのなんでっ!?
 いやだ、広げられたら余計にアドニスの手を意識しちまう、開いたまま揉まないでっ、ちんちん苦しいのにお尻揉まれたら頭変になる、我慢したいのに出来なくなる……!

「ん゛ぃい゛……!! ひっ、あ゛っらめっだめそれい゛やっ、全部するのだめっぇっ、う゛、うあぁあ、あぁあああ……!!」
「んん……むっ……んはっ、ツカサ君のおちんちん、ビクビクしちゃってるねえっ。お尻揉まれたら更に硬くなっちゃったよ? ホント、ツカサ君ってばオスのペニスが大好きな淫乱メスだよねえ。ふっ、はっ、はははっ、そんな可愛くていやらしい顔をされたら、もっといじめたくなっちゃうよぉ……!」

 そんな。もっとなんて、そんなのされたら何も考えられなくなる。
 いつもの気を失うような激しい感覚がお腹の奥で湧き上がってきて、いつもブラックにされてることが脳裏に思い浮かぶ。

 頭が真っ白になって、電撃を受けたみたいにばちばちして、意識が消える。
 そうなったらもう自分が何をしているのか分からなくなって、自分でも知らない内に恥ずかしい言葉を言うようになって、全部が気持ち良さに変換されてしまう。

 そうなったら。今、そんなことになったら――――

「無理っ、も゛っむ゛りぃいっ、使う、じ、じぶんれよ、じゅつ、使うからぁあ……ッ!」
「こんなにおちんちんを舐め回されてよがっているのに、曜術なんて使えるわけないでしょうに。メス尻を揉むだけで喘ぐ君が、いまどうやって曜術を使うと?」
「ひぐっ、ぅ、ぅう゛……い、言わないでぇ……っ」

 だって、もうやだ、絶対に恥ずかしい事になるもん。
 そんな風になるなら曜術使いたい、使って、早く気持ちいいのから逃げたい。

 だから、もう許して貰いたかったのに……アドニスは、酷い事を言う。
 俺はそんなんじゃない。め、めす尻なんて、違う。そうじゃないのに。

 なのにアドニスは俺の態度に息を吐いて、横から俺の顔を覗き込んでくる。

「まったく……仕方がない淫乱弟子ですねえ。では……そうですね、恥ずかしい言葉を言いながら射精できれば、蔓をあげましょう」
「ん゛んん!?」

 ブラックに吸われた瞬間に、すぐには理解できない事を言われる。
 だけど、必死に息を調えて何とか理解しようとする。

 え、っと、えと、は……恥ずかしい、ことば……恥ずかしい言葉……?
 恥ずかしい言葉を言えって、言って、イけば、許して貰える?
 でも、そんな、そんなの。

「ツカサ君、言えるよね? だって、ツカサ君は、恥ずかしい言葉いっぱい知ってるんだもんねえ。……ほら、早くおちんちん舐められながら言って? ほらほらぁ、早く、誰も聞いてないうちに……ね?」
「ぅううう……っ」

 ブラックの優しい声が、余計に俺を追い詰める。
 俺のことを俺よりも知り尽くした手が、口が、俺に早く決めさせようとしてかゆっくり舌で俺のものを撫でる。

 それだけでもう逃げようと動く腰すら我慢できなくなっていた俺は、どうしようもなくなって、子供のようにぐずる声を漏らして、苦し紛れにかかとでブラックの背中をどんどんと叩いてしまった。
 けれど、俺が攻撃したってブラックの体は全然動かなくて。

 それどころか、相手は上目遣いで俺を見て、笑って……。

「おねだりでも良いよ? ……ほら、どうしてほしいか言ってごらん」

 優しい、声。
 大人の低くて腰に響くような声で、ブラックが急かしてくる。

 お……俺の……俺の、おちんちんを口に含んだまま、俺がすぐにイかないように、舌で焦らすように酷く緩く舐めながら。
 まるで、俺のなんて煙草くらいの大きさとでも言わんばかりに、声をハッキリと出しながら俺の顔を見つめてくる。

 菫色の、熱っぽくて……ぎらぎらした、瞳で……。

「ぅ……う…………」
「どうしてほしい? ずっとこのまま……ツカサ君のおちんちんを舐め回して、イけないようにしてあげようか」
「~~~~~……ッ」

 い……いや、やだ、そんなの無理……っ。
 こんなのがずっと続いて、終わりが来ないなんて頭が狂う。おかしくなる。

 でも、恥ずかしい言葉って、そんな。そんなの。

「言えるよね? ツカサ君が恥ずかしいと思ってる、いやらしい言葉」

 低くて、体が痺れる声。
 その目で、声で、俺を見つめて。

 命令するように静かに問いかけた言葉が――――俺のタガを、外した。

「っ……ん……ぃ……いか、せて……」
「早く言わないと、誰か来ちゃうよ?」
「ち……っ、お……おちん、ちん……イか、せて……っ、いかせ、て、くださ……っ」

 お尻を揉まれて、体が跳ねる。
 「ちゃんと、ハッキリ言え」という背後からの無言の圧力に、太腿が痙攣する。

 だけどもうそれすら下半身の熱を蓄積させるだけで。
 つらくて、もう……――――

「お……俺の、おちんちん……っ、イかせて……射精、させてください……っ」

 ベッドの上じゃないのに。
 隠れた場所じゃないのに、なのに、こんなところで。

 こんなところで、アドニスにまで聞かれながらこんな……っ。

「初心ですねえ。その程度の単語が“恥ずかしい言葉”だなんて」
「異世界の淫語もたっぷり知ってるくせに、自分じゃ可愛い言葉しか言えないんだよねぇ……ふっ、ふふふ……」
「まあ、今後教えて貰いましょうか。ツカサ君の世界のメス……女は、どういう単語で恥ずかしがるのかも知りたいですし」
「だってよ、ツカサ君。そうなる前に、僕とベッドの上で練習しようね!」

 明るい声で俺にそう言ったと、同時。
 ブラックが俺のおちんちんを一気に吸い上げて、舌で激しく扱いて来て――

「あぁあ゛あ゛ぁっ、ん゛っぐっ、うぅう! ん゛ぅーっ、ぅ゛、うううう……――ッ!!」

 もう、蔓を掴んでもいられない。
 お尻も、胸もおちんちんも全部弄られて、縋る場所も無くてブラックの頭を抱える。
 腰が痙攣して、一瞬硬直した、と、思ったと同時――――蓄積されていた快楽が、一気に外へと放出される感覚が俺を支配した。

 ――――生暖かくてぬめった口の中に、俺の……せい、えきが、出る。

 こんなの、いつものことなのに。
 だけど今の状況と深い気持ち良さのせいで頭がごちゃごちゃになって、涙が勝手に溢れ出てくる。腰が跳ねるのが耐え切れなくて、俺はただひたすらブラックの頭に体を押し付けて、体をビクビクさせるしかなかった。

「っ、は……はぁっ、は、ぁ゛、あぁ、あ……っ」
「んふふ……ぴゅっぴゅて、ツカサ君は射精まで可愛いなぁ」
「気持ち悪い中年ですね、どこを可愛いと思ってるんですか」

 お……お前もだろ……この、ど……どへんたいぃ……っ。

 ああもう、何も、考えられない。

 なんで俺こんなことしてるんだ。こんな、ブラックに体押しつけて。

「ぅ、うぅ……」
「まあ楽しかったのでよしとしますか。ご褒美に蔓をあげましょう」

 何が良かったのか分からないが、とにかく目的は達成したらしい。
 ああ、もう、終わったらなんでもいいや……。












※なるべく早く…とか言ってたのにめっちゃ遅れました
 _| ̄|○スマン…
 スケベ回なので頑張り過ぎた…

 次はそんなに遅くならないと思うのでよろしくお願いします
 。゚(゚´ω`゚)゚。 

 
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