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遠日幻望ユグドラシル、崩壊兆す瀑流の寇盗編
28.守るために討つ覚悟を
◆
「さて……これで学院長の望みは達成されたわけだけど……まだ完成したわけでもないのに、例の【魔女の薬の研究記録】を見せてくれるもんなんだろうか」
【杯の棟】を後にした俺達は、ラスコーさんことギャスパールさんが【回春薬】の難関を突破して研究を進めていることを伝えるため、【瞳の棟】の学院長室に向かっていた。
あれからギャスパールさんは「材料の比率の調整に入るっす!」と意気込んで、散らかり部屋をガサゴソまさぐりながら熱中し始めたので、おいとましますとメモを残して来たんだよなぁ……研究者ってのは、みんなあんな感じなんだろうか。
アドニスもどうかしたら、俺達の事なんてそっちのけで調合始めちゃうもんな。
それだけ薬師の仕事が大好きってコトなんだろうけど、俺も立派な薬師になるにはあんな風に熱中しなければならないのだろうか。
なんだか道のりは遠そうだなと思いつつ、俺達は学院長室のドアをノックした。
ややあって入出を許可され、入って早々対面したのはゲッソリした顔をしている学院長のイスヤさん……どうやら、昨日今日の騒ぎで色々と対応しなければいけなかったらしく、寝る暇も無かったらしい。
そんな大変な時に訪ねて良かったのかと思ったが、【回春薬】の明確な進捗を聞いた事で、イスヤさんはゲッソリしつつも喜んだ顔を見せてくれた。
いや、喜んだ顔っていうか、地獄に仏みたいな救われた顔で涙ぐんでいたと言うか。
ともかく心配になるほどお疲れだった学院長は、俺達に何度もお礼を言って【修学館】の鍵を貸してくれた。立て込んでいても約束は守ってくれる本当に良い学院長さんだ。
お礼も兼ねて、さっきギャスパールさんに渡してきた俺の全力パワーの【回復薬】を渡すと、俺達は早速全貌すら想像できなかった【修学館】へと向かう事にした。
学院長さんが言うには、この【瞳の棟】の地下にあるらしいけど……流石に地下倉庫的な場所じゃないよな。どんなところなのか想像もつかない。
ブラックとアドニスも首を傾げつつ、学院長の言葉に従って俺達は【瞳の棟】の端にある、廊下の突き当り横の壁にひっそり現れた扉の前までたどり着いた。
「……ここ、かな?」
「そうみたいですね」
「両開きの少し豪華な扉とはいえ、特に何か感じる所は無いね」
確かに、俺達の目の前にある扉は飴色に艶めく両開きの扉だが、おかしな所は無い。
入ろうと思えば誰でも入れるような、何の変哲もない扉だった。
「……ツカサ君、ちょっと鍵貸してくれる? 僕が開けてみるよ」
「え? う、うん」
素直に鍵を渡すと、ブラックは一歩扉に近付いて鍵穴にごくシンプルな形の鍵を差し込む。と、僅かに肩が反応した。
どうしたんだろうと思ったが、そんな俺の考えを余所にブラックは鍵を回す。
カチャリ、と、普通の扉そのものの開錠音が聞こえたが、ブラックは何だか納得がいかなそうな顔をしながら振り返った。
「…………思ったより、備えはキチンとしてるみたいだね」
「さては貴方、金の曜術で開錠しようとしましたね」
「え゛っ!?」
なんちゅうことをしてるんだと驚くが、ブラックは事もなげな顔をして肩を竦める。
いやいやいやお前金の曜術を悪用し過ぎだってば!
「あんまりに守備が薄いと、逆に気になってつつきたくなるだろ」
「それはそうですが」
「いやお前も納得するなよ」
「それで、いかがでしたか」
他人事のように問うアドニスに、ブラックは「やれやれ」とでも言わんばかりに、両肩を軽く持ち上げ落してみせた。
「金の曜術だけじゃ開かない仕掛けが作ってあって、お手上げだ。……だが、こんな仕掛けは余程の金持ちか酔狂ぐらいしかやらない仕掛けだろう。どうやら、何でもない扉のように見せかけているみたいだね」
「まあ、そうでなければ【修学館】の中の成果物は守れないでしょうし、そんな事は貴方が変な行動をしなくても理解できることでしたがね。さ、ツカサ君中に入りましょうか」
「んだテメコラ殺すぞ陰険眼鏡」
「だーもー喧嘩するなって!」
すぐに剣を抜こうとするブラックの背中を押しながら、俺は開いたドアの中に入った。
こういうのはもうさっさと進んじまったほうが良いんだ。ってなわけで部屋を見やると、そこは細長い部屋になっており、奥の方にまた一つ扉があった。
そこを同じ鍵で開くと、学院長が地下と言っていた通り下への階段が続いている。
大事な「研究成果」が収められているだけあって、階段はチリ一つなく壁に取り付けられているランプは全て煌々と明かりを灯しているようだ。
階段の最下部には、何やら青い空間が広がっているみたいだった。
なんか最近ずっと階段を下りているような気がするが、ここの階段はちゃんと人が清潔に保っている感じがして身が引き締まるな。
この先に目的のものがあると思うと、ちょっと緊張してしまう。下手な事をして壊したりすると大変だから、出来るだけモノに触れないようにしよう。
そう決心しつつ階段を下りて、ちらりと中を覗いてみると――――
「わっ……! 青い……部屋……?」
入り口を潜った途端に、周囲が薄暗くなる。
俺達の視界を染めたのは、落ち着いた深い青の光だ。まるで深海の中を表すような色の照明の中、短い柱のような台の上にガラスケースに入った「成果物」が並んでいる。
だけどその「成果物」の量が、尋常ではない。
ダンスホールのように広大な部屋だというのに、縦列かはたまた横列かすら把握できないほどに並んだガラスケースは、目を凝らさなければ永遠に続く風景のようにも見えた。
この深くて青い光が錯覚させるのか、それとも静かで冷たい雰囲気がそうさせるのか……ともかく、普通の空間には思えないのは確かだった。
でも全てが果てしなく見えなくなるという訳ではなく、さっき言った通り向こう側にかすかに壁が見えるし、不思議と奥の方のガラスケースまでハッキリと見えるようになっている。
これはこれで視覚的におかしいから、照明に特別な効果があるのかも。
「例のブツは端の方にあるって話だったよな」
「ってことは奥か……よしっ、手分けして探してみよう!」
四隅から探していけば見つかるだろうと思い、俺達はとりあえずそれぞれに散った。
「…………ホントに色んな物を作ってるんだなぁ……」
等間隔に並ぶガラスケースを眺めながら、右隅を目指す。
ケースの中には綺麗なガラス製の小瓶……の中に入った虹色の液体があったり、不思議な物だと綺麗に装飾された仮面なんかが収められている。
ちらりと説明を見ると、仮面には液体を入れる隙間があって、長時間の演劇の時に体力を回復させるための薬を入れるのだと書いてあった。
なるほど、こういう物も誰かにとって画期的な助けとなれば収容されるんだな。
確かに好きなタイミングでこっそり飲み物を飲めるのは嬉しいかも……いや、要するにこれはヘルメットの両側にジュースのコップを取り付けたヤツと一緒だよな。
形状が違うだけでこんなにお洒落に……ま、まあいい。
その他気になる物も色々とあったが、今はそんな場合ではないと自分を制し、俺は右の隅へと到着した。……といっても、別に何か変わった所は無いな。普通に部屋の角だ。
隅の方で見た事があるという話だったから、ここからガラスケースの中を確認して行けば、俺達が見たいものが見つかるはず……と壁に沿って進んでいくと、手帳のような物があった。わずか三個目だが、プレートを見ると番号が振ってあってかなり若い番号だ。
どうやらかなり古い年代の物らしい。
名前はどうだろうかと確認してみると、こう刻まれていた。
【魔女の特殊薬についての研究記録】
――――寄贈者 ランザ・リンネス
「あった……これだ!」
思わず叫ぶと、ブラックとアドニスが近付いてきた。
いやかなり広い場所なんだけどよく聞こえたな。ここって音も良く響くんだろうか。
「それが例の手記? ……確かにランザ・リンネスって名前があるね」
「これを開ければいいんですか」
頷くと、アドニスがガラスケースを外してくれた。どうやら講師になった時にガラスケースを開ける権利も同時に貰っていたようで、この権利が無いと成果物を守るケースを開けられなかったらしい。
そう考えると……講師をして下さいって学院長の提案は、俺達のためでもあったのか。
うーむ、何だか色々な事が回り回ってかみ合ってる感じだな。
「さて、これで記録は手に入れましたが……中の文字は私には解読不能ですね。こういう物は、貴方のほうが得意でしょうから任せます」
「チッ……」
分厚い紙の束とそれを挟む皮の表紙を見て、アドニスは軽くブラックへと渡す。
それをムスッとした顔で受け取ったブラックは、軽く束の文字を確認した。アドニスに指図されたのは気に入らなかったみたいだけど、何だかんだ内容は気になるらしい。
古い物だろうにあまり劣化していない紙束を確認したブラックは、ふむ、と声を漏らした。
「どう……?」
「単語や文法が分からない部分もあるけど、今の言語とあまり変わりないみたいだね。お蔭で軽く読んだだけでも幾つかの薬の研究がされていたことが分かったよ」
「フェリーチアさんの薬以外にも……俺達がふっかけられた、あの“魂を切り離す薬”は……その中に、ある……?」
問いかける俺に、ブラックは少し難しそうな顔をして顎を指で擦った。
「うーん……。読み込んでないから何とも言えないけど、少なくとも合致するってほどの薬は見つけられなかったかな」
「そっか……」
「あ、でも……似た類の薬は在ったよ。……その薬を作れたって言う、魔女の名前もね」
ブラックのその言葉に、思わず俺とアドニスは目を見張る。
だが相手は意にも解さず紙束の真ん中の部分に指を挟み、記憶していた情報がある場所の項目を開いた。軽く確かめただけだというのに、その動きに迷いはない。
改めてブラックの記憶力に舌を巻きながらその姿を見ていた俺に、相手は眉根を下げ真剣な顔をしながら菫色の瞳で俺を見返した。
「彼女は、ランザ・リンネスが噂を辿って見つけた二人目の魔女だと書いてある。一人目の魔女……幸福の魔女とは違う契約で魔女になった女らしい。今でいう【ベランデルン公国】と【アコール卿国】の間にある深い森の中に住んでいた若い女で、人と交流することをとても怖がっていた……執筆者曰く『哀れに思えるほど心の優しい女』だったらしい」
哀れに思えるほど、心の優しい女。
フェリーチアさんを思い出すようなその言葉に、俺は無意識に眉根を寄せる。
だけど感傷に浸っても仕方がない。俺は拳を軽く握ると、ブラックに再度問いかけた。
「……その人の名前は、なんて言うんだ?」
ブラックは目を細めると、研究記録を閉じた。
「その名は――――哀哭の魔女、アフィリツィア。
…………忘却と死を操る、とても危険な力を持つ魔女だとさ」
――――哀哭の魔女、アフィリツィア。
幸福を糧に生きる魔女であるフェリーチアさんとは全く違う、称号。その名だけでも、彼女が何を恐れどうして人と交流することを怖がっていたのかが理解できた。
でも、そんな人の薬があんな酷い事になる薬を作ったりするんだろうか。
不安になってブラックを見上げると、相手は俺の心を読んだように答えた。
「彼女が作れる薬の中に、『死んだ者の魂を体に戻す薬』というのがあったそうだよ。昔は、今より治安が悪かったみたいでね。死んだ者の魂が“天の階”を昇る前に連れ戻すために、なんとか繋ぎ止めようとする薬だったらしい」
「なるほど……魂を戻せるのなら、逆に体から突き放せるだろう、と」
アドニスの相槌にブラックは頷いて、ポンと研究記録の表紙を軽く叩いた。
「まあ、詳しく読んでみないとハッキリとは分からないけどね。ともかく……この魔女がいた所に行けば、何か分かるかも知れない。場所は曖昧になってるけど、森だのなんだのって事で、大体の場所は搾れると思うし」
おお、流石は熟練の冒険者!
そういう所は頼りになるんだよなあ……いやまあ、いつも頼りにはなるけどさ。
ともかく、研究記録を読ませて貰った収穫はあったぞ。これでもしかしたら【翠華】の正体か、もしくはアイツが居る場所が分かるかも知れない。
色々な事があったけど、これで少しは【アルスノートリア】の事が分かるかも知れない。
……それに……シアンさんの息子である、アイツのことも。
「ツカサ君?」
「あ、いや、なんでもない。とりあえず……シアンさんに報告だな!」
そう言って明るく振る舞うと、ブラックは素直に頷いた。
……少し苦しい報告になるかも知れないけど、良い報告が無いよりはいい。
ブラックも、そう思ったんだろう。
けど、本当なら伝えたくはない。自分の息子がまたとんでもないことをしでかしたなんて知ったら、シアンさんは今度こそ寝込んでしまうかもしれないもの。
それに、エネさんだって……クールな表情だけど内心はかなり傷付いてるんだ。二人の傷付く顔なんてもう見たくなかった。
だけど報告しないわけにもいかない。
シアンさん達にまた悲しい顔をさせてしまうのはイヤだけど……【アルスノートリア】に協力している……いや、恐らくは【水の属性の魔導書】を読んだだろうセレストを、これ以上好き勝手に暴れさせるわけにはいかない。
アイツは俺だけならまだしも、学院やラシルを破壊したんだ。その罪はキッチリ償わせないと、シアンさんだって納得できないに違いない。
これ以上、もう、シアンさんを苦しめる事が無いようにアイツを捕まえないと……!
そのためにも、【翠華】のことから全部、きちんと話さないとな。
……【アルスノートリア】が、また……誰かを不幸にしてしまう前に。
→
※かなり遅れてしまい申し訳ない_| ̄|○
寒さと疲れは予想以上に体にダブルパンチでした
ていうか年の瀬ギリギリまで仕事は勘弁してくり…
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