異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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遠日幻望ユグドラシル、崩壊兆す瀑流の寇盗編

24.懸念と希望

 
 
   ◆



「うわああああああ!! ツカサ君その血なにその血だらけの服うわああああ!!」
「……なんだかんだ結局煩いですねこの中年」
「あ、あはは……」

 何故か自分の意志でも固く解けにくかった蔓をなんとか解除して、数秒。
 俺は蔓の中から飛び出してきたブラックに肩をガクガクと揺さぶられ、さきほどから鼓膜が破れそうになるほどの野太い悲鳴を聞いていた。

 お、おごごごご、そんなに揺らすな出る、なんかいろんなものが出るからっ。

「おいこのクソ陰険眼鏡! ツカサ君に何が起こったんだよ!!」

 今度はぎゅーっと抱きしめられて、ブラックの腕の中に閉じ込められる。
 く、苦しい、やめろマジでやめろ、体は回復したけどへろへろなんだぞ俺は。

「何が起こったも何も、蔓の中で聞いていなかったんですか?」

 もう元の漆黒に近い緑色の髪に戻ったアドニスは、その毛先を指先に巻きつかせながら問い返してくる。俺を回復させた手段については、約束通り徹底的に秘匿してくれるようだが……何のつもりでそんな事を聞くんだろう。

 ちょっとドキドキしながらブラックを見上げると、その顔はムッとした実に判りやすい表情になっていた。

「……何か衝撃は感じたけど、ツカサ君が蔓の籠に僕を閉じこめた瞬間に、なんにも聞こえなくなった。だから聞いてるんだよ」
「閉じこめた本人に聞けばいいのでは?」
「ツカサ君は自分の怪我に関して絶対に過少報告するからな」
「い、いやそんなことは……」
「あるでしょ!!」

 く、くそう。ぐうの音も出ない。
 いつもなら「アンタが過保護すぎるだけだろ」と嗜めるところなんだが、今回ばかりはブラックに殺意を抱かせないよう高速で回復したので、過少報告と言われるとその通り過ぎて何も言えないと言うか……。

「そういう所がバカ正直なんですよねえ君は」
「ほーらツカサ君たら口ごもってるじゃないかっ! おいコラクソ眼鏡、はよツカサ君の服をどす黒く染めてる血の説明をせんかい!!」

 アドニスの言葉にブラックがヒステリックな怒鳴り声を上げる。
 だが俺が口を挟むと変に拗れちゃいそうだし……ううう、アドニス頼む、さっき俺が言った通りになんとか誤魔化してくれ……っ!

 視線だけで必死にそう訴えると、アドニスは深い溜息を吐いて眼鏡の位置を指先で直してみせた。

「説明も何も、私は妙な不審者に相対した瞬間に逃げられたので詳しい事はなにも知りませんよ。大体、ツカサ君がどうなったかは状態を見ればわかるでしょう。貴方達を保護した後、何かあったが大怪我はしなかった。それが答えでは?」

 さすがアドニス、口調と言い声音と言い良い感じに人の神経を逆撫でする。
 でも今はその言葉が効果的だったみたいで、ブラックは歯軋りして睨みつけながらも、今一度俺の状態を確かめるように視線を降ろしてきた。

 疑わしげな菫色の瞳が、俺の状態をジロジロと観察する。

 ……しかし、今の俺はアドニスに緊急的に回復して貰ったので、少なくとも大怪我などはしていないように見えるはず……。

 俺も出来るだけ「何でもなかった」と言うような態度をすると、ブラックは目を細めて――――フウと小さく息を吐いた。

「……ツカサ君、ホントにあのドクズ水野郎に酷い事とかされてない?」
「お、おう。まあ多少怪我はしたけど……ほら、もう治ってるだろ?」

 そう言いながら見せる腕には、あのエグいくらいの穴の痕は無い。
 水で洗い流すヒマがなかった服も、一見するとボロボロってほどではないのだ。
 これを見れば、ブラックも少しは安心してくれるはず。

 ……にしても、不幸中の幸いだったな。
 セレストの攻撃は爆発や切り傷なんかじゃなくて、刺突に近かったように思う。
 だから、俺の服もボロボロになるようなこともなく、しかも血だらけ状態のおかげで穴も目立たずに済んでいるんだろう。

「ツカサ君がそう言うなら……ひとまずそういう事にしておいてあげるけど……。でもどういう状況だったのかはちゃんと話してよね」
「う゛っ、そ、それは話すよ。俺一人じゃどうにもできないし……」

 ともかく、ブラックは一応折れてくれたらしい。
 その「一応」に少々悪寒を感じないでもなかったが気にしない事にして、俺はアイツが逃げるまでのことを説明した。

 ――――攻撃を放ってきて、異様に殺意を迸らせ俺を無力化した後、セレストは「当初からそれが目的だった」かのように、ラシルに近付いて【全知全能の世界樹】の使い方を熟知したかのごとく水晶を扱い出した。

 ……ハタから見ていた俺には、相手が何を調べていたのか分からない。

 そうこうしている内に、セレストは俺に嫌がらせをするかのように水晶を壊し、その上で更に世界樹を切り倒そうとして、水の刃で巨木の幹を半分まで切りこんだ所で――アドニスがやってきて、セレストの術を無効化してくれたのだ。

 しかし相手は形勢が不利になったと思ったのか、はたまた目的を果たしたからなのか、不可解な方法でこの場から消えてしまった……というのが、ブラックやモグさん達を蔓の中に閉じ込めた後で起こった事で。

 俺の大怪我を抜けば本当にこれくらいなのだが、ブラックはこんなまとめで納得してくれただろうか。そう思いつつ恐る恐る見やる顔は――――なんだか、納得がいかなそうな顔だった。

 怒っている、とか疑念がある、という感じではない。不可解な部分が気になっていると言うような類の「納得がいかない」という感じの真面目な顔だ。

 何が腑に落ちないのだろうと思っていると、ブラックは顔をあげてアドニスに問う。

「……途中で『転移術』のようだったと口を挟んできたが、本当か?」
「ええ。思わずそう口走りましたからね。私が使える術の消え方と、あの男の消え方は非常によく似ていました。妖精や魔族が使う『転移術』に相違ないでしょう」
「…………一応聞くが、同類の気配はなかったんだな?」

 つまり、アドニスと同じ妖精族の気配はないかと訊いているのだ。
 しかし相手は明確に首を横に振った。

「いいえ。あの男も、男の持ち物からもまったく。……だから不可解なんですよねえ。ダンジョンから脱出するための道具とは反応が違いましたし、曜具とも違うような気配がしましたし……」
「……謎の力、か……」

 再び、ブラックの視線がどこともない下の方を見つめる。
 俺をガッチリホールドしているものの、軽く握った形の拳を口に当て「聞いた情報」の整理をしているみたいだった。

 やがて、ブラックは手を口から離し、俺に視線を向けてくる。
 う……そ、その真面目な顔で見つめるのやめて……。

「……ツカサ君が言ってたように、あのクソ水野郎が【水のアルスノートリア】なのは、もう間違いないだろうね。“城主”という存在が【アルスノートリア】の何に関わっているのかは解らないけど、口ぶりからすると“まとめ役”のようだし……それを考えると、命令を直接受けられる立場のアイツは協力者ってワケでもないだろう」

 やっぱりそうなるか……。

 セレストの術を見た時から嫌な予感はしていたけど、ブラックの予想を聞くとその「嫌な予感」が明確な事実になって襲い掛かってくる。
 でも、そうとでも思わないとセレストのデタラメな力は説明できなかった。

 ――――水の【アルスノートリア】は、名を【藍瑞らんずい】と言う。

 ここまで俺達が無力化したのは、金の【皓珠こうじゅ】と土の【礪國れいこく】だ。
 まだ、あと五人の敵対者がいる……ということは理解していたけど……それでも、セレストのことはかなり気が重くなった。

 だって、シアンさんの息子が……他でもない、シアンさんを殺しかねない存在に手を貸していただなんて……。

「…………その他の事は、事後報告でもどうとでもなるでしょうが……流石に、これは【世界協定】に報告すべきでしょうね」

 アドニスも冷静にそう言うが、その声音は重い。

 ……そうだよな。

 今、シアンさんは、自分の息子が犯罪に関わっているがゆえ【世界協定】での立場が危うい物になってしまっている。
 なにより、彼女自身がセレストの件でショックを受けていて、側近の毒舌巨乳美女エルフことエネさんが凄く心配していたのだ。クールな表情が基本のエネさんなのに、今回ばかりは表情を崩すくらいだったんだぞ。

 きっと、事態は俺達が考える以上に深刻な事になっているんだろう。

 それを考えると……この報告は、気が重くなる。

 ……たぶん、俺達がこのことを報告すれば……シアンさんの立場は、これまで以上に悪くなってしまう。アドニスも、それを心配しているのだ。
 ブラックは表情を変えないけど、内心では俺達以上に心配してるんだろうな。

 シアンさんは、ブラックにとってある意味では特別な存在だ。
 以前の【グリモア】からの仲間でもあり、ブラックを今でも息子のように思って慈しんでくれている母親のような存在でもあるんだからな。
 俺が考えている以上に、ブラックも色々と思う所があるに違いない。

 だからこそ、セレストの事を考えると、相手が「敵である」ということ以上に暗澹たる気持ちにさせられるのだ。

 シアンさんだけでなく、ブラックにまで辛い思いをさせてしまうから。

「とにかく、今回の一件で得られた情報はそれなりのものです。“報告の仕方”は少々考えなくてはなりませんが……まあ、私と貴方であれば、なんとか角が立たないような伝え方も考えられるのではないですかね」

 意外なアドニスの言葉に、俺はつい目を見張ってしまう。
 普段はぎゃいぎゃい喧嘩ばっかりしてるのに、まさかアドニスからこんな風な事を言い出すなんて思ってもみなかった。

 そして、ブラックはと言うと。

「……そうだな。腹芸はお前みたいな奴の得意芸だろうし」

 こちらも、皮肉りながらだが素直にアドニスの案を受け入れた。
 真剣な表情でお互いを見やる、二人。

 もしかして……俺が思っているより、二人は仲良くなっているんだろうか。
 だとしたら嬉しいけど、出来ればこんな状況じゃ無くて、もっと気軽に喜べるような状況で知りたかったな……。

 そんな事を考えていると、少し離れた場所から悲しげな声が聞こえてきた。

「もすぅ……」

 これはモグさんの声……はっ、そっそういえばラシルがっ、世界樹がとんでもない事になっちまってるんだった!!

 俺は慌ててブラックの腕の中から抜け出そ……うとしても無理だったので、腕の中から、割れた水晶が散らばる台座の前でうなだれているモグさんに声をかけた。

「もっ、モグさん、ラシルはっ。ラシルは無事なんですか!?」

 問いかけると、モグさんは黒くてつぶらな瞳を潤ませながら振り返る。
 その目は泣きそうなほどで、まさかラシルは……と、思わず息を呑んでしまったが、モグさんは指のように長い爪で器用に目の下を拭うと、水面をちゃぷちゃぷさせながら俺達の方に歩いてきた。

「ラシルは、幸いごすずん達が外に苗を植えてくれてたから無事でもす」
「ほんと!?」

 良かった、と思わず胸をなでおろすが、モグさんの顔は暗い。
 ラシルは無事だったというのに何故と思っていると、モグさんは続けた。

「けんど……この場所の世界樹は、もう……使えなくなってしまいもした……」
「え……」
「今、全知全能の端末として使えるくらい成長した世界樹は、ここだけでもした。でもあの変なおずさんが、水晶だけでなく樹まで切ってしもした……。そうしたら、世界樹の機能は使えなくなってしまいもす……」

 落ち込んだ声で言いながら、モグさんはしょんぼりとなで肩の肩を落とした。

 ……そうか、この場所の世界樹は、元々「この街の人の為に」作られたもので、モグさんは、前の御主人のその願いの為に番人をしていたのだ。

 だからこそ、立派に使われる前にこんな事になってしまったのが悲しいんだろう。

 …………俺がもっと強かったら、気を付けていれば、モグさんにこんな顔をさせずに済んだのにな……。

 それに、ラシルのことだって。

 今回はラシル自体は生きているとはいえ、もし俺達がラシルの分身を植える場所を決めかねてまごついていたら、ラシルは死んでいたかもしれないんだ。
 それどころか、俺達はラシルの事を知らないまま失っていた可能性もある。

 運が良かっただけで、全然喜べることじゃない。

 これが物語なら、世界樹のラシルを守ってこその勝利だったってのに。

 なのに俺は、ブラック達を守る事だけで精いっぱいで……。

「……ラシルを守ってやれなくてごめんな、モグさん……」

 そう言うと、モグさんは首を振った。

「ごすずんは、約束守ってくれもした。それに、こういう悪いしとがやってくるのも、もすは解ってもした……。解ってたのにラシルを守れなかったのは、もすの責任もす。んだから、ごすずんは悪くないでもす」

 ああ、またやっちまった。
 素直に謝ったつもりだったのに、結局こっちが慰められてしまったじゃないか。
 そうじゃない。そうじゃなくて、謝るべきは俺の方で、モグさんは俺に怒鳴っても許されるのに、なんで俺を許さなきゃいけなくなっちゃうんだ。

 でも謝らないなんてことは出来ない。
 モグさんもそれを理解しているから許してくれたんだろうけど、だけど……それじゃモグさんやラシルは、誰に怒りをぶつけたらいいんだよ。

 諸悪の根源はセレストだけど、やり場のない怒りや悲しみはとてもつらいはずだ。
 苦しむモグさんなんて、俺は見たくないよ。

 だから、怒ってくれていい。俺に、怒ってくれたってよかったのに。

「モグさん……」

 どうしようもない事態に、その場に深い沈黙が降りる。
 だが、それを破ったのは――――以外にも、アドニスだった。

「……半分以上切れてしまっているなら、もう上の方は切り倒しても問題ないのではないですか」
「っ!?」
「お、おいお前っ……!」

 流石のブラックも、焦って「空気を読め」と言わんばかりにアドニスにツッコんだ。
 しかしアドニスは全く冷静ないつもの調子で、世界樹を見上げる。

「中途半端に腐る部分と繋がっていると、そちらに養分が取られてしまい、樹木全体を危険にさらします」
「も、もす……?」

 アドニスの言葉に、モグさんは首を傾げる。
 何が言いたいのか分からなくて混乱しているようだ。

 けれどそんなモグさんに、アドニスはいつもの微笑みで目を細める。

「今なら……切り倒せば、生かす事も出来ますよ。とはいえ、元の世界樹のように、様々な機能が使えるまでには時間がかかるでしょうが」
「もっ……!? ほ、ほんともすか!?」
「アドニス、それ本当なの!?」

 ブラックの腕から身を乗り出してモグさんと一緒に問いかけると、アドニスは俺の方を向いて、にっこりと笑って見せた。

「ツカサ君、私を誰だと思っているんですか。私は【木の曜術師】であり……

 常冬の国に世界樹を生やした、【緑樹のグリモア】ですよ?」

 ――どこかおどけたような声音でそう言うアドニスの瞳は、再生できるという確信を持っているかのように、強く綺麗な金色の光を湛えていた。










※朝更新になっちゃっいましたが最近ではまだセーフか…!
 (;`ω´)時間ちまちまで申し訳ねえです

 修正などはもうちょっと待っててくださいね…!
 なんだかんだで年明けになりそう_| ̄|○

 
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