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遠日幻望ユグドラシル、崩壊兆す瀑流の寇盗編
25.優しい支配者
◆
「一つお聞きしたいんですが、あの半端な幹を完全に切り倒したら、この異空間は消えてしまったりするのでしょうか?」
「んももす。根っこは全部無事でもしたから、そのあたりの力は残ってもす。けんど……今のラシルは、上部に“成長するための生命力”を流してもした。切り株状態にしもすと、この空間も縮小してしまいもす」
要するに、ラシル自体は根っこが全部無事だったから問題は無いけど、異空間へと注ぐ力が無くなってしまうので、もしかしたら空間が縮小して危険かもしれないと言う話らしい。
ヘタな塔より巨大な幹を半分切られた時は、ラシルが死んでしまうんじゃないかと心配になったものだったが、思ったよりも世界樹と言うのは逞しい。
とはいえ……あんまり笑っていられる事態でもないんだよなぁ……。
情報を検索する端末になる水晶を壊されちゃったし、ラシルの苗が他の場所に植えられたと言っても、あちらは植えたばかりで残機としての扱いしかまだ出来ないし。
これを知ったら、学院長は卒倒するだろうなぁ……。
うう、なんだか胃が痛くなってきた。
「まあ、根っこの部分を残すなら縮小されても問題は無いでしょう。根が広がる範囲から出なければ体が掻き消えることもない」
待って待って、異空間って範囲外にとどまってると体が掻き消えるの?
なにそれ聞いてないんですけど怖いんですけど、どういう理屈なんだよ怖ろしすぎる。
もしかして、アドニスの『異空間結合』やリオルの術も、間違って範囲外に出ちゃったら体が一部分だけスパーッてことになるんじゃないのか。
お、恐ろしすぎる……。
「おいコラ陰険クソ眼鏡、ツカサ君が怯えてるだろうが!」
「危機感を感じるのは良いことですよ? どこぞの中年のように無駄吠えせず、慎重に事を見るようになりますからねえ」
「俺をダシに喧嘩しようとするなってば! そ、それで……ラシルは切り株になっても再生は出来るもんなの……?」
またもや脱線しかけた話を無理矢理戻して、俺はアドニスを見上げる。
真面目な質問なんだからはぐらかすなよと睨むと、相手はいつもの曖昧な微笑みで俺の目を見つめ返してきた。
「元々、膨大な木の曜気を持つ樹木でしたからね。それを集めて根元に帰してやれば、また切断された部分から芽吹くようになりますよ。『世界樹』と呼ばれる巨大な樹木は、大体が曜気を溜めて外へ循環することで生きているので、体内に溜めるための曜気があれば幾らでも再生できます。まあ、時間はかかりますが」
アドニスが言うには、この世界の巨木は大体が「体内に曜気を溜めて、それを一定量外へ排出することで“大地の気”を得る」らしく、原理はよく分からないけどとりあえず大量の木の曜気を与えてあげる事で循環に使わない曜気を自己修復に当てられる……らしい。
ま、まあ、ラシルが元気なら俺はそれでいい。
ともかく早く治してあげたいと思っていると、アドニスが不意に俺の手を取ってきた。
「おいコラ駄眼鏡」
「いやですね、これはただの協力要請ですよ。【緑樹のグリモア】だけでは、植物の生長を保たせることが出来ません。ですから、少し曜気を分けて貰わないと」
「お前と密着させるくらいならもうこのままで良いだろこの樹」
「こらブラック!!」
なんて事を言うんだと肩パンするが、当然びくともしない。チクショウ。
だけど俺のお叱りは効いたようで、とりあえずは大人しくなってくれた。まったく……ラシルはモグさんが守り続けていた大切な物でもあるんだから、言葉には気を付けてくれないと。
それに……って、ちょっと待てよ。
…………今までずっと黙っててくれたんだけど、ここにはラスコーさんもいるよな。
他の人がいるのに、【黒曜の使者】の力を見せても良いんだろうか。
「ツカサ君、今度は何を悩んでいるんですか」
「んなっ……えっ、あれっ、い、いつのまにこんな至近距離に……」
ま、また色々考えている間にアドニスに誘導されてしまった。
気が付けば、俺は台座のすぐ前でアドニスの隣に立っている。さらに大きく聳え立つ姿になった世界樹は、幹の半分を綺麗に切断されて今まさに横に傾ぎそうになっていた。
これは、早くやらないと俺達まで倒木被害に巻き込まれそうだ。
そんな想像をしてゾッとしてしまったが、またもや別な事を考え込んでしまった俺にムッとしたのか、アドニスは軽く俺の顔を覗き込んできた。
「ツカサ君、問いかけられているのに別の事を考えるのは失礼ですよ」
「ギャッ。ご、ごめんごめん! えっと……ラスコーさんがいるのに、俺の【黒曜の使者】の力を使ってもいいのかなって……」
先程の心配を言うと、アドニスは「なんだそんなことか」と言わんばかりに微笑んだ。
「あくまでも“使う”のは私ですから。……何もない場所から植物を生む力は私にすら持ちえないものですが……しかし、例え一部でも生きている植物が在れば、私の知識と能力で、君から最小限の力を貰って命を繋ぐことが出来る」
「……!」
「ですから、手を握って離さないで下さいね」
そう言う事なら手を繋ぐのも仕方ない。
頷くと、アドニスは笑みを浮かべ俺の指の隙間に自分の指をすべり込ませてきた。
……こ、これは、がっちり掴まれて振りほどけなくなったぞ。っていうか、この繋ぎ方って、いわゆる恋人繋ぎでは……ああ、背後が怖くて見られない……。
「あ、アドニス……この繋ぎ方ってホントに必要……?」
「ええ。君から効率よく曜気を貰うには、肌を密着させるのが一番なので。……まあ、一番良い方法はこんな場所では使えませんからね」
それって……いや、皆まで言うまい。絶対言わん。言わんからな。
とにかく、ラシルの為にも俺の安全のためにも早く終わらせて貰おう。そう思いアドニスの手を握り返すと、相手は笑うような息を漏らした。
そうして、握る手に力を込めてくる。
……ブラック達より柔らかい、すべすべした長い指と綺麗な手。だけど、その手は大きくて骨が太く、握り返されると筋が硬くて頑丈そうなのが分かり、やっぱり大人の男の手なんだなと思わされる。綺麗な手であっても、俺よりもずっと強い存在なのだ。
改めてそう考えると、なんだかむず痒くなってくる。
何だかさっきまでのことまで思い出してしまいそうで、俺は首を振ると過去を振り払うようにアドニスを見上げた。
「じゃ……じゃあ、一発頼むよ!」
「まったく、色気のない頼み方ですねえ。……まあ、良いでしょう」
何故か機嫌よくアドニスは笑みを深め、綺麗な緑色の光を纏い始める。
――俺の力が吸われたような感じはしない。
だけどその膨大な光は俺が意識して「視」なくても分かるほどの光で――
「これは……【極大曜術】……!?」
今まで静かにしていたラスコーさんの声が聞こえる。
極大曜術。そうだ、曜術師が常軌を逸した力で術を発動する時、こうして曜術が使えない人や他属性の曜術師にも曜気の光が見えるようになるんだっけ。
それだけ凝縮され、感情の爆発で発動されるのを待っている曜気の光。
あまりにも眩しい光に目を細める俺の横で、アドニスは世界樹へ手を翳した。
「……果て朽ちる定めの命よ、生き永らえることを希うならば我の手に従いその命預け眠るがいい。然らば、我が【緑樹】の名に於いて請わん、雄弁な命の輝きがあらんことを――
応えよ、【ディノ・ウィザー・セルワーレ】――――!!」
――静かに、だが雄々しくどこまでも響く声。
まるで兵士に号令をかけるような鋭い声でアドニスが詠唱を放った、刹那。
「っ――!?」
めき、と明確に樹が避けるような音が空間に響いた瞬間、その音が駆け上るように一気に上まで駆け上り、大樹の切り離されかけていた上の部分が唐突にボコボコとその体をへこませ若々しい木肌の色を失い始めた。
まるで、アルミ缶みたいな薄い金属で作った筒がへこんでいくかのようだ。
巨大な曜術によって巻き起こっている風に髪を乱されながら見上げる大樹は、雷にも似た音を立てながらその果てしない姿から緑色の光の球を次々に放出させながら、どんどんその姿を細く頼りない枯れ木へと変貌させていった。
そうして――――薄霧に包まれた世界を照らすほどの大量の木の曜気を周囲に散らせたまま……ゆっくりと、静かに、その姿を崩し……切り株と化した「まだ生きている部分に、粉のように細かになって降り注いでいった。
「あ……あんな、巨大な幹が……」
「異空間によって果てしなく見えていただけで、実際は二千尺に少し満たないくらいの高さだったようですね。……まあ、本来の陽光を浴びる事も無くここに留まっていたのであれば仕方のない大きさでしょう。しかし、おかげで処理は簡単に済みました」
なんてこともないように言いながら、アドニスは手を翳したような格好で涼しげに言う。
い、いやいやいや、二千尺って言われても想像もつかないけど、たぶんとんでもない高さだよな? 東京にあるタワーとか越しちゃってるよな?
それをあんな影も形も無くなるほど砕いておいて「簡単でしたね」っておい!
ぐ、【グリモア】はそれぞれが【限定解除級】と呼ばれる一級の上の更に特別な強さを持つ存在で、実力は級で当てはめられないくらいの人間が選ばれるとは聞いてるけど……それでも、こんな生々しい光景を見たら言葉も出なくなるってホントに……。
ブラックやクロウの時もそうだけど、どうしてこんなことが現実に起こり得るんだろう。
曜術師は感情と想像力が力になるとはいえ、こんな風に樹を安全に消滅させる方法など俺には全く思い浮かばなかったぞ。
やっぱりこれが、熟練の薬師であり植物を深く識る存在のやり方って事か……。
ううむ……でもこれで「簡単」ってケロッとしてるアドニスは、やっぱり特殊な気がする。
「では、今発散させずに保っている曜気をすべて集めて――――世界樹に返し、その力を以って、新たな命を芽吹かせてあげましょう。……ね、ツカサ君」
不意に名前を呼ばれて、顔を向ける。
と、アドニスは……いつもの微笑みを浮かべながらも、顔に夥しい量の汗を流していた。
「あ……」
「……少しだけ、手伝ってくれますよね?」
そうか。
アドニスは、今もさっきの術を発動しているんだ。
気を枯らし、砕き、人や残ったラシルの一部に危険が及ばないよう、粉になるまで曜術を駆使して大木を無害化し……そして今も、恐らく……世界樹から解放されたあの無数の木の曜気を逃すまいと保っているのだろう。
だからこんなに、額から流れ落ちるほどの汗を流しているのだ。
俺達を、ラシルを出来るだけ傷付けないよう、全てが滞りなく成功するように、何事もないような微笑みを浮かべながら……それでも、精一杯で隠しきれずに。
「……」
気が付けば、俺の手を握り締めているアドニスの手もぐっしょりと汗で濡れていた。
でも、嫌じゃない。
アドニスに手を握られるのも、キスをされるのも、何一つイヤだなんて思わなかった。
…………俺は、改めてアドニスの手をしっかり握り返すと、微笑みを返す。
そうして、感謝を込めた視線でその緑色の光に照らされた金の瞳を見上げた。
「ありがとう、アドニス」
呟いた言葉が意外だったのか、相手は子供のように素直に目を見開く。
だけど俺が何を言いたいのかすぐ察したのか、その笑みは苦笑に変わった。
「本当に、君って子は……」
「……俺、アンタのおかげで回復したんだよ。だから、今度はアンタが好きに使ってよ」
責任感が強くて、真面目で、嫌味な言葉と真意の見えない笑みで感情を隠した……
本当は誰よりも人と植物に優しい妖精の王子様。
そんなヤツが仲間で、俺達の為に今頑張ってくれているのだと思うと、俺は出来るだけ手助けをしてやりたいと心から願ってしまう。
俺の力を全部使って……なんてことは、アドニスが怒るから言えないけど。
でも、そう思うほどにアンタに感謝して、信頼しているのは伝わって欲しい。
そんな感情を込めた俺の言葉に、アドニスは光を孕んだ金色の瞳を蕩けさせるように瞼で細めると、俺の手をこれ以上ないほど深く繋いだ。
「最高の殺し文句ですね」
どこか悪戯っぽく笑うアドニスは、汗を風に流しながら再び世界樹を見据えた。
緑の綺麗な髪は後ろへ流れ、男らしさを失わない綺麗な横顔が露わになる。その横顔を一瞥し、俺も同じように切り株を見やった。
手から、じんわりと何かが伝わり反対に力が抜けるような感覚を覚える。
だけど嫌じゃない。それどころか体が熱くなって、心が昂ぶるような気持ちになった。
繊細で、俺が苛まれないよう慎重に行われる【グリモア】の支配。
これまでに感じた事がないほど、怖いくらいに気遣いながら【黒曜の使者】を従える相手の行動に、俺は今度こそ苦笑して肩を揺らしてしまった。
普段は好き勝手に俺の事を扱うくせに、危ないかもしれないと心配に思ったら、こんな風に臆病すぎるとじれったくなるほど慎重になるんだ。
そんなのきっと、アドニスくらいだよな。
信頼しているから、一気に奪おうが支配しようが、俺は構わないのに。他の奴らは、俺の事を信頼しているから必要な力を一気に受取ろうとするのにさ。
けど、そんな繊細な気遣いも嫌いじゃない。
アドニスが新たな詠唱を始め、その掲げた手に全ての緑光が集まるのをぼやけた視界で見つめながら、俺は目を閉じた。
アドニスならきっと、俺が目を閉じていたって完璧にやってくれると信じていたから。
→
※朝とか言ってましたが仕事なのうっかり忘れてて昼になりました
_| ̄|○スマン
修正は年明け暗いからですかね…
そしてあと数話ほどで新章になりますのでよろしくお願いします!
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